2019ファイナルプレビュー

明日はファイナル

プレビューですが、管理人はリアルタイム観戦出来ません。「ファイナルはリアルタイム観戦」のために準備していたのですが、世の中上手くいかないものです。半月も自宅に帰っていないぜ。

とりあえずラプターズはレナード頼みからの変化をし、ウォリアーズはデュラント抜きでトランジション勝負を挑むのが図式です。今回はゲーム1を見越して、1Qから触れていきましょう。なお、酔った勢いで書きます。

◉序盤の攻防

ラプターズはバックスとのシリーズで、立ち上がりの悪さを見せつけました。その最大の理由はダニー・グリーンのシュートが決まらないこと。お互いに対策する中で、試合開始からレナードに自由なんて与えないわけで、まずはストレッチしていくこととなります。

予想:ダニー・グリーンの3Pは2本くらい決まる。

これでラプターズは何とかオフェンスの形を保てるでしょうが、ウォリアーズからすると、これはこれで悪い話ではありません。3Pが増えてロングリバウンドになれば、トランジションを発動するチャンスが訪れます。

ラプターズは本来オフェンスリバウンドが強いチームですが、プレーオフは7.8本と低空飛行です。その理由はガソルのプレータイムが増えた事と、レナードに得点させるためにストレッチしていること。

つまり序盤はラプターズの3Pvsウォリアーズのトランジションって可能性が見えてきます。これはおそらくウォリアーズが上回りますが、問題は「試合間隔が空いたチームの序盤」が危険だということ。疲れているのもヤバいけど、感覚が空いているのもさ。

感覚的にはスプラッシュブラザーズが決めてくると思うのですが、それじゃあシリーズが面白くなさそうなので、ここは外して貰いましょう。1Qはラプターズが5点くらいリードしてね。

◉セカンドユニットと2Q

ラプターズの泣き所にして、ウォリアーズの泣き所となるベンチメンバー。えっ!イグダラってどうなのかな。スティーブ・カーはここで迷いなくベンチメンバーを起用してくるはずです。場合によってはカズンズも登場します。

なんせアウェーから始まるだけに、焦る必要もないわけです。いろいろと試しておくべきゲーム1。ならばラプターズが上回りそうなのですが、救世主になったヴァンフリートとパウエルがトランジションのウォリアーズ相手に、どこまで活躍できるのか割と怪しいと考えています。

エネルギッシュなパウエルのプレーは良いのですが、スピードのある相手に正確性を欠くこともチラホラ。ヴァンフリートの場合は、正しくプレーすれば良いわけですが、「正しく」がディフェンスに誘導される危険性があります。

3Pが決まったことで警戒されているであろうヴァンフリートの出来次第ではラプターズがリードを二桁にするかもしれませんが、そんなに出来が良くないと予想します。

一方で、ラプターズはヴァンフリート、ラウリー、パウエルを並べるわけですが、クレイ・トンプソンからするとサイズ的に打ちやすくなります。しつこくチェイスしてくるでしょうが、実はあんまりチェイスが上手くない選手達。

イグダラから正確なタイミングでパスが出てくればトンプソンの爆発でウォリアーズが追いつく予想ですが、イグダラ出るのかな?

追いつくにしろ、離されるにしろ、前半の終わりからウォリアーズは仕掛けるでしょう。ルーニーの登場です。もちろん、それまでも出てはいるけど、スターターと合流することで一気にトランジションゲームの形が強まります。狙われるのはガソル。

そのため、前半は大きな差が生まれずに終わる予想です。ウォリアーズ側の方が複数のパターンで追い上げる事が出来るから。

そして、前半からレナードがリードを守りに行くなら後半には綻びが生まれるでしょう。ただ、レナードもバックス戦のガソルとヴァンフリート、そしてシアカムもコーナーから3Pを決めていたので、ムリはしないと予想です。

予想:ウォリアーズが追いつく

◉走れ!走れ!走れ!

