PG問題とレジー・ジャクソン

クリッパーズのPGとFAになるレジー・ジャクソンの話

「クリッパーズにはリーダーシップが足りなかった」

この話だけなら納得。レナードとポール・ジョージはスパーズやペイサーズでもリーダーやってた話を聞かないし、ルーはそもそも主軸になってこなかったから仕方がない。唯一、べバリーだけはやりそうだけど、慕われているかは知らない。

どういう選手を補強すべきかといえば、もちろん理想はレブロンやラウリー。プレーでもメンタルでも引っ張ってくれる選手なわけですが、そもそもプレーはレナードとポール・ジョージなのだから、そっちは不要。不要っていうか、中途半端にプレーしている選手だと適切な意見を言ったとしても「お前のプレーが悪いからだろ」と言われてしまいます。

だから本当に獲得すべきは、ヒートでいえばハスレム、サンダーでいえばコリソン、マブスでいえばJJバレア。バレア?

それはクリッパーズだと・・・うーん、ジャマール・クロフォードかな。うん、ネッツでも評判がいいみたいだし、もともとオフシーズンに面倒見が良いと評判もいいし、プレータイムはごく僅かでも納得してくれるかもしれないし。クリッパーズが必要としているリーダーってのは、そういうことだと思っていました。でも、どうやら違うみたいでして最近話題になっているのが、

「ポイントガードを補強しろ」

なんてことをレナードが言い出したとか。その結果がロンドって噂になっています。ロンドはレナードが言い出したわけじゃないけど。あんな危険な選手を獲得するにはレブロンのようなリーダーがいないとダメだろ。矛盾。

それでもって、PGを補強することについて、ステレオタイプ的に言うと

「レナードやポール・ジョージ、そしてルー・ウィリアムスと得点の取れる選手がいるだけに、彼らに適切にボールを供給するPGが必要だ」

らしいですが、一見すると正しいようで、全く正しくない表現です。クリッパーズで発生していた問題は「ハンドラー渋滞」です。レナードもポール・ジョージもルーも、みんなしっかりとパスをするタイプなので、パサー不足に困っていたわけではありません。ボールが1つしかないことが問題でした。

そのうえでPGを獲得したら、レナードはもっとボールをもらえなくなってしまうじゃないか。要はスパーズ時代に逆戻り。それが嫌で移籍を選んだはずなのに、自分がボールを持てなくなる補強を望むのは本末転倒です。

トニー・パーカーとパティ・ミルズ
カイル・ラウリーとフレッド・ヴァンブリード

レナードはこれまで良いPGに囲まれていたから、こんな発言をしてしまっているわけです。それは「良いPG」ではなくて「良いチーム」といった方が正しいでしょう。特にニック・ナースはレナードのワガママとチーム戦術をうまく使い分けていました。

ロンドのようなタイプを連れてきたらシューター的な役割が増えるレナード。レブロンはポストアップ等のインサイド仕事を増やすことでバランスを保っていましたが、それもヴォーゲルの戦略なわけですから、本当に考えないといけないのはHCも含めたチーム全体のバランスです。

◎リベンジしようぜ

ニュースに疎い管理人なので、「レナードがPG補強を求めた」なんてもの、記事を書くにあたって調べたら出てきたものです。噂は眉唾なので信じてもいけませんが、真偽のほどは定かでなくても、ボールを長く持つPGが不要なのは事実です。

その点でべバリーというのはクリッパーズに適したPGでした。そもそも「お前はPGなのか?」って感じですが、それくらいの選手がちょうどよい。このチームはオフェンスはポイントでしか働かない(ポイントでは働く)べバリーがバランスキーパーであることを理解しないといけません。

噂を調べていると違う記事も出てきました。それはポール・ジョージがナゲッツに負けた後で「全員が残留してリベンジしようぜ」みたいな発言をしたという話。いや、お前が決めないせいだろ!みたいなツッコミも含めてね。

これに対してレナードが何を考えていたのかわかりませんが、外から見ていると戦術的敗北なわけでして、チームの限界を感じずにはいられませんでした。同じチームで1年後に勝てるのかっていえば「勝てるわけねーだろ」なんだよね。

噂はウワサなので、さておき。いずれにしても「選手が向いている方向がバラバラ」って印象は間違いないのだと思います。何をどうやって勝利を掴んでいくのか、その手法がバラバラなわけです。

その意味では無策のリバースを解雇したのは正しい選択だったのでしょう。外から見ている分には「試合中に無策」なだけですが、内部的にも意思統一できていなかったならば、モチベーターHCとしても失敗したってことでした。

さて、今回はクリッパーズ問題を書きたいわけではありません。「レジー・ジャクソンをテーマにしよう」というところから発生した前提条件としてクリッパーズ問題に触れただけです。PGを補強しなければいけない、ということはレジー・ジャクソンはクビっていうのと同義なわけでして、クリス・ポールならともかくロンドにも大きく劣ると判断されてしまいました。PGはロスター構成的にはなかなか難しいポジションになっていて、

各チーム3人は欲しい
スターターはサラリーが高い
主役キャラのポジション次第で役割が違う
リーグ全体で充足しているポジション

特に最初と最後が大切で「PGを補強したいチームは多い」けど「スターターPGを変更したい」チームは少ないのが現状です。誰かが誰かを追い抜く以外には変更されにくいポジションなわけで、空席のスターターを探すクリッパーズのようなチームの方が珍しい。その他のチームで、サンダーのようなサラリー事情を除くと、PGを変更したいチームは

クリッパーズ
バックス
ジャズ
ニックス
(ブルズ)
(ホーネッツ)

多分、この4チームだけです。+2チームは変更も考えているけど現状に不満があるわけでもないチームです。(ブルズはホワイト、ホーネッツはドラフト)

このチーム内でトレードが実行される前提で考えるとレジー・ジャクソンでいいじゃないか、って気がしてきます。強いて言うならブルズからサトランスキーを手に入れようってくらい。

ある意味、レナードからダメと言われてしまったレジー・ジャクソンはクリッパーズに残らない気がする上に、サラリーも激減すると思うのでFA戦線の中でねらい目の選手かもしれません。っていうのは今回のテーマです。

サラリーが安く、スターターだったPGを補強したいなら、レジー・ジャクソンはねらい目のFAなのです。他にはティーグの噂が出てきたぜ。この記事書いた後だったのでビックリしたよ。

◎スコアリングPG

2011年24位指名でサンダーに指名されたレジーは、ハーデンがロケッツに移籍した頃から頭角を現し始めます。このチームのPGは言わずと知れたウエストブルック。コントロール系統ではなく、アタックし続けることで違いを生みだすPGを主軸とするチームにおいて、レジーも似たような役割を担いました。

チーム戦術と個人能力が合致していた中で、ベンチから登場して28分で13点、4.2アシストくらいを稼ぐ選手になり、サンダーは6thマンとして活用し、優勝目指して突き進もうとしていたのですが、活躍し始めた2シーズン目に「もっと主役にしてくれるチームに行かせろ」と駄々をこねました。

ぶっちゃけ、6thマンだからこそ活躍しているのであり、これ以上の役割は難しいと思われたのですが、文句を言う選手を残しておかないタイプのGMプレスティはピストンズに放出します。

ピストンズではスターターとなり、18点6アシストくらいの成績を残せる選手として良い契約も手に入れました。ピストンズファンからすると、ここからが悪夢の始まり。

そのプレーを全否定し「不良債権」というほど酷くはないレジー。だけど、サンダー路線のPGは独力でいろんなことをしてしまってこそ価値があるのに、独力で中途半端なのも事実。要するにチームメイトを生かしてくれるわけではなく、個人でアタックしまくり、その割には得点が少ないPGになってしまいました。

しかもケガで離脱も多いので、なんだかなーって感じ。もっと悪いプレーをしてくれたら批判もしやすいのに、チームのリーディングスコアラーにもなったりしてしまうから、なんだかなー。

ということで、レジー・ジャクソンのイメージは悪いです。だからクリッパーズが違うPGを求める気持ちもわかります・・・ってのは、ちょっと気が早いというか昔のイメージ引っ張られています。30歳になったレジーは、さすがに20代中盤とは違う選手に変わってきています。

◎ハンドオフとイシュ・スミス

2年前のピストンズはハンドオフオフェンスで魅力的でしたが、レジーはケガで離脱するとチームも低迷していきました。このシーズンからリーグパスに加入してNBAを見始めた管理人的には

レジー・ジャクソンを暴走させず、ボールを循環させるためのハンドオフ

にも見えていました。突破力のある選手が陥りがちなのは個人技での仕掛けを繰り返すことによって、チーム全体のリズムが悪くなることでしたが、必ず3本以上のパスを繋ぐピストンズオフェンスではレジーの荒さは抑えられていきました。でもプレーオフにも進めなかったからSVGはクビ。

