さようならセルティックス’20

成功か、失敗か

カンファレンスファイナルで散ったセルティックス。今シーズンを成功と捉えるか、失敗と捉えるかは人によってかなり変わってきます。「失敗」は言い過ぎですが、「成功」というには終わり方が悪すぎ、しかもヒートに上をいかれてしまったのもイメージが悪くなります。

「成功したシーズン」だったけど「相対的にみると失敗したシーズン」だったと捉えるのが正しい気がしています。今回はシーズントータルの話として成功した部分を語り、それが相対的に失敗だったことについて触れていこうと思います。

カンファレンスファイナルについてはディスりしか出てこないし、その内容もゾーン攻略に関するHCと個人の話に終始してしまいます。それはもうお腹いっぱい。

◎ケンバの獲得と結果

カイリー・アービングとアル・ホーフォードが移籍を選び、テリー・ロジアーとの再契約にお金を使いたくなかったセルティックスは「カイリーの代役」としてケンバ・ウォーカーを獲得しました。この事実は概ねポジティブに捉えられていましたが、当初考えていた以上にケンバは素晴らしい結果を残してくれました。

リーダーとしてチームをけん引したケンバ

それはプレー以上に「リーダーシップ」という目に見えない部分。ホーネッツで常に前を向き、チームを引っ張ってきた模範生はセルティックスに来てもその姿勢を崩すことなく、ベテランとして若いチームを引っ張りました。

ミスがあっても叱責することなく、「次は成功させるんだ」と鼓舞するメンタリティは、「シュートを外したチームメイトに対して不満をあらわにしていた(らしい)」カイリーとは雲泥の差がありました。噂は眉唾物ですが、少なくともケンバがリーダーシップを取っていたことは、コートの外からも観て取れました。

ケンバの姿勢はテイタム&ブラウンに「チームの中心選手」としてプレーさせることに繋がり、20点トリオを結成することになったのが最大の成功だったと言えます。どうもギクシャクしているように見えた昨シーズンまでと違い、ケンバをエースとして迎えながらもテイタムは伸び伸びとプレーできていました。

またケンバの懸念事項も解決しました。それは「クラッチの弱さ」というホーネッツ時代に抱え続けていた問題が、プレーシェアによって従来のように露骨に出てこなくなったのです。もっとも決めたのはラプターズとのゲーム2、ヒートとのゲーム1の2試合だし、シーズン中のラストショットは決められませんでしたが。

若手中心に移行していたら勝てなかったであろうセルティックスに登場した新エースは、イースト3位の成績を残しながら、若手たちの育成にも貢献するリーダーとして「成功」したといえます。

ただし、カイリーの代役としては成功したものの、ホーフォードとロジアーが移籍していることは忘れてはいけません。ビッグマン&サードハンドラーがいなくなったわけです。

プレーオフでもホーフォードがいないことは大きく響きました。ビッグマンに融通の利く個人がいないため、常にドライブと3Pのオフェンスしか出来ず、戦略の幅は狭まりました。

またサードハンドラーがワナメイカーになりました。「サードハンドラー」としては十分な活躍をしましたが、ブラッド・スティーブンスはハンドラーを多用するので、7thマンでもありました。7人目の選手としては明らかに力不足だったワナメイカー。

ビッグマンとハンドラーが物足りなかった

それぞれ若手が多くいるし、ビッグについてはカンターが格安サラリーで加わってくれたのでHCの問題だったとも言えますが、総じてここに補強が進まなかったのがプレーオフでは響いていました。

補強できなかった理由の1つにはケンバのサラリーがあります。昨シーズンHCボレゴの下で25.6点、5.9アシスト、2.6ターンオーバーを記録し、オールNBAにも選ばれた29歳の価値はキャリア最大まで高まっており、4年140Mという高額契約での獲得となりました。

旬の時期に最高級で獲得したケンバの「リーダーとしての活躍は成功」でしたが、それは「チーム全体で見れば失敗」に繋がったプレーオフだったかもしれません。

ホーフォードとの再契約は難しかったかもしれませんが、スマート、ブラウン、テイタム、ヘイワードがいるチームに加えるべきポジションはどこだったのか。そしてハンドラーを好んで使うHCに手厚くすべきポジションはどこだったのか。

