サーンズ、サンズ、強いぞサーンズ、wowow
TJ、TJ、WOWOWウォーレン!
再開後に好調な両チーム。TJウォーレンがいれば分厚さもあったサンズと、TJウォーレンがエースになるペイサーズ。
つまりは強いぞサンズ!
トレードしなければ、もっと強かったぞサンズ!
◎ブログドンとオラディポ
ペイサーズはブログドンが戻ってきました。これによってスターターが・・・あれっアーロンが残っています。普通ならジャスティンが残るところですが、マクミランらしさなのか。全員を信用するけど序列はめったに変更しない。
アーロン、ブログドン、オラディポを並べるスモールラインナップですが、サンズの方も似たようなものなので空いても考えてのラインナップなのでしょう。
ブログドンとオラディポのコンビに良い印象を抱いていないのですが、ウォーレンの大活躍と3ガードになったことで、オラディポのポジショニングがコーナー側に移り、ブログドンのコントロールからバランスの良いオフェンスになってきます。
アーロン&オラディポだった時はトップでボールを持ちたがり、打開したがっていたオラディポでイマイチだったのですが、ターナー以外の4人がポジションレスになったことで快勝した感じ。もしもホリデー長男がいたらコーナー待ちしちゃうだろうしね。
ただ、だからといって得点が取れるわけではない。フロアバランスの良いペイサーズなのに、インサイドに切り込めない。さーぼーにーす!
調子の良さが裏目に出たというか、アウトサイドから打つパターンが増えたので、せっかくのスペースが使えないペイサーズ。使わせないサンズ。
◎ブログドンとルビオ
1Q8分半が経過したところで、やっとブログドンのドライブで10点を超えたペイサーズ。それに対して24点を取っているサンズ。この違いをPGで考えてみましょう。
どちらも良いPGでチームメイトを生かしてくれます。我も強くないし、でも自分で行く事も忘れない。
ただ、プレーメイク的には違いがあって、ブログドンはわりと止まったところからチームメイトの動きに合わせていくタイプ。
ルビオは自分が動くことでチームメイトを扱っていくタイプ。加えてルビオの方がフロアを横断するパスを出します。ブログドンはショートパスの繰り返し型。
そんなこともあってペイサーズにドライブが少ないのは、それぞれが正対した形で抜けていないから。
サンズがドライブ出来ているのは、そもそも正対しない形から動こうとするから。そんな大きな差ではないけど、どうにもペイサーズの方が重たい1Qでした。
しかし、ここからルビオに近いPGのTJマッコネルが出てくると、広いコートを活用できるようになってペイサーズが反撃します。なお、3人目のTJは出てこないでビターゼでした。
もう1つの事情はサンズの弱いベンチ陣が軒並み登場したことかもしれません。リードを得たからキャメロン・ジョンソン以外を交代させたら、点が取れなくなってしまった。
24-9から3分半で14-4と反撃され、1Qが終わりました。まぁベンチはペイサーズの方が強いわな。
◎エイトンとターナー
2Qになってルビオ&エイトンを出してきたサンズが取り返します。サボニスのいないペイサーズはインサイドを経由したオフェンスを作れないのに対して、サンズはエイトンがボールを持つのが最も良い形になります。
ここは基本みたいな部分で、ポストを経由することでディフェンスは守りにくくなるし、エイトンは両コーナーに大胆にパスを出すことが出来るし、ミドルレンジをしっかりと決めてくれる。
そういえば、エイトンって「決まるミドル」と「決まらないミドル」で弾道が違うシューティングしていましたが、今はかなり安定してきています。これもサンズが好調な理由なのかも。
〇エイトンのミドル
シーズン 38%
ここ4試合 56%
やっぱりそうなのね。ハイポストでボールを受けて展開したり打ったりするわけですが、エイトン経由の怖さがサンズのオフェンスに安定をもたらしてくれています。
さらにディフェンスリバウンドから走ったことでオラディポとのミスマッチになるとしっかりと体を張ってパスを呼び込みゴール下。うん、派手さはないけど、良いセンターだ。これらの動きをまとめると
・ハイポストで中継役
・正確なミドル
・両サイドへのパス
・ランニングで上回る
はい、ペイサーズファンの皆様、お気づきですよね。この試合でエイトンが見せているプレーは
ターナーにやって欲しかったプレーだ!
ハンドリングスキルがあるわけじゃないし、パスセンスに優れているわけでもない。シャックみたいにねじ込むわけでもない。
だけどハイポスト型としてオーソドックスなスキルセットと正確なシューティングでオフェンスの核になろうとしています。サボニスが来る前にターナーに臨んでいた事だ。
ワンビッグで周囲の4人が動いていくのは似たような構成だけど、そのワンビッグに納まる時の違いが、全体のプレーにさをもたらしている匂いがします。
とりあえずターナーは自信もってミドルを決めてくれ。
〇前半の3P
ペイサーズ 3/10
サンズ 3/17
〇前半の2P
ペイサーズ 17/31
サンズ 17/28
3Pが決まらなかったこともあって、サンズのオフェンスは爆発していませんでした。それでも52-48と4点リードで終わることが出来ました。
わかりやすく上回っていたのはエイトンのFG7/10くらいなので、前半はエイトンとターナーの差だったかもしれません。
◎ハッピーバースデー!
ターナーのミドルから始まった3Qはペイサーズが優勢で進むのですが、開始から9分ほどワンポゼッション差なのに延々と追いつけない展開になります。
何故かあと1本が延々と決まらないペイサーズ。それでいてサンズが加点するとすぐに返すから気持ち悪い。
残り3分半でブログドンがリバースレイアップに行くと、ラッキーなファールを貰って&ワン。これでやっと同点。本当にやっと。
そしてこの時間は前半同様にサンズが弱いベンチメンバーを並べます。これで一気に逆転するペイサーズ。ずっと追いつけそうだったのに、ベンチ陣相手でやっとだよ。
ところが、本日もペインによる謎の活躍タイムが訪れます。一体、何が起きたのかわからないけど、切り崩してしまうペイン。逆転されてから約3分で7点1アシストの活躍で、再びリードを貰たしてくれました。
うーん、うーん、うーん。マジでどうしたんだペイン。ちなみに今シーズンはGリーグで過ごしてきました。馬場のチームメイトだったのね。
〇Gリーグのペイン
29.2分
23.5点
FG48%
3P37%
8.1アシスト
4.9リバウンド
スゲー成績だな。伊達にウエストブルックのダンスパートナーじゃないね。
2015年ドラフト14位でサンダーに加入してから、まだ5年。サンズで4チーム目。夢を諦めるにはまだ早すぎる。明けて8日がハッピーバースデー!
意味わからんけど、このチャンスに来年の契約を勝ち取ろうぜ!
ところで3Qは序盤にスクリーンに行ったブッカーがオフェンスファールをコールされ、オラディポがブッカーにつっかけて足に引っかかりファールドロー。これでファールトラブルになったブッカーがベンチに下がりました。
どっちもチャレンジしても良さそうなシーンだったし、ブッカーがファールトラブルになるくらいならチャレンジ失敗くらいのリスクは軽いものの気がしました。
◎笑うしかない
4Qになってもペイン、ペインであっという間に16点差。ぺーいーん、ぺーいーん。
3Q残り2分36秒 ペインのレイアップで72-72
4Q残り10分59秒 ペインの3Pで91-75
3分37秒の間に3点だったペイサーズに対して、ペインは12点1アシスト。ほぼ1人で試合を決めてしまったキャメロン・ペイン。やばいって!意味わかんないよ!
◎プレーオフモード
点差が広がったとはいえ、まだまだ10分もあるのでペイサーズは追いかけるだけの要素はあったのですが、そこは真打ブッカーがクローズしました。以上です。
もうちょっと言うと、イマイチ追いかける気力に欠けていたペイサーズ。これはレイカーズやバックスにも起きている現象なので、長い中断から毎日のように試合があった中で、気持ちが緩んでいるのかもしれません。
それに比べると緩みがない、緊張感があるのがサンズ。プレーオフには負けられないし、ペインはいろいろと負けられない。ペイン劇場で終わった試合ですが、そういえば思う事は2試合しか見ていないけど、サンズが爆発したのはペインの時間が初めてだった気がします。
1Qもリードを得ましたが、それはディフェンス力とペイサーズがシュートを外した事情が大きい。クリッパーズ戦も延々と接戦だったし、サンズの戦い方は
ラッシュするよりも安定感のある戦い方
こんな感じです。バランスが良く、ギャンブルしない。これがベンチからもペインが加勢し、エイトンが安定していると起こる現象なのかはわかりませんが、ランニングゲームばかりしてアップダウンが激しいウィザーズとは違うんだぜ。
ファールトラブルのブッカーが29分に抑えられたものの、エイトン、キャメロン・ジョンソン、ミカルの3人が35分のプレータイムとプレーオフモードは継続中。それが緊張感にも繋がっているんでしょう。
強いぜ!サンズ
プレーオフだぜ!サンズ
ペインもいるぜ!WOWOW
ペイサーズはサボニスだけでなく、飛び道具のマグダーモッドもお休み。6スティールと得意の速攻に繋げられずオフェンス力不足を露呈しました。
頼みのウォーレンも16点と、まぁさすがにこんなもんでしょ。いつまでもハイスコアになるはずもなく、そろそろサボニスが恋しくなり始めました。
サボニスがいなくなってから、オラディポが戻ってきたこともあってアウトサイド中心のチームになってしまったので、ビターゼをスターターに加えて2ビッグにした方がバランスが良いかもしれません。
ただそうするとインサイドの人数不足かな。3人目のTJが短時間で良いのでスターターになるとかさ。サボニスが戻ってくる想定なら不要ですが、戻ってこないなら、オプションが欲しいなーと思った試合でした。
期待の若手だったペインももう26歳なのか…と思うと時の流れを感じますね。
今年はサンダーの若手もドートは勿論、ディアロ・ベイズリーも(主にシューティングが)良くなってきて非常に楽しみですが、チームを離れた選手も他球団で活躍している姿を見れるのは嬉しいです。
先日のHOUーDEN戦でもPJ Dozierがかなり成長したように見え驚きました。
本来、シューターで獲得したファーガソンは苦しんでいるし、サンダーの選択は特定の能力よりも総合力に適してますね。
ペインのPGとして素晴らしいというよりはスコアラー路線なので、求められる役割次第なのかも。
ペインを筆頭にこのままノリノリの状態でプレイオフに進めば面白いんじゃないかと思いつつも、プレイオフに進んだら個人としてもチームとしてもそれで満足してしまいそうなサンズ。
今までダンスパートナーとしての能力しか示してこなかったペインがここからさらに覚醒してレイカーズでも倒したら、来季はどこかのチームでスターターになる可能性もある!?
満足しそうです。満足の前に脚が動かなくなるとも思ってます。これで戦い続けるのが難しいから今の成績ですしね。
ペインは来期チームオプションなのでキープできそう。もう1人ハンドラー欲しいな。安く採れそうなのは、、、
フランクメイソン?
コルクマズ?
メルトン?
チオザ?
うーん、難しそう。
ネッツであぶれるTLC、ペイサーズのサモナー、そしてDJオーガスティンとか
ゲームレポートありがとうございます。
素晴らしかったですね、ペイン。
ロングシュートだけでなく、ゴール下のフィニッシュなども相変わらず上手くセンスが光ります。
上で仰る通り来季チームオプションなので残留でしょう。
オコボはアウトですね。
個人的に問題はカミンスキー。
ベインズがいないので仕方ありませんが、NBAレベルに見えない全て…
明日のマイアミ戦も楽しみです。
カミンスキーがドラフトされた頃は、まだスピードよりもシュート力と見られていたんでしょうね。そこだけなら・・・一応、ステップワークもあるか。
実はそこそこ得点力ありますが、サンズのシステムに合わないのも大きいです。
だからといってペインがマッチするのも驚きなのですが。