翌シーズンにドゥエイン・ケーシーがやってくると、レジーは82試合すべてに出場し、チームもプレーオフに進みます。ただし、ハンドオフは消えてなくなっています。

ケーシーはグリフィンにボールを持たせることも多く、そして勝負どころではイシュ・スミスをPGにして、レジーはSGに回されました。コントロールするラウリーになれていたケーシーからするとレジーではダメってことになります。

サンダーにトレード要求していた頃のレジーなら不平不満を口にしそうですが、少し大人になったのか、自分の役割を受けいれて自制心のあるPGになってきました。それはスタッツにも表れてます。

●18-19シーズン
プレータイム 27.9
得点 15.4
FG 42.1%
3P 36.9%
アシスト 4.2
ターンオーバー 1.8

相変わらず試合を作る能力はありませんでしたが、チームオフェンスの中で安定した3Pと1.8しかないターンオーバーで堅実なプレーを披露しました。要するに「物足りない」けど「酷くはない」ような感じです。これがウエストブルックだと「凄まじい」けど「酷い」でしょ。

つまり、30歳になったレジー・ジャクソンという選手は

堅実な選択と個人の得点能力を使い
プレーメイカーではないが、主役をサポートするPG

こんな感じになってきました。強引に変えられた印象もありますし、試合中に不満げな顔をしている気もしますが、PGが主役ではないチームにとっては悪くない選手となってきたわけです。

ハンドオフでチームオフェンスの一部として徹底され、コントロールをイシュに任せることでウイングにも回れるPGに修正されていったレジー・ジャクソン。

それはレナードやポール・ジョージにプレーメイクさせるチームには適したタイプのPGに思えるのでした。シューターとしても、サードハンドラーとしても働けるぜ。

◎ドンチッチの一撃

そんなレジー・ジャクソンはクリッパーズに加わってからは、これまで以上に自制心を働かせた貢献をしていきました。ダブルスーパースターであるポール・ジョージとレナードに全てを譲り、自分自身は与えられたスコアリングの仕事をする。長い中断期間を経てバブルでのプレーオフは「連携よりも個人技」のドッグ・リバースらしさにも溢れていました。

マブスとのファーストラウンドでべバリーを欠いたリバースは、レジーを起用し、レジーも期待に応えました。

●vsマブス
プレータイム 22.8 
得点 9.3
FG 47%
3P 57%
アシスト 1.7
ターンオーバー 0.7

シャメットと同じくらいのプレータイムを与えられたレジーは、驚異的に3Pを決めました。アシストは少なく、PGとしてパスを供給はするけどプレーメイクはしなかった感じです。それはレナード、ポール・ジョージ、ルーを擁するチームには必要な形だったと思います。

主役の多いチームで、主役たちにパスを供給し、コーナーでシューター役にもなる。スモールラインナップの中でリバウンドの回収もしており、「ウイングが主役」のチームには必要な働きをしたと言えるのでした。

サンダーからピストンズに移籍した頃を考えると、よく言えば「大人になった」し、悪く言えば「牙が抜けた」感じがあるレジーですが、サンダー型のPGがアタックするオフェンスでは個人能力不足で、その後チームオフェンスの中でスコアすることをピストンズで学び、クリッパーズでその成果を発揮する環境になった気もします。

しかし、このシリーズで最も強く印象に残っているのは、このシーン。

相手のワンプレーを読み、シャットアウトするのが上手いレックス・カラミアンが完敗したタイムアウトになりましたが、マブスは徹底してレジーのディフェンスを狙いました。

クリッパーズディフェンスの穴になってしまったレジー

このドンチッチの一撃は典型例でしたが、ウイングが主役のチームで働くPGとしてレジーに足りていないのが、キラーディフェンダーとしての役割。オフェンスの主役じゃないのだから、ディフェンスの主役になって欲しいよね。本当は。

レジーのディフェンスなんて考えたこともなかったですが、プレーオフになると少しの弱みを徹底して狙われ「明確な弱点」に変わることがあります。

●被FG%
シーズン 45.1%
プレーオフ 58.9%

●DIFF
シーズン 0.6
プレーオフ 12.5

そんな典型例になってしまったレジー。ちょっと可哀そうなのは周囲に良いディフェンダーがいたことで、より狙われやすかったことですが、そんな言い訳を許さないレベルのスタッツです。

ドンチッチだけでなく、ハーダウェイ、バーク、カリーにも決められ続けるなどマブスに徹底して狙われた挙句、ナゲッツにはゲーム1でボコられ、そしてべバリーが戻ってきたことで一気にプレータイムを失いました。モンテ・モリスにFG6/8を食らっています。

高い身体能力を持っている選手なので、その気になればディフェンスは強化されそうですが、読みが悪すぎる。キャリアの中でプレーオフに進出し、狙われ続けて困っていれば改善したかもしれない弱点ですが、フォーカスされてこなかったことで野放しになっていたのかもしれません。

ディフェンスに課題があり、特にプレーオフで顕在化しやすいレジー・ジャクソン。一気に存在価値が怪しくなってきます。クリッパーズが失格としてもおかしくないわけですが、オフェンス面に限ればよかったぜ。

ちなみにシャメットもナゲッツ相手には守れなかったので、もっとレジーを起用しても良かったのは事実です。

◎クリッパーズに必要か

それではまとめてみましょう。

ゲームメイクは上手くない
ウイングが主役のチームにフィット
得点力やハンドリングは良い
ディフェンスはマズいが、改善するかも

ディフェンス面以外はクリッパーズに適していました。ただし、考え方として「違いをもたらしてくれるPG」ではなく、「レナード中心のオフェンスに合う」ということです。試合に変化をもたらしてほしいなら違う選手を探しましょう。

でも、そもそも変化をもたらすのはルーの役割です。もう1人連れてきたところで意味はありません。ボールは1つ。

ところでレジーはロンドではなく、役割としてはカルーソに近い選手です。レブロンに適したタイプのガードは、ハンドルもするし、ドライブもあれば、3Pも打つけど、決して自分からアクションして違いを作るわけではない。

ロンド → ルー
カルーソ → レジー

レイカーズとクリッパーズを比較すると、こんな構図かもしれません。他にもモリス→モリスってのもあります。クリッパーズ問題で言えば、ロンドが欲しいならルーを放出しないとバランスが取れないぜ。

ルーとべバリーを残す想定ならレジーは悪くない選手です。プレーオフで使えるかは別にして、長いシーズンでは適した選手だと思います。レナードは自分がボールを持ちたいならレジーを信じるべき。持たなくてよいなら他のPGを連れてこよう。

しかし、ディフェンスとゲームメイクの改善という視点では、ティロン・ルーのチームにいて改善するとは思えません。本人のためには辞めた方が良い。ただただ、それだけ。

◎どこへ行くのか

他にウイングが主役のチームを探してみましょう。PGは案件として空きが少ないわけですから、おのずと限られてきます。

バックス

ブレッドソーを放出したらレジーを加えるのは悪くない判断です。もっとも、放出したい理由がクリス・ポールの獲得ならばレジーは要らない。
ハンドラーが少ない珍しいチームであり、時に個人技で仕掛けてくれることも期待するならレジー本人にも悪くない環境。あとブレッドソーよりはオフェンスに期待できるよ。

ロケッツ

ウエストブルックを放出するならセカンドガードに獲得しましょう。ハーデンに任せるときにシューターにもなれるから相性は良さそう。仲が良いかはしりません。

ウォリアーズ

控えガードを若手以外にも置きたいならば、ミニマムで契約できそうなレジーはハンドラーとしてもシューターとしても使えそうです。ただし、ウィギンズにその役割をやらせたいなら不要です。
ディフェンス力があれば、そんなことを無視してでも獲得する価値がありますが、オフェンスで仕事を与えられないなら意味がない。ちょっと厳しいかな。

セルティクス

第3ハンドラーがワナメイカーなのだから、レジーにしてもいいかもね。大前提はこのチームがディフェンスを仕込むのが上手いことです。身体能力を考え「改善できる」と判断したら、ガードの控えとして獲得しましょう。
ケンバよりもフィットしてしまう可能性もあります。大前提はテイタムとブラウンをもっともっと生かし、ヘイワードも絡ませまくることです。ウイングにパス供給して、あとはコーナーで待っている役割。

シクサーズ

ベテランのPG欲しいでしょ。それだけ。

ウルブズ

PGの控えがマクラフレンです。でも、マクラフレンの方が良い選手になりそうなんだよな。ゲームメイクする力はあるし。

そんなわけでシクサーズにでも行きましょう。ベン・シモンズと合いそうなPGじゃん。

◎趣旨は何だっけ

レジー・ジャクソンを主役にした理由はなんだったっけ。プレーが目立ったわけではない。「以前とはイメージが違う」ことと「安く契約できるベテランPG」だから、FAでねらい目かもしれないってことでした。コロナで収入が激減だから、FAで安い選手は人気が出る。