問題となるのが3Q。ウォリアーズはここで勝負を決めたいところです。当然のトランジションラッシュですが、それはあくまでもディフェンスから生まれるラッシュです。本来の形がそこにある。

前半の内容からウォリアーズは止めるポイントを定めてきます。多分ラウリーへのプレッシャーになるんじゃないかな。そう、ラウリーといえばシュートが決まっていないし、決まらないほどに強気になってしまう。

マークはカリーでしょうが、どこまで奪えるのか。そしてラウリーは3Pを決められるのか。決まる気がしないんだよね。

予想:ラウリーの3Qは3Pが怪しくなる。

しかし、ここでウォリアーズが走ってリードを奪っても、前半をパッシングしていたレナードに託すことで解決しそうです。ウォリアーズにはアンテトクンポがいないので、ラウリーはプルアップのショートレンジで対抗してくるでしょう。

ウォリアーズ側はクレイ・トンプソンが勝負を挑みます。フィジカルに押し込んでくるレナードを止められるのか。ちょっと止めるイメージがわかなかったりします。コースを止めるトンプソンなので、ペイント内に進入される前に止められるかどうか。

プレーオフで苦しくなるにつれ、ファールドローで過ごしていたレナードなので、ウォリアーズがリードを持ちながらも徐々に自分のゲームにして行くのではないでしょうか。

◉4Q

レナードが休んでいる2分間は意外とラプターズのオフェンスは良くなることがあります。レナードの個人技アタックから、チームのパッシングに戻るからディフェンスが対応出来なくなります。

空けられるであろうはイバカ。こちらも肝心なシーンで外すイメージが。またオフェンスリバウンドに絡む回数が減ってきているので、ラプターズが大爆発するのはイバカ次第だし、まぁしないだろうな。

ウォリアーズはここからドレイモンドの重要性が高くなります。そろそろスプラッシュの止め方が何となく進み始め、そこにスクリーンやバックドアを有効に絡めないとオフェンスが手詰まりになります。

予想:手詰まりにはならないが、ドレイモンド本人のシュート確率が怪しい

ロケッツ、ブレイザーズと素晴らしいランニングプレーでシュートを決めたドレイモンドですが、ラプターズはよりインサイドカバーの意識が強く、ドレイモンドにはイージーシュートの機会が減ってしまいます。

ならばキックアウトで3Pですが、これが通ればウォリアーズが対抗出来るものの、クックやマッキーニーが働けるのかどうか。もしもカズンズがいればイバカ相手に押し込んでくれる気はします。

そして最終盤はカリーの集中力とレナードの個人勝負になるわけですが、さすがにカリーが分が悪いかなと。ただし、明確な狙い所となるガソルがいます。ステップバック3P連発で一気にリードを奪えるかどうか。

レナードについてはトンプソンとドレイモンドで、そこそこ止めるでしょうが、やはり追いつききれないのではないかと。

予想:ラプターズがリードして残り3分に

そうなればウォリアーズはスモールラインナップに変更し、意外とオフェンスリバウンド勝負にしてきます。これがルーニーとマッキーニーが頑張ったんだよね。

ピック&ロールでカリーが抜け出そうとすると、ガソルがブリッツ気味に出て行き、カリーからドレイモンドかルーニーへパスが出てくるわけですが、勝負になるのは全体の体形が崩れた状態でのリバウンドなので、レナード&シアカムがディフェンスリバウンドを死守できるのかどうか。

ルーニーは上回りそうですがマッキーニーに仕事をさせないレナードになりそう。だから、このパターンではウォリアーズが逆転出来ないと予想します。

結局、勝負を賭けるのはレナードに対するディフェンスから、トランジションへ移行してマークがズレているときにカリーが3Pを連発できるかどうか。

予想:しかし、レナードはボールを失わない

ってことで、ゲーム1をラプターズが先勝します。理由は「その方がシリーズが面白くなりそう」ってだけです。

以上、酔った勢いで書いたのでした。

さて、一年目のファイナルは「レポート」と「データ編」。二年目のファイナルは「レポート」と「ダントーニ君とスティーブンス君の対話」にしたけど、今シーズンはどうしようかなぁ。

マッカウの呟きかな。

2019ファイナルプレビュー” への2件のフィードバック

  1. イグダラは出場することは確定してますので、試合中に悪化などしない限りは最後のスモールラインラップで出てくるはずです。(マッキーニ→イグダラ)

    レナードのマークはイグダラではないでしょうか?デュラントがいないので、スモール関係なくスターターで起用されてボーカットorルーニーがガソルに着く形になるので。

    ラプターズがダニーグリーンが試合の分岐点になりそうならば、ウォリアーズ試合を繋げてくれるデュラントがいないのでクレイのシュートタッチが鍵になりますね。
    直前練習で動くことすら怪しかったカズンズは「俺は十分健康だ」とコメントしてますが、ウォリアーズの救世主となるか(ガソル以上に狙われてますけど)

  2. お見事な予想でした。グリーンの3Pは3本決まりました。
    ブレーザースも試合後半でこういう展開に出来れば対抗できたのになあ。

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