2019/03/14 ロケッツvsウォーリアーズ

ウエストファイナルの組み合わせになるのか

調子のよさげなロケッツは前回の対戦でハーデンを欠きながら勝利しました。本日はデュラントが欠場。この条件だけをみればロケッツ優位に思えてきます。

ロケッツが調子を取り戻した要因はクリス・ポールがしっかりとプレーできるようになってきたからです。多分。しかし、本日は今シーズンバージョンのクリス・ポールが顔を出します。
ドライブしてレイアップのシーンながらパスアウトしてハーデンの苦しいプルアップ3Pにしたり、ドライブしてディフェンスと1on1なのにパスアウトしたり、フリーでも何でもないコーナーにパスを出してタフ3P打たせたり。

そうそう、これこそクリス・ポール!
と、ディスりたくなるくらいの酷い出来のスタートはハーデンに頼る形になっているのでした。なぞ。

ウォーリアーズが前回の対戦で試したかったこと、経験したかったことが「ハーデンvsカズンズ」の状況把握だというニュースがありました。常にビッグマンと優位なアイソレーションを選んでいくのがロケッツスタイル。
ところが、ここも全くチョイスしません。ほとんどカズンズを狙わない立ち上がり。一方のカズンズも思いっきり引いて守るので、アイソレーション状態にならずに打たれています。

ウォーリアーズ側の狙いがなんだったのかも気になるところですが、単にカズンズが頑張らないだけだと思います。ルーニーはしっかりとアウトサイドまで守ってシュートを落とさせているし。

そういえばこの「vsルーニー」も謎で、プレーオフでもかなり高確率でルーニーは止めていました。これくらいの成功率ならvsカリーを選択すべきだったくらい。ロケッツは敢えてルーニーと勝負させるのはなぜなのか。マッキーニーだったら止めそうでいて、大体がファールになっているんだから、そっちが狙い目なのに。
ここには本当に謎な理由以外に、ベンチから登場したファリードがそのプレーしかできていないという変な事情もあります。カペラと比べてエンドライン際で隠れるパターンよりも、自分が積極的にスクリーンとかに動きたいタイプ。

ファリードがネッツでプレータイムを得られなかった理由はローテーションがジャレット・アレンとエド・デイビスで割って入れないだけでなく、戦術理解力が低かったことにあります。おそらくナゲッツでも同じ。

ロケッツにきて単純明快な役割を与えられ、元気になったファリードでしたが、こういう部分を細かく判断していく能力には欠けるのでした。
加えてさらに謎というか、ダントー二の実験はカペラとファリードの同時起用でした。まぁこれが大失敗。全く機能しなければ、カウンターで走られるファリードだったり、カリーに3P打たれるファリードだったり。
vsウォーリアーズでトランジションの連続で活躍しそうなファリードですが、頭脳戦みたいな部分では完敗しそうなので使えるか、使えないかむずかしいところ。そして早々にカペラが再登場した1Qでした。

ウォーリアーズがリードしたけど、よい部分が目立ったのではなく、ロケッツの悪い部分が非常に目立ったのでした。悪い部分だったらヤバイけどテストなのかもしれない。

なお、カズンズの方もそんなに理解力が高いわけではない。理解力っていうかスクリーンをかける位置とか、使い方がうまくない。理由はおそらくハンドラーだから。デカくて遅いレブロン。

スクリーンからカリーがvsカペラになるのはよい流れである反面、カペラはそれを止めてしまう選手です。ここがデュラントのいないウィークポイントなのですが、じゃあカズンズがミスマッチになるから、そこを利用するのもよい手段です。でも出来ない。フロアバランス的にできないし、ゴール下に入り込んでいないカズンズ。

ただ、それでもこれまでにないインサイドの強さをもたらしてくれ、しかも3Pもあるので、ロケッツ相手にはトータルで優位性をもたらしてくれそう。2Q半分が終わるころには、ロケッツの悪さではなく自分たちの良さで2桁リードを得たウォーリアーズです。ベンチにいるカリーにカズンズがパス出したりしたけどさ。立っていたカリーも悪い。

それをハーデンが取り返しに行きます。ステップバック3P&ワン。そしてvsルーニーにしておきながら、ドレイモンド・グリーンのヘルプポジションの悪さをついてカペラへのアリウープに、タッカーのコーナー3P。
そしてドレイモンドは自分のパスが悪いのに、受け取れなかったルーニーを責めるいつもの暴走を始めます。

ウォーリアーズは前半の最後をカリー、トンプソン、イグダラ、ドレイモンド、ルーニーにしています。ここでルーニーを狙わせるカペラってのは論理性はありますが、ルーニーは決めさせず、でも全体が収縮してしまってフリーが生まれるってのは、ウォーリアーズっぽくない。なおルーニーは止めているっていうか「ファールだけはしません」という守り方。それだけでも意味があるのがvsロケッツ。