これまで17M近くのサラリーを手にしていたレジーですが、このレベルの選手は30歳になったらロールプレイヤーとしての活躍が求められます。従来のレジーであれば「無理だろ」で一蹴ですが、我慢できる選手になってきたのかな。

しかし、やっぱりゲームメイクやプレーメイクは不満なので、そこまでして欲しい選手ではない。強いて言うならばウイングにボールを長く持たせたいチームが適しているわけです。クリッパーズに加入することが決まったときは、ボールを持てなくて厳しいかと思いましたが、思ったよりもアジャスト出来ていたのは好印象でした。

なんだけど、緊迫したプレーオフの戦いに身を置いたことで弱点も明確にされてしまいました。これでサラリーは暴落した印象もあります。

こういう選手が、ある種の「第二幕」をどう過ごすのか気になるところです。もう主役に戻ることはないでしょうが、ディフェンスを改善させれば脇役として生き残るかもしれません。逆にサラリーに拘ってしまうと、どこのチームとも契約できない可能性もあります。

3年前、32歳だったデロン・ウィリアムスはキャブスでファイナルを戦い、以降はコートに戻ってきていません。サラリーに拘ったわけではないでしょうが、役割には拘って実質的な引退となったような。

レジー・ジャクソンの第2章は幕を開けるのか、それともキャリアの幕を閉じるのか。分岐点に立つベテランなのでした。

PG問題とレジー・ジャクソン” への16件のフィードバック

  1. 記事中のマブス戦の場面は実際に見ていて、代える場面はあったにもかかわらず、なぜジャクソンを残したのか、?マークが飛んだことを覚えています。ドンチッチはズバッツとやりにくそうだったので、単純にズバッツでよかったでしょうし、ペリメーターDが不安なのであれば、マグルーダー、マン、コフィーでよかったと思います。また彼らの経験に不安があるのであればグリーンでよかったと感じます。

    カラミアンなのかリバースなのかわかりませんが、プレイオフは特に後手後手の印象しかありません。

    1. ナゲッツとのシリーズも、終盤のディフェンスにルーが残っていて、高さで簡単に打たれていましたし、選手起用は後手後手でした。
      要は攻守それぞれを求めすぎて、バランスを欠いた気がします。同時に攻守に全員が働くスーパーなチームを意図していたのでしょう。

      豪華戦力を活用できていませんでした。

  2. ビバリー、ルー、ハレル(FA)の3人がレナードとポジョの特別扱いにブチ切れていると公になっているので、「ポイントガードを補強しろ」発言は実質この3人を追い出せって言っているのとほとんど同じだと思います。だからレジジャクは残留、ビバリー+ルーの21milでオラディポかホリデーでも取りに行けば満足なんじゃないですか?逆に他のチームにとってはチャンスかもしれなくて、特にMILはブレッドソーとウィルソンと1巡目指名権を出せば上手く騙せるじゃないかと。

    1. なるほど。ルーまでブチ切れているとは思いませんでした。そして、レナードの発言はカウンターだったのか。

      この3人全員放出なら、PG補強ってのは悪くないでしょうね。
      ホリデーを取るのはムリでしょうが・・・。

      バックスがそのトレードを成功させれば、攻守に個人担当がいて面白そうですが、ヤニスの気持ちを!にはちょっと弱いですね。難しいな。

  3. ディフェンス面が改善すれば能力的にはシュルーダーの下位互換ぐらいといった所でしょうか。
    多少個人ディフェンスに難があっても、シュート力とハンドリングが一定以上あるガードはまだまだ生き残れそうですし、やっぱサラリーと役割の問題ですかね。

    クリッパーズに関しては、トレード要求なんて道理外れな事をしておきながらチームのリーダーになる気がない選手をチームの中核に据えるのはやっぱりリスクが高かったように思います。(かといってそんな選手が集団を率いるリーダーになれるとも思いませんが)
    アービングにしろ、レナードにしろ、ポジョにしろ、ワガママエースがいるチームには部活動や軍隊レベルの絶対的なリーダーがいないと難しいのかもしれないですね。

    1. みんな必要としているのが「レブロン」なのがウケます。ワガママすぎる。
      リーダーが必要なのではなく、ワガママな心を持たず、献身的なスターであることが大事な気もしてきます。
      そういう気持ちになれないカイリーってのは知っていましたが、レナードまでとはね。

