ネイピアーはケンバに届くのか

シャバズ・ネイピアーは勝てるPG

ネイピアーは素晴らしいPGとしてチームを勝利に導くことが出来ます。例えるなら

シュート力のないステフ・カリー

というイメージですが、カリーからシュート力がなくなったら平凡になってしまうかな。細かいハンドリング、トリッキーなパス、見事なコンビプレーを生み出すイマジネーションといったスキルフルな面と、強気な判断に冷静さを備えたリーダーな面を併せ持っています。

大きくフォーカスされたのは2018年1月にリラードが離脱したブレイザーズを、モラトリアム・エースとして引っ張った頃。スターターとしてコートに立つと見事なプレーを披露しました。

●スターター時(17-18シーズン)
34.0分
16.1点
4.3アシスト
4.4リバウンド

ネイピアーは爆発力をもったPGですが、同時に安定したゲームメイクも持っています。時に大きくフォーカスされるプレーをする選手は得てして不安定なのですが、ネイピアーの場合は重要なゲームメイクをこなしながらの得点なので、純粋にプラスを生み出す感じです。とはいえ、その些細な差が勝敗の差だよね。

トータルでは素晴らしいPGであるものの、欠点は得点力の不安定さ。得点力っていうかシュート力ですね。6フィート(183センチ)ながら、3Pが安定して決まらないため、有能なのだけど中心選手としては使いにくくなってしまっています。

●3P 31.7%
●2P 52.1%

この数字さえ改善すれば、6thマンとして勝てるチームからオファーが集まりそうなものの、現代バスケでは致命的な欠点になりかねないため、人気があるような、ないような微妙な位置にいます。

しかし、その経歴を見ればチームを勝たせるPGとして獲得したくもなります。勝者のメンタリティをもった重要な存在です。

◎2回のNCAAチャンピオン

マサチューセッツ州のプレップスクールでのシーズンに、チームを29勝0敗のパーフェクトレコードに導いたネイピアーはコネチカット大への進学します。その1年目はケンバ・ウォーカーの控えとしてNCAAトーナメントを勝ち進みました。

ベンチスタートのネイピアーでしたが、ファイナルフォーの2試合とも27分プレーしています。1年生ながら主力として、準決勝でケンタッキーを破り、ファイナルではバトラー大との壮絶なディフェンス合戦を制してチャンピオンに輝きました。

2試合通じてネイピアーのFGは1/13とやっぱり決まっていませんでした。でもファイナルのバトラー大はチームでFG19%です。すごいファイナルだな。ネイピアー自身もかなり面白い起用法をされていました。

前半は開始8分近くまで出番がなく、ケンバを休ませるために登場してからもコートに出たり入ったりでした。しかし、前半終了時にシェルビン・マックのブザービーターによって2点ビハインドになると、ネイピアーは後半初めからコートに立って、1人オールコートマンツーでバトラー大のリズムを狂わします。明らかにボールが回らなくなったバトラー。血の巡りが悪かった。

オフェンスではPGネイピアー。ケンバをウイングに回して、逆サイドのラムと共にオフボールで動いたところに的確にネイピアーからパスが出てきました。点の取れないバトラーは途中からハイプレッシャーに切り替えましたが、そこでもネイピアーのコントロールが中心となり、裏パスがズドンでアリウープも生み出しています。フレッシュマンながらディフェンスの状況を見逃さない的確なパスで、チームメイトの得点を生みだしていきました。

トップ近辺でドリブルしてアングルを変えながら、得点力のあるケンバとラムを見事に活かしたネイピアー。ところでネイピアーは割とターンオーバーも多いのですが、「フリーになった」時にパスを出すのではなく「フリーになる直前」に出している傾向があり、味方が感じてないとキャッチできないことがありました。1年生ながらファイナルの後半はほぼ試合のコントロール役を任されました。

ところでバトラー大ってことは、HCブラッド・スティーブンスです。後で動画を張り付けるので、若き天才HCも探してみてください。

こうしてコネチカットをNCAAチャンピオンに導いた3年生のケンバはNBAドラフトに進みました。ネイピアーはケンバの後を受けてスターターPGになります。ちなみに同級生のジェレミー・ラムと共に2年生になると、チームにはアンドレ・ドラモンドが加入しました。

豪華メンバーでしたが、NCAAトーナメントではアイオワに敗退。そしてラムとドラモンドはNBAドラフトに進んだので、ここからはネイピアーが主役となります。その過程でアシストは減り、得点は増えるというわかりやすいスタッツ変化がありました。

