楽天NBAを視聴しよう

ノン・プロモーション

かつて楽天NBA加入推奨記事も書いたことありますが、実際の視聴においては不満タラタラだったりします。それらは単にそもそも「NBAリーグパス」が極めて優れた視聴環境にあったことに由来します。個人的にはタイムアウト等をオールカットしてくれるのが本当にありがたかった。他にもアナライズモードとかあってね。

さて、今回はそんな楽天NBAの話ってわけではなく、チャンピオンズリーグとダゾーン問題です。猛烈な勢いで市場を駆け上ってきたダゾーンは、コロナ禍において世界的にマーケットを拡大するかと思いきや、勢いを失いつつあります。その理由は高額すぎる放映権料が関係しているわけですが、Jリーグですら12年間で2239億円という高額契約を締結しています。

https://www.jleague.jp/news/article/17729

DAZNの真の狙いはあらゆるスポーツをフォローする大勢力になり、ブックメイカーとの連動によるスポーツ賭博市場で大きな地位を築く事ともいわれていますが、真実と進捗はわかりませんし、ここで語ってもね。

昨年度のサッカーコンテンツの視聴時間は8700万時間だったそうです。これは日本代表の試合が配信されたことが大きく、Jリーグ効果だけではなさそうですが、他のスポーツを圧倒する数字でした。

サッカーは90分なので単純に試合数換算すると96万6666試合になります。これに前述の放映権料を考え、1試合当たりの単価を計算すると322円になります。

(2239億円 ÷ 12年) ÷ (8700万 ÷ 1.5時間)=322円

これがダゾーンが1視聴者が1試合を観る場合に払っている単価です。実際には代表戦の放映権料に加えて、海外サッカーの放映権料も加わるので、こんな単価ではなく、かなり上がると思われます。「もしもJリーグだけだった」としても、1人の視聴者に1試合見てもらうのにダゾーンは322円を払っているということです。

ダゾーンは月額1750円なのでJリーグへ支払う放映権料だけでも90万人くらいが加入してくれないとダメなこともあり、すごいバランス感覚でやっていると思います。

しかし、あまりに高額すぎるチャンピオンズリーグについて、ダゾーンも遂に「コンテンツとして売れない国では放映権を取得しない」という方針に動いている様子です。19年の視聴時間ランキングトップ10にチャンピオンズリーグが3試合も入っていますが、それでもペイ出来ないのだから、かなりの人数が観てくれないと価値を保てないわけです。

https://media.dazn.com/ja/press-releases-ja/2020/01/27-5/

MLBだけでなくNPBの放映権も取得し、サッカーに次ぐ人気コンテンツになった野球ですが、地上波・BS等で放送されているにも関わらず、ダゾーンでの視聴が増えていることは注目すべき事項です。MLBは20年から放送なしなので、数字は落ちるかもしれません。

それよりも驚くべきは「モータースポーツ」が3位になっていることです。「世界のモータースポーツを観たいならダゾーンに加入する」は日本でもスタンダードになっているわけです。F1~F3のみでも視聴者数を確保できているわけです。

#日本人はCLが見たい
これがトレンドにはいるくらいCLが視聴できないことは衝撃的な出来事でした。しかし、ダゾーンが1試合1視聴者に対して支払っている額とモータースポーツの状況を考えると、よっぽどのことがない限り放映権料を手放すことはない気がします。それくらいCLが法外な金額を要求してきたとしか思えません。

その一方で月1,750円という料金設定が安いため「もっと高くていいから放映しろ」なんて意見もあるようです。これも面白い現象でしたが、CLのために値上げして他のスポーツのファンを取り逃がしても意味ないしね。

ダゾーンは強力なスポーツコンテンツを多数保持しており、スポーツ好きにとっては魅力的なサービスです。しかし、特定のスポーツを深く見るファンにとっては障害も多いことがわかります。

◎バスケとメディア

問題はバスケが250万時間しかないこと。ワールドカップが加わってもモータースポーツに負けました。Bリーグを視聴する方法は他にもあるのでダゾーンに集まらないのは事実でしょうが、それにしても寂しい数字です。WC見まくっていた管理人みたいな視聴者はレアなんでしょうね。

