プレシーズン~ヒートvsグリズリーズ

健康が一番!

再開を目前に控えながら、更新していなかった時期のメンタルに戻ってきている管理人。マジやばい。ちなみに開幕戦はリアルタイムでは観られません。

人間は健康第一だよね。NBA選手ならもっとそうさ。それ以上にNBAチームならもっとさ。ウォリアーズが強かった理由は長きにわたって健康だったことだし、スリーピート出来なかった理由も健康問題だったしね。多分、世の中からケガがなくなれば5連覇していた。

そんな健康がシーズン前半の好調だったヒート。でも、ちょっと不健康になったらペースが落ちちゃった。

中断期間を経て、主力全員が健康で戻ってきたっぽいので、再び上昇気流に乗りたいところ。特にバトラーがクラッチタイムを決められるかどうかを考えていくなら、休みを与えられてよかったよね。

ところで、最下位カウントダウンの記事はグリズリーズがありません。こちらは管理人が不健康だったことと、ジェイレン・ジャクソンが戻ってくるのか、よくわからなかったからです。無事戻ってきたことでグリズリーズはプレーオフに進むと思っています。

◎トレードと健康

ヒートとグリズリーズはシーズン半ばでトレードを実行しました。ヒート目戦ではスペシャリスト集団に近かったところにオールラウンダーのイグダラとクラウダーを加えました。クラウダーってオールラウンドっていうか、特に武器がない(オフェンス)

このトレードで衝撃だったのは、グリズリーズ側がウイング大量離脱したことです。スターターでクラウダーがトレード、JJJは長期離脱なので、8位の座を守れなそうでした。

ちなみにこれによって中断前の15試合中10試合で渡邊雄太がプレーしています。そんな状況だったという事です。

しかし、中断期間が終わったことでJJJが戻ってきたなら、話は大きく変わります。エースってだけじゃなくて、純粋にポジションに選手がいなかったのさ。

この試合は不出来だったJJJ。しかし、カイル・アンダーソンとのコンビで11本の3Pを打ちました。JJJは実質的にグリズリーズで唯一のシューターなので、SFとしてプレーしているのに近くなり、それはカイル・アンダーソンの特殊性を助けてもくれます。

・・・が、なんと3P3/4決めたカイル。中断期間に何があったのか。ロバーソンとカイルの両者が3P決めていく時代がこんなに速くやってくるとはね。

また、「唯一のシューター」JJJの控えにはトレードでやってきたアンソニー・トリバーが入りました。ここ数シーズンは3Pが決まらないから微妙な選手になってしまいましたが、シューターみたいに打つのでバランスはとれています。こちらは準備期間がとれたことでチームにフィットしそうな匂い。

グリズリーズは中断期間で健康を取り戻し、さらには連携面やシュート能力を向上させてきました。ってことで、不安材料がなくなったので、8位の座を守れるでしょう。

◎中外守る

1Qに3P8/11決めたグリズリーズが41点を奪ってリードします。この内容がヒートからすると切ないものでした。

タイラー・ジェンキンスの回で触れたように、ブーデンフォルツァーやアトキンソンのホークス系統のHCはインサイド優先で守ります。JJJやトリバーが出てくるってのはそういうことです。

バトラーのドライブに対して5人で収縮してくるグリズリーズディフェンスに苦しんだヒート。パスアウトが乱れるシーンが多く、イグダラに至っては速攻で唐変木なパスを出していました。ヤバいぜ。

アウトサイドが空いているのでヒートも10本の3Pを打ったのですが、パスが乱れなければもっと決まっていた気がします。乱したグリズリーズの勝ち。

〇ジミー・バトラー
7アシスト 5ターンオーバー

バトラーらしくないターンオーバー数です。インサイドファイトで引っかけられまくってしまいました。

一方でヒートの守り方はフリーを作らないことを優先するのでインサイドに手厚くというよりは適切にローテしていく。ここで動けるアデバヨがアウトサイドまでチェイスすると、バランチューナスのカバーに間に合わないケースが出てきたので、フリーでダンクされるシーンもでてきました。

で、そんなシーンが出てくると今度はアウトサイドが空いてくるもの。だから3P11本も打ったことに繋がったわけです。なお、カイルには打たせて決められたのが計算外。

ということで、中も外も守ったヒートが穴を作ってしまい攻略され、中を守ったグリズリーズが外も守れてしまったわけです。守り方も色々だ。

◎ファールアウトキング

素晴らしいカバーディフェンスをするJJJですが、本日も19分40秒で6ファール退場です。いなきゃ困るけど、いても退場するんだよね。

JJJの問題は継続中。そもそもグリズリーズはプレータイムシェアのチームなので、1人が欠けた所でそんなに響かないけど、一応さ、エースなんだからさ、そればかりやっていると戦術に組み込みにくくなるぜ。

もちろん真エースのモーラントが退場したら一大事なのですが、分厚く戦えるのも健康があってこそ。どうせ退場するJJJがいてもチームには問題が起こらないだけの分厚さで戦おうとしています。

〇イグダラ
5アシスト 7リバウンド

〇クラウダー
3P3/8
8リバウンド

ヒートの方はこの2人でいろいろとカバーさせたいのだと思いますが、リバウンドをしっかりと取ってくれいるのは安心できるところ。

ただ、この試合は走り負けました。グリズリーズのランニングについていけなかったヒート。攻→守の切り替えが遅かったのはメンタルを削られたのか、試合勘が悪いのか。

◎モーラント劇場

超主役過ぎたモーラント。試合を支配していました。テンポよくボールを動かすのに、一瞬タメるとフリーが生まれてしまう不思議さ

〇モーラント 
28.5分
22点 FG9/15
12アシスト

もともと1年前のNCAAトーナメントで株をあげただけに、今が正に成長期。伸びやかなプレーにヒートは手も足も出ませんでした。

ファーストラウンドはキング・レブロンとの対決が濃厚なので、そこでもうひと伸びを期待しましょう。

ちなみにグリズリーズは32アシストを記録。しかし、12アシストのモーラントの次は3アシストが4人というバランスの良さでした。バランスの良いチームにスーパースターがいるって感じかな。

◎ヒートはどうなんだろうね

そんなこんなでグリズリーズの試合となりました。8位を守るためには3勝くらいすればOKなのですが、相手も強いので粘り強く戦いましょう。

一方のヒートはプレーオフは確定だけど3位~6位までは幅があります。セルティックスは簡単には落ちてくれないから4位をキープできるかが大切。でも、ちょっと不安定。

スポルストラは手を変え品を変えが好きなので、不安定なのはいつものことなんだけどね。

ちょっと最後の試合で悪い印象を残してしまいました。得意技を潰され、走り負け、ディフェンスで穴を作り。8試合って考えると短期決戦なので、プレシーズンの終わり方は気になります。

これで3試合くらいつまずいたらヒートファンはグリズリーズを恨みましょう。

ナゲッツ、ラプターズ、バックスだってさ。普通にやっても躓くだろ。

プレシーズン~ヒートvsグリズリーズ” への1件のフィードバック

  1. JJJのファウル癖は何とかならんですかね。代わりといったらアレですが、微妙にジェンにも期待してます。クラークに続く3番目のセンターですが、スクリメージではチームディフェンス(必要な運動量とカバーリング)にも慣れてきているように見えました。3ポイントもそこそこ打てて、スクリーナーとしてもやれるはずなので、JJJが下がった後の砲台として使ってやってください。

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