カイリーはリーダーなのか

好調のセルティックスに潜む難解さ

1か月前に掲載されていた記事。そんな事件を経てから、好調なセルティックス。なので、カイリー・アーヴィングについて考えてみよう。

人気者にして優勝もしているポイントガードですが、管理人はキャブス時代を「1on1ファイター」と捉えていました。実質的なゲームメイクやプレーメイクはレブロンが担い、必要な時にアイソレーション気味に仕掛けるのが役割でした。ただシュート力があるのでシューターとしての意味もあったことは戦術レブロンでは大切です。

そしてセルティックスに移籍するとエースとして振舞い、どうなることかと思われたら、ここにもマーカス・スマートがいたのでコンボガードとしての役割が増えます。ただし、少なくとも1on1ファイターではないよね。もっとボールを持ってハンドラーとしての役割をこなしていきます。ところが昨シーズンはケガをしてしまったので、その真価を明確に定義することは難しくなりました。

若きスター候補であるテイタムやブラウンもいるチームでありケミストリーがあまりにも新しすぎて、困難な状況を生み出すと予想されていました。今のレイカーズみたいにね。しかし稀代のHCブラッド・スティーブンスの下では全てがうまくいって当然とばかりに機能してしまったし、それ以上にロジアーでも大丈夫だったのがカイリーの評価を難しくしました。

そして今シーズンは予想もしなかった状況が生まれています。カイリーに加えてヘイワードも復帰し、若手コアの成熟度も高まる中で思ったよりも勝てなくなったのでした。そんな勝てない状況が生み出したのはチーム内の不協和音。
若きカイリーも「リーダーとしての苦悩」に遂にぶち当たることになったのでした。思えばドラフト1位で加入してからスター路線を走っていた反面で、チームは当然のようにドアマットチームであり続け、そこに更にドラフト1位を加えたところでラブがトレードでやってきて、もちろんレブロン御大がキャブスに帰ってきました。

3年目くらいからチームの中心になった選手は、プレーの安定度やチーム全体の活性化、そしてクラッチの強さみたいのが問われてきます。でもレブロンが加入したことで「自分のプレー」をやっていればそれでよかった時期を過ごしてしまいました。
それで優勝したのだから良いことの方が多かったと思いますが、チームを成功に導く経験が足りていないし、優勝していることで上手くいかない状況への対処法は弱いかもね。

忘れてはいけないのはデュラントだってサンダー時代にうまくいかなかったと告白しており、別にカイリーが特別悪いってことはないこと。多くの選手が時間を重ねて成長していく部分なわけで、レブロン時代に積み上げられなかった経験と、優勝候補のエースとして大いなる重責が現状を生み出しています。
なんて『リーダー論』ってのは世の中に受けるのでしょうが、個人的な感想はあっても論理性に欠けるし、リーダーって絶対的なものじゃないから表題について論議はしません。
例えばレブロンやウエストブルックはリーダーだけど、必ずしも周囲のプレーをよくするわけじゃないし、それを理解し支える存在がいたり、あるいはジェームス・ジョーンズとかニック・コリソンがいたりしてさ。
まぁそういう意味ではセルティックスは支えてくれそうなのもホーフォードしかいないよね。

◉好調なセルティックス

1月以降は好調なセルティックス。その数字をみてみると、試合の印象があまり良くないことに反して、強豪らしさを存分に発揮しています。

〇レーティング
オフェンス 114.8
ディフェンス 107.2

これでチームは16勝6敗と一気に貯金を10も増やしました。特に素晴らしいのはFG成功率の高さで、3Pが決まるようになったし、並行して2Pも効率が上がっています。

〇FG
2P 51.7%→59.1%
3P 36.2%→39.0%

御覧の通り、特に重要なのが2Pの確率アップで、FG成功数が6本くらい増えています。ビッグマン不足に悩み、イージーシュートを打てずに苦しんでいたチームが、まさかの60%近い高確率になったので試合を観ていてもアンソニー・デイビス不在を感じさせることが減ってきました。

ちなみに今回はこれだけで1つの記事を書いていたのに、データがぶっ飛んでいて書き直しなので、もうテーマから変更することにしました。めんどくさい調べ方だったんだ。だからシンプルな部分で行くよ。

ショットチャートを見ると傾向は明らかで左サイドの改善が目立ちます。地味にミドルが減っていますが、チーム全体としては減っていません。
右コーナーは決まっていませんが、フロア全体からバランスよくアタックできるようになったのが改善の理由になりそうです。

では左サイドの何が改善したのかというと、シューターの変更がありました。1月以降で左コーナーの3Pを多く打っているのがロジアー1.0本とスマート0.8本。つまりPG2人がおよそ半分近くを占めています。しかも確率50%!!
12月まではヘイワード0.6本が一番多く、次もカイリーの0.6本です。つまり明らかにシューター役が変更され、チームオフェンスにおける人の配置を変えたのでした。

べインズのケガもあってビッグマンが減り、その分だけバランス変更したことになりますが、ウイング役をコーナーに置くのではなく、PGがコーナーにいるのは面白い変更点です。
スマートが決め続けるってのも信じられないのですが、まずはノーセンターの形が機能するようになったといえます。

セルティックスはシュートが決まるようになりました。決まるようになった理由は「不調だったシュートが好調になった」のではなく、オフェンスパターンの変更でした。

◉若手たちの復活

良い数字が出てきたのがヤングコアたちです。1月以降は彼らが復調したことで全体が向上しています。ロジアーだけは微妙なんだけどね。

〇FGと3P
テイタム 45%/39%
ブラウン 47%/36%
ロジアー 39%/37%

本当は若手のスマートは3Pが決まるようになってきて40%近い数字を残しています。それ以上にヘイワードがFG50%、3P38%なのでマックス契約の意地を見せ始めました。
つまりはおおむねチーム全体が調子を上げてきたことになります。オフェンスパターンを変更し、全員が活きるようになってきたってのはブラッド・スティーブンスらしいっていうか、これまでがらしくないっていうか。

前述のとおりチーム全体の2Pも確率向上したわけですが、そこには問題児テイタム君の改善が大きくなっています。タフショットを打つというか、すぐにミドルを選択しては確率が良くなかったわけですが、しっかりとインサイドプレーを増やし始めました。

〇ゴール下のアテンプト
カイリー 4.9本→4.9本
ブラウン 4.0本→4.2本
テイタム 3.5本→4.8本

この3人がセルティックスのトップ3なのですが、カイリーとブラウンは1月以降に数字を伸ばしたわけではありません。明らかに違うのがテイタムになります。タフショット辞めたのかな。
データばかり見ている管理人的にはテイタムを信じる理由が全く分からないのですが、それでも使い続けてきたわけで、やっとのことで成果が出始めたというのかどうか。なお、ミドルは決まっていません。

実はそれ以上に問題なのはセルティックスというチームは、ゴール下までいってのシュート数トップ3にビッグマンが全く加わってこないことです。
よく言えばストレッチがしっかりできていて、そこをガードが使っているわけですが、さすがにカイリーとブラウンだけでは限界があります。テイタムが割って入ったことはチームには大きな意味があり、やっぱりそこは弱点でもあるのでした。

〇ディフェンスレーティング
チーム 107.2
テイタム 105.4
ブラウン 101.5

もうひとつ重要なのがディフェンスの改善です。ビッグマン不足に悩んでいたのは主にこっちでした。それがチームとしても改善していますが、若手がいる時間に進歩しています。カイリーは108.3なので大きく足を引っ張っているわけじゃないよ。
ひとりだけ異次元なブラウンがいまして、遂に!って感じでもありますが、ケガでいったりきたりしていたシーズン前半から、ベンチに固定されたけどエースキラーっぷりを存分に発揮するようになりました。まぁ相手のベンチメンバー相手にブラウンってのは反則だし。

つまり、この部分は試合トータルでの安定感を増す結果に。ベンチメンバーになっても優位性を保てるわけで、好調といいつつもオフェンスの変動をディフェンスで安定的に耐えきれるようになっています。
「セルティックスのオフェンスは良くなった」というのが数字で観れる反面、試合の感想は別にそこまでって感じですが、フロアのどこからでも得点している現状を考えると、シュートが決まらない時間帯を耐えられるってことが大きそうなのでした。

セルティックスは若手たちが復調し、そしてベンチメンバーまで含めたディフェンス力が向上しました。オフェンスパターンの変更と合わせて、チーム全体が良くなってきているのでした。

◉それがリーダーの力なのか

こうして数字を並べていくと、特定の個人が変革を巻き起こしたのではなく、チームとしての修正や改善が目立ちます。若手たちにクレームしていたことがあったシーズンでしたが、彼らのプレーも改善したわけでチームは良い方向に向いています。
これが冒頭のカイリー効果って話なら簡単なのですが、そうとも言い切れないどころか、なのが頭の痛いところです。エインジも悩んでいそう。

カイリーのいる試合 8勝5敗
カイリーのいない試合 8勝1敗

ってことで、改善した複数の要素はカイリー不在が大きな分岐点になっていたりします。カイリーがいないからロジアーのコーナー3Pが増え、カイリーがいないからテイタムがインサイドに飛び込み、カイリーがいないからヘイワードが好調。最後はよくわからん。
弁解しておくとカイリー自身の数字は非常によくFG50%オーバーだし、8勝5敗だけどカイリー自身がプレーしている時間の得失点ではヒート戦とレイカーズ戦だけがマイナスで、チームにアドバンテージをもたらしています。

管理人はセルティックスウォッチャーじゃないし、カイリーが出たり出なかったりなので、何とも変化を語るのは難しいのですが、チームとしてはいないほうが明らかに良い感じ。まぁ相手が弱いってのもあります。イーストあるある。
しかし、そろそろ見過ごせなくなってきたくらいに数字もたまってきたのでした。

カイリーはセルティックスにアドバンテージをもたらすプレーをしている。しかし、チームはカイリーがいないほうが良いプレーをしている。

果たしてカイリーはリーダーなのか。本人がそれを望んでいてもチームにフィットするリーダーとは限らないのでした。

◉気になる2つの試合

そんな状況下で観た試合として2つの気になるポイントがありました。まず一つ目は冒頭の記事にあるカイリーがレブロンに電話するきっかけになったマジック戦のラストプレーです。
2点ビハインドの状況で、スローインのヘイワードはテイタムへのパスを選びました。100点の選択ではありませんが、テイタムはボールを貰って1on1を仕掛けられる状況にありましたし、スクリーンプレーから抜け出しているので、タイムアウト中に指示されたプレーです。

しかし、これにカイリーはキレます。自分としてはホーフォードを経由してか何してか、わかりませんがボールを貰って自ら打ちたかったわけで、ヘイワードに怒りが収まりません。
「若手たちのうんたらかんたら」があるセルティックスですが、カイリーが電話したきっかけがヘイワードなら笑える。

そしてコメント欄に書いていただいた
「ヘイワードはカイリーがいるときはパス回してばかり」
ってのも理由がわかります。精神的なプレッシャーをかけているカイリーです。チームにあったリーダーかってのはそういう部分。

しかし、問題はそこではなく、このプレーがブラッド・スティーブンスが構築したプレーだってことです。この映像の前のタイムアウトでも何だかヒートアップしていたんだよね。
カイリーは自分で打ちたかった。だけどHCは複数の選択肢を提示していたし、テイタムのミドルってのは高い順位の選択肢だったことが伺えます。

そして思い出してみたいのは昨シーズンにセルティックスは、こういう試合をいくつも勝ってきたこと。驚異的なクラッチ力で明らかな負けゲームをファールゲームから勝ってしまったサンダー戦なんてのもありました。
ブラッド・スティーブンスはアイザイア・トーマス時代は全てをエースにやらせましたが、昨シーズンはカイリーを囮にしてロジアーなんてことも頻繁にやりました。
クラッチ力に定評のあるエースを差し置いて、何も証明していなかった若手にラストショットを打たせるHCの魔法はリーグを席巻し、選手を信頼する稀代のモチベーターとしての能力をいかんなく発揮していました。

ところが、1年を経てカイリーはHCの選択にキレているわけです。なんで自分じゃないのか。

というわけでカイリーはリーダーなのか。それはHCが作るチーム方針に対して本当に納得しているのかっていう疑問にもなるのでした。
レブロンに電話したことが記事になる悪さよりも、チームオフェンスが何なのか、そこに納得しないエース。

どうしようか。HCクビにするかい。昔そんなチームあったしね。首位なのにHCクビにして、チームリーダーにしてエースと仲の良いHC連れてきて優勝したチームあったし。

◉オフェンスを構築する

もうひとつの試合がカイリー不在のシクサーズ戦。先日ゲームレポートを書いた試合でした。まぁいうまでもなく

カイリーいなくてチームは上手く回った

という試合でした。超わかりやすかった。正直いって破壊力には欠けるけど、チーム全員の意思が統一されていたし、誰もが積極性を持ちながらパスを回し、チームオフェンスを成立させていました。
加えてディフェンスの綻びがないから、緊張感を保っており、適切な距離感でシクサーズにイージーシュートを打たせない完璧な試合運びでした。

完璧だけどギリギリの勝利だから、それでよいのかってのは別の話です。しかし、カイリーがいなくて「完璧な試合運び」ってのは重要な要素です。リーダーがいないほうが意思統一が図れていると評したくなるのでした。
なお、代役のスマート&ロジアーはFG5/23だから、レベルが全く違ったよ。でもオフェンスとしては成立していた。この試合で気になったのは次の点でした。

・マッチアップの優位性を使う
・ボールを動かして簡単には打たない
・トランジションを許さない

どれも昨シーズンのセルティックスらしいプレーであり、今シーズンには感じなかった要素です。それがカイリーがいなくて、トランジションが大好きで、ストロングポイントの多いシクサーズ相手にハッキリと表現できたってことは重要です。
明確にエンビートを引き出してインサイドを使ったり、逆にアウトサイドでロジアーはエンビートに仕掛けまくったり、TJマッコネルやレディック相手のポストアップ連発と、スター軍団の弱い部分を徹底して利用しに行きました。ホーフォードの3Pも上手く活用したね。

つまり1つには「相手を観たプレー」ってのが特徴なのでした。それは確かにカイリーの時には、あまり感じないプレーです。
加えてトランジションを許さなかったのは、徹底してパスを回しコート全体にディフェンスを走り回らせていたのも大きかったです。この部分は1月以降のオンオフデータでも特徴になっています。

〇カイリーのオン/オフ
試合のペース 103.2/99.8

つまりセルティックスはカイリーがいることで試合のペースが大きく上がっています。パスを回して相手の弱点を徹底して利用していたシクサーズ戦を考えると、カイリーの存在が諸刃の剣になっています。

カイリーは相手をそんなに見る必要がなくオフェンスを仕掛ける個人能力があります。しかし、それがセルティックスらしさを失わせていると捉えることも出来るわけです。

そんなわけで難しきカイリーとセルティックスとの相性。
カイリーがいることでデータ的に明らかに良くなり、チームはアドバンテージを得ることが出来、そして勝率が落ちる。

それは偶然なのか必然なのか。シーズン当初は各選手の不調が目立ち、ボールを回しすぎるオフェンスが流れを止めるため、「カイリーがワガママにやる必要」が明確に存在しました。
ところが、ここにきてそれがチームの勝ちパターンを薄めているのでした。それならまだ明らかにディフェンスの穴と捉えている頃の方がよかったのです。

リーダーとしての難しさを感じているカイリー・アーヴィング。しかし、そのリーダーシップが正しいのかどうかはわかりません。ただセルティックスに合っているのかどうかでいえば、合っていないのです。
多くの選手が躍動するのがブラッド・スティーブンス流ならば、異分子のカイリーをどう扱うのか。機能しているようで機能していないのでした。

◉あとがき

冒頭の記事に戻ると管理人が「単なる1on1ファイター」と評していた時期って、振り返れば本人にもそんなイメージがあった証拠でもあります。変化を求め、本人が成長したいって事は評価しているよ。

しかし、レブロンを手本にするにはチームとしての構造が違いすぎる気がします。要するにエースであり、リーダーである選手を絶対的な中核としてチームを構成しているならば、レブロン的だけど、セルティックスは違うじゃないかってこと。

ステフ・カリーはリーダーなのかっていえば、レブロンと比べれば絶対的なリーダーではないと思うけど、あのチーム構成を考えたらレブロンよりも良いリーダーだよね。
だからまぁ世間一般的なリーダーシップと管理人が考えるリーダーシップもまた違うと思います。そういう見方をしないと、試合を見るだけじゃわからないしね。

こういう話はネタとして面白そうだけど、実際には難しい。しかし、こうやって数字が積み重なってしまうと色々な論議が発生してしまいます。
トレードデッドラインで動かなかったダニー・エインジですが、ひょっとしたらアンソニー・デイビスみたいな案件ではなく、ロッカールームのリーダーを探すべきだったのかもね。

カイリーはリーダーなのか” への20件のフィードバック

  1. 個人的にカイリーがいない方がチームとしては強いと思います。
    本当はカイリーが6thマンだったら最強なのでしょう。
    LACのようにルーウィリアムズみたいなのがカイリーの代わりだとチームとしては強いと思います。ただスーパースターがいないとプレイオフの最後の最後に勝てないのも事実です。やはり昨年の7戦でCLEに負けた時もそれを感じました。試合に勝った時はみんなで喜べば良いのかも知れません。ですがチームで負けた時に責任を追えるプレイヤーがいる必要があります。それがカイリーなのかなと思います。本当は主さんの記事の通りメンターが1人必要ですよね。。。それが入れば良いのですが。。。

    1. ルーがハマっているのは、中心じゃないからって感じですしね。

      カイリーがリーダーになりたいなら、異分子でいてはいけないわけで、カイリーに頼ってディフェンスで勝つ流れに持っていくのか、試合展開で判断できるかどうかですね。

  2. カイリーがいなくて完璧な試合をしても圧勝は出来ない印象です。結局プレーオフにはカイリーの得点力が必要になる時がくる。難しい問題です。

    1. ハンドラーじゃなくてウイングなら、もう少し扱いも楽なんですけどね。トップの位置から停滞させるわけにはいかないし。難しい問題です。

  3. いつもwhy not⁈さんの記事を読んでNBAを楽しく勉強させていただいてます。
    レブロンファンで、カイリーのことも大好きです。
    ざっくりしたことしか言えませんが…
    レブロンとカイリーをトレードしたら(実現しないとは思いますが)、ハマる気がしています。
    スティーブンスのミスマッチをつく戦術に、PGレブロン。
    終盤にいつも失速するレイカーズにスコアラーカイリー。
    あと、レブロンの最高の相棒は誰だろうとよく考えるのですが(現役選手で)、Why not⁈さんは誰だと思われますか?
    わたしがよく妄想するのは、同じオールマイティタイプのポール・ジョージ。レブロン(ピッペン役)に、カイリーorリラード(マイケル役)。あと化学変化が起きそうで見てみたいのがカズンズ。あと、夢みたいな話ですが、カリーとレブロンの組み合わせもいつかは見てみたいです。
    あともう1つ…スコアラーは良心を持つべきではないとポップも言っていましたが、稀代のスコアラーとリーダーは両立できると思いますか?
    あともう1つだけ…カイリーは来期どこで誰と組むのがベストだと思われますか?
    意見をお聞きしたいです。複数の質問になってしまいましたが宜しくお願いします。

    1. カイリーは誰とっていうか、どんなプレーをしたいのかってことで難しいです。レイカーズは違うかな。みんな勝手にやるし、イライラしそう。
      ヒートに行きたいって発言があった気がしますが、ヒートならハマる気はします。あまり高速化しないし、個人アタックの組み合わせだし。

      今はスコアラーとしてハーデンの時代なわけで、その点ではスコアラーとリーダーは一致しますね。
      でもハーデン以外は上手くいってないイメージです。

      レブロンはポール・ジョージってのは良い選択かと。レブロン御大はあまり動いてくれないので、クレイ・トンプソンとかヒールドみたいなスコアラーじゃないと苦しそう。ポストで入れ替われるヨキッチやカズンズは面白いです。

  4. 記事を楽しみに待ってました。
    エインジは今年は静観でしょうね。
    勝てなければカイリーとの契約を色々考えるのだと思います。
    異分子であるカイリーの存在はPOには必ず必要だとは思うのですが、試合ペースのデータを見てみるとカイリー自身ももう少しチームのスタイルに合わせる必要を感じますね。(チームが復調してきた今はなおさら)
    概ね管理人さんと同じ意見なのですが、ヘイワードはカイリーにプレッシャーかけられて萎縮していい立場なのかなあ?もっと積極的に点を取れとも言われてた気がしますし。

    1. カイリーがリーダーでいたいなら、チームを自分に近づけるのではなく、自分がチームに近づく必要があります。
      レブロンのチームだったときは、その必要性が低かったけど、セルティックスではそうはいかないかなぁ。

      ヘイワードの件は委縮しているのか、そもそも自分でやるタイプじゃないから、ボール回したら戻ってこないのが問題なのか。
      いずれにしてもベンチにされたことに不満はないでしょうが、役割を見失っているのかもしれません。

  5. マジック戦でのラストプレーはどうやら、テイタムをマークしている選手を剥がしきれなかった場合、次の一手としてスクリーナーのホ―フォードがヘイワードからパスをもらい、ゴール下に向かって切れ込むカイリーにパスしフィニッシュがあったらしいです。YOUTUBEでバスケのチャンネルをしている「Be a baller」さんでこの内容を取り上げていました。カイリーも自分が1stオプションじゃないことに不満はありつつも、一応セットの位置にはついていたので。
    https://www.youtube.com/watch?v=iQ_ITI8gns0&t=127s

    PO入るとお互い対策しまくるので、最後にものを言うのは個人技とかクラッチ力な気がして、その意味でカイリーが必要な気がしちゃいますよね。それでスティーブンスのセルツらしさが消えるのは難しいところですよね。なんか、PHIとバトラーの関係性の逆ver的な気が。。。

    1. このシーンは添付した動画のように話題になっていますからね。
      リーダーならクレームする前にテイタムのところに行け、って感じなのですが、それが出来ずにメディアを通して不協和音ってのが今回の趣旨だったりします。

      バトラーさんは批判コメント多いですが、あまりこういうことはないような気も。
      シクサーズとセルティックスの対決ってのは面白そうなので実現してほしいです。
      そのためにはペイサーズが3位にならないとダメかな・・・。

  6. カイリーというと、個人的にはキャブス時代はアイソ気味の1on1とレブロンをハイポストに置いたセットプレーというか・・・なんだか典型的なUCLAカットを用いた場面でゴール付近での得点力の高さを用いたプレーの中で輝いていた印象があったので、スティーブンスと合わないのかなと思っていました。というか、それしかしたことないからあんまりまだ他のコーチがわからないだけなのかなというか・・・。そんなイメージでした。でもまあ、リーダーとしては、ブチギレてた場面思い返しても、まだまだかなと思ってます。
    僕はウェストブルックが大好きなので、ウェストブルックが大した得点確率を残してなくても、なんだか彼がリーダーみたいな雰囲気のチームには贔屓抜きにしてもなってなかいきもしますしね。カリーやヤニスと比べても・・・。って思いました。それもチーム方針と合わないと言っちゃってもいい気がしますが、アイザイアにやらせてた過去を思うと、カイリーが今の一段上げたチームでカイリーにやらせようと思わせられない彼のせいにも思えます。

    まあボストンが面白いのはまちがいないかなーと思った、そんなにわかでした。

    1. 世の中なんてほぼにわかですから。このブログもNBA2年目のにわかネッツファンですし。
      でも継続してみた時にウエストブルックみたいにチームメイトを変えていく選手っていうのがいるのも面白いですよね。オラディポもポール・ジョージも変わってしまった。プレー以外の部分で天性のタレント的な要素はチームには大切ですね。

