セルティックスを適当に語るスレ

リアルタイムで観るvsペリカンズ

散々、引き立て役になってもらったセルティックスですが、本日はこれといってペリカンズには注目したい事項がないので普通の観戦です。しかし、問題はセルティックス側にも注目したい事項が少ないことです。

「注目したい事項」は「特筆すべき偏った要素がない」という意味であり、セルティックスがバランスの良い形で勝利を重ねているからこそ出てきていません。いい加減、テーマを決めないと書くことがなさすぎるんだけどね。ちなみにヒートも似ていますね。全員が頑張るじゃん。

◉欠場だらけのペリカンズ

ヘイズの高さと機動力に困るセルティックスディフェンスは、相変わらずの高さ不足を感じさせてくれます。かといって、センターに高いサラリー払ったら、このチームは維持できないわけだしさ。

代わりにイングラムを抑え込んでいきます。ケンバが戻ってきたのでスマートがベンチに回りましたが、それでも関係ないんだよね。ブラウンが横から手を出してボールを奪ったり、イングラムはまともな1on1に大いに困ります。

インサイドで待ち構えると苦しくなることもあるので、ここを抑えるのがセルティックスの生命線。となると、キーになるのがホリデーを抑えることですが、本日は欠場です。レディックはコートサイドでジャージを着てストレッチしていますが欠場らしい。ケンリッチも欠場らしくて、なんだよ、この試合観るの辞めようか。

1QのイングラムはFG1/6、3ターンオーバーでした。マークが集中しすぎています。ヘイズが3/3で、他はシューティングみたいな構成になってしまったので、ディフェンス組織が崩れることはなく、まぁそれでも24点とられましたが、ペースが早かったせいです。

なんせペリカンズのディフェンスからホリデーやフェイバーズがいなくなれば、どうなるかは想像つくよね。あっフェイバーズも欠場です。ボールを回されては、空いたインサイドをパスでもドライブでも攻略され、ミスからはカウンターを食らい、41-24となります。

セルティックスのオフェンスがイージーすぎて、時間をかけずにシュートまで到達しており、ペースアップになっているのでした。本当に見どころがないから離脱しようかなぁ。

◉カンターとタイス

前を走るムーアにセルティックスが3人戻っているのに、タッチダウンパスを出してターンオーバーするなど、若さでは片づけられない酷さを出してくるペリカンズなので、ちょっと語りようがありません。ロンゾが3Pで反撃するも、トランジション時にコーナーへ移動して待っていたムーアなのに、フランク・ジャクソンが被りに来てしまいタフショットになってしまったりと、「早く攻める」以外の約束事がなさげなので、順調に点差が開いていきます。

ということで、試合を見ながら、セルティックスの雑感を触れていきましょうか。テイタム・ブラウンの両ウイング、スマートがスマートじゃないこと、戦術・戦略みたいな主眼じゃなくて、「わざわざ取り上げるほどじゃないこと」を雑感していくコーナーです。

1Q終盤から2Q前半はカンターが登場するわけですが、すっかりこの位置が落ち着きました。ベンチから登場する控えセンターの役割ですが、言うまでもなくタイスよりも強力なポストアップオフェンスをもっており、個の力で得点を増やしてくれるありがたい存在です。ハードワークもしてくれます。

ここでもポストアップでヘイズを圧倒すれば、ドライブに対してエンドラインで合わせてのイージーシュート、オフェンスリバウンドを押し込みまくり、一見すると非常に優秀なセンターっぽくなります。ディフェンスはまぁ・・・。

〇前半のカンター
14点 FG6/6
3オフェンスリバウンド
7ディフェンスリバウンド

非常に素晴らしかった前半のカンター。でもそこにはカンターらしさと共にセルティックスらしくない要素が混じります。

・ポストアップで高い得点力がある

これがカンター最大の特徴になりますが、でもそれって「相手のディフェンス次第」なプレーですね。オフェンスなんて大抵は相手次第ですが、特にその要素が強いって事です。本日の相手がヘイズとオカフォーだったので圧倒したけど、エンビードやブセビッチ、ターナー相手にどれだけ決められるんだって話です。

ちなみにポストアップからのFG54%となかなかですが、強豪センター相手に仕掛ける機会は少なくなっています。ベンチ同士のマッチアップにして勝てる確率を上げているような気がするのです。ちなみにエンビードのローテはベンチのセンターとマッチアップする機会が多くなるローテなので、エンビードだけはマッチアップ回数が多いです。そしてFG69%も決めています。

そんなわけで、カンターがベンチから出てくる理由の一つが、マッチアップ調整だと思われます。相手が弱い方が強力さが増すカンターだし、あと正直、ファールが多いからスターターにして頻繁にファールトラブルが発生するよりもベンチにしておいた方が安定して戦える。

・ドライブコースを作るのが下手

もうひとつの特徴というか、タイスとの最大の違いがここです。ぱっと見はカンターの方が得点力に優れているのですが、セルティックスのメインウエポンは「ドライブ」なので、そのためのコースを空けることも非常に重要です。

