ウォリアーズvsロケッツ
まるまる飛ばして寝てしまいたい気持ちを抑えて耐久視聴3試合目です。もう限界が近いです。
ディアンジェロが3Pを決めればハーデンも3P。チームとして攻める中でディアンジェロが決めてくれないとオフェンスにならないウォリアーズと、そもそもハーデンが攻めることで始まるロケッツ。それぞれの立場は違えど、似たような感じで決めるオープニングです。
しかし、チーム全体がアグレッシブに攻めていくウォリアーズはオフェンスが停滞することなく次々に得点していき、走りあいを制するような流れに。どうにも相変わらずなロケッツが困り始めます。
困ったときはウエストブルック。エース交代ってことでドライブ中心に攻め立てていけば、ウォリアーズディフェンスにわかりやすい穴があるのか、そこからコーナーへのキックアウト3Pが次々に飛び出します。もちろんウエストブルック自身の3Pは決まらないよ。
オフェンスで飛び出せたウォリアーズでしたが、1Qの段階で反撃されてしまい、最後はリバースがスティールからの速攻レイアップを&ワンで決めてロケッツが逆転して1Qが終わります。
そのまま流れが出てきたので2Qも普通に点が伸びていくロケッツ。地力の差っぽい得点差がついていきます。言い換えればビシバシとロケッツが決めていったわけじゃないし、ハーデンが60点ペースで稼いでいるわけじゃないし。普通だよ。普通にリードを奪っていくよ。
最大13点差まで開く2Qなのですが、ディアンジェロの3Pは決まらなくて困ってしまった中で、前半に奮闘したのがカリーの弟ダミアン・リー。なんと前半だけで10本のフリースローを打ちます。なんだろうね。何かロケッツ的には嫌いな空気を持っているリーなのかな。
ということで、ロケッツが特別ではなく、普通に得点していった前半は、特別に頑張ったダミアン・リーによってウォリアーズが盛り返していきました。正直、半分寝ていた気がするから何がそこまでリーを楽にしていたのかは観ていませんでしたよ。
68点を奪ったロケッツですが、64点を奪われた前半でした。多分、こういう表現で正しいのだと思います。ウォリアーズのオフェンスの評価は難しいけど、やられすぎでしょうね。
◉相乗りウォリアーズ
後半になってもパスアウト3Pが効果的なロケッツですが、ウエストブルックが外してくれるから、困ったら何を捨てるかがハッキリしているウォリアーズ。ハーデンに対してはディアンジェロがハーフラインからプレッシャーをかけることでボールを手放させています。
いつも以上に決まらないウエストブルック。しかもカペラは何とかするけど、タイソン・チャンドラーになると合わせが出てこず。パスコースを塞がれながらヘルプに出られるので、どんどん閉塞感が出てきます。多分ハーデンは呆れてるよね。
対してウォリアーズはアウトサイドを使いながら追い上げます。そして再び走りあいを制するようになってくるとトランジションでの得点が増えていき、速攻ではないけど、何となく最後までドライブ出来たドレイモンドが、例のハーデン流サボりディフェンスを抜いてレイアップで逆転します。
ウエストブルックがベンチに下がったら安定するかなーと思ったら、そうもいきませんでした。ウォリアーズ側の積極的なハーデンへのダブルチームは、パスを出してもあまり次の展開に続いてこないロケッツオフェンスが苦しくなっていきます。
とはいえ、ウォリアーズはいつもディアンジェロ以外はどうにもならなかったのに、ここで上手くいくのは何故か?
ウォリアーズはボールを動かしギャップを作って積極的にシュートを打つチームです。パスワークで崩すので複数の選手が絡むわけですが、パスワークなので空いたところでちゃんと打たないとオフェンスとして成立しません。パスワークは早ければ早いほどにフリーが生まれやすくなります。
だからガンガン行こうぜ!というオフェンスになるわけですが、ガンガンいくにしても個人で決めきる能力が足りないメンバーが多くいます。崩す方にしてもディアンジェロみたいに違いを作れないと、ただただパスを回しているだけ。だから、早いんだけど、早いだけで決まらないから乱れることが多くなります。
しかし、ロケッツのオフェンスは遅いです。ウエストブルックがいなくなると特に遅いです。ダブルチームで仕掛ければ考えて動いてくれるハーデンという存在もいます。
これでオフェンスは早くいきたいけど、ディフェンスはゆっくりと抑えていく流れが出来たので、地に足がついたような展開になりました。スプラッシュブラザーズはいないけど、ディフェンスのウォリアーズらしさが垣間見えます。しっかり守ってのトランジションが効いてきたわけだ。
ということで、92ー87とウォリアーズが逆転して3Qが終わります。上手くロケッツの流れに乗って、自分たちのリズム・得意技が機能した感じでした。やっぱり守ってどうにかするチームなんだよね。守れたかどうかよりも、時間を使わせてリズムが生まれたのかな。
◉オンファイアー
4Qも変わらずウエストブルックを空けておく対応のウォリアーズ。無謀な突進と3Pで足を引っ張るウエストブルック。でも実はいないと停滞するロケッツオフェンス。ムズカシイネ。
そんな中でこの試合初めてのロングレンジ(2P)を決めるとタイムアウトのスティーブ・カー。勝てそうな試合だけに慎重に進めたいのか。
ハーデンへのダブルチームに行くタイミングや選手をいじったのか、そこまで行かなくなると、ハーデンからのプレーでロケッツが反撃します。行ったらウエストブルックが空いてドライブレイアップくらっちゃったしね。そしてハーデンの3P&ワンで逆転するロケッツ
ダントーニはこれまで通り負けそうなのでスターターを並べるし、タッカーやウエストブルックがディフェンス強度を強めます。ただそれがファールをとられたりと噛み合いはしない。
しかも本日はディフェンスがサボりモードのハーデン。棒立ちディフェンスをたびたび見せています。棒立ちでヘルプに行きそうで行かないくせに手を出してファールコールされているし。ここで連続得点が生まれるので再逆転のウォリアーズ。
すると何が起きたのか突如としてオンファイアーするウォリアーズ。ドレイモンドのロング2Pからグレン・ロビンソンの3P連発で一気にラッシュします。スプラッシュブラザーズがいなくても同じように決めていったぜ。残り3分半12点リードとします。
一方のロケッツはフリーの3Pでも決まらない。ウエストブルックじゃなくても決まらない。タッカーのコーナー3Pすら決まらない。八方ふさがりなオフェンスに。遂にはハーデンのドライブレイアップすら外れてしまった。
もうボールを奪いに行くしかない状況にウエストブルックはディフェンスで仕掛けるのですが、周囲はついてこなくてドフリーになったドレイモンドがトップからの3Pを決めて16点差。勝負ありなのでした。
うん、あのさ、さすがにウエストブルックがダブルチーム仕掛けて、マークのドレイモンドが空いて、ってだれ一人としてローテしてないじゃん。そんなのあるのか?
◉ハードで雑
3試合目にして、最も盛り上がりに欠けると思った試合が最も盛り上がりました。ウォリアーズ側については純粋に誉めましょう。段々とチームらしくなってきました。本日は頼みのディアンジェロとバークスが伸びなかったのですが、チーム全体でのハードワークっぷりが光りました。それこそクリスもかなりハードになってきたよね。
一方で目立って雑だったのはウエストブルック。3P8本全部外しました。しかし、目立たずに雑だったのがハーデン。そんな雑なディフェンスするなよ。ということで舐め切っていた感じが否めません。ハードにやってミスするのと、ソフトにやってミスするのは違うしね。
こうしてロケッツはいろんな所のいろんな場面で雑なんだろうね。そしてハードだけれど全てが雑なウォリアーズが噛み合ったというクリスマスゲームでした。
2ピリのリーの得点はカペラがガードに対してスイッチしないことを突いてスクリーンやカットでできたギャップをリーに攻めさせてました。一瞬遅れるキャッチアップにリーがスピードで抜いてのファールドローやシンプルにスリーなどロケッツのスイッチDFがバレバレだったことが大きいかと。
あと個人的にコーリーステインの動きが良くなってきたのが嬉しいです。ダンクにいくまでが早くなったので無駄な動きが減りましたね。ディアンジェロに徐々についていけてるので楽しみです。
実際、その時間はほぼ寝てました。
おぼろげな記憶しかないので。
カペラ引き出され問題が未だに解決していないのは、
解決していないのかハーデンがサボりすぎなのか。
コーリーステインとディアンジェロの合わせを増やすべきなのですが、
そうするとドレイモンドが邪魔するんですよね。天然で。
だからドレイモンドの居ない時間のクリスの方がディアンジェロと組む時間が多そうで。
ローテ変えたほうが面白い気がしています。
最近ハーデンのフリースロー試投数が減ってきてるように思うのですが、やはり審判もファールに対して厳しくなってきてるのですか?
今日も1本だけですし。
最近はダブルチームにくる対策が流行してますが、その心はファールドローしにくいからだと思います。ウォリアーズもプレッシャーよりもファールドローさせない狙いだったような。