●2年生⇒3年生
得点 13.0⇒17.1
アシスト 5.8⇒4.6

3年生時は20勝10敗と好成績を残したものの、トーナメントには進めなかったコネチカット。ネイピアーはもう一度トーナメントに進むために大学に残る決断をしました。

4年生のシーズンを26勝8敗でトーナメントに戻ってくると、再び勝ち進みます。準決勝でフロリダを、ファイナルではケンタッキーを破り、再びNCAAチャンピオンに輝くと共に、ネイピアーはファイナルMOPに選ばれました。(MVP)

この試合ではスピードに優れた相棒ガードと共に試合をコントロールしながら、ショットクロックがなくなりそうになると3Pをねじ込んでいきました。1年生の時はコントロールを全て担っていたのに、4年生になるとPGだけどコンボ寄りに変更され、需要な局面で冷静にシュートを決めています。

ちなみにネイピアーはサイズが小さくディフェンスに優れた選手ではありません。しかし、ハイプレッシャーはかけられなくても「抜け目がない」って感じで先読みのスティールが多くなっていました。ハンドチェックの上手さで巧みなディフェンス力も発揮し、チームをリードし続けました。

試合終了後には泣きながらコートに倒れこんだネイピアー。NBAに進むのではなく、再び優勝するために戻ってきたシーズンを見事に成功に導いただけでなく、オールアメリカンやボブ・クージーアワード(最優秀PG)にも選ばれた大学No1のポイントガードになったネイピアー。メンバーが変わっていった4年間で2度のチャンピオンは偉大な結果です。

以上、Wikipedia先生でした。詳しくはYouTube先生のハイライトをご覧ください。(ここまでのために2011年と2014年のファイナルをみましたよ。時間効率の悪い記事だ。)

◎使いにくいのか?

NBAドラフト2014では24位でヒートに加入します。そこから6シーズンが経過し、今シーズンはキャリアハイの10.3点、4.7アシストを記録したものの、ウルブズとウィザーズという弱いチームでの数字だけに、なんとも微妙です。

6年全て50試合以上に出場しており、どうにもならない選手ではありません。その一方で主力として成り上るのには苦労しまくっています。大学の先輩であるケンバと同じような体格ですが、特別なスピードを持っているわけではなく、またシュート力も優れているわけではありません。

ケンバのように3Pを決めることが出来れば、全く違うキャリアになっていたかもしれませんが、エースキャラではないことは明確なので、チームメイトとの関係性に左右されるのも事実。そこで6年間のチームメイトを考えてみましょう。

【1年目 ヒート】

シーズン途中にドラギッチが加入し、お役御免になるのですが、それまではチャルマーズの控えといった感じだったと思われます。平均19分プレーしており、レブロン後のヒートがいろいろと試していた一環っぽいです。

言うまでもなくウェイドとボッシュが中心のチームだったので、PGとしてはコントロール型ということで期待されたのでしょう。「フラッシュ」ウェイドにパスを供給する役には適していますが、チャルマーズほどのディフェンス力はないのがネックだったのかな。いずれにしても、こういう構成のチームであれば一定の結果は残せそうな匂いがします。

【2年目 マジック】

ヒートでは不要になったのでマジックにトレードされました。この時のマジックは今から考えると豪華です。オラディポ、トバイアス・ハリス、ブセビッチ、フォーニエ、アーロン・ゴードンなどに囲まれ、エルフレッド・ペイトンの控えとしてプレーしています。

「今なら」ネイピアーが活躍できそうな環境なのですが、当時はチームの方がそうでもなかったのかな。トバイアスがトレードされ、オラディポもオフになるとサンダーへ行くことに。ペイトンがより自分でプレーメイクするタイプのPGだったことも含めて、チームバランスが良くなかったのかもしれません。

【3年目 ブレイザーズ】

そしてブレイザーズにやってきます。なかなか衝撃的なトレードでして、リラードとマカラムがいるチームに来たので出番は減っていきました。キャリアで唯一プレータイムが10分を下回ったシーズンでもあります。

ガードの控えは他にいませんが、エバン・ターナーがその役割を引き受けることもあったので本当に何とも言えません。なんのためにブレイザーズはトレードしたのだろうか?

【4年目 ブレイザーズ】

しかし、冒頭の通り、翌シーズンになると状況が変わります。リラードが休んだ9試合で結果を残したネイピアー。でも、それって皮肉な面もあって「ガードが主役」になったら輝いてしまったわけです。もっとウイングに仕事をさせるチームで輝くなら、使い道も大きいけど、主役にはなれない選手が主役で輝くってのはね・・・

【5年目 ネッツ】

それでも結果を残したのだから需要は高まったはず・・・が、何故かディアンジェロ・ラッセルとディンウィディのいるネッツを選びました。結局、出番は増えなかったのですが、やっぱりガードが主役のチームは合っていました。このシーズンでディアンジェロが欠場したのは1試合ですが、その1試合でキャリアハイの32点を奪っています。