      ニック・ナースもレナードの発言を暴露してましたもんね・・・

  4. ビバリーのリーダーとしての評価はチームメイトからは非常に高いです。

    特に、2018-19シーズンでは、ルーとビバリーがプレー、メンタル両面で引っ張ったと、監督と選手のインタビューでよく言われています。

    個人的には、戦術面で乏しいのは事実ですが、仲が悪いだとかの噂は事実無根だと思っています。選手も否定していますし。

    1. そこらへんはLAってこともあり、注目チームってこともあり、いろんな噂があって困りますね。

      個人的には「レナードは何も考えずにPGが欲しい発言をした」と思っています。
      自分がボールを持つ時間が減ることも、他のガード陣の立場が微妙になる事も、特に考えていないと思います。
      (その点でリーダーになれないのですが・・・)

      ルーとビバリーのコンビは、ディフェンシブPGと切り札的存在なので、このチームに合っていると思うのですが、どうなるんでしょうね。

  5. デロン好きでした…ビラップスも好きでその香りがするデロン キャブス後まだどっかでやってくれると思ってたのに… 

    レジーは今後どーでしょうか…ロジアー シュルーダー あたりのPGの扱いはけっこう考えさせられますよ。

    レナードやポール・ジョージにKOBEならなんて言うかなぁって考えちゃいます

    ティロン・ルーにも懐疑的なので、クリッパーズは2エース以外ゴロッと変えないと来季もそんなに変わらず難しいじゃないかなー予想です

    1. コービーなら決められなかった自分が悪い、というんじゃないですかね。ハードワークしないチームメイトには厳しいでふが、自分にはもっと厳しい。

      ルーが何を考えてるかって全く分からないので、現行メンバーが正解かどうかも分かりません。とりあえずトリスタン・トンプソンは連れてきそう。

  6. レイカーズは狙ってみてもいいんじゃないかなと思うのですがどうでしょうか?
    ロンドよりは合いそうです。

    1. ディフェンスが不安ですが、そこはヴォーゲルによる神改造という信頼がありますね。レジーにとっては良い選択になりそうです。

  7. そういえばレブロンが補強が必要だって公に発言したことってなかったような気がしますね。
    後期CLE時代はGMレブロンなんて揶揄されたりTTの契約延長に助力したこともありましたけど、GMだったグリフィンはレブロンが人事に関与したことはなかったと言ってました。
    LACはトレードでやりくりしてサラリーの柔軟性と層の厚いロスターを作りましたけど、長期在籍のチームの核となる選手がいなかったのが痛かったですかね。
    カルチャーとも言い換えられると思いますが、バトラーが移籍したMIAにはライリーとドラギッチとハスレム、TORにはラウリーがいました。
    レブロンもレブロン自身が経験してきた勝者のカルチャーをチームに伝播させることが出来ます。
    LACにはそういう選手が欠けていましたし、後から付け足してどうにかなるようにも思えません。
    レナードとビバリー、ルーが対立してるとなると誰がその役割を担えるのかとうとう分からなくなってきますね。

    1. レブロンが口出ししてたかは別にして、GMとエースがロスターについて話をするのは普通だと思います。そのレベルでは口出ししない方が変。
      でも、そういう話が外に漏れるのはダメです。寡黙なイメージだったレナードをメディアが面白おかしくウワサを作っているのかもしれませんが、ちゃんとガードしないとね。

  8. 自分はフットサルしてるんですが、「使う」から楽しくて、「使われる」からつまらないばかりではないんですよね。大事なのは気が利いてるとかタイミングが合うとか。
    エースのアイソ中心のチームでも、ゲームメイクできるPGはほしくなると思います。ゲームメイクというか、ポジションとって「いまちょうだい!」というタイミングで、しっかり供給してくれるような選手。ルビオやブログドンみたいな。モンテモリスなんてしっくりきそうです。
    パーカーやナンバープレーが恋しいかもしれませんね。ないものねだりって何にでもありますよね。

    1. 選手の評価をする時に、1つのチーム、1人のHCだけでプレーしている選手は捉えにくいのですが、選手本人からしても自分の環境が恵まれてるのかどうかってわかんないですよね。

      レナードの発言にそういう自分の事が出てくれば、周囲のリアクションも違うのかなーと思います。そしてレジーが今、何を考えているのかは、とっても気になります。心が向いていれば、合わせるプレーも上手くなりそう。

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