ECF④ヒートvsセルティックス

ヒート2-1セルティックスで迎えるゲーム4

何故か、中3日となったイーストファイナル。どこでスケジューリングされたんだっけ。ゲーム6まで行けば現地の日曜に試合があるので、視聴率的にもそれがベターなのでしょう。

疲れていたのはセルツの方なので天の恵みならぬ、NBAの恵み。対策が必要に見えるのもセルツの方なので、一挙両得みたいな。
ただ、新しい何かを仕込みたいのはヒートの方なので、そんな要素が登場すると再びヒートに傾きます。

そして試合は「バトラー中心のアタック」で始まります。ゲーム3までとは違う形を選んだヒートです。

◎読ませないスポ様

決まったのはポストアップの押し込みとリバウンドくらいだったバトラーアタックですが、起点をそこにすることは明確となり、当然マンマークは強くなります。スイッチするのでブラウン、スマート、テイタムと流動的に。

バトラーが触ってから、ドラギッチやアデバヨに戻ると、フェイダウェイジャンパーをテクニカルに決めたり、例によってアリウープをねじ込むモンスター・アデバヨ。そしてタイスを狙ったミスマッチ誘導からのドラギッチ。ゴールデンコンビによるタイスいじめはゲーム4でも続きます。

この状況でブラッド様はゲーム3と違って、タイス→ロバートを選択します。ところが、同時にアデバヨ→イグダラでスモール発動のスポ様。またも「してやられた」ようなブラッド様。オフェンス時に何故かコーナーに立ったロバートのポツン感が目立ちます。

そして見事にダンカンとのハンドオフから、コーナー3Pのイグダラ。この3点は完全に作戦で奪った3点です。イグダラが外す可能性の方が高かったシュートですが。

しかし同点。ケンバが切り裂くことでセルツも得点を積んでいけます。ディフェンスでも動きの良いケンバが、ダンカンにミスショットさせるプレッシャー連発なので中3日が効いています。

タイムアウトのスポ様はアデバヨを戻します。ゾーン発動です。
ヘイワードがロバートへのロブパスを狙うも、自分がやっていることをやらせるわけにはいかないので、パスカットのアデバヨ。えぐい。そして例によってオフェンスはロバートのスピード狙いのドラギッチ。ところがパスミス、レイアップミスで攻略しているのに失敗。

スポ様は更にソロモン・ヒルを投入です。本当にわかりやすいHC対決だ。読みに長けたブラッド様に「読ませない」スポ様。ここでソロモン・ヒルなんて、何の意味があるのかわからない。実際、特に意味はない。テイタムのオフェンスファールを引き出したくらい。なお、本来はDJJなので、ヒルの意味がないだけで、ヒルで悪いわけでもありません。

セルツはドライブキックアウトでコーナー3Pを狙っていく良いオフェンスが出来たものの、全然決まらず。修正したのにね。
だけどディフェンスも特に何もさせず。修正できているよ。

快調に始まったかに思えた1Qですが、終盤になると急激にオフェンスが止まって23-22とロースコアになりました。ロバートとヒルの投入はお互いに守れたッてことにしておこう。

◎テイタムとヒーロー

繋ぎかと思われたロバートですが、守れているからか継続します。その一方でヒートはなかなか3Pを打てないので、インサイドにリムプロテクターを置くことでアウトサイドを守りに行っている感じ。

それは「3Pは決めるけど、ドライブからの判断の悪い」ヒーロー対策を思い浮かべるのですが、そのヒーローはストップジャンプシュートを迷わず打つので、ヒートはヒートで修正。「判断するな!打て!」って感じの修正。これが決まって常にヒートが先手先手。ちょっとだけのリードだけど、先手は先手。

あと1本で追いつく。そんな時間が延々と続くセルツ。ただとにかく個人技アタックが効かない。テイタムもブラウンも効かなくなっているので、中3日がヒートのコンディションも上げています。

