2019/02/12 ペイサーズvsホーネッツ

地味なのに堅実なペイサーズを観る会

今度はジェレミー・リンがバイアウトでラプターズに行くそうです。恐ろしきバイアウト市場。その主役クラスと思われたマシューズが選んだのは、まさかのペイサーズ。とはいえ、このチームに加入する理由はよくわかるよね。
スターター確約が決め手だそうですが、自分を過大評価しているかもしれないけど、間違いなく自分を知っていて、エースという概念がなくディフェンスで力を発揮することを求められる環境がマシューズには合っています。本当なら昨シーズンにレブロンキラーでいて欲しかったくらい。

そんなマシューズなので、大して目立たずに試合が進んでいきます。それが正解。なんせこのチームには週間MVPが3人もいます。しっかりとボールを動かし、パスを貰ってシュートを打ちつつ、ハードワークしましょう。
開始こそケンバに決められるも、得意のディフェンスから走るペイサーズ。そしてボグダノビッチやヤングのポストアップを挟んだオフェンスからターナーが3Pです。お前もポストアップしろよ。コリソンも3P。あなたは正しい。

ベンチメンバーになると相変わらずの戦術サボニスで何とでもしていきます。ここで振り返るとオラディポ離脱した後でタイリークのまずさが目立ちました。それは個人では活躍してもチームを動かすことが下手で、ホリデーとサモナーを率いることが出来なかったからです。要するに人数不足。
それがマシューズ加入でセカンドユニットに戻っても、ジョセフがいるのでゲームを作ってくれ、サボニスとのコンビで得点を生み出します。
変な話だけどオラディポがいなくてダメダメだったタイリークがマシューズが加入し、あとマグダーモッドが戻ってきたことで輝いています。チームって難しい。

どうも楽勝モードのペイサーズ。あっという間に20点差がつきます。強いぜセカンドユニット。それこそがペイサーズだ!!

◉ゼラーってそんなに凄かったっけ?

開幕から注目していたけど、最近はめっきりなホーネッツ。その理由は進化できていないから。あっと、何故かシェルビン・マックがいます。
ハードなディフェンスとエースを中心に機動力でチームオフェンスを作っていく流れは開幕から成功したのですが、底上げが出来ていないのが響いています。モンク頑張れや。

意外と大きかったのはセンターのゼラーがケガで離脱したことで、全体の流動性とスクリーンが減ったことでした。このあたりはボレゴの考えも読めなくて、センターにエルナンゴメスを好みません。なんでだよ、というほどの活躍もしてないし。
ペイサーズの動けるビッグマンたちがスペースを構築していくのを見ると、ボレゴはうらやましいだろうな。サイドラインで寝ているアル・ジェファーソンでも雇ったらどうかな。

「ケンバに得点を取らせる」
それが第一義のチームオフェンス自体は出来上がっているのですが、相手がケンバを警戒したときに次の動きが出来ていないのが悩み。スクリナーが逆を取れないと、進化できないぜ。でもスパーズもそんなオフェンスじゃなかったしな。

サボニスがベンチに戻り、ゼラーがコートに戻ってきた頃から、このビッグマンの攻防が互角になり始めます。ヤングのポストアタックをラムが守り切るなど、スモールの弱い部分を攻めきれなかったペイサーズと、ゼラーの頑張りと。
マシューズの3Pがエアボールになったりして、少しずつ点差を縮めることが出来たホーネッツ。ケンバとゼラーの華麗な合わせもあって、ゼラーの重要性が出てきます。スクリナーにもなり、リングにも飛び込んでくれる。
まぁ問題ないのはゼラーは良いのに、他のビッグマンたちがそれに近いことを全くできていないこと。ムズカシイネ。前半は54-38とペイサーズのディフェンスを攻略できなかったホーネッツでした。

◉エースの仕事

そんなゼラーのダンクで幕を開けると、ケンバも3Pで続きます。さらにケンバの3Pにファールしたマシューズ。働こうとする気持ちが裏目に。
そして3Pが外れても外れても、オフェンスリバウンドが悉くホーネッツに落ちてきます。ペイサーズからするとどうしようもない状態だし、ホーネッツからするとロングリバウンドによくぞ食らいついた感じ。

つまりさ、ホーネッツも結局はケンバが得点するってことだけでなくて、ゼラーやマービンなんかがハードワークで助けることが大切なんだ。だけど、インサイドで強さを発揮できるわけじゃないので、全員が動いてスペーシングされた中でシュートが外れるなら、高さよりも機動力勝負だよね。ってところまで持ち込む必要があります。
まぁその意味ではハードワークでペイサーズに勝つのは至難の業なのですが、成功しているこの時間帯。

しかもケンバへのファールコールに怒ったマシューズがテクニカル。スターター確約のチームに加入したのに、貢献できていなくて悩む。
パスをもらったのに3Pを決められず、ゴール下フリーのヤングに出したパスはずれてしまう。クラッチタイムにコートにはいないだろうな。これで7点差にするホーネッツ。試合がわからなくなります。

困ったときのサディアス・ヤング。ではなく、ボグダノビッチがミドルで取り返します。どちらも週間MVP。
ペイサーズは若干のミスマッチになったターナーを使いますが、守り切るMKG。点差を縮めたホーネッツですが、3Qだけで12オフェンスリバウンドとシュートが決まりまくったわけではなく、何とかつないで繋いで得点を得ていただけでした。
その代わり守ることで流れを取り戻したわけです。

そして周囲のシュートが決まらなくても流れをつかんだのだから、決めに行くのがエースの仕事。ケンバが3Qだけで18点の活躍で残り1分には1点差になります。
しかし、もったいなかったのはここからターナーの3Pとコリソンのドライブで6点差に戻されて3Q終了になったこと。

◉寄り切ってマシューズ

前半も苦しんだのはここから。セカンドユニットが強すぎるペイサーズ。24秒オーバーにするディフェンスと戦術サボニスで二桁に戻した4Q開始1分です。
マックをPGにしたホーネッツはボールムーブが悪くなっています。まぁグリズリーズにいたら仕方ないか。自分で打開しちゃダメなんだけどなぁ。何故かスクリーンもなくなるホーネッツ。それじゃモンクは何すればよいのか。

一方でサボニスとマグダーモッドのコンビでバックドアを連発するペイサーズ。絶妙にスペースを構築してしまうサボニス。恐ろしや。
ただキックアウト3Pは決まらないし、ドフリーのゴール下外すしで、そこまで爆発しているわけでもありません。逆転可能な点差で推移していく試合。ケンバが3P連発で食らいつきます。

そんなケンバのレイアップをターナーがブロック。そしてポストアップからマシューズにパスアウトすると、この試合初めて、つまりペイサーズとして初めてのFGをマシューズが決めます。試合は残り4分。やっとだよ。やっと働けたマシューズ。

さらにまたもターナーのパスアウトから3Pのマシューズ。これで残り2分12点差。4Qのマシューズは、もう悟ったような感じで自ら積極的に仕掛けることはなく、フロアバランスの良いペイサーズのオフェンスの中でボールを回す役に徹し、インサイドに供給していきました。
そして戻ってきたボールを単純に打っていったことが良い結果に。ちょっと乱打傾向があったマブス時代と違いチームオフェンスに組み込まれようとしています。バイアウトあるある。シーズン終盤の加入だから、無理しないのが正解だったりするよね。

というわけで、強かったペイサーズ。まぁ強いのは