そのWCは日本戦が地上波だったか、BSだったかで放送されました。平均視聴率が8.1%と「振るわず」フジテレビの計算が狂ったとゴシップ紙に出ていました。ラグビーが南アフリカ戦で40%超えたわけですから一般的にはラグビーの1/5しか人気がないことになります。

もちろん、バスケファン目線からすればそんなことはありません。Bリーグはラグビーよりも盛り上がっているし、競技人口も多い。3×3のようなイベント型も実施されているし、CSパークみたいに大学情報が上手く流れてくる個人での仕組みも作られました。潜在的には強いコンテンツだと思います。

しかし、それらは「バスケファン目線」でしかありません。

一般層を対象とする地上波ではWCの代表戦でも10%を獲得できず、ラグビーとは雲泥の差があり
スポーツファン層からすればF1よりも視聴者を集められない

メディア目線からすれば、結果として表れているデータは悲観的なものです。「代表戦だけの美味しいとこ取り」がマズかったとか、ラグビーみたいな多メディアへの露出を図らなかった等、施策ミスも多かったと思いますが、結果は結果。

バスケのメディア戦略は危ういラインにあります。Bリーグをサポートしてくれているソフトバンクがなければ、プロスポーツとしてはマイナー路線を突き進んでいたかもしれません。Bリーグをみない人間が言うのもおこがましいですが。

いずれにしても、バスケットLIVEのように「バスケファンだけが求めるサービス」が現状で生き残る道です。そうしなければ、視聴もままなりません。CLが観れないような事態は避けないといけないわけです。

年30億(ウソだろ?)も払ってくれているらしいソフトバンクがペイ出来ているのかは不明ですが、加入されている方は積極的に視聴してください。

◎楽天NBA

楽天NBAは5年250臆円で放映権を取得したとされています。放映権だけで考えればBリーグよりも価値が高いと考えられています。しかも楽天は色んな番組を作っているので、かなりの力の入れようです。まぁ年50億はらって試合映像だけ垂れ流しじゃあマズいだろうしね。

そして面白いことに視聴者側が払う利用料は下がりました。ベーシックプランを前提とした話ではありますが、NBAリーグパスの料金設定からグッと抑えたプランを作ることでハードルを下げてくれたわけです。2020年10月の料金はこんな感じ

ベーシックプラン 7,700円(月980円)
チームパス 15,400円(月1,430円)
リーグパス 19,800円(月2,640円)

チームパスだけ月契約と年契約でほぼ変わらない(オフは契約しなければ月契約が安い)プランであること以外は、年契約の方が断然お得です。管理人はもちろんリーグパスなのですが「日本語放送が良い」ならベーシックプラン一択です。

単純計算でベーシックプラン65万人、リーグパスなら26万人くらい加入しないと放映権料にも届かないのか・・・

なんでも加入者数は6倍に膨れ上がったそうです。すごい増加率ですが、そもそもNBAリーグパスは人気なかった気がするので、増えまくったのかどうかわかりません。

ちなみに管理人の周囲だと
・もともとリーグパス加入 3
・楽天になってベーシック加入 7
これくらいのバランスです。特に従来YouTubeのみだった層がベーシックに加入した気がします。そこにはBSやスカパーがなくなったことも関係しています。

そう考えるとBS&スカパーがなくなって6倍増は多いといえるのかどうか?

しかし前述の通り、地上波(一般層向け)とBS・スカパー(スポーツファン向け)といったメディアに頼るのではCLみたいな事態になる可能性を秘めていました。視聴者側がお金を払う気持ちがあっても放送が続いたのかわかりません。その意味ではNBA専門で、しかもBSやスカパーよりも安い月額プランがあることは感謝しないといけません。もともとのリーグパス加入者には関係ありませんが。

いずれにしても楽天がベーシックプランを作り、BSやスカパーでの放送がなくなったことは今回のCL問題を考えれば成功だったと思います。どこかで崩壊していたであろう放映問題が「NBAを観たい人だけ観ろ」「金払え」にしてくれた方が助かるわけです。安いが正義とは限らないので感謝しましょう。

