ナゲッツ1-3レイカーズで迎えるゲーム4
ゲーム4って怖いよね。4-0、3-1、2-2のどれかになるわけで、どんなシリーズになるかを決定づけるみたいな感じです。その試合でレイカーズはハワードをスターターにしてきました。ちょっとずつ柔軟なのがヴォーゲル流。
◎同じ様で違う
マレーとヨキッチのピック&ロールでスイッチさせて、ヨキッチのポストアップを狙うもハワードがスティール。同じ形からオフボールスイッチでKCP→レブロン→ADと交換したら、AD相手にきめちゃうヨキッチ。不思議な関係性で始まります。
レイカーズはほぼADのポストアップ。これで早々にミルサップが2ファールでクレイグと交代です。マッチアップがグラントに。またもめちゃくちゃ決めるAD。凄まじいな。
ナゲッツはマレー、マレー、ハリスとアウトサイドから決めていきます。ビッグマンが多いのでインサイドは責められず、だけどヨキッチのパス1つでオープンになる。確率はそこそこなのでレイカーズがリード。これまでと同じ展開。
しかし、タイムアウトからヴォーゲルはゾーン導入。これがこれまでのゾーンと違って、3-2で真ん中がAD。つまりトップを守るのがADになりました。マレーのシューティング対策のゾーンです。なお、クレイグにはゴール下カッティングを食らいました。これまではそこで囲まれて決められなかったやつです。
これが功を奏したかどうかはわかりませんが、単純にレイカーズのオフェンスがレブロンの3Pに、あとはハワードとADがリバウンドを取りまくってリードします。ちょっと取りすぎなハワード。マジック時代かと疑うような活躍ぶり。
レイカーズがADのワンビッグとなり、お互いにセカンドユニットが増えると、やっぱりナゲッツペースになります。これも変わらないね。ただし、KCPとクズマがアウトサイドから決め、MPJとモンテが決まらなかったので、内容と点差は一致しません。ゲーム3が一致しすぎただけです。
そんなわけでハワードを筆頭に全員が奮闘したレイカーズが優勢で1Qが終ります。最後にマレーの判断ミスからカウンターがあって37-30と7点差がついたのが、もったいなかったナゲッツでもありました。同時に最後にプラムリーのフリースローが外れたのにロンドがレーンバイオレーションでやり直し→それも外すけどロンドがモンテにリバウンドを取られる。というレイカーズでした。ヴォーゲルがリバウンド要員を投入するべきでしたね。
◎スーパーマンvsMJ
2QになってもMPJが連続で決められず。そこ大事よMPJ。ヒーローは37点とったぞ。カルーソが決めたレイカーズなので、点差が開いてマレー→ヨキッチと高くなったナゲッツは、スピードでクズマに切り裂かれます。これまでにない展開。
タイムアウト明けにやっとMPJが決め、さらに
プラムリーのポストアップ
→キックアウトでグラントが3Pフェイクからドライブ
→キックアウトでヨキッチ3P
となり、反撃するナゲッツですが、クズマが簡単には主導権を譲らない3Pで対抗します。・・・にしてもMPJがコーナーにいて、プラムリー→グラント→ヨキッチで成立するのクレイジー。
次々と決めるクズマに困るナゲッツディフェンス。これまでにないハーフコートオフェンスでレイカーズを救い、常にリードをもたらすクズマ。3年目の中で置いてかれつつあるシーズンにヒーローのように逆転劇を起こせるのか。
かなり困ったナゲッツは何とかオフェンスで対抗します。MPJはドライブで、ヨキッチは3Pで。MPJもケガさえなければね。ずーっとレイカーズがリードを保ったままスターターが戻ってきます。
すると決まらなくなるナゲッツ。でもADも決まらない。決まるのはレブロンだけの時間に。ヨキッチやミルサップのパスミスもあれば、ミルサップのドライブがADのファールを誘って、なかなかリズムが生まれない両チーム。
そんな時はマレーのサーカスショット。レブロンのブロックをダブルクラッチでかわしつつ、体の方向と逆側のボードから決める伝説クラスのスーパーショット。
レブロンとADのシュートも決まらずナゲッツが追いつくと思った残り1分。ここでまたもハワードがプットバック&ワンでチームを救います。スーパーマン・ハワードが帰ってきたかのような強さと運動能力を発揮して、レイカーズは60点まで積み上げました。ハワードとクズマに救われた前半は5点リードで折り返します。
◎粘ったのはどっちだ?
ハーフタイムで元気になったかADの3P、KCPも続いて、またもスターターはレイカーズなんだけど、形が違うな。好調なシューティングで試合を進めるレイカーズに対して、決まらないナゲッツはヨキッチとマレーでインサイドへ。点差は変わらないけど、またミルサップがファールでベンチへ。あーあ。
そして流れが悪いと思っているのはヴォーゲルなのでタイムアウト。レブロンのアイソにします。そしたらファールドロー→2本目のフリースロー外し→自分でプットバック。マレーとは違う形のMJをやりました。
空気読まないKCPがドライブダンクも決めてリズムが良くなってきたレイカーズに対して、シュート決まらないナゲッツ。頼みのマレーも3Pが決まらない。ドライブしたらファール貰ったけど、指1本をKCPが手ではたいたので、指を痛めます。マレーさん、どれくらいケガしているんだろうか?
まぁそれでも、あまり見たことない形のユーロステップで個人技アタックしてる。でもキックアウトすると決めてくれない。ロンドが決めちゃったレイカーズが11点リードになります。ちょっとシューティングに差があるゲーム4です。
レイカーズはロンドがドライブを挟んでくれて、シューティングに頼らなくなっていきます。レブロンとロンドのチームになってきたな。なので常にリードを保てる展開に。ナゲッツはやっとMPJでアウトサイドから決まりますが、ヨキッチも外したからリズム生まれない。
最後にMPJがもう1本3Pを決めてくれて、87-84とレイカーズのリードは3点になって3Qが終ります。どっちが粘ったのかよくわからない展開でした。シュート決まらないナゲッツがついていったし、インサイド苦しかったレイカーズがファールドローとロンドで耐えたともいえるし。
なお、レイカーズはゾーンをしましたが、特に意味はありませんでした。モンテがロジカルに崩せるポイントを見つけていたのが印象的。かといってシュート決まるのMPJだけだったし。
◎ノーラッシュ
レブロンを残すレイカーズ。しかし、そのレブロンが中途半端なプレーで流れを止めます。ナゲッツはクレイグ、グラント、ハリス以外はレブロンを大きく離しことを選択して守るのですが、そこで迷って時間を使い、でもミスマッチっぽいから強引に行って、放り投げパスアウトやショットクロックオーバーに。
ナゲッツもマレーがレイアップミスしたり、スローインをスティールされたり。今日は変な試合だな。
とにかく決まらないナゲッツはフリーの3Pだけでなく、遂にゴール下まで決まらなくなります。レイカーズもレブロンの3Pはエアボールになったりして決まっていないけどファールドローでジワジワ。しかもヨキッチが5ファールに。一応ミルサップと交代します。
マレーとのピック&ロールから、そのミルサップがヨキッチばりにクレイグのダンクをアシスト。同じ形から、今度は突っ込んだマレーがADの上からフローター。タフショットの方が決まる男。次も変態左手タフフローターを決めるマレー。
ディフェンスでもミルサップはADを止めに行き、シュートには手も足も出さなかったところ、ADが自分でミルサップの足を踏みます。痛そうにするAD。ミルサップは悪くないよ。なのになぜかミルサップのファールに。そりゃないだろ。レイカーズ5点リードのまま。
残り6分でヨキッチを戻しますが、通常はMPJを残すところミルサップを残します。
決まらなかったシューティングですが、空気読まないKCPが3Pを決めると、まさかのミルサップが決め返します。でも次はKCPにポストアタックを止められた。一進一退が続きすぎです。どっちもラッシュできないぜ。残り4分4点差。
◎クラッチ・ナゲッツ
マレーのレイアップをレブロンが止めると、そこから走ったレブロンがロンドのパスをもらってレイアップ。本日はハリスの代わりに残っているモンテはドライブからマレーばりのタフフローターを&ワン。続くぜ接戦。
ここでADが突然のファンブル。でもディフェンスで救うレブロン。ディフェンダーのレブロン。オフェンスはごり押ししかしてない。そのごり押しでファール貰って、レイカーズがリードを広げます。
マレーで追い上げられないの、このプレーオフで初めてなんじゃないかってくらいの感覚です。まぁ本当は手をたたいているレブロンのファールなんだけど、そこは神通力があるからね。
そうなるとヨキッチですが、こちらもいつものフックショットが決まらない。それを決めまくって勝っていたのにね。これで完全にレイカーズの勝ちパターンになりまし
・・・マーキーフがオフェンスファール→ディフェンスファールで助けます。退場。残り1分5点差に踏みとどまったナゲッツ。踏みとどまらせたレイカーズ。
レブロンアタックが外れるも、リバウンドをAD。そしてやり直しのオフェンスでグラントがチャージドローを狙うも自分のファールに。まぁここで勝負賭けなきゃダメだったね。それはそれで仕方のないプレーでした。
残り1分7点差。マレーが強引にファールドロー。でも2点だとスティールしないと追いつけない。&ワンが欲しかった。
レイカーズは当然レブロン。空いたKCPが打って外すけどリバウンドにはロンド。3P打たせると、こういうこともあるね。ファールゲームになります。
ちなみに昔ダントーニはこういう勝っている状況でファールゲームを選びました。ここもそれでよい気がしますが、ヴォーゲルはマレーにADをつけて3Pを打たせないことを選択。結果はリバウンドでミルサップがファールドローで粘りました。
最後もマレーの3Pは決まらず。ナゲッツがクラッチ勝負で決められないというゲーム4の展開を象徴するような「これまでと違う」形になったのでした。
・・・そして、またも1勝3敗になったよ・・・。
まとめはありません。
プラムリーを多めに使ってヨキッチのディフェンスの労力を減らした割りにオフェンスでハッスルしなかったヨキッチ。
何が狙いだったのかよく分からなかった。
狙いじゃなくて限界っぽい・・・
,>ナゲッツ1-3レイカーズで迎えるゲーム4
あれ?
間違えまくってるな・・・
FG%、3PT%で優ってるのに試合には負けるのがDENらしいというか。ディフェンスは成功してるんですよ。問題はオフェンスです。ヨキッチ、お前だよ。
お疲れ!