「ガードが主役」と書いたものの、ブレイザーズとネッツ(当時)は共にガードから始まるオフェンスですが、ドライブ系統で崩すのではなく、アウトサイドでプレーメイクするのが中心です。オフボールで動く全員のポジションとマッチアップを見渡してアタックできそうな選手にパスを供給する形です。なのでリラードはアシスト数は少ない。

ウイング達はスポットで待つよりも、自分たちでアクションして使われていくので、ガード本人が突破できなくても問題ない特徴があります。ブレイザーズ⇒ネッツという移籍の選手も多かったので、形的には似ているし、ネイピアー向きなのでしょう。

【6年目 ウルブズ⇒ウィザーズ】

ウルブズでのネイピアーはプルアップ3Pが決まらず苦労したものの、24分のプレーで5.2アシストとPGとして結果を残しつつありました。ウィギンズとタウンズがいる中で、起点として崩してパスをする、といった流れは効果的だったと思います。ここで勝たせることが出来ていれば評価は大きく変わってでしょう。

ウィザーズでは・・・殆ど見てないな。アップテンポすぎるチームなので、11.6点というスタッツほどの印象はありません。イシュ・スミスも同じですがコントロールする必要がないから、アタックし続けてしまい良い印象がないのでした。

こんな状況からネイピアーが活躍するには

ビッグマンとのピックプレー等を使える
チーム全体が能動的に動き、PGも強気にアタックする
セットプレーをしっかりと構築できる
ディフェンスで勝負できる

自らが起点としてビッグマンと構築し、それはハーフコートの組み立てが出来るチームになります。スローダウンの方がネイピアーらしさが発揮されます。またハイスコアを目指すとシュートの不安定さが懸念されるので、ディフェンスを踏ん張れるチームにしましょう。ってことで、条件を求めてしまいます。

一方でこれらの特徴はプレーオフで勝っているチームの特徴でもあるので、ネイピアーが勝たせるのか、それとも勝てそうなチームで輝きそうなのか。どちらともいえませんが、チームを勝たせてこそ価値のある選手だと思います。

ちなみにディフェンスは課題ではありますが、こちらもチームディフェンスはちゃんと出来るタイプなので、個人で守る前提でなければ使えます。クリッパーズはムリだな。

◎じっくりと攻めたいチームへ

ドライブ多用しないガードがアウトサイド中心のプレーで起点になり、能動的に動くウイングに合わせる。そんな形を採用しているチームでは、HCボレゴのホーネッツが挙げられます。18-19シーズンに25.6点を奪ったケンバですが、3Pを中心とした形でフリースローアテンプトは5.5本のみ、アシストも5.9と圧倒的な中心だった割には多くありません。

シュート力も含めて大学の先輩であるケンバのようになれるかがネイピアーにとっては重要です。セルティックスに来たケンバはテイタムをブラウンをウイングに従え、ペイント内得点は5点、フリースローは3.7点とインサイドをさらに減らしながらも20点オーバーの平均得点になっています。これこそが目指す道!って気がします。

小さいガードはトランジションが重要に思えますが、逆にパワーディフェンダーと対峙することも増えちゃうから、意外とそんなことないよね。しっかりとプレーが構築される中で小さな体を生かしてすり抜けるプレーの方が効果的。ボレゴ以降のケンバがやっているのは、まさにそんなプレー。

ハイテンポのウィザーズで結果を残してはいるものの、もっとディフェンシブでワンポゼッションを大切にするチームの方がネイピアーのプレースタイルに向いているし、判断力と積極性が調和してきます。

ウィザーズ

そんなわけで残留否定派ですが、ウィザーズも3年前に戻った方が良い。ウォールは起点としてゴータットとピックし、逆サイドでビールと仲間たちによるオフボールスクリーンが使われていた頃。そうやって2つ3つのプレーが同時進行しているオフェンスこそがネイピアーの生きる道です。

ネイピアーのために変更するのではなく、ディフェンスが酷いのと3年前の方が良いオフェンスだったから戻せってこと。スローダウンで勝てるチームになりなさい。

ホーネッツ

ケンバとボレゴ。ボレゴは残っているからホーネッツはアリ。でも、グラハムとロジアーがいて、ドラフトもあるし。誰かが移籍するなら加入してもいいけど、難しそう。

ウルブズ

うーん、なんでウルブズはネイピアーを放出したんだっけ?
ディアンジェロの控えとしては最適。そのままネッツじゃん。マクラフレンやカルバーとの関係もあるのかもしれませんが、控えPGにおススメではある。でもトレードされただけに、ネイピアー側は良い印象を持っていないかもね。

ラプターズ

もしもヴァンブリードが移籍を選ぶなら、是非ぜひ。どちらかというとラウリーの後任にぴったりな気がします。駆け引きのニック・ナース流には絶対に必要になるラウリー役。でも、ちょっと早いかなー。ラウリーはあと3年はやるでしょ。

シクサーズ

シクサーズが本当にイェーガーのオフェンスをするならPGにネイピアーを連れてきた方が良い。シモンズと共存も出来るし、エンビードを使うこともできるし、リーダーシップを発揮するはず。完璧な補強にすら思える選手です。
でもネイピアー的には辞めた方が良いかも。リバースは個人で突破することを求めてくるけど、それはちょっと荷が重い。きっと辞めた方が良い。

ナゲッツ

おそらく完璧にフィットするだろう。でも、モンテ・モリスがいるからダメ。モリスが移籍を選んでから考えよう。

ホークス

トレ・ヤングの控えにネイピアーはタイプが違いすぎる。でも、ホークスが本当に勝ちたいなら、ハイテンポ一辺倒を変更する必要があり、そのための選手としては面白い選択になるでしょう。特にレディッシュを中心とするセカンドユニットを作るなら、ネイピアーにリードさせたらどうだろうか。

そんなわけで博打だけどシクサーズかホークスってのはどうかな。どちらも今のロスターにはいないタイプのPGとして、変革を生みだしてくれるかもしれません。

◎勝てるPGってウソだな

ネイピアーはお気に入りの部類に入るPGです。冷静だけど強気なのが良い。自分の中の判断基準をしっかりと持っている選手なので、スターに忖度することもなく、もちろん自分がファーストオプションだとも思っていない。だからチームのバランスを取りながら、時にハイスコアを奪うこともあります。

2回のNCAAチャンピオンという実績、ファイナルフォーMOPに最優秀PG賞と個人でも高く評価されていた大学時代も含めれば、勝てるPGだといえます。

でも、もがいているよね。NBAレベルでも評価されているけど、スターターにするほどではない。チームを勝たせるほどのプレーにもなっていない。

ネイピアーに適したチームって何か、を考えていくと「戦術的に勝てる要素」を持っているチームな気がしてきます。しっかりとハーフコートを組み立てられて、バランスアタックが出来て、ディフェンスも個人がプレッシャーをかけながらもカバー&ローテが出来る。そりゃあ、そんなことが出来るチームは強いさ。

チームを暴走させずに強気に攻められるPGは、そういうチームにいることが多いよね。

ネイピアーはケンバのようなスピードとシュート力をもっていれば、ケンバのようにスターになっていた気がします。でも、今更ケンバにはならないよ。一方でラウリーのような強気な感じの印象も強いです。ケンバとラウリーって似ているようで似ていないイメージなので、ネイピアーも強いリーダーシップを持った選手になれるとラウリーのようになっていけるのかも。

この2人ほどの能力はないだけに、ネイピアーが勝たせてくれるわけではありませんが、勝てるようなチームになりたいならネイピアーを加え、存在価値を示せるようなチームを作っていきましょう。リード役としては適切なPGです。

ネイピアーを必要としているのが、シクサーズとホークスに見えてくる。

その理由はチームを変革し、ネイピアーのような選手が輝くようにチームの方が変貌していかなければならないからでした。選手が先か、チームが先か。わからないけどネイピアーを入れておこう。

ネイピアーはケンバに届くのか” への6件のフィードバック

  1. ネイピアはドライブでするするっと抜けてからのシュートが上手いですね。
    ただ控えPGとして見るとフリーの選手を見過ごしすぎだと思います。
    WASではビールばかりにパスしていたような。(36minでAST5.5)
    ドリブルからキックアウトは出来ても、自分のマークマンを越えるパスを出すのがいまいちに思えます。
    身長が足りないのもあると思いますが、ポストで待っている八村なんかとは全く相性がよくない。
    バブルのハーフコートではスリーラインの外でボールを回しているか、自分でドリブルがほとんどだったのでクリエイトできる選手かも、かなり疑問です。シュート力はお察しの通りですし。

    ネイピア云々以前にWASはシステムを変更した方が良いのは間違いないですが・・・・・・
    来季WASに残ったなら「八村に絶対パスしないマン」の汚名を返上して欲しいです。

    1. ネイピアーはウイングにパスを供給しますが、ビッグにはワンパスフィニッシュの狙いが多く、八村とは相性悪いでしょうね。逆に八村側もそういうところを狙えていないのですが。
      コートをワイドに使う狙いはありますが、中間にいる選手とは打ち消しあいます。そしてドライブは本質ではないので、キックアウトが上手いイメージはありませんね。

      トランジションが多い面も含めてあまりウィザーズには向いていない選手だと思います。

  2. 記事を見てたら、JAZZがいいんじゃないかと思ったんですけど、、
    イングルスをPGにして、ネイピアーを控えPGとして
    マイクコンリーがいないてい、なんですけれども笑

    1. 今日の試合みてたら早期に獲得すべきでした。
      まぁハーデン問題があるので、何ともいえません。

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