来シーズンはヘイワードをトレードしない限りは、ほぼ同じメンバーで臨むことになるセルティックス。ケンバはリーダーとして活躍してくれるでしょうが、1年後のプレーオフで同じ問題が起こらないように準備しないといけません。あるいは弱点を使われる相手と対戦しないことを願うこととなります。

ケンバは成功をもたらしたが、その契約は弱点を埋める妨げになった

成功のシーズンは相対的には失敗にも繋がってしまったのでした。

◎ディフェンス力の向上

就任以来ディフェンス力の強化に余念がなく、特に個人レベルまで変えてしまうブラッド・スティーブンスには称賛しか出てきません。素晴らしいセンターとは思えないタイスですが、堅実にコースを潰し、ギリギリまでシュートチェックにでていき、タフにファイトすることでチームディフェンスを支えました。

また弱点と思われたケンバは驚くほどにチームディフェンスを身に着け、的確なローテと素早い判断、鋭い読みもみせるようになりました。フィジカルで負けることはあっても明確な穴になることはなく、チームで補えれば済むレベルまで個人として向上しています。

その中でもテイタムは個人ディフェンスでも、チームディフェンスでも成長してきました。弱点と思われていたポジションでテイタムが劇的に改善したことは、ホーフォード不在を感じさせないシーズンに繋がったと言えます。

個人的にマーカス・スマートがオールディフェンシブチームに選ばれたことには反対です。何故ならセルティックスはスマートがいなくても守れるチームになっており、その存在感は昨シーズンまでと比べると低くなっているからです。

スマートがいなくても、ホーフォードがいなくても守れるチームになったセルティックス

これは若手の成長以上に大きな「成功」でした。同時にチームディフェンスに難があるカイリーやカンターは改善しなかったので、現代ディフェンスに必要不可欠な要素がなにかを感じさせることにもなりました。

ところがディフェンス力の向上は最後の最後に、よくわからない崩壊に繋がりました。120%ブラッド・スティーブンスの迷走なのですが、守れたから起こった崩壊でもありました。

1つはバトラーvsテイタムでやられたこと。テイタムを信じすぎる結論に達してしまった上に、相性の悪いマッチアップを気にしませんでした。

もう1つは、それが「プレータイムが長すぎる」ことによってもたらされたように見えること。テイタムとブラウンは平均40分プレーし、スマートも38分、ケンバが37分と長くなったことが疲弊に繋がりました。

ヘイワードの離脱というアクシデントはあったものの、便利なグラント・ウィリアムスやオジェレイがいるだけに、もう少しプレータイムシェアを出来なかったのか。

昨シーズンまでならばディフェンス問題での交代もあったセルティックスですが、今シーズンは攻守に全員が働ける選手になったことで、逆に1人ひとりの負担が大きくなってしまいました。ディフェンスに関しては「失敗」とまではいえませんが「迷走」くらいにはなったと思います。

全員のディフェンス力が向上し、それが戦略を単調にした

頑張って守れるタイスを信じすぎたことも問題だったヒート戦。114というディフェンスレーティングを引き起こしたのは、ヒートのオフェンスが優れていたからだけではない気がします。インテンシティと運動量を求めるウイングは、サポートキャストで交代させていったレイカーズやナゲッツと戦略的な差がありました。

また今シーズンは問題にならなかったものの、ビッグマンを並べるべき相手に対して打つ手があったのかも疑問です。つまりはバックスやレイカーズ対策ね。よりフィジカルに守れる選手も用意しているウエストの各チームに比べるとディフェンス戦略は脆弱にみえてきます。ディフェンダーは十分にいるけど、チーム戦略は弱かった。

◎エース・テイタム

テイタムについては別の記事にしたいとも思っていますので簡単に。

「エースとして貴重な経験を積めた。成長すればよい」というのは正しい意見であり、3年目の若手がこれだけの活躍を見せたことは大いなる「成功」でした。

かなりの自由を与えられたテイタムは、さほど戦略的ではなく個人能力で崩していく担当として、タフショットも交えながらチームで最も多くの得点を奪い、ヘイワードのようなパスもし始めました。

しかし、終盤に弱く、残り5分5点差以内ではFG24%、3分以内になると14%まで下がりました。アシストよりもターンオーバーが多いなど、「最後にチームを勝たせる」選手にはなれませんでした。

これだけであれば「成長した若手が課題も残したプレーオフ」に留まるのですが、この成績は「相対的には失敗」でした。その最大の理由はアデバヨとヒーローの存在。この2人がチームを勝たせるクラッチプレーを発揮し、それがテイタムのシーズンを終わらせました。

全局面で試合を支配した上で勝利を決めるビッグプレーを連発したゲーム6のアデバヨ。クラッチでの個人技アタックで勝利をもたらしたヒーローのゲーム4。

これらはテイタムの価値を相対的に下げており、若手であっても勝負強さで試合を決める選手が他にいるという事実を突きつけられてしまいました。クラッチで輝けなかったテイタムを「成功」で終わらせるわけにはいきません。

1人の若手としてみれば「成功」だったが、他のチームの若手たちと比較すると「失敗」だったプレーオフ

ヒートだけでなくジャマール・マレー、ドノバン・ミッチェル、ルカ・ドンチッチと若きエースが躍動し、勝負強さをみせつけたプレーオフは相対的に誇れないものとなってしまったのでした。

◎ブラッド・スティーブンスの哲学

スター不在のセルティックスが再建を託した天才HCは、アイザイア・トーマスをMVP候補に仕立て上げ名門復活ののろしを上げると、アル・ホーフォードの獲得でイースト最高勝率のチームを作り上げたのが、わずか3年前の話。

その年のプレーオフはアイザイア・トーマスを度々欠くことになりながらも、カンファレンスファイナルまで進み、未来への大きな道筋を手にするとともに「天才HC」として称賛されました。

続くシーズンはカイリー・アービングとジェイソン・テイタムを加え、スターターを一新して臨み、途中でアービングが離脱しても勢いが衰えることなく勝率を上げ、再びカンファレンスファイナルまで進んできました。

「レブロンさえいなければ」という2年間を経て、大いに期待された昨シーズンは同じ思いを抱えていたラプターズの優勝で幕を閉じ、少しの失速を感じさせるとともに、アービングという問題児との関係性が揺れ動いており、オフに移籍されることになりました。

迎えた今シーズンは新たなリーダーであるケンバと共にチームは好調を維持するとともにケミストリーの良さを感じさせてきました。戦力的には落ちたもののより良いチームに生まれ変わり「成功」したといえるシーズンになったのでした。

ところが、ブラッド・スティーブンスの「天才」と評したくなる要素は陰りを見せ始めました。

2年前に魔法のような戦略で数々の大逆転を生み出していたシーズンは、前半に負けている試合で20勝17敗と目を疑うような大逆転劇を何度も生み出しましたが、安定感を手に入れた今では「スティーブンス・マジック」が発動することは少なく、前半と後半で大きな違いのない形で戦っています。

残り5分5点差以内の試合が29勝17敗で勝負強かったチームは、成績こそ23勝19敗と拮抗しているものの驚異的なクラッチ力は感じさせなくなりました。

これらの変化は必ずしもネガティブなわけではなく、ケンバやテイタムに託す形を作ってエース達の能力を引き出し、それでいてディフェンスの強さで勝率を上げてきており、若い選手を使っているチームとしては十分な成果を上げています。

しかし、これらの内容は「天才HC」と呼びたくなる要素を消し始めました。過去のブラッド・スティーブンスと今のブラッド・スティーブンス。優れているのは「過去」に見えてしまうのです。

1つには逆転劇を生み出していた「戦術の柔軟性」が失われたこと

前半で相手の弱点を見極めると、後半に驚くほどに突いてしまうのは論理的でありながらも「信じられないほど違うオフェンスに変化する」ことでした。しかし、個人アタックも増えた中で安定感はあるものの特定のパターンで攻めることになっているのが今シーズン。

相手のことを考えた戦術ではなく、自分たちの戦術で戦う

このことはクラッチタイムにも言えました。「誰が打ってくるのかわからない」のが強みであり、誰が打っても決めてしまう不思議な魔力は封印され、ほぼケンバとテイタムを選ぶことになりました。

また、天才HCの慧眼は恐ろしく「このマッチアップは勝てる」というポイントの見極めが秀逸でした。相手の弱点となる選手ならともかく、「6;4で勝てるマッチアップ」を確実に見極めてきました。

しかし、今シーズンはブラウンがシアカムを完封こそすれど、マッチアップの妙を見せつけることは極端に減り、やはり自分たちの事情が優先されることとなりました。その結果がタイスやテイタムのディフェンスに拘った不可思議なカンファレンスファイナルにも繋がっています。

優れたHCとして「成功」をもたらしたけれど、過去のブラッド・スティーブンスと比較すると「天才HC」とは言い難かった今シーズン

過去の自分自身と相対的には「失敗」にみえてしまったのでした。それがまたヒート相手に溢れ出てしまったことで象徴的に見えてしまったのでした。果たしてブラッド・スティーブンスの哲学はどっちにあるのか?

本当は弱者の戦略こそが天才HCの本分なのかもしれません。

◎来シーズンは成功するのか

冒頭に戻るのは、今シーズンを糧に成長するのかという事。テイタム以上にグラントとロバートのウィリアムスやラングフォードあたりが伸びてくるのかどうかが大切です。ほぼメンバーが変わらないと予想される中で、主力に頼り切っていた戦い方を、どれだけ変えてくるのか。

ヘイワードとアダムスをトレードすると面白そうなのですが、ハンドラー重視の戦術もあって思い切ったトレードはしない可能性があります。レイカーズがAD獲得に全てを費やし成功していますが、ギャンブルをするには若手は結果を残しすぎている。

「成功」のシーズンは相対的に「失敗」でした。それが来シーズンへの糧になるのかどうか。ライバルたちも若手で成功しているだけに、一筋縄ではいきません。そしてアービングとデュラントのネッツも競争に参加してきます。

とにかく印象が悪すぎたヒートとのカンファレンスファイナルは、セルティックスにどのような影響を与えるのか注目してみましょう。

さようならセルティックス’20” への10件のフィードバック

  1. スティーブンスの評価は少し下がってるかもしれませんね。
    考えてみればstrength in numbersと謳ってた王朝GSWも昨年のTORもプレーオフでは自分たちの形を捨ててスターに全てを託してしました。
    レブロンという個の力に負け続けたスティーブンスだからこそ、RSとの戦略性の違いを苦悩した結果ではないでしょうか。こればかりは現場で戦っている人間にしか理解できない話だと思いますが。

    1. そうですね。スティーブンスの胸の中はいろいろと揺れたんだろうと思います。
      それくらい徹底してエースに託したシーズンでした。

      とはいえレナードとデュラントだからなぁ・・・。
      レナードの件は最近になってニック・ナースが明かしていましたが、やっぱり戦術的には異分子として扱い、それをチーム全員が認めていたって感じです。

  2. カイリーが”移籍していった”ブルックリンというのもあって、来シーズンはセルティックスとネッツのプレーオフが見たいですね。カイリーがいなかった今季の試合でもカイリーヘイトのチャントを試合中歌ってるようにBOSファンはカイリーが嫌いでしょうし、ネッツのスターのお二人はこの煽りをされて黙っているとは思えないので、場外戦も面白そうです。

    このことは置いておいて、試合内容もテイタムがさらにもう一つ成長できるかですね。チームが弱いところからスタートした為にプルアップ、ポストフェードウェイ、クロスオーバーという武器を身につけながら歴代屈指のスコアラーになり、後からウォリアーズに移籍してチームオフェンスの中でも活躍する形を身につけたデュラントと
    ある程度勝てる環境があって、チームオフェンスの中でも活躍できるけど、要所では個人攻撃を任されているテイタム(ただその個人攻撃がまだ不安定)が対決するのは楽しみです。

    昨年までのデュラントでしたらレベルが違ったというのもありますが、アキレス腱からの復帰したシーズンなのでテイタムにも十分チャンスはありそうです。

    1. 昨年のテイタムがタフショットで問題だったことは、今シーズンになって回収されたので、やっぱりこのタイプのエースは自分でやる経験も必要ですね。
      レナードみたいなタイプはレアケースですし。

      チームディフェンスが向上していることと、セルツにはデュラントキラーのブラウンがいるので、直接対決になったら「テイタムが勝った」も出てくるかもしれません。

  3. マッチアップを分析して後半に穴を突いていく攻め方は、MIAの2-3ゾーンに対して有効じゃなかったということじゃないでしょうか?
    誰が攻めるにせよ、ペネトレイトから崩す方法論しか無く、スペースが広くてパスを散らしやすいコート中央からの突破を選びがちです。これに対して2-3ゾーンのトップをジミーとクラウダーで埋める対応はハマっていました。
    これまでならテイタムがキャッチ&シューターだったので、逆サイドのコーナーやウィングに構えて高確率のショットを沈めることが出来ました。テイタムがハンドラーになるとパスアウト先が足りなくて、スマートが打つしか無かったような気がします。その役割はヘイワードだったのかもしれませんが、怪我で出遅れました。一方で、マイアミとのG5までに負けた試合は全て5点差だったので、「テイタムが勝負弱いんだから負けたんだよ」というのももっともな意見だとは思いますが。
    ただロジカルに整理すると、シューター不足が招いた敗退であって、来季についてはヘイワードが健康だったら残留させてテイタムの成長を見るのも一手、ヘイワードをトレードに出してキャッチ&シューターを補強するのも一手です。個人的なオススメはダブついた若手と今年の1巡目指名権で、ルーク・ケナードの獲得です。

    1. ヒート戦に関してはその通りですし、その傾向は2年前も同じでした。
      セルティックスキラーのスポルストラです。
      でもヒート戦以外もマッチアップ利用はしませんでした。大体、ケンバとテイタム。それしか手がないかった(柔軟性がなかった)ってことでもあります。

      シューター不足というのもごもっともにして、それがケンバ獲得から始まる多様性が足りないロスターでもありました。なので、相対的に失敗です。
      テイタムの勝負弱さも、まぁ仕方ないと思いますしね。ドライブ中心のチームはどうしても、こうなりがち。
      前はスマートのゲームメイクからカイリーに1on1させていましたが、今は初めから1on1が増えたのも気になります。

  4. テイタムに関してはほぼ同意です。「彼を次のセルツの永久欠番選手にする」ともしセルツが決めたなら、ロングな未来への積立としてはアリなシーズンでした。(正念場になるとミラクルを起こさないのは変わらずなので、その見立こそが割と怪しと思っしまいますが…)

    オフェンスではチームオフェンスの物足りなさ ディフェンスでは個人ディフェンス力の物足りなさが課題で。上手くいかんもんです。

    「クリッパーズは主役を集め過ぎた」がほんとそれで、レイカーズも主役キャラ多いんですが、いい感じに「元主役」になった人達だし、元主達が脇役をしてくれました。「元主役」を手名付けたKING御大とヴォーゲルが偉大でした。どちらかだけだと空中分解してるでしょーし。(地味にADもかな)

    セルツも「脇役集め」ですよね。ヘイワードでやるしかないですよね‥ロジアーとホーフォード(いっそベインズ)にケンバで良かったよーなセルツ。。。タラレバですね。ヘイワード好きなんでヘイワードにも幸あれ!!

    その脇役を上手く従えられるか!?がチームリーダーとヘッドコーチには必要なスキルなのかも。スキルとゆうか人望とゆうか。

    まだ2人とも「若い」のでみなまで求めちゃ酷なのでしょーね。(ブラウンがんば!!)

    1. 豪華なスターターを揃えるのか、わき役を充実させるのかは方針が分かれますね。
      レイカーズはビッグ2で成功したわけでして、代わりに出てくる選手が手厚かった。
      ヒートも似たような構成ですが、アデバヨのサラリーが安い事情も。

      セルツはテイタムが来年まで安いので、そこから事情が大きく変わります。
      ヘイワードで豪華主義にするか、それともわき役充実か。悩ましい。

  5. いつも楽しく拝見しております。

    個人的には数年前から、
    優勝するには適切なタイミングでいかにオールインできるかが勝負であり、長期的視野は不要だと思っております。というか長期間ハイレベルなチーム状態を保つのは無理なんですね。
    そういう意味でも管理人さん同様ホーフォードをキープしなかったのは完全に編成のミスだと考えていて、HCの戦術の幅を狭めたなと感じていました。

    同じミスを犯したのはKD在籍中のOKCだったかと思います。ハーデンは絶対に残して勝負をかけるべきでした。
    その点LALは毎度毎度上手いですね。

    時代を先取ってBIG3を形成し優勝させたエインジらしくない采配だったなというのが一番強く残ったシーズンでした。

    1. なーんかケンバの獲得は「カイリー失ったと思わせないための策」にも見えちゃいました。
      ホーフォードじゃなくても、誰かしら便利なビッグマンを連れて来ていればなぁ。モリスも移籍していたわけですし。
      エインジらしくないわけですが、一方でまだ指名権いっぱい持っているんですよね。
      それも近年の成功がもたらした要素に拘ってしまったのかもしれません。

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