ピストンズvsホークス

初グリフィン

ノーグリフィンのピストンズは良い雰囲気だったぜ。そこに効果的に絡めることが出来るのか。ある意味、目立たさなければ正解です。ここまで4勝10敗なのですが、4-6からグリフィンが復帰して4連敗中。ノーグリフィン・ピストンズ!

一方のホークスはブログ初戦が酷すぎて、ジョン・コリンズもいないからあまり見る気がしなかったよ。何かを変えているのかどうか。

◉仕方なく変化していたホークス

変わっていたのはホークス。ヤング以外のメンバがベンブリー、ダミアン・ジョーンズ、ハンター、ジャバリ・パーカー。若手たちのたまり場から少し変えてきました。だからといってベンブリーとジャバリで何かが解決するとは思えないのですが、さすがにNBAに慣れているだけあって、ベンブリーの積極性は良い方向に動きます。要するに「判断が良い」とまでは言わないけど「悪い判断が少ない」くらいにはなっているよ。

ドライブで3つのシュートを決めたベンブリーと、合わせ役として迷いながらも堅実に押し込む仕事をしたダミアン、ストレッチで3Pを決めたジャバリ。ホークスはヤングに頼りすぎることない形でロケッツスタートします。グリフィンとドラモンドのインサイドを怖がらないし、ポジションチェンジでずらしまくる。

なお、レディッシュとハーターはケガでの登録外なので、狙ってスターター変更したのかどうはか不明です。そしてターナー、ビンス、クラブたちのベンチ陣がイマイチ。ノープレーメイカーなんだな。あれっこんな感じだったっけ。ヤングいないとどうにもならないじゃん。

4分で17ー7と10点リードにしたホークス。ここから全く得点がとれなくなり20-0のランを食らいます。

◉グリフィンはどうしている?

ピストンズはグリフィンは浮いています。でも、そもそもグリフィンスタートのオフェンスにしていないので、浮いている程度の話で自分たちのやりたいことは変わらず。そしてグリフィンのポストからパスアウトが混ざることで意味のあるオフェンスに。

中心となるハンドラーはブルース・ブラウンとケナード。それをドラモンドの献身性が支えるわけだ。あとはグリフィンがウイングからエースとして決めてくれればさ。

ただし、やっぱり苦しかったのはドラモンドとグリフィンが並ぶことで、どうしてもインサイド側の人数が多くなり、結果的にドラモンドが3Pを打つことになったシーン。出来れば別々に使いたいし、グリフィンがコーナー担当になってくれれば助かるのだけど、そういうことは出来ないんだよね。

ベンチからローズが出てくるとハンドラー交代+グリフィン→モリスになります。このモリスは明確にコーナー担当になってくれるのでパスアウト先として機能し、しかも連続3P。グリフィンよりも論理的な形になってピストンズは逆転に成功します。

うーん、ローズ&グリフィンでベンチが戦うというのは良さげなのですが、ローズだけでもプレー構築していることとモリスが味のあるプレーをしているからなのか、同時起用にするほどじゃないのかな。あるいは2人を中心にしてもシューター役に誰を置くのか難しいのか。

2Qはわかりやすくその形。メイカー、マカイルー、ギャロウェイを並べています。ただローズ&グリフィンで攻めるのではなく、2人をメインハンドラーとしてバランスよく攻める形。良い意味で裏切られるオフェンスは、自分でやりたがり過ぎる2人を抑える事にも繋がっています。

するとローズのドライブからグリフィンのコーナー3Pも。元MVPの存在はグリフィンに自重を促し、エース・グリフィンの存在もローズに無理のないプレーを促している気がします。

ということで、スターターの中では微妙だったグリフィンですが、ローズと組む形は良さげ。これをもっと熟成できるかと、プレータイムが課題になりそうですね。

◉動かないホークス

開始4分で17点を奪いながら、そこからの12分で16点しか取れなかったホークス。時にヤングから素晴らしい形は生まれるものの、それだけ。全体の動きに乏しく、ボールを引き出す動きが足りない。

ジャバリは良い感じでフィニッシュに絡んでいるのですが、どうしてもボールが出てきてからになるよね。上手く引き出せるオフボールが出来れば良いのですが、それぞれの選手からパスアウトが出てくるピストンズとの違いを感じずにはいられません。

それでも少しずつハンターが取り返していきます。今年の4位指名は特徴が捉えにくかったのですが、シューターというよりもエース系のキャラクターかな。自分で得点しに行くのが目立ち、ただタフショット系ではないから、チャンスを得たら積極的に打ちたいのか。前半で16点のハンターに救われたホークスオフェンス。

ただオフェンスがなんとかなると、今度は守れない。ターンオーバーも混ざって結局は取り返されてしまう展開に。ピストンズのオフェンスがスターターとベンチが混ざることで上手くバランスがとれるようになっており、動き続けていきました。

動くピストンズ
動かないホークス

イメージは真逆なのですが、前半はボールがなくてもしっかりと動きを作れていたピストンズオフェンスが76点と圧倒して19点リードなのでした。

でも、これでグリフィン復帰してから4連敗なんだから、この試合が偶然なのか、はっきりと変化する必要に駆られたのかは不明です。

◉雑感

ベンブリーとギャロウェイの3P決めあいで始まった後半。といっても19点差なんでね。ざっくりと終わる可能性も高いわけです。雑感を続けていきましょう。

グリフィンはやっぱりグリフィンなので、運動量が少なく、チームオフェンスの中で何をすべきかっていうイメージが足りていません。自分が動くことでスペースを空けディフェンスの体形を崩すという発想がないんだよね。調べてみると酷いスタッツでした。

〇グリフィン
3試合 27.8分
18.0点 FG35% 3P18%
6.0リバウンド 4.0ターンオーバー

これでチームで最も多いFGアテンプトなのだから、それは罪です。3連敗ですが責任があったねグリフィン。それ以上に復帰を先延ばしにすべきだったねフロント陣。動きが少ないのは元からでも、この数字はケガの影響とコンディション不良だからグリフィンだけの責任ってわけじゃない。

しかし、この試合はノーグリフィンだったときのようにブルースとケナードのガードコンビが中心的にボールに触っており、良かった形を思い出しながらグリフィンを混ぜていっています。攻守のポジショニング調整が出来るならば、機能するかもしれません。

24点差と開いてくると、ここにローズを加えました。意味不明な交代なのですが、ひょっとするとテストに切り替えたのかも。それはテストという意味ではポジティブだけど「テストして成功したらローズ、グリフィン、ドラモンドを並べたい」という意思でもあるのでちょっとね。辞めた方が良いと思うぜ。

結局グリフィン→モリスになって、ローズのムチャなシュートをドラモンドがリバウンドで助けてくれたりしてさ。点差が離れたらウッドが出てきたけどグリフィンとの運動量が段違いでスピードが出てきたから、やっぱりね。

大勝のピストンズ。連敗中を観ずにこの試合だけ見たらバランスが取れているようにも見えましたが、暴走しがちな選手を抱えているだけに1試合で信用しちゃだめだよね。

ところでレジー・ジャクソンって必要?

◉失望は続くのか

うーん前回裏切られたホークスですが、またも裏切られました。ってことは通常営業で面白くなくなっているのかな。

〇アシスト数 25.8 → 22.9

調べてみるとアシスト数が減っていました。ボールが回っていない感じを明確に示している数字でヤングはしっかりアシストしているけど、チーム全体では1人ひとりのパス判断が悪くなっています。

コリンズ不在が大きく響いているのも事実ですが、ハーターが離脱し、プリンス移籍しているのでウイング全体の連携の悪さっていうかね。単純な得点力なんかとは違うので、このバスケにあったウイングが足りないというか、ケガの若手が多いというか。

ハンターは良いプレーをするも、そんなウイングの流れには乗っかっていないし、クラブとターナーはさらにね。シューターを集めたはずが、シューターを活かすだけのプレーメイク力に困っているホークス。ヤングに頼りっきりになったので、ブルースみたいな選手が相手にいると苦しすぎるのでした。

ネッツが面白くなくなるならばホークスだろ!

というシーズン前の予想に反している現状。試合途中でもぶち切ってしまうのでした。さようなら。

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