2019/02/13 シクサーズvsセルティックス

セルティックスについて書いていたのですが、釈然としないので検証する試合

セルティックスが何だか試合の印象とデータに乖離があって、それも大体が試合の悪い印象と違ってデータが良いってことです。ギャップがあるので試合を見て検証するわけですが、管理人の心の中にある思いをあまり書かずに、試合の感想を書いていく事になるので、読みにくいかもしれません。
そして、カイリーいないじゃないか。確認したかったことの大きな部分が消えるわけですが、まぁそれはそれでよいか。

最近はオフェンスが好調なのですが、うーん、やっぱり好調な感じが全くありません。3Pがバシバシ決まるわけじゃないし、テイタムはやっぱりタフショット打っているし。ロジアーは目立たないし。
そして結局は1on1やっている通常営業のセルティックス。よく言えば、昨シーズンのように1on1の状況に持ち込めていて、スペーシングが機能し始めています。
それはビッグマンがホーフォードしかいないのに、オフェンスとして成立しているわけなので、マイナスではありません。ただ好調ってほどではないし、そもそもオフェンスが強いチームじゃないよね。

一方でディフェンスの方はトランジションがよく、しっかりと止めればハーフコートでも選手の距離感がよく、ぶち抜かれることがありません。エンビートが突破にいっても必ずヘルプが寄ってくるから、イージーには打たせない。
それ以上にシモンズのゲームになりません。これはプレーオフで差をつけた大きな要因になっていたわけだし、ディフェンスにおいては好調な理由が出ています。

そんなセルティックスはモリスがスターターだけど、なんでだろうね。そしてスターターとして必要なくらい重宝するなら、もう一人のモリスも獲得すればよいのに。
仲良し双子はほんの少しだけ、もう1人の方が優秀なんだ。本当に紙一重のほんのちょっとだけ。インサイド足りないわけだし、デアンドレ・ジョーダンやカンターがバイアウトされないなら狙おうぜ。

さて、それよりも注目されているのはシクサーズの方です。スターターの時間は、相変わらずバトラーのパス判断の遅さが目立ちます。せっかく走っていてもバトラーはパスをしないだけでなく、アングルを変えるようなドリブルにもならないから、止まってハーフコートになり、セルティックスディフェンスに守られてしまいます。
さらに厄介なスマートがエンビート相手でもボールをはじいて止めてしまうから、サイズ差があまり生かせない感じ。

今度はシモンズの時間になるとトランジションに移行できなかった時点でオフェンスが終わります。マルヤノビッチを使っているけど、それはハーフコートで正しく使わないと機能しないよ。
ボールデンならストレッチしてくれるからドライブしやすくなりますが、それはチョイスしていないわけです。なおクリッパーズはトバイアスとマルヤノビッチは別ユニットにしていました。ハレルも。

大型補強はしたけれど、選手が大きく変わってしまい上手くいかないというのは「普通のこと」レイカーズは走りあうのが好きだから、強みが出たけどセルティックスはスローダウンを選ぶから、弱みが出てしまいました。
まぁ単純にシモンズが止められすぎってのもあります。ポストアップして後ろから押されてバランス崩しちゃうとか、っぽくない。

そんなわけでお互いのオフェンスがそこまで上手くいかず、ディフェンス力に勝るセルティックスがリードを奪っていた前半ですが、トバイアスのミドルで残り3分に追いつきます。
その前にはバトラーのプットバックダンクもあって、チームとしては機能していないけど、タレント力で押し切ることに成功しました。
本当は豪華メンバーといえばセルティックスだったのに、起用法を間違えたのか、バランスが取れなかったのか、カイリーもいないスターターはそんなに豪華ではありません。

前半終了前に速攻も出たセルティックスが52-46と少しだけリードしたのでした。最後にエンビートに3P打たせるシクサーズってのはあまり評価しない。

◉ボバンを狙え

後半になるとレディックの3Pであっさりとシクサーズが逆転します。シクサーズがよかったというよりも、セルティックスが全く得点できませんでした。やっぱりオフェンスはよくないよね。
エンビートが完全に3Pラインの外で待つオフェンスは、シモンズが見事に合わせていくパターンが増えてきます。それってシモンズパターンではなく、トバイアスやバトラーがプレーメイクしてフィニッシュにだけシモンズが顔を出しているって事。ちょっと通常とは違うことが可能になっているのね。

圧倒的そうだった後半開始早々のシクサーズ。しかし通常通りのローテーションを選んだブレッド・ブラウンの選択がマイナスになります。
それはシモンズパターンが上手くいかなかったのではなく、登場してきたマルヤノビッチをセルティックスが徹底して狙ったこと。懐かしの「相手の弱点を狙う」パターンです。
全くダメだったオフェンスが、狙いどころがハッキリしたことであっさりと復活するのでした。

完全にやってしまったブレッド・ブラウン。攻めやすくしてどうするんだ。
タイスが走って置き去りにするから速攻。ホーフォードのペリメーターからのドライブ。ピックを使ってのヘイワードのミドルと、ほとんどの得点がマルヤノビッチのところから。それに気が付いていないのか。

3Q残り3分で何故かスターターになるシクサーズ。ローテーションに拘ったと思いきやトバイアスとシモンズが残っている理由は何なんだろうか。
エンビートに合わせてホーフォードにするセルティックスは3Pで加点します。そしてヘイワードがドライブからファールを引き出しリードを奪い返しました。
ちなみにヘイワードはPG。シーズン前半に上手くいきかけたのにヘイワードの不調を重く見て諦めた形です。判断力とミドルで構成できているヘイワードは機能しています。そしてまたも3Pで空いたホーフォードの3P。

インサイドのメリットを使い切ったセルティックスが3点リードで4Qになるのでした。完全にシクサーズのリズムだったのに、HCが流れを変えてしまった。バトラーのブザービーターで助かったね。

◉フロップ

レディックが相手なのでポストアップで押し込むジェイレン・ブラウン。そしてスイッチさせてエンビートを引き出し、ホーフォードのポストアップにします。ヘイワードもエンビート相手にペリメーターから仕掛ける。
1Qは1on1ばかりだけど、ミスマッチ感なかったのにここにきて、勝てるマッチアップを選んで1on1が戻ってきました。それでこそブラッド・スティーブンス。

その後もポストアップを連発します。狙われるのはスイッチさせた後のマッコネルと、逆にアウトサイドでエンビート。
よく考えたらPGとセンターのスイッチさせているわけだから普通のことなんだけどね。ただ、ジェイレン・ブラウンがガードなのにポストアップうまいことと、ロジアー以外が大きいことが活かされています。

エンビート相手のブラウンのドライブが決まって8点リードに。エンビートは3Pを返して追い上げると観客を盛り上げます。
あんた気が付いていないかもしれないけど、セルティックスに狙われているぜ!

さて、本日思っていたのがエンビートがちょっと大人になってきて、ファールを避けるようなプレーをしていたこと。でも、この場面になるとちょっと危ないブロックにも飛んでファールしてしまいます。
ファールを控えていたから可能になっているともいえるし、熱くなると苦しいともいえる。一方でこの場面でも冷静にフロップしてファールを貰ったバトラーのフリースローで残り6分同点に。

再びレディックを狙ってスマートが仕掛け、そこからパスの連続でテイタムが3P。非常に冷静なオフェンス。フロップしなかったテイタムがシモンズからテイクチャージし、コーナーからロジアーが決めて、すぐに6点リードに戻したセルティックス。冷静すぎて1年前を思い出す。

ディフェンスが締まり、イージーに打たせない。まぁ試合当初からだけど。そして走らせないセルティックス。
煽られても慌てず24秒使って組み立てるスマートにより効果的ではないけど、焦りのないオフェンスととにかくイージーシュートだけは打たせないディフェンスで有利に進んでいきます。ただし、圧倒はしない。

苦し紛れの3Pが増えて決まらないけど、シモンズとバトラーがリバウンドを踏ん張り何とか逆襲するシクサーズ。シモンズのフリースローミスをトバイアスが拾い、エンビートのポストアタック&ワンで残り2分で逆転します。
つまり、あれだ。やっぱりセルティックスのオフェンスなんてカイリーいないと爆発力はないんだ。爆発力はないけど、モリスがドライブからコーナーにキックアウトし、ヘイワードが3Pを決めます。えっモリスがこのプレーするのか!?

散々フロップに苛立っていたスマートですが、今度は自分がよろけるとファールコールしてもらい、フリースローで3点差に。
でもまたバトラーが3P打つ時に両足を開いて自分から足をひっかけるフロップ。が、フリースローを2本落とします。残り1分。

セルティックスはヘイワードとホーフォードのコンビで何度もドライブ&パスアウトし、シュートチャンスが出来るまで打ちません。打たなかったらヘイワードのパスミス。
シクサーズはエンビートのポストアップ。明確にホーフォードにぶち当たってファールをもらいにいきますがノーコール。なお、これはファールコールあっても良いプレーでした。散々フロップにコールしてきたのに、これかよ。
そこからカウンターで豪快なダンクのスマートで4点差に。

時間がないシクサーズはバトラーが自分で仕掛けレイアップ&ワン。残り16秒で1点差にします。
キープすれば勝ちなセルティックスですが、誰にフリースローを打たせるのかな。狙ったのはホーフォード。しかし、囲まれてトバイアスが掴みかけます。振り回したホーフォードで、ファールコールをもらいます。
こんな時こそ囲んだ後に肘があたったとフロップすべきだった。しっかり決めたホーフォード。残り13秒で3点差。

3Pを打ちたいシクサーズですが、ポストのエンビートにボールをいれます。もちろん誰もヘルプに行かず、打てるポイントが見つけられず、苦し紛れにトバイアスが打って外れます。でもリバウンドをとったエンビートが押し込み1点差。

最後はテイタムにボールを持たせると、フリースローを2本とも決めたテイタム。残り1.8秒でノータイムアウトだから放り投げのパスから3Pしかないのにバックコートでボールを貰ったバトラーがドリブルしてタイムアップになりました。バトラーってかパスを出したシモンズね。
フロップだと思ってみていますが、それがフロップにしろ何にしろ、トータルではお互いに得も損もあってイーブンって感じでした。

◉プレーオフを見据える

さて、セルティックスについてはとてもよく理解できた試合でした。その内容はセルティックス編で書くとして、明確だった理由は相手がシクサーズだったこともあります。
まるっきり昨シーズンのプレーオフな展開で、とにかくトランジションだけはさせなかったセルティックス。そしてヘルプディフェンスでイージーシュートは打たせないことを徹底です。
ブラウンとスマートがそこまで目立たなかったけど、たぶん集中してみたら働いているんだろうね。っていうディフェンスでした。あとホーフォードか。

オフェンスの方はそこまでではないのですが、そういえばあのモリスのミドルがなかったよね。全般的にボールを持つ機会が少なかった。ロジアーもまた同じく。
テイタムがミドルを打ったくらいで、めっきり減った形はヘイワードPGが生み出したリズムでもあります。ヘイワードはミドルを打つけど、キックアウト3Pが増えてきました。なるほどなるほど。

そして何よりも苦しかった時にみせた論理的な1on1は懐かしの姿であり、何故か今シーズンになって姿を消した形でした。姿を消した理由の1つはモリスの打ちすぎだと思っていたのでわかりやすい。
わかりやすいのだけど、じゃあモリスがそのプレーをしなくなった理由って何だろうね。揉めていた理由が若手たちのうんたらかんたら、だったはずなのに、変化したようにみえたのがそっちなのでした。ちゃんちゃん。

シクサーズはトランジションが出来ないとこんなものかな。とはいえ、エンビートとバトラー中心にハーフコートでも攻める展開があるので、接戦にできました。これくらいなら、プレーオフで再戦しても完敗ってことはないでしょう。

ただトバイアスの有能なシュート力をエンビートと組み合わせることは出来ていません。セルティックスはエクストラパスが多かったけど、シクサーズはその形が出来ていない。
エンビートがポストでボールを持ってパスアウトってのは普通に出来るわけですが、その次の展開が弱いんだ。本当はバトラーがいるのだから判断してほしいけど、判断が遅いからね。シモンズは打てないし。
そんなこともあって、やっぱり管理人はTJマッコネル欠乏症。「そこでパスを貰うのがマッコネルだったなら」みたいなシーンが結構ありました。プレーオフでも唯一の勝利はマッコネルがもたらしたわけで。

オールスタークラスを並べれば強いってわけじゃない。ハーフコートでの連動性をどうするのか。トランジションなら絶対的に強いわけで、もう一歩が欲しいシクサーズでした。
そしてバックスもまた手厚いディフェンスで固めてくるはず。そんな時にどうするのか。

シクサーズは強い。だけど、プレーオフを見据えたら、このままではダメだよと教えてくれたブラッド・スティーブンスでした。

2019/02/13 シクサーズvsセルティックス” への10件のフィードバック

  1. 個人的に76ersを見てて感じるのですがバトラーは必要なのでしょうか?オフシーズンで30?歳ほどになるバトラーにマックスを出すくらいならベテランかつ、仕事人の脇役を得た方がチームとして強くなると思うのですが…。まぁ誰が良いとかは言えないのですけど…。

  2. この後All-Star4が噛み合ったとしても、この2チームの勝敗の肝って攻守両面でのスマートとレディックのマッチアップだよなって思う試合でした。
    で、昨シーズンからスマートに分があるような、、、

  3. 去年のプレーオフを本当に思い出させるような内容でしたね。
    カイリーがいても今日のような内容をファンとして期待しているのですが、、(ブラウンももう少し出て欲しい、、)
    ちなみに前戦少し騒がせたモリスはフィリー名物チーズステーキをみんなに振舞ったそうです。
    それにしても豪華スターターに加えてスコット、ジョナサンシモンズ、マッコネルが構えるベンチ陣
    は強力ですね。

  4. PHI側からみるとマスカラを出してしまって良かったのか悪かったのか考えさせられる内容でした。アミールジョンソンをピンポイント起用した方が安定する気もしますが、使いませんでしたね。

  5. 管理人さんのカイリー贔屓がひどすぎる
    とにかくカイリーいないで強いチームに勝っても意味がないと言わんばかり
    ただ運よく今回はハマっただけ、いいバスケをしたわけではない

    カイリーがBOSで何かを成し遂げてからそういうのはやってほしい
    口だけがすぎるよ、カイリーが好きだからそうなるのか知らないけど

  6. 上みたいな意見最近しょっちゅう見るけど
    …試合見てないのか見方がおかしいのかどっちなんだろうか?
    ヘイワードはカイリーいない日は割といいんですよね、いるとパス出すだけになってしまうのは謎ですが

    1. このブログがカイリー贔屓といわれる日が来るとは予想もしていませんでした。
      そして今書いている記事って、相当ヤバいんだけどなぁ・・・。

      1. カイリーがワガママにプレー出来てるのって、
        弱みを突いていくセルティックスのオフェンスにおける弱みになる範囲が広いからだと思ってるんですよね(伝わり辛い日本語ですみません)。
        そこの相違でゴタゴタしてるイメージです。

  7. 見てる人が多くなった証拠じゃないですかね。上みたいなコメントが来るのって。

    ヘイワードとバトラー交換してくれないですかね。
    どちらもすげーハマるような気がするんですよね…

    1. ほんとね。違う意見ももらえてありがたいですよ。

      バトラーはセルティックスのディフェンスにハマると思うんですよね。しっかり止めてやり直しさせての繰り返し。
      ヘイワードはシモンズにシュート力加わった感じなので、ハマると思うんですよね。
      唯一の問題はバトラーが若手にクレームしそうな事かな。

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