同時にNBAに対しても明確な視聴者数と視聴時間の増加がアピールできるわけなので、日本はマーケットとして外されないと思います。ここもCLとの大きな違いかもしれません。視聴時間を観れば日本は世界のサッカーにおける立派なマーケットのはずが、CLマーケットにならなかった日本。まぁUEFAが悪いんだけど。

「視聴時間」はもう1つのキーワードです

スカパーはともかくBSは放送回数が少なく、時間という概念では取るに足らないデータしかなかったはずです。それがベーシックプランに加入していれば、月に5試合くらいは見るでしょ。ここもマーケットとして認識してもらうのには大切

NBAやバスケのコンテンツとしての可能性と視聴率はリンクしているとは限りません。地上波でのWC放送が「視聴率」というメディアでの失敗と捉えたときに、楽天NBAで「視聴時間」の明確な増加は大成功だと思います。

つまりね、何が言いたいかというとね。

たくさん試合観ようぜ!それが日本がNBAマーケットとして認識されることにも繋がるんだ!

ってことです。YouTubeなんか見てもダメダメ。試合観ようぜ!

CLの件で危機感を覚えた1NBAファンの長い長いつぶやきでした。ちなみにプレーオフの試合数が83試合+2試合(プレーイン)でしたが、管理人が観たのは60試合前後みたいです。25試合も見逃しているのか!?

◎オリンピックのこと

ぶっちゃけ世界のバスケファンはオリンピックへの興味は薄いし、NBAプレイヤーでなければ尚更。仮に来年オリンピックが開催されるとしても、バスケとかサッカーは時期をずらせばいいのにね。コロナリスクを考えても分散開催の方がいいに決まっているし。

NBAのシーズンが終わってからバスケだけのオリンピック開催を提案します。

えっ?費用がかさむって?
バスケだけ独立採算にすればいいじゃん。世界に放映権料売れば、あっさりとペイ出来るよ。それくらいの勇気を持った対応を協会もしないとさ。

楽天NBAを視聴しよう” への19件のフィードバック

  1. お疲れ様です。
    リーグパスに加入して今年のNBAを見ていました。
    自分も楽天NBAには大きな不満(OTがわかってしまう動画時間の表示と仰られているカットなど)がありましたが、楽天に感謝しないといけない部分もあるということなんですね。
    サッカーは詳しくないのでタメになりました。
    払う金額は気にしないから視聴環境良くしてくれ!ってのが、何も考えてない一ユーザとしてのコメントですけど、思ったより色んな層がいるんだなと思いました。

    1. 楽天リーグパスの問題は高い金額を払っていても、単に試合数が多いってだけなことですね。
      現地の放送そのままにして欲しいというリクエストはなかなか・・・

      楽天が放映権をとったとき「BSがなくなるから新規が増えない」みたいな意見が多かった気がしますが、実際にはBSそのものが衰退している印象です。難しいです。

      サッカーの件はイマイチわかりませんが、ダゾーンが多くの海外サッカーに加えてJリーグも放送してくれるのだから、一極集中でありがたいと思うんですよ。もうちょっと高くてもいいような気が。

  2. 元々リーパスからの楽天リーパス加入派です。
    最初におっしゃられていたカット編集まじで来年お願いしたいですね。切実に。

  3. why notさんの影響力で昨年のプレーオフからリーパスにして楽天リーパス組です。
    私のように英文読めない人は楽天になって加入ハードルは相当下がったと思います。
    以前のリーパスはいろいろなブログを検索しながら契約しましたから。

  4. 楽天はTO中にリプレイ解説やロスター紹介をしているので、(現地の映像だけ編集)というのができないんでしょうね。リプレイ解説自体は面白いですが、難しいところです。
    180秒スキップの追加を待ちましょう。

    1. 日本語放送がある試合はそれでいいと思うのですが、リーグパスだと英語オンリーの試合でもカットされないんですよ。

      あと細かく言うと、楽天NBAアプリでは何故か動作が悪いこともあります。これはこちらの視聴環境(デバイス)の問題でもあるのですが。日本の環境に合わせて独自アプリにした結果が、難しい事象も生み出しているんでしょうね。

      貴族の結婚は現地で大ニュースになったのかな?