そんな中でスティールのクラウダーからヒーローの速攻。これをゴール下コンタクトしたスマートのファールで3つ目。チャレンジを要求するスマートだけど無視するブラッド様。でも交代はさせない。

ケンバが戻ってきた残り5分。1人だけタッチの良いプルアップ3Pで38-38とやっと追いついたセルツ。この時点で4試合トータルの得点も互角らしい。
追いつかれてから、またゾーン発動。ケンバしか決まっていないから、ケンバの3P止めに行くような判断っぽいです。ちょっとインサイドは緩いから、ブラウンへのアリウープが通ったよ。

ヒートは例によってアデバヨ近辺のピック&ロール連発。タイス狙いとアデバヨ任せ。ただオフェンスファールが混じったことで、そこまで得点は伸ばせず。
ピックで体半分抜け出したドラギッチがヘイワードのファールを誘いながら、3P&ワンを決めるも、この時ドラギッチの肘がヘイワードの顔にはいっていたのでチャレンジのブラッド様。でも、チャレンジ失敗。意外だな。完全に顔だったぞ。これで残り2分6点差。

この後、ヘイワードもクラウダーもドフリーの3Pが決まらず。ブラウンはトラベリング。ヒーローは速攻をテイタムにブロックされる。お互いに元気だからかハードなディフェンスが目立ちます。

決めたのはアデバヨのプットバックと、ブラウンのゴール下。50-44でヒートのリードの前半でした。ドラギッチの4点プレーにおけるジャッジが明暗を分けたくらいです。

前半はテイタムが0点。そこにあったのはたぶん
①インテンシティの高いヒートディフェンス
 (中3日で元気)
②ドライブ対策を修正してきたヒート
③ゾーン対策でパスを散らすセルツ
という両方の事情が重なったのだと思います。

ハッキリしているのはテイタムに限らず、両チームの個人技アタックが効いていないこと。ほとんど決まっていません。例外がヒーロー。前半15点を奪ったジャンプシュートはヒートにアドバンテージをもたらすとともに、それがなければ苦しかったヒートでもありましたとさ。

◎攻略とテイタム

後半の立ち上がりに両チームが持つ武器の違いがハッキリと出てきます。それはダンカン・ロビンソン。つまりはシューター。

ヒートのオフェンスはアデバヨとダンカンが信じられないくらいの回数ハンドオフを繰り返して3Pを意地でも打とうとします。外しまくっているダンカンですが、それはケンバがチェイスしまくっている結果でもあるので、何度も同じ形でついていく。

加えて、このプレーをせずバトラーのアイソ気味の時のダンカンは3Pラインの2mくらい後ろにいて、ディフェンスを見ながらポジションを変更していきます。シューティングポジションを探すので常に気を抜けません。

「常に気を抜けない」はずっと同じなので、ここでは置いておきましょう。決まるか決まらないかは別にして、どうしても広がらざる得ないセルツディフェンスは、それでも収縮を繰り返すハードさは忘れません。

一方のヒートディフェンスは、とりあえず「ドライブ優先」のちょっと引いたゾーンやマンツ―をします。このディフェンスは休養明けってこともあって強力。でも前述の通りセルツもしっかり守っているので、互角っぽい感じです。ただ、シューターのいないセルツは、3Pラインの1m圏内での動きであり、ヒートもそこまで3Pを警戒していません。

正直、ここにリラードがいたら、ディープ3P打ちまくるだろうな。
今シーズンはブレイザーズとは1勝1敗のヒートですが、リラードの3Pは6/15と6/12と打ちまくっています。ちなみにホークスもヤングが3P8/15で50点奪って1勝だけしています。

ヒートのゾーンは守り方を変えるので、一概には言えませんが、後半開始はそんなシュートが欲しかったくらいインサイドを塞がれ、しかも再びケンバとスマートがトップ近辺から動かないのでストップしたオフェンスでヒートが12点リードまで広げます。

