渡邊雄太とガリーノがマッチアップしないかなー
日本は渡邊が戻ってきて、馬場も残りました。前回は田中だったのが比江島も差し置いてなので、本当に序列変更がおこった様子。
まぁそこは関係なく、本日も八村・八村・八村で先手をとっていきました。渡邊の速攻も加わって本日もまたオフェンス面は好調。マッチアップは懐かしのルイス・スコラ。ほんの数年前だけどね。スコラでは八村についていくのは厳しいでしょうね。
ということで、「ここのポジションまずいね」ってことで、ヘルプとポジション取りで数人で対応してきました。その分ファジーカスが空きますが、これまでの相手と違うのは「ファジーカスなんて大したことない」という空気で、遅くなっても適当に止めてしまうアルゼンチン。
ファールトラブルもあって5分経たずに、田中・比江島・竹内が登場します。どうにもパスを回したところで打開できないから、ハンドラータイプを増やしました。「パス回していてもどうしようもないじゃん」ってことで、渡邊と竹内がドライブで何とか得点を繋ぎ、比江島がプルアップ3P、田中もドライブレイアップに3Pで食らいついていく日本。
そう「くらいついている」状態。適当にやっているようなアルゼンチンのオフェンスを全く止められません。スピード感はないけど、オフボールでのスクリーンとポジションチェンジを正しく行うことで、日本のディフェンスを混乱させ、イージーな3Pを打ちまくります。
ニュージーランドはそれでも外してくれたけど、「これだけフリーなら外さないよ」というアルゼンチンのシューティング。チェックに来ればシンプルにドライブを決められます。
1Qながら、それも途中交代をしながら、日本の方が疲れてしまっている形で30-23で1Qが終わりました。それでも23点取れたのだから、過去の日本に比べると格段に素晴らしいし、戦意を失うような雰囲気でもありません。
◉つながった得点
2Qになって八村と渡邊がベンチに下がってもオフェンスはそこそこな日本。でもファジーカスが話にならないくらい相手にされず、フリーになってもシュートが全く決まりません。
その間にもワンプレーワンプレーをじっくりと行うアルゼンチンが、結局はついてこないファジーカスで生まれる穴からシュートを決めていきます。イージー。あまりにもイージー。遂にはスコラまでプルアップで打ち始めた。
そして守れない日本はファールを繰り返します。プレッシャーでボールをもたせないシーンもある馬場はともかく、篠山と比江島は手玉にとられまくっています。おくれてファールするしかない。
5分経過で八村と安藤周人が出てきます。すると八村がスティールからダンク。ゴール下で空いてのシュートも決めて盛り返します。ちょっと慣れていない反応にミスになった感じのアルゼンチン。
すると八村、ファジーカスと連続3Pで一気に点差を縮めます。どうしたことか。本当に得点には困っていない日本。この内容で得点がとれるってのは不思議なのですが、順調に積み重ねています。3P決まっているのかな。
大体が八村と馬場。2人のためにスペースをがら空きにして、オフボールランニングからのシュートが目立ちます。ストレッチしているファジーカス。
前半最後もスクリーンからイージーに3Pを決めたアルゼンチンに対して、馬場が1人で走ってブザービーター&ワン。これで3点差で前半が終わるのでした。
正直、なんでこの内容で3点差なのか意味わからないくらい差があったのですが、終盤になってゾーン気味にアウトサイドへのプレッシャーを強めた日本のディフェンスと、それを抜いたアルゼンチンがショートレンジを外したってことかな。
うーんラマスマジック。八村にも慣れてアルゼンチンが止め始めたらベンチに下げ、ファジーカスの遅さとディフェンス意識の薄さになれさせてから、八村と馬場に走らせるっていう。
◉
後半になるとゾーンにしたことでスクリーンからのフリーが減ってアルゼンチンが困っていきます。前半の終わりにも同じ状況だったので、手ごたえを感じていたのかな。
そして渡邊と篠山が走って日本が逆転します。今度は理由が明確。ディフェンスの勝利。ただ、何かが解決したって事ではなくゾーンによる対応なので、ニュージーランド戦ではガマンして使わなかったのを、テストマッチとはいえ苦しすぎたという判断なのか。
渡邊はさらに3Pも決めてリードを得ている日本。基本は守れていることと、そこからトランジションに繋がっている事。こんなに上手くいくとはね。ラマスマジック。
残り4分で3点リードでしたが、日本が八村以外ベンチメンバーになるとシンプルに3Pで切り返されます。渡邊が下がったことでゾーンの圧力も減った感じ。さらにオフェンスではアルゼンチンのチームファールが増えたことでフリースローで加点できるものの、それ以外でミスが多い比江島ってのもあって、ちょっと。馬場と交代。
すると今度はマンツーに戻したラマス。効いていた守り方がサイズがなくなって効かないなら慣れさせない。前半の感じだとそんな狙いに見えてきます。
するとまたもイージーに決めまくるアルゼンチン。ラマス的には想定内だろうけど、それにしてもマンツーになると守れない。ということで、最後に6点差に引き戻したアルゼンチン。日本は八村のエゲツないミドルがなければ苦しかったけど、上手く八村に頼れたともいえます。
◉守れないよ
4Q開始を竹内のスティール。アウトサイドまで追いかけている選手じゃないとこのレベルでは苦しいよね。そのトランジションからファールを貰い、さらに田中のドライブでファールを貰い、終盤に効いてきそうなファールドローから始まります。
ファジーカスがいるってことで、再びゾーンにしますが、そこまで効きません。でもアルゼンチンもゴール下外したり、ワンマン速攻になるところでパスミスしたり。
日本はファールドローを上手くやれば良い場面なのですが、それが出来る選手が足りない。八村いないので仕方ないのか。なんとか渡邊がリバースでファールを貰います。誓也とベンドラメは出番がない。
残り5分半で八村が戻り、日本は勝負のゾーンになります。
が、このゾーンが比江島のところからボコボコにされます。トップと45°の行き来だけでフリーで打たれてしまう比江島。でも、アルゼンチンが外してくれます。八村もフリースローを落とし始めてお互いに疲れてきたか。
それでももう八村・八村な日本。苦しくなってもオフェンスリバウンドを押し込み、2人に囲まれてもステップ踏んで抜きってゴール下。対して比江島ばかり崩されている日本。残り2分半で渡邊が登場するまで、ここが苦しすぎた日本。渡邊が戻ってきてもプレッシャーをかけてはファールしてしまい、フリースローでどうにも出来なかった日本でした。
◉総評だよ
負けたとはいえ信じられない善戦でした。ここまで戦えるってのは予想外過ぎるし、こういう試合が続いているのだからラマス恐るべし。そろそろ大差で負けてもおかしくなかったのにね。
108-93は驚異的に頑張った日本だと評価しましょう。
そして本日もニュージーランド戦とほぼ同じです。とにかく守れない。アウトサイドがドフリーの連続。全くついていけない日本。だから散々書いていたでしょ3P守れるのが大切な時代だって。
マンツーだとどうしようもなかった中でゾーンは機能しました。理由はファジーカスの存在。とにかくマンツーで問題なのはスクリーンに対して無力なファジーカス。それをゾーンにして誤魔化すことにしました。
でも、本当は誤魔化せるわけないんです。それをラマスの駆け引きが見事に誤魔化しました。あまりにもぬるかった前半の守り方からゾーンになって面食らったように困っていたアルゼンチン。ラマスの戦略的上手さ。
ということで、ニュージーランド戦から進んだのはゾーンの整備。わかり切っていた内容ではありますが、ちゃんと準備が進んでいることを示しました。渡邊のプレータイムがもう少し長くできるなら、より機能するのでしょう。
でも、やっぱりファジーカスじゃなくて竹内にしてマンツーにしなよ。
そういいたいのだけど、ちょっと比江島が酷かったね。あと篠山のプレッシャーは「そりゃあファールになるだろ」が多くて、どうなんだろうね。ラマスはそれでも後ろに下がるよりは良いと評価していそう。
守れない状況は変わらず。それを複数の手段で誤魔化し、戦略的に相手を困らせるラマス
会見でもディフェンスの話が始めに出てきたし、修正するとのこと。
一方のオフェンスは、何とも言えず。93点取れたのは素晴らしい。ファジーカスがストレッチ5になってパスの起点としても機能させ、中身はほぼほぼ八村と馬場狙い。オフボールのスピードで振り切って、空いたインサイドを活用しました。
田中が3Pを決めたことで、若干の存在感を示しましたが、八村頼みは変わらないので、渡邊がもう少しやってくれないと厳しそう。厳しそうなのに93点取れているわけだから、ちょっと信じられないよね。
そして、この試合で最も重要なのは出番がなかったベンドラメ達。結果を残したと思われたニュージーランド戦を経て、やはり信頼を得ていなかったベンチ陣は次の試合どうなるのか。
ファールドローしておけばよかった場面で切り込める選手不足でしたが、それでも起用されなかったのだから苦しいね。馬場のブレークが日本に変革をもたらした一方で、馬場レベルにならないとダメってことか。
ホントよくやった試合だと思います!
ただあまりにガードの能力がお粗末すぎて……
ディフェンスでは簡単に剥がされ、オフェンスではちょっと接触したらすぐふらつき……
特に篠山
彼のファールは全て無駄なファールです
がむしゃらにディフェンスして、ファールためまくって、たまーーーに相手がファンブルする
篠山のディフェンスは日本人相手なら優位にたてますが、海外の選手には無理です
まったくプレッシャーになってないです
馬場や渡邊並みとは言いませんが、田中レベルのサイズとディフェンス力が無ければ最低限やっていけません
あぁ、もう一人馬場がいれば……
終盤はガード陣のTOとハチムラのFTの差でしたかね
やはりガード陣がきびしいですね
サイズはそんなにかわりませんがとにかくフィジカル負けしてた印象
フィジカルが足りないのかハンドリングが足りないのか
まあそもそもシュート力がないからフロントコート入った時点であそこまでプレッシャーかけてくるわピックしてもポップのパス読まれて引っかかるんでしょうね
サイズあってスコアリングできるガードが出てくればなあ
だから田中にハンドラーやらせたいのかな
テーブスくん頑張れ〜
この試合も観てませんが『だろーな』ですね。日本のベテラン陣のディフェンス力たるやもう折り紙つきですよね。
でもアルゼンチン相手にそこそこのゲームが出来てる事は日本は喜んでいいですよね。今までだとねぇ…
さらに先を考えられるメンバーがいる事がそもそも凄いちゃーちゃー凄い。それだけ日本は弱かったわけだし。未来にもう少し進みたいなー
比江島と篠山とファージーカスはね… いわゆるNBAのオンコート±でいったら、どんな数字になるでしょーね… まぁそれもわかって使ってるでしょーが。
その3人のカバーに回らざるおえない選手の疲労度が上がってしまうことがオフェンスでのパワー不足につながっているよーに思うのでどーにかして欲しい
とはいえ、守れない3人を使わずローテーション組める程じゃないだろーから、もういっその事、守れる組と守れない組とプレータイム分けて使ってみて欲しいーっす。いつぞやのウォリアーズ対ロケッツのよーに
守れる組は以外ととゆうか、オフェンスでもいい仕事してますからね。
上手いことローテーション組んでね ラマスさん
これ以上の出来は国内のレベルが上がらないと難しいでしょうね
Bリーグの日本人ガードでフリーにできない選手なんて一チームに一人いないですから
守らなくていいしOFも一部のチーム以外は外国籍の4,5番任せ
せめて外国籍のガードと競争できる環境があれば国際試合で面食らって情けないTOをするって事は減ると思うんですが