タイスは3Pを打つだけでなく、ドライブしてきたチームメイトがノーヘルプでイージーに打てるように、自分のマークマンにスクリーンをかけます。3年前くらいから頻繁に使われるようになった形で、確かウォール&ゴータットの得意技でした。これをカンターは全然やってくれません。つまり

・タイスがいるとファーストシュート(ドライブ)の確率が上がる
・カンターがいるとセカンドチャンスの可能性が高まる

こんな構図が成立すると思います。検証したことはありません。そしてセルティックスにとって大切なのは前者であり、より安定して勝つために欠かせない形だとも言えます。

しかし、この試合ではカンターが勝ちまくるし、逆にインサイド担当のカンターだからこそアウトサイドが空く現象も出てきました。そこから決めまくったのがテイタム。そんな話はまた今度にしよう。

こんなことを書いていたら、フランク・ジャクソンが4本の3Pを決めて15点差にして前半が終わりました。最大22点差となったときには、それで終わると思ったのですが、感染を辞めるには中途半端な得点差です。

◉グラント・ウィリアムス

後半も「これしかない」とばかりにトランジションゲームのペリカンズですが、ロンゾがトランジションに移行するために出した何でもないパスを読んでスティールするテイタムが速攻レイアップ。ブロックしてからカウンターに行こうとするもブラウンがスティール。一本調子のトランジションが読み切られてしまっています。5分もすると26点差になってしまいました。

タイスが4つ目のファールでベンチに下がると、グラント・ウィリアムスが出てきてノーセンターにします。このグラント・ウィリアムスが果たしている役割もセルティックスには貴重になってきました。

ブラウン、テイタム、ヘイワードと3枚のウイングを起用するセルティックスは、ベンチからはスマートで動ける選手を並べた戦い方です。ただし、ブラッド・スティーブンスの好みであるハンドラーを並べたい事情から、ワナメイカーもローテの中核になっています。本来はPGスマートなら不要なのですが、スモールでチェイスしていくのがお好きです。

そうなると、相手とのかみ合わせ次第ではパワー負けしてしまいます。そこでグラント・ウィリアムスの出番。アンダーサイズのPFは、ガード相手でもハッスルディフェンスする現代的なビッグです。

これまではホーフォードの万能なポジション適性でやってきたバランス変更をグランド・ウィリアムスが引き受けてくれるようになりました。基本はタイスかカンターの本職センターを起用しながら、合わせ方を調整しています。そして時にはこうしてスモールのセンター役になります。

3.3点、2.3リバウンドと全く残せていない数字とは裏腹に、その存在感は次第に大きくなってきました。個人ディフェンスを頑張るだけでなく、高速ヘルプタイプなので、ドライブに対して早めにコースを塞いでくれるのも大きな魅力。ハードに走って、ハードに守る。パスも出せれば3Pも・・・ここが大きな弱点ではあります。

こうして守れてトランジションに優れたビッグマンに登場により、それまで以上にアグレッシブなディフェンスになっていったセルティックス。一方的にトランジションで決めることになり、そしてテイタムが3Pを決めまくって36点差まで広がったので終了です。

サマーリーグの時に「カーセン・エドワーズが凄い」と聞いて観に行ったセルティックスの試合で、超地味ながら輝いていたグラント・ウィリアムスは数字を残さない優秀な選手としてキーマンになってきています。

◉何を書こうかな

うん、結局はビッグマン3人しか触れなかったよ。そして、何を書くべきかとっても悩んでいるのがセルティックスです。テーマを作るのが難しいんだよね。

①テイタム&ブラウンと考える未来
②スマートさを感じなくなってきたスマート
③万能性を発揮し始めたヘイワード
④ドライブの効率性
⑤新コンセプトはあるのか?

うーん、上から順に書きやすいけど、深みがなさそうで、下に行くほど深みがありそうだけど、本当にそうなのか難しい案件です。

ところでセルティックスはトレードデッドラインで動かないのでしょうか?個人的には控えPGを変更することをおススメします。ワナメイカーじゃプレーオフを戦うのは苦しいと思うんだけど、そこら辺をどう考えているのだろうか。

ニックスからペイトンでも引っ張れれば良いですが、そうじゃなくてもネイピアーとかいるしね。ダレン・コリソンがLAに復帰したがっている話とか勘弁してほしい。10Mレベルの選手が突然戻ってくるとか反則じゃ。

またエンビードやヤニスを考慮するとロバート・ウィリアムスを短時間でも活用するか、ディフェンシブセンターを連れてくる対応も考えたいところです。ただし、ここにビッグネームは不要で、サラリーや対価を考えるとパワーと高さに対応できて10分プレーできるセンターってところです。アデバヨとエンビード両方に対応できるタイプなんて贅沢言っちゃダメ。

というところで、エンビードが離脱したシクサーズ戦に移りたいと思います。最後に一つ

ペリカンズにルールはないのか!?

ひとつひとつのプレーは、そんなに悪くないのに若さゆえか『際の攻防』が酷すぎた試合でした。でもトランジションを好んで際を増やしているんだからさ。

セルティックスを適当に語るスレ” への1件のフィードバック

  1. 個人的にはトレードせずに、ロメオとタコさんを成長させる余地を残しといて欲しいです。

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