そんなわけでロケッツの悪さで前半を有利に運んだウォーリアーズでしたが、終盤になって急激に崩れてしまい、ハーデンから始まるオフェンスパターンに後手を踏んでしまったのでした。2点リードってのはよい結果とはいえません。

ハーデンとゴードンでこの試合初めてのリードを奪うロケッツ。クリス・ポールもカリーのファールを受けながら決め、ハーデンはドレイモンド相手にレイアップを決め、ドレイモンドはヘルプがいないとクレームしはじめ、明確にロケッツの流れになっていきます。

いったはずなのですが、気が付いたら少しずつウォーリアーズがリードを得ています。こういう困ったときはデュラントなのですが、大エースが不在の中でもカズンズを起点としながら、スプラッシュブラザーズ含めた3人の個人技で、ちょっとずつリードを得ていきます。不思議な時間。
しかしこれって、今シーズンのロケッツが求めた複数のスコアラーでカバーしていくのを逆にやられている印象です。いまやハーデンにすべてを託しているけど、そもそもはカーメロ加えて・・・だったのにね。

ちなみにウォーリアーズはカリー1人になると苦しくなります。カリーの動きはとても良いのですが、もう「カリーしか来ない」状態になっているので、ロケッツディフェンスは、それはさすがに許さない。だからパスを出すカリーだけど、打つ気がない味方だったりしてさ。

というわけで流れを考えるとイマイチわからない3Qになったのですが、「エースの人数」って意味では納得性の高い3Qでもありました。デュラントがいなくてもエースの人数で大きく上回ているウォーリアーズ
しかし、人数が同じなら質で上回るロケッツ。エースの質っていうかサポートメンバーとの相性とかを含めた全体での質だけどね。

トンプソン&カズンズのウォーリアーズとクリス・ポールのロケッツ

どっちが上かという4Q序盤はトンプソンがえぐい3Pを決めます。すごっ。この試合最大の14点差になります。残り10分で92点のウォーリアーズ。やっぱりエースの人数で上回っています。

トンプソンと1on1を挑み、結局ファリードに3P打たせるクリス・ポールとか、どうにかしてほしいわ。カペラとファリード同時起用も何とかしてほしいわ。誰かウイングいないのか。いたらウォーリアーズも獲得に動いていたか。

残り7分11点差で戻ってきたハーデン。あとタッカー戻ってきたので一安心。ここから反撃モードになります。ウォーリアーズのオフェンスはカズンズに頼る部分が増え、カペラ相手でも決めていくカズンズですが、ハーデンを起点にした形で得点していくロケッツ。
そしてタッカーがカズンズを止めれば、3人目のエース・ゴードンがロング3Pで8点差にします。

感覚的にはデュラントの役割をカズンズに任せて成功しているけど、かといってスプラッシュブラザーズが生きている印象はなく、それぞれが個人能力で得点をなんとかしていきます。
同じくハイパー個人技なハーデンですが、タッカーとカペラのコンビはハーデンの動きに合わせるのがうまく、ゴードンは強引な形の3Pとドライブで穴を広げていきます。それぞれのチームの特徴が出ているような、いないような。

しかし、どうにも爆発力にかけるし、クリス・ポールはあれだし。残り1分半でもウォーリアーズが8点リードを保ちます。もう時間管理モードなはずですが、こんな時デュラントは時間関係なく攻めたりするよね。それよりは時間を使ったけど決められず。

クリス・ポールがファールを引き出して残り40秒4点差にするロケッツですが、カズンズのポストを起点にしてファールをもらい、時間を減らすウォーリアーズ。カリーの強引なターンシュートは外れるも、時間はすでに24秒を切っており、勝負あり。
かと思ったら、クリス・ポールのゴール下にファールして&ワンにしてしまったイグダラ。何してんだよ。これで残り10秒1点差。

ファールゲームはカリーだけは避けたいわけですが、ボールを持たれてしまい、でも敢えてのノーファールでスティールを狙うカペラと囲む仲間たち。まったくもってファールがあったように見えないのに、オートマティックファールコールをしたようなレフリー。

ってことでカリーはフリースロー外さないよね。残り8秒3点差に。
ウォーリアーズはファールゲームを選択します。1本目を決めたハーデンは、わざと2本目を外しますが、タッカーがティップしたボールは誰もいないバックコートに転がりタイムアップとなるのでした。

デュラントの穴を感じさせたウォーリアーズでしたが、それは苦しい時間帯と終盤だけの話で、全体としてはカズンズの良さを生かしながら、エースの優位性を使い切りました。両チームに共通するのはエースを生かすサポートメンバーですが、ウォーリアーズ側はベンチの質が9人目以降は落ちています。

そんな9人目以降を起用すらしないのがロケッツ。しかし、この限られたメンバーをよくわからない使い方をした試合でもありました。どうするんだこれ。
そして少ないエースを有効活用するのがロケッツでもあるわけですが、ハーデンgな戻ってきて、再びアレになってしまったクリス・ポール。

とはいえ、他の試合では活躍しているわけなのでウォーリアーズがプレーを読み取っているのか。そしてハーデンは活躍したのだけどチームとしては抑えている感じだったので、ハーデンのプレーに対するリスクマネジメントができていそうなウォーリアーズでした。まぁルーニーがファールしないってのが重要なんじゃないかな。

ウエストファイナルで顔を合わせるのか、ってのが注目なわけですが、この試合を見る限りは厳しそうな。いや、むしろ対戦したら厳しそうな。ロケッツはそんなにアリーザの穴が大きかったのか、バーアムーテは元気なのか。ってことを言われる可能性がある気がしてきたのでした。

ただウォーリアーズも盤石ってわけではありません。健康第一。9人ローテで戦おう。昨シーズンはカリーの控えPGがいなくて苦労しているぞ。ボーガットは加わるけどさ・・・ってことです。

白熱した大接戦をきたいした期待したわけですが、ちょっと肩透かしをくらったような試合でした。まぁウォーリアーズはこれでよい。うまくボールを分散して攻めましたとさ。まぁロケッツもこれでよい。手の内は明かさない方がよいのです。あぁプレーオフ。

2019/03/14 ロケッツvsウォーリアーズ” への9件のフィードバック

  1. カペラが休んでた時ファリードが活躍してカペラよりもファリードの方がいいんじゃないかなど言われてましたがやっぱりロケッツにはカペラが合いますよね。しかし今回はカペラがカズンズをあまり止められなかったのは少し気になります。
    あとシャンパートがアリーザの代わりにするというのはどうだと思いますか??
    私的にはロング2などを打たないようにしてくれれば出来るのではないかと考えてます。

    1. シャンパートはスターターにすべきだと思いますが、確かコンディションが整っていないんですよね。ゴードンはベンチからで。
      それでも試合終盤にゴードンをベンチにしたり、カペラをベンチにしたり、という選択肢はなさそうなので、戦略の幅は減っています。

      1. そうですよね…
        オフェンスがフィットしてないというよりも確実にシャンパートのコンディションの問題ですよね。モーレーが昔から狙っていた選手なのでロケッツには合うとは思います。
        シャンパートの調子が戻るまでゴードンがスタメンですね…
        あともう一つ質問なんですが現地の記事などでリバースのディフェンスが良いと書かれてる事が多くまた素人の私もそう思うのですが実際の所どうなんでしょうか??

  2. ロケッツのベンチメンバー4人中3人が新加入というのも痛かったように思います。グリーンとシャンパートは良い仕事をしていましたが、リバースはカリーに好き放題やられ、ファリードは動きが中途半端でカペラのスペースを潰していたように思いました。
    前回対戦の時からクリス・ポールとファリードが相性良いように思えたので、セカンドユニットにクリス・ポールを組み込めばマシにはなる気はします。が今年はメンバーの成熟度的にも昨年以上にギャンブル要素が強い気がします。優勝は来年以降でしょうか…

    1. 今シーズンはジャズもピリッとしないし、イーストはバックスが強いけど、プレーオフわからないし、でチャンスは大きいと思うのですが、少人数ローテが疲労をうみだすのかどうか。
      またクリス・ポールがケガしてしまうのか。の1点に尽きるかもしれません。

  3. シャンパートが復調してPTを延ばせるかどうかですね。カズンズはこの試合はまだいつもよりはディフェンスの集中力が高くて良かったと思います。見たことは無いけどもしカズンズにPOモードなるものが多少でもあれば西はGSWでしょうかね。ロケッツはこれもしかしてあっさりPO敗退もあるなと思いました。ハーデン人外モードがどれだけ通用するかだと思いますけど。

    1. カズンズはプレーオフの経験ないからなぁ。キレないでプレーできるのかですね。ドレイモンドがキレて負けたわけで。

      ハーデンの人外といいつつ、確率の高さではなく、延々とやり続ける強さですから、周囲の貢献が大切ですね。

  4. ハウスがようやく本契約で戻ってきました。早速今日の試合で活躍しましたし来シーズンの契約に向けてモチベーション高いでしょうから全く貢献してないシャンパートはもう出番ないかもしれませんね。
    セカンドの得点力が落ちるのでゴードンはベンチスタートでハウスがスターターがいい気がします。

    ハウスは活躍すればするほど来年ロケッツが契約出来なくなるジレンマがありますがGSWにカットされた悔しさをプレーオフでぶつけて欲しいです。

    1. ハウスはシャンパートではなくリバースから奪ってほしいです。

      来年のことはアリーザから考えましょう。多分、かなり安くなりますし。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA