4Q残り1分から見てみよう。
クリスは良い環境に飛び込めたと思いますし、そこそこの活躍しないと来シーズンの契約がゲットできないしね。セクストン以外は来シーズンも残るか不明とはいえ、NBAには残らないといけません。
同点の中でネッツのラストプレーはケガから復帰したラベートのアイソレーション。これを決めれば明日の見出し間違いなしって感じでしたが、3Pは外れオーバータイムになります。
なんでディアンジェロじゃないんだって感じですが、その前がディフェンスだったのでベンチに下げられていました。未だに信頼されていないからか、ラベートを信用しまくっているからか。はたまた、ラベートをヒーローにしてチームに勢いをもたらしたかったのか。
もしも1点負けていてラベート選択なら不満も出たでしょうが、同点なら外してもオーバータイムだし、アトキンソンの心中はどれかなぁ。
というわけで、4Q残り1分から見る試合ですが、ここから1時間以上残っています。
◉同点ならラベート
オーバータイムになってもネッツはラベートにやらせます。しかし、全く決めることが出来ず、でもキャブスはなんかよくわかんないのでお互いに得点がないまま2分が経過します。
すると突然の3Pを決めたクラークソン。それを3Pで返すディアンジェロ。元レイカーズ同士の戦いは、もう一人のレイカーズであるナンスがファールアウトし、ディアンジェロのミドルが決まります。
どうもやっぱり同点ならラベートだけど、負けそうならさすがにって感じかな。アレン・クラブと交代します。ケガ人が戻ってきたので交代で起用している感じ。
相変わらず荒いクリスですが、ナンスがいなくなったインサイドで奮闘しリードを奪い返しますが、ジョー・ハリスのレイアップをブロックしたのはテンディング。触らなければ外れていたけど、勢い的にかわせなかったね。
キャロルのレイアップが外れたのをジャレット・アレンがリバウンドを取ったけどゴール下は大きく外れヒーローになれず。それでもルーズボールがネッツに出てきて、やり直しのオフェンスはディアンジェロがファールを貰って残り16秒で2点リードします。
クリスのドライブはアレンが2回ブロックして止めますが、さらにリバウンドをとったのはセクストン。慌てずにやり直してクラブをぬいて同点にします。ネッツはディアンジェロじゃなくてクラブにしましたが、その判断はどうなんだ。せめてラベートにしておくれ。
ダブルオーバータイムに突入です。ちなみにネッツは2秒あってキャロルへのアリウープを狙ったけどパスが乱れました。
◉ヌワバとクラークソン
アレンのブロックから速攻でクラブが決めて、またネッツリードですが、クラブもディアンジェロも畳みかける3Pは決まらず。
ところでキャブスはヌワバのディフェンスが良いよね。そこがしっかり守れています。キャロルの速攻をブロック。そしてクリスもセクストンもルーズボールに食らいつくから、50/50のボールへの反応が良いチームになっています。ただし、オフェンスはめちゃくちゃ。
めちゃくちゃだし、アレンにブロックされまくっていたクリスですが、ここで2本の3Pでリードをもたらします。が、やっぱりファールしてしまい退場です。スタンディングオベーション。ナンスもクリスもいないって苦しそう。
案の定、ジジッチがアレンをボックスアウトしてリバウンドを取らせなかったのに、横から出てきたキャロルに奪われます。それでもヌワバとジジッチで守り切ったキャブスですが、オフェンスはセクストンが凡ミス。
ネッツはディアンジェロとジョー・ハリスで逆転し、残り50秒で1点リードに。しかし、あれだね。この時間になるとやっぱりお互いに個人技勝負だよね。
キャブスはジジッチのスクリーンで抜け出したクラークソンがミドルで再逆転。ディアンジェロのパスでレイアップのアレンを守り切り、時間を使ってオフェンスを組み立て、再びクラークソンがミドル。これが外れるもリバウンドがこぼれてきてキープし、致し方なくファールゲームにいったネッツ。
残り3.8秒でクラークソンがフリースローを2本決め3点リードに。キャブスのオフェンスはクラークソンがいなければ悪夢だね。唯一、個人技でなんとかしてくれています。
3点ビハインドのネッツ。てことは3Pさえ打たれなければよいキャブス。当然、もっとも警戒すべきはジョー・ハリスってことですが、キャロルがボールを持つとマークしていたクラークソンは、走ってきたジョー・ハリスの方に寄ってしまい、空いたキャロルは3Pラインの外に出て行って3P。
デザインプレーにしろ、キャロルの判断にしろ完璧だったね。3Pラインの内側にボールをいれる判断は難しいんだ。しかもそこからドリブルで外に出てきて打つとか難しすぎ。
そしてクラークソンはやっぱりオフェンス専門だね。同じことするならリング側を守るべきじゃなかった。
◉オールスター
ディアンジェロのプルアップでまたリードを先に奪ったのはネッツ。でもクラークソンが3Pで逆転。それをディアンジェロがレイアップで再逆転。
セクストンはアレンにブロックされるので、もうクラークソンに託します。そこでネッツはゾーンディフェンスに。アイソレーションを許さず守り切ると、ディアンジェロの3Pで4点差にします。これがこの試合ネッツが奪った最大のリードだとさ。
そしてディアンジェロはミドルも決めて6点差にします。
クラークソンに頼るしかないキャブスですが、ハンドルミスでターンオーバーになると、さらにディアンジェロがミドル。
ジジッチのゴール下もキャロルが手を出してジャンプボールにするなど、クリスがいなくなった時点で勝負ありでした。その割には、この後もクラークソンが3Pを決めるなど頑張ったキャブスです。
というわけで、4Q残り1分からのゲームレポートではありますが、それなりに面白い現象は出ていました。
キャブスはオフェンスがもうアレなんですが、ナンスやクリスがいるのでディフェンスをストレッチしてスペースが出来るし、リバウンドなどでミスを助けてくれます。
そんな動けるビッグマンだけでなく、ヌワバというディフェンダーもいてルーズボールやら何やらと反応の良さと競り合いの強さはそれなりにあるのでした。
ただまぁ論理的な何かはないよね。なんというか闘志だな闘志。チームのフロントとしては、あまり勝ってほしくないわけですから、個人の頑張りを引き出しつつ、って意味では悪くないのだと思います。見る気はしないけどさ。
必死に頑張っている感じは好印象ではありました。ところでセクストンって伸びるのかな?
ネッツは結局のところ、いろいろやりながら、最後はオールスター選手がフィニッシュしました。もっと早く試合を決められたんじゃないか疑惑もありますが、薄氷の勝利なのにこれでオーバータイムは6勝1敗です。
勝負強いというよりはギリギリで勝とうとしているような采配っぷり。それはギリギリ以外は複数の選手にやらせているってことです。ラベートが決めていればそれでよし。決められなくてもオーバータイムで勝てば良し。キャロルには救われたけどさ。
まぁそれでもオールスター選手がクレームしないのだから、チームには規律があるんだろうね。オーバータイムでネッツが奪ったのは39点。そのうち24点がディアンジェロでした。
試合トータルで36点なので、4Qまでは12点しか奪っていないんだ。あぁ恐ろしきはオールスターってことで次の試合に行きましょう。
プレイタイムとかでアトキンソンとぶつかったりしてないのか心配してたんですけど本人がそれを望んでるらしいですね
厳しくしてくれって言ってきたってなんかのアトキンソンのインタビュー記事で読みました
かなり厳しくされてきましたけど、未だにそれを言えるっていうのは昨シーズンから自分の成長を感じ取っているんでしょうね。
まぁこの状況で勝ちに導いたメンタリティは称賛に値します。それを育ててきたアトキンソンって言えるなら凄い。