インサイドを固めてくるヒートに対して
・広げるための積極的なシューティング
・オフボールでのポジション変更
両方足りなかった感じのセルツ

ところが、クラウダーが速攻レイアップをミスすると、そのカウンターからトランジションでテイタムが3P。やっと打てた。ここでタイムアウトのヒートですが、ブラッド様はケンバ―をコーナーに変更。これでトップの広いゾーンをスマートとテイタムの2人で使うので、ドライブキックアウトから再びテイタムが3Pです。やっとやり返したブラッド様。

そしてここからヘイワードも登場して、セルツは実に見事にヒートのディフェンスを攻略していきます。このシリーズ初めてじゃないかってくらいに見事な攻略。遂に捉え始めたのは準備期間が長かったからか。単に混雑していたトップをきれいにしたからか。

ギャップを使いながら、コーナーに選手を配置し、ドライブする間にオフボールで空いたポジションに移動する。アデバヨの高さもロバートが対抗し、インサイドでも負けない。そして鮮やかな崩しが出来ると、遂に、遂にテイタムもドライブ&ワン。ここまで長かったセルツ。調子に乗ったテイタムは強引にクラウダーを吹っ飛ばしての&ワンも続きます。

・・・難しいな。チームとしては明確に改善したことで得点したけど、テイタムは単に気持ちが乗ったら、これが出来たってことか・・・。3Qだけで16点のテイタム。最後はブロックで叩き落して1点差に詰め寄って終わります。1本決めてから調子乗りすぎだろ・・・。

◎テイタムか、チームか

ノッているテイタムを代えないことにしたブラッド様。スクリーン利用のドライブも決めて引き続き好調です。でも好調なのはヒーローも同じ。「挑む側」のヒーローがテイタムに迫る活躍で、逆転を許しません。

しかし、ヒーローではなくバトラーとドラギッチが行くと共に決まらず。テイタムではなくケンバやブラウンから攻めて、最後はタイスのダンクで遂に逆転するセルツ。要はオフェンスの戦いに移行してきて、外した方が置いて行かれるように。

でもやっぱり、ここから流れが変わります。理由はヒーローね。アデバヨとのハンドオフから3P。
セルツはセルツでスマートよくわからないドリブルしてターンオーバー。次はパスミスとターンオーバーを連発。せっかく広く使い始めたオフェンスがスマートによって狭くなり、そしてテイタムがボールに触れなくなります。
触れなくなったテイタムはヒーローにぶち抜かれてリバースレイアップを決められます。テイタムってこんなに気分屋だったっけ?

タイムアウト明けでポストでギャップのテイタムに渡すと、ムリヤリのタフショットフェイダウェイですが決まります。なんだそれ。それでよいなら、ずっと繰り返せばいいのに。攻略していたのがバカみたいな必殺技。もう一回強引にファールドロー。

初めて攻略に成功したセルツというゲーム4ですが、そこからは「チームで攻略」よりも「テイタムが気持ちよく打つ」方が大切な空気を出していきました。ゲーム3までを肯定するような内容にして、だったらスーパースタームーブしてくれないと困る。

ヒーローの方は3Pラインの1m後ろからムリヤリの、強引な、無慈悲なプルアップ3Pを決めます。とはいえ、ヒートの方はチームで何回もアタックして、ダメならやり直して、ショットクロックなくなったら自分で行くしかない!っていうシュートなので、微妙に違う。

残り3分半でヒートが5点リード。

◎普通が超すごい

少し前からノーセンターのセルツ。再びトップ近辺が混雑します。センターがいれば1人がゴール下だからね。ブラウンのドライブにスマートがカッティングで合わせたプレーは良かった。あとはテイタムの3Pくらい。

ヒートは苦しみながら、ポストでボールをもらったドラギッチが見事なポストムーブで加点。スモールが裏目に出ているセルツ。リバウンドもヒートにばかり落ちてくる。同じく押し込んでのバトラーのジャンプシュート。ゴール下に侵入したイグダラからキックアウトでドラギッチ3P。

クラウダーのファールから登場したイグダラはとにかく打たない。しつこい。でも何度も、どこにでも中継役に出てくる。ヨキッチみたい。なので、ちょっとナゲッツっぽくなっているヒート。何度もオフェンスやり直して、パスを繋いで、最後はタフショットマレーならむヒーロー。

残り1分で9点リードになったヒート。完全にやらかしたブラッド様・・・なのかスマートなのか、テイタムなのか。全体ってことだな。

それでもテイタムが3Pをねじ込み、さらにスティールから速攻。これをバトラーが完璧に止めるのですが、ファールコールされたのでチャレンジ。チャレンジは成功なのだけど、観た感じはテイタムのオフェンスファールだけど、ジャンプボールに。

マイボールにしたセルツですが、テイタムの3Pは決まらず残り18秒でヒートが6点差。それでもブラウンが3P決めたし、ケンバも3Pファールドローで粘り続けたセルツでしたが、しっかりとフリースローを決めたヒートが逃げ切りました。

タイムアウトとレビューで非常に長かった残り20秒でしたが、ヒートボールのスローインになると、当然セルツはハイプレッシャーディフェンスをします。迫力あるのですが、スロワーのドラギッチが3次元の「高さ」も「スピード」も「距離感」も完璧なパスを通し続け、そして受けるバトラーはコンタクトがあってもぶれることなく確実にキャッチしていきました。

ちょっとすごかったクロージング。普通の事をしているだけなんだけど、普通のレベルが超高かった。ヒートの強さを垣間見た残り20秒でした。

◎ニャースさんの出番です

さて、この試合は色んな事がありました。中3日空いたことで中身の濃いゲーム4となりましたが、同時にセルティックスの波紋が広がるゲーム4でもありました。いろいろ触れる前に、一番はここですね。

〇タイラー・ヒーロー
37点 FG14/21
3アシスト

37点のルーキーは様々な記録を打ち立てました。文句のつけようのない出来でした。

ここからは一問一答形式でニック・にゃーすさんに語っていただきましょう。両チームが起こしたゲーム4ならではの変化について。

Q.ヒーローがすごかったですね。判断力に課題のあったゲーム3から何が違ったのでしょうか?

にゃーす

プレーが明確になったことが全てであり、ヒーローの強気な姿勢が結果に結びついたにゃ。21本のアテンプトがあったにょに、ゴール下は3本、ペイント内も3本だけで、残りの15本が全てペイントの外と、とにかく「シュートを打つ」ことを徹底して、判断の悪さを消したにゃ。

にしても、ペイント外で9/15は決めすぎにゃ。現代スマートオフェンスから離れる個人能力は、プレーオフらしさであり、ラプターズになかった個人技にゃ。

Q.ラプターズと言えばシアカムは完璧に抑えられましたが、何故ヒーローは抑えられなかったのでしょか?

にゃーす

メインマッチアップがケンバだったにゃ。ヒーローが飛び上がったら、間に合わないので、ジャンプシュートは有効だったということにゃ。シアカムにはない武器にゃけど、いくらなんでも決めすぎ。ケンバはダンカンで疲弊していたのも事実にゃ。
あとテイタムにマッチアップされていると強気に攻めることもできたにゃ。7点はテイタムから奪っているけど、そのマッチアップでヒートの得点は7点。つまり全部ヒーローがいったにゃ。

Q.そのテイタムは後半だけで28点でしたが、すごいのか、すごくないのか難しい試合でしたね?

にゃーす

テイタムもタフショットを決め、3Pを沈め、その得点能力はすごかったにゃ。この試合だけの判断でもやっぱりヒーローよりもワンレベル上ではあったにゃ。ところが・・・ゲーム3のヒーローのように判断が悪かった・・・。
そしてノッてきたら、ヒーローと同じように思い切りの良いシュートを打っていたにゃ。タフショットだけど関係ないのはすごいにゃ。

そう考えると、テイタムを悩ませたのが何だったのかが難しい。もちろんヒートディフェンスの良さはあるけど、ブラッド君の戦術だけでなく・・・スマートのプレーの歯切れの悪さが気になったにゃ。

Q.このブログで突如ブームになったスマート叩き(笑)ですが、まさかヒートがこんなにスマートを追い込むとは思いませんでした。何が悪かったのでしょうか?

にゃーす

ラプターズ戦で何が良かったかと考える方が簡単にゃ。
「テイタムとブラウンの時代」は今シーズンのセルツのテーマになっていて、まさにそれを示していたのがラプターズとのシリーズ。共に20点オーバーで共に18本以上のFGアテンプトがあったにゃ。

このシリーズも共に20点オーバーでも、それはブラウンが3P60%近く決めているからでしかなく、アテンプトが減ってしまったにゃ。増えたのはケンバとスマートの2人。元々なんでテイタムとブラウンのウイングが怖いかといえば、スマートが大きなパスで振り回すからにゃ。
ところが、このシリーズはショートパスばかりで、近くにいるテイタムとケンバ、そして自分のアテンプトが増えてしまったスマートにゃ。「パスで広げる」のがスマートの役割だったのが、せまっ苦しいにゃ。

Q.それがトップの人数を減らした時間帯には、逆によさが出た理由ですか?

にゃーす

そうにゃ。広がればよかっただけにゃ。
でもスモールにして再び渋滞してしまった。もうよくわかんないにゃ。
ビッグマンを1人入れておけばアウトサイド4人で攻略できたけど、5人広がったらムリ。でもセンターを入れるとスピードのミスマッチを使われる。どっちもどっちならテイタムに頼る判断だったのかにゃ。

Q.にゃーすさんならどうしましたか?

イバカを投入にゃ。だめならアヌノビーにセンターをやらせるにゃ。
セルツもスモールでアデバヨを何とかしていたので、ディフェンスを否定するのは難しいにゃ。

ブラッド君の評価を下げるシリーズになっているのは間違いにゃいが、このゲーム4は気分屋のテイタムと、自分を見失ったスマートの扱いに困っている印象すら出てきたにゃ。完璧に攻略した時間帯を続けられなかったのは、HCとしては手が打てないにゃ。

ホーフォードがいれば、どうにでも出来たとしかいいようがないにゃぁ・・・。

Q.一方でスポ様は、前半に見事にブラッド様をだましましたね?

にゃーす

Twitterのトレンドがソロモン・ヒルだったにゃ。スポ君はクレイジーだにゃ。でも、ヒルは起用したけど、ナンもオリニクもDJJも起用しない、まさかの7人ローテになったにゃ。中3日を目いっぱい利用し、社長みたいなことをしたにゃ。

Q.ヒートは全てが上手くいった試合でしたね

にゃーす

そうでもないにゃ。例のクラウダー問題が発生して、FG1/9で7本の3P乱れうちをしていたにゃ。それをイグダラで解消するのだから、見事なマネジメントだったとしか言いようがにゃいな。
選手に困ったブラッド君と、良さ(ヒーロー)を伸ばして、悪さ(クラウダー)を隠してしまったにゃ。

Q.アデバヨはどうでしたか?ヒートで唯一のビッグマンでした。

にゃーす

モンスターにゃ。ただ、アヌノビー戦法でヘイワードがマークしたら、ちょっと大人しくなった。ケガもあったけど、支配力は落ちた。まぁ常に怖いから細心の注意を払っていたセルツではあったにゃ。
ただ1人ビッグマンを、またもイグダラが支えたにゃ。ウォリアーズ時代そのままのイグダラが戻ってきた印象で、非常に厄介だったにゃ。もしもレイカーズとファイナルやるなら、スターターにするかもしれないにゃ。

Q.攻略されたゾーンはどうだったのでしょうか?

にゃーす

この試合で一番のポイントはそこにゃ。セルツは12本のオフェンスリバウンドで、23点もセカンドチャンスを奪ったけど、ペイント内は38点に留まったにゃ。ゲーム2は46点、ゲーム3に至っては60点も奪っていたのだから、ヒートとしては修正成功にゃ。
攻略されたゾーンだけど、3P40本打たれただけで、まずはゲーム3の穴をうまく塞いだにゃ。同時に速攻での失点も17点から7点に減らしたヒートだったにゃ。

Q.つまりヒートは同じ失敗をしなかったと?

にゃーす

というよりは「同じ試合はしなかった」ようなのがスポ流の試合術にゃ。「慣れそうだった」セルツが、違うことをやられたら慣れないのは当然にゃ。
結果的に勝てたけど、負けたとしても後悔しないんだと思うにゃ。失敗を成功に変えていくのは良いHCだけど、成功しても失敗を恐れないのがスポ流な気がするにゃ。にゃーすは前者なので、戦ってみたかった。

Q.インサイドと言えばカンターが登場しませんでしたが、どう思いますか?

にゃーす

ブラッド君も「失敗を恐れなかった」といえるが、そうは思えないのが不思議な所にゃ。ただロバートで押し込んだり、しっかり守ってはいたので、ロバート自体は失敗ではないにゃ。むしろ成功にゃ。カンターでそれ以上を求めなかったってことにゃ。
あとはグラントも起用しなかったわけだが、ヘイワードが守れていたので、わからなくはないにゃ。結果論としては、少なくともロバートはもっと引き延ばして良かったにゃ。レーティングも31あったにゃ。タイスは△20にゃ。

タイスとテイタムに変にこだわるのはブラッド君らしくないにゃ。

Q.これで3勝1敗です。セルティックスは14チーム目になれますかね?

にゃーす

やっぱりナゲッツは異常なので、同じことを求めてはいけない。ただ、ここでラウリーのように奮起できるかどうかは重要にゃ。問題はそれがテイタムとブラウンになるのか、全員になるのかってことにゃ。多分、前者の方が良いにゃ。
コートを広く使って両ウイングからアタックし、ドライブ&パスアウトを繋げていく。そんな自分たちの基本に戻る必要があるにゃ。

ECF④ヒートvsセルティックス” への5件のフィードバック

  1. ヒーローとソロモンヒルで勝ちましたねw
    プルアップスリーは前からやられ放題なんだからもうちょいケアしろよと思いましたけどミドルを最初っから打ち続けてきたのは良かったですね。ミドルが悪の様な風潮大嫌いなんでスカッとします。
    セルティックスはスーパースモールの時のヘイワードのお陰でマシにはなりましたけど相変わらずTOVが多い。ヒートのディフェンスの押し引きが凄すぎます。
    ワイドでも下がり目でも各選手のポジショニングが絶妙でセルティックスからしたらパスしにくいったら。
    シーズン中からずっと準備してた成果ですかね。
    まあどうあがいても勝てなさそうなのはアデバヨをどうにも出来ないから。アデバヨのチームですからね。
    ホーフォードがいたらなぁですね。

  2. 前に言った、「HEATに来てからのイグドラ兄さんはなんか微妙」発言は撤回し、謝罪します。

    えろー すんまへんでしたm(__)m

    いやー 兄さんまだやれましたわー ビックリ仰天やー 

    ボール持たんでもしっかり味方にプレイメイクしてるし、ポジショニングも気が利く。怪しいどころか、「効く選手」でした。

    誰かセルツの「しんどくなったらトップに大集合癖」どーにかして下さい。

    テイタムにこだわるのは僕的には理解出来るんですが、あれだけやられてるタイス起用が??。タイスは悪くない。使うブラッド様がね。

    ブラッド様は毎シーズンプレーオフで?を増やすお方なので、なんだか疲れちゃったワン

    何に期待をいだいて次戦を待てばいいのか悩ましいブラウンファンです。(スマートの欠場?)

  3. 「もうよくわかんないにゃ」のところは、
    「もうよくわかんにゃい」
    のほうが、ネコっぼかったと思います!

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