  5. 毎シーズン、月単位のチームパスを選んでいたのですが、19-20シーズンはリーグパスが特別お買い得の半額ぐらいでチームパスとほぼ変わらずだったので選択しました。ですが20-21シーズン、伺いもなく通常価格リーグパスに自動更新されてしまいました。まあ、隅っこに小さい文字で注意書きしてあったのだとは思いますが、楽天の印象は間違いなく悪いです。

    1. サブスク時代のあるあるですね。

      私も「そういえば」と思ったのですが、更新の連絡なしなんですよね。ビックリしました。
      事後であってもメールくらい来るのかと思ったのに。

  6. DAZNは裾野を広げて長期の視聴契約を結びまくった結果採算が取れなくて契約延長できずに加入率もさらに低下している印象です。(NFLも来期から離脱)
    全て視聴可能プランと各スポーツ別プランくらい作っておく必要があったのかなって気がしないでもないです。

    楽天NBAも力の入れ具合がすごいですね。今年は八村効果もあったとは思いますが今後の発展にも期待したいところです。
    ただ、LIVE視聴だと固まることが多いのが少し残念なところです。

    1. DAZNのJリーグとの長期契約は、長すぎますよね。
      海外サッカーはなんだかんだでペイ出来ないのかなーとも思います。

      NBAリーグパスだと、そもそも外国語放送もあったのですが(韓国語もあった)
      楽天は自社アプリに拘った感じですね。この先、どうなるのかなー。

  7. ジョーダンが居る頃は、それこそBSじゃ放送少ないと不満を持ち、スカパーになってからは、好きなチームの放送が少ないと不満を持っていました。
    諸事情に寄り、楽天さんと契約したのは今年からなのですが、リーグパスでの
    契約を選択したお陰で、色んなチームは観れるし、もちろん応援しているチームも
    全試合観れるし、過去、散々不満に思っていたことが解決しているので
    楽天さんには本当に感謝しかないです。私にとっては自分が観たい試合が観れると言う有難さに代わるものはないです。

    1. 実は複数の理由でスカパーに加入していた層が
      「NBA見れないなら引っ越すか」で楽天NBAに来たのが大きいのではないかと思っています。
      私の友人はそれでした。

      スカパーがどれくらい減ったのかも気になるところです。

  8. ダグラスさんのコメで自動更新を知りました(愕然)
    どうせ契約するとは思ってましたが確かに印象悪いですね…

  9. 私はMLBファンでもあるのですが、NHKのカードチョイスが日本人出場優先で悪いのと解説とアナウンスも質が低いのでBSの契約を選択制にしてもらって、浮いたお金を楽天NBAに回せたら良いのに思うのであります。

    1. NHKはBSの料金が、NBAと比較されているとは思わないでしょうね。
      それで視聴者減るなら、大型放映権手に入れるってのは、チグハグだったりして。

  10. こんにちは初めてコメントさせて頂きます。私はWOWOW時代から引き継がれている実況がノイズにしかなりません。誰がボール持ってるとか、誰にパスしたとか、フェイク入れてレフトハンドでフィニッシュ!見てるから黙ってろ!と独り言を言ってしまいます。私は佐々木クリスさんの解説が好きなのですが、実況者が邪魔過ぎてなくなく音声を変えてしまいます。何かしゃべらなきゃと勘違いせずに、何もしゃべらなくていいんだと思える様になってほしいです。サッカーも同じくいちいちうるさいのが嫌なのですが、以前ワールドカップか何かでNHKの実況が”しゃべらない”時間があったので不可能ではないと思います。

    1. 英語の放送だと、大体は違う話してますからね。
      あれはどこからきたカルチャーなのかなーって思います。
      バスケの場合「●●がボールを持っている」っていっても1秒くらいの話ですし、そこで名前間違えちゃうとジャマでしかない。

      リーグパスで英語放送をお勧めします。
      以前はスペイン語とかも選べて、より理解できない言語に出来たのですが今は英語のみ

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