      アイザイア・トーマスしかいなかった時代から、多くのタレントを抱えるようになってチームにもたらされた変化はHCの手腕を高く評価するものでした。それが2年目になって、こんなに揺れるとは面白いものです。

  7. 昨シーズン開幕10連勝の時はカイリー効果だと思ったんですが何だか難しいですね。

    1. あの頃はディフェンスが良かったんですけどね。今はそこをチームとして重要視しているのか、ちょっとわかんないです。

  8. カイリーについてはスタッツだけ見て高評価するのは間違いかな、と。
    プレイヤーとしての『格』が各POチームのエースと比べて一つ下。
    言ってみればカイリーはスタッツのいいラブのようなものであって
    かつてMIAでビッグ3を形成してたウェイドやボッシュと同格ではない。

    チームをPOに導いたことのない、クリスポールとでも言うか。
    怪我の多さもね、二度あることは何度でも、またPO離脱はあると思う。
    そこらへんも怪我は多くてもPOでは戦い抜くウェイドやボッシュとは違うところ。

    BOSで証明したことなら言えば、加入時期の同じテイタムの方が上でしょう。
    現実問題、昨季POでCFまで行けたのはカイリーのおかげでしょうか?
    あれは「カイリーがいないせいでCFどまり」とカイリーの評価につながらない。
    むしろCLEでもやったことをまたBOSでもやった、怪我の実績をまた重ねただけ。

    今季の不調は周りのせい? それはスタッツが証明してる?
    証明の仕方が間違ってるから、勝敗と違う結論を出してるんじゃないですか?
    若手がどうやって成長していくかを考えず、ひたすらロールプレイヤー度の低い
    連中としか見てないから文句ばかりが出るんじゃないですか?
    これはいいバスケじゃない、なにも未来につながらない、ただ勝っただけ、と。

  9. 映画や漫画の見過ぎかもしれませんが、
    NBAは全員が元エースみたいなところですから、たぶん尚更リーダーは”なるもの”じゃないんでしょうね。

    この前みたいなうまくいってない時こそ、言葉ではなくプレーでチームを助け、自分がそれに値する選手だと示すチャンスだったのかもしれません。

    是非今を活かして、より強いセルツが見たいです。カイリーの変態プレーも。

    ほんとにテイタム出す気なんですかね、エインジは。
    エインジならやるか。

  10. 私はカイリー必要派です。
    NBAでは優勝できないと解体みたいな流れがあるので、カイリーなしだとプレーオフでは勝てないと思うので。
    テイタムに関しては勝利を目指すのではなく、若手中心のチームにいったほうが合いそうな気がします。まだその段階かなって。

  11. BOSが優勝したいなら、ビッグマンをちょっと補強して、カイリーとリラードをトレードすればイーストでは間違いなく優勝出来ると思います。
    私はPORファンなので実現してもらっては困るのですが、管理人さんが言うように補強すべきはADでなくて、チームリーダーですよね。戦力も整っているし、サポート陣は盤石です。

  12. ステフが良いのは、誰もが認める実力がありながら明るくアンセルフィッシュな姿勢でチームの仲間の模範となれるところだと思います。GW、選手たちがみんな(カズンズまで!)仲良い雰囲気で、今までの常勝チームにはない明るい一体感が魅力ですよね。
    NBAのリーダーとしては珍しいタイプなんだと思います。

  13. BOSはディフェンスから試合を作るタイプのチームなので、チームリーダーを任せるならスマート、ブラウンあたりの方が適任な気がするんですよね。ただプレイオフになると相手のディフェンスもタイトになって、去年はテイタムがJRスミスに止められるなんて事態もあり、弱点を突いた1on1が通じなくなる場面が増える。だからオフェンス面のエースとしてカイリーの存在は不可欠だと考えてます。チームとしてはカイリーがリーダーじゃ無くても別に困らない、でもカイリーがエースでいてくれないと困る時がある、みたいな。ORL戦のアレに関してはテイタムのオフェンスがハナから止められてたわけじゃない試合ですし、テイタムに打たせるのもチームとしてはアリなんでしょうが、エース=リーダーと考えるカイリーとしては納得いかんのでしょう。

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