さようならキャブス’20

殆ど見てこなかったキャブス
たまに観たらラブがかわいそうで可哀そうで。

【キャブス’20 トップニュース】
野放しのガード陣
パスが来ないラブ
さようならおじいちゃん
何故かドラモンド

さようならシリーズの第2回はキャブスなのですが、2シーズン続けて最も試合を観なかったチームの気がします。一般的には「レブロンがいなくなったから」なのですが、このブログの場合は弱いチームでもガンガンみます。観ないのは純粋に面白くないからです。なので必然的に今回はディスることが増えるわけですが、ニックスと違うのは

✖内容の悪さをディスる
〇つまらなかった理由を書く

こんな感じなので、恋愛的には「無関心って、嫌いよりも酷いのよ」ってなりますね。ニックスの戦いは嫌いだった。キャブスには無関心だった。

◎セクストンとガーランド

〇コリン・セクストン
20.8点
3.0アシスト

2シーズン目にして20点に乗せてきたセクストン。ドンチッチとトレ・ヤングがいなければもっと注目されても良さそうなスタッツを残しました。新エースを伸ばすことに成功したわけですから、評価されて良さそうな今シーズンのキャブスなのですが、これがまた何とも言えない。「この選手伸びてきた」というワクワク感がありませんでした。

全くワクワクしない理由は、セクストンが好き勝手やっているようにしか見えないから。「チームオフェンスってなんだ」「適切な判断ってなんだ」という要素から、???ばかり浮かんでしまい、思ったことが

野放し状態のセクストン

こんな印象でした。例えばドンチッチなら、もっともっとワガママに個人技を繰り出すわけですが、チームとして「ドンチッチにやらせる」ことが明確になっており、チーム全体がドンチッチに合わせる動きを繰り返します。

チームメイトが合わせる動きをするわけなので、自由を与えられているドンチッチからしても、「このシチュエーションならパス」「ここは自分で強引に行く」という、しばらく見て入れれば、「なんとなーく、こんな基準で判断しているな」というのが見えてきます。個人技の強さを見せつつも、判断力の高まりを感じられるのだから、選手として伸びてきたと感じるわけです。

それに比べてセクストンは20点をとっているのだけど、チームメイトとの関係性は感じないし、「えっここで打つの?」「そこまでやってパス?」というシーンが出てきてしまいました。チームオフェンスの中で構成されていないので【野放し】なわけです。

判断力があるとは思えない

問題になるのはここです。ある程度のスコアリング能力はみせているけど、適切な判断が出来ているのかサッパリわからない。そういえば昔キャブスには同じようなPGがいましたね。当時は世間的に評価されていた中で「単なる1on1ファイター」って書いたから、浮いていた気がするよ。

こんなセクストンの問題はドラフト5位のガーランドの加入でさらにハッキリしてきました。

〇ダリアス・ガーランド
12.3点
3.9アシスト

ガーランドはそこそこスマートチョイスをするので、セクストンほどわかりにくい判断ではなかったものの、やっぱりチームメイトと絡むのではなく単独アタックをしている形でした。

キャブスはチームとしてフロア全体に広がり、そこから個人突破していくだけのオフェンスを展開しており、

セクストンとガーランドに仕掛けさせるというルールしかない

って感じなのでした。「期待の若手たちに試練を与え成長させる」ようなシーズンだったと言えます。その中で一応セクストンは結果を残したので、無条件に否定することは出来ません。「判断力がない」のではなく「判断力を求められない」って感じでした。

個人を野放しにしたチームオフェンスだから面白くない

管理人が観なかった理由は簡単でした。若者たちに振り切ったという見方をすれば、ニックスとは逆路線なわけですから、その成果は今シーズンだけで判断しては可哀そうです。3年後に評価しましょう。

◎あぁケビン・ラブ

この項目は前回に書きました。

・チームオフェンスの中で適切なパスが来ない
・高い能力を示しているのにアテンプトが少ない
・打っているのはシューターとしての3Pばかり
・その3Pもワイドオープンにはなっていない
・本来はチームメイトとのパス交換を増やすことで真価を発揮する

本当はセクストンとガーランドには野放し自由ではなくチームとしてラブと絡ませる動きを教え込んだ方が良かったと思っています。スターとしては物足りないし、チームを勝たせるほどではないラブですが、こういうタイプのビッグマンがいるとパスの「出し甲斐」があるってものです。

しかし、セクストンとガーランドのコンビは2人合わせて6.9アシストだけでした。チームでの合わせが乏しい戦術と、そこから更にビッグマン過多にしていったことは、GMの迷走っぷりを示してもいます。

◎さようならビーライン

そんなチーム状況の中でHCビーラインが辞任しました。ビーラインについてはサマーリーグの時点で、怒鳴り、わめき散らしていたので「NBAでコーチ出来ないだろう」と思っていたのですが、案の定、崩壊した形です。

話として挙がってきたのは、長すぎるフィルムセッションと差別的言動を発していたことでした。サイドライン沿いでみせる姿そのものの人物像で見事に失敗したわけです。66歳のおじいちゃんHCは「圧力的なコーチング」のステレオタイプで失脚したのです。

失敗したことそのものは致し方ないとして、こんな人物像のビーラインだと考えた時に、キャブスで起きていた問題点は不思議なものがありました。

①野放しで自由になっている若手ガード
②チームとしての連携不足

一見すると単に能力不足なわけですが、ミシガン大をNCAAファイナルまで進ませたHC像とはずいぶんかけ離れたものがあります。「細かすぎる指示と圧力的で厳格過ぎる姿勢」ならわかるのに、「コートではノールール」みたいなオフェンスになってしまっていたわけです。はにゃ?

そんなわけでセクストンのプレーはビーラインの意図した形だったのか、それともHCを無視していたのか、ちょっとよくわかりません。

ビーライン自身は選手に好かれていなかったと思いますが、選手が自分勝手なプレーをしても交代させることなく、寛容に起用し続けていました。「厳格過ぎてムカつく」なんてのはNBAあるあるですし、アトキンソンはそれでクビになったわけですが、ビーラインは「怒りっぽいし小言が多いけど、そんなに厳格ではなく選手に寛容」みたいな二重人格コーチングをしていました。

ちょっと何が起きていたのか、わかりにくいキャブスの新人おじいちゃんHCなのでした。おそらくフロント陣との間にギャップが大きかったんでしょう。ビーライン自身も「とにかくセクストンを伸ばせ」と圧力を受けていたかもね。

ところでミシガン大でファイナルに進んだ時のメンバーには、ウィザーズのワグナーやヒートのダンカン・ロビンソンがいました。相手はビラノバ。

シューターを揃えて戦っていた事を考えると、ラブを使い切れなかった事は不思議ですが、実際にはミシガンでのワグナーはシューター的な要素は小さく、ダンカン・ロビンソンはベンチから出てくる選手でした。大学時代よりもNBAでの方が活躍しているぜ。

高い戦術力というよりも、個人にファイトさせるようなスタイルに見えるので、キャブスがチームオフェンスにならなかったのも理解できるのでした。そしてキャブスのフロントはビーラインを連れてくるぐらいだから、ファイトするチームを作りたかったのだと思われます。

#bethefight がキャブスのハッシュタグなので、ビーラインに期待していたことは、ファイター育成だったのです。なお、次回はブルズです。

バラバラでどうしようもなかった・・・とか言ってますが

キャブスは(ラブブチ切れ事件後の)2月くらいからちょっとずつ役割整理が出来始めてもいました。殆ど見ていないから中身は知りませんが、数字的にはガーランドがアシスト役っぽくなり、セクストンにはフィニッシュの役割を強めていました。

ビーラインの終盤は上手くいきそうな流れもゼロではなかったよ。だからといってHC慰留するほどじゃなかったけど。

◎ドラモンドを補強

そんな中でデッドライン前にドラモンドを補強しました。これは一体どんな狙いだったのか、いまいち掴めません。次のシーズンがプレイヤーオプションのドラモンドなので、出て行ってしまう事も許容しての獲得だったわけです。

放出したのはブランドン・ナイト、ヘンソンで両名ともオフに契約が切れます。なので、サラリー整理というわけではありません。「残ってくれたらラッキー」なのか「ドラモンドでひと商売しよう」なのか。後者を考えても仕方ないので前者を考えましょう。

オフになると重かったトリスタン・トンプソンとの契約が遂に切れます。ラブとドラモンドのサラリーを受け入れる余裕はあるわけです。元々空く予定だったセンターにドラモンドが納まるので、ポジション的には理解できます。ナンスはまだ3年残っています。

そうなるとドラモンドの能力に期待しているわけですが、シュート力以外はマジで超凄いドラモンドなので、8試合だけですが、なかなかのスタッツを記録しました。

〇キャブスでのドラモンド
28.1分
17.5点
11.1リバウンド
1.5スティール
1.4ブロック

チームとして課題であり、ラブには全く期待できないブロックやスティールといったディフェンス面で数字を残してくれました。なおターンオーバーだらけなのでレーティングは悪い。

チームの弱点を補強するような動きだっただけに、どうやら来シーズンの戦力として考えてなくもないような。ドラモンドがプレイヤーオプション行使しなかったら、元に戻ってナンスだけになるわけです。

ドラモンドはポイントセンター的に振舞える選手ですが、シュート力がないだけに周囲との細かいパス交換が欠かせません。逆に上手く絡ませるとアシストだけでなく、見事なハンドリングスキルからのドライブもしてきます。

・強いインサイド
・起点として連携からチャンスを作る
・ポイントセンターだけどシュートはない

こうみると、パス交換からディフェンスのギャップを作りアウトサイドから打っていくラブとの相性は期待したくなります。ディフェンスではラブの弱点を補い、オフェンスではラブと上手く絡めそう。落ちたシュートもリバウンドモンスターが助けてくれる。

ラブとの相性を考えたドラモンド獲得

移籍されたって困らないけど、残ってくれたら活用できる。今はトリスタンもいるからインサイド渋滞ですが、オフに整理すればインサイドはドラモンドに任せた形を作れます。そんなに上手くいくとは思いませんが、可能性は否定しない。

〇アシスト数
ドラモンド獲得前 22.3
ドラモンド獲得後 26.5

〇ドラモンドの被アシスト 4.5

実際にドラモンド加入後はキャブスのアシスト数が急増しました。受け手としてのドラモンドが機能していることもわかります。意外とそれなりにチームにフィットしているわけです。

ただ、ドラモンド側のアシストは増えず、ターンオーバーの嵐になっているのは前述のとおり、これは、そもそもキャブスがチームで連携するオフェンスをしてこなかったので、パスの受け手としての動きが下手だからです。下手っていうか、動かないんだ。

若手たちに自由に突破させていったシーズン
連携で崩したいラブとドラモンド

ドラモンドの獲得はポジティブな現象を生み出しながら、チームの方向性としては相反する要素が混ぜ込まれることになりました。

チーム作りの核をどこに置くのかわからない

トレードは観ている方を困惑させてくれています。まぁシーズン途中までの内容を観て方針転換って事かもしれません。なお、代行HCのビッカースタッフには連携型チームを作るのに向いていないから、方針転換するならHCも変えた方がよいぜ。

ラブ&ドラモンドによるオフェンス構築にガーランドとセクストンを混ぜ込む志向で行くならば、来シーズンはキャブスの試合を観る機会が増えそうです。

◎ドラフト

ということで「さようならキャブス’20」は、おしまいです。最後に各ドラフトサイトの予想を観ておきましょう。これが出来るのも新しいよね。キャブスは2位指名権の前提です。

PF Obi Toppin

http://www.tankathon.com/mock_draft

http://www.nbadraftroom.com/p/2020-nba-mock-draft.html

https://www.draftsite.com/nba/mock-draft/2020/

SG Anthony Edwards

1位のウォリアーズがAnthony Edwardsと予想したサイト以外はキャブスがAnthony Edwards指名となっています。ってことで、3位以下にならなければAnthony Edwardsになるみたいです。

まぁ間違いなさそうです。今のキャブスに必要なタイプだし、この選手をラブ&ドラモンドに絡ませる形は見てみたい。ディフェンスはわかりませんが、とにかくフィジカル不足のチームだったので、強さを感じさせるのが良い。

でも、そうなるとボール持ちすぎのセクストンは不要です。オーナーのお気に入りだからトレードはないのかな・・・

ってことで、センター大渋滞が解消された来シーズンは、若手ハンドラーの渋滞が発生するのかもしれないのでした。

さようならキャブス’20” への11件のフィードバック

  1. そもそもガーランドとセクストンを並べたがる理由が分かりませんね。
    ガーランドがメインになるとセクストンは不安定なシューター化。
    セクストンがメインになるとそもそもパスが来ない。ガーランドがタイミングよく動けるだけにここが本当に勿体ない。
    まだ2年目でスコアリングに関しては既に証明出来てる面あるからセクストンを市場価値高い内にトレードが妥当な判断だと思ってます。オフにチームとしてもガーランドKPJウィンドラー以外はトレード考えてたみたいですし

    あとはwhynotさんの言う通りドラモンド&ラブと若手ハンドラーでどうやってチーム作るのかですね。ここでもやっぱり邪魔になりそうなのはセクストン。

    1. まぁそもそも5位なんて好条件で同じポジションを指名したのが謎でした。売りたかったんじゃないかと思っていましたが、普通に並べていたし。
      ガードとビッグマンを中心にこだわっているように見えるのは、キャブスの伝統的なスタイルかもしれません。

      トレードはどこまで真剣に考えているんでしょうか。そこも読めなくて、だけどドラモンドを獲得して・・・と方向性がわかるようでわからない。

  2. キャブスの再建はまーだ時間かかりそうですねこれは…
    個人的にはナンスをどうするのかが気になってます 

  3. 試合見てないって言ってるのに聞くのもアレなんですが、ケビンポーターjrってどうなんですかね?自由にやらせて上手く育成できたら化けそうな匂いもするんですが。

    1. アービングがいたら好き勝手やって負けるにしても観に行きたいし金になるけどセクストンがそれをやって誰が観に行くの…?って思いますよね。
      今はレブロンの幻で稼げているんでしょうけど商売としても美味しくないですよセクストン。

      セクストンを放出。
      ドラモンドとラブをユニットとして残してドラフトはラメロにしたら東ならすぐにPO争いの下の方には戻れそうな気もしますけどね。
      周りの選手も悪くないし、あとやっぱり東なので。

      負けん気が越野くらい強いと言われるセクストンは地味にファンと球団に可愛がられてるので実際放出はあり得ないんですけど(苦笑
      東はファンも重症化しているから面白いと思います。

      1. すみません!
        誤って返信欄にコメントしてました!汗
        何のこっちゃって感じでしたよね?!笑

    2. まぁ才能は普通にあるのでしょうが
      「自由にやらせて」
      「上手く育成」
      なんて言葉はキャブスのウイングには当てはまらないっていうね。

      現状はどんな選手に向かっているのかが全く分からない、っていう印象です。
      所々に才能を見せたところで、磨かないと使えないわけですから。

  4. 試合を見ずにこのブログだけ見てて、「ドラモンドがハンドラーでラブがロールマンのP&R」などと変なことを考えてしまいましたが、そもそもPFとCでディフェンスをスイッチさせても大して意味が無いから一発芸にしかならないですね…

    1. そこはかつてのレブロン時代も困っていた部分でした。レブロンのマークマン(ウイング系統)がスイッチしても、ラブには何のメリットもないっていう。だから基本はポップしてシューターになる形なんですよね。

      ドラモンドとのコンビは「アウトサイドに相手ビッグマンをおびき出し、早い展開で振り回す」なら良いのですが、ラブは動きは遅くて、ドラモンドは動く幅が狭い。なので、全く機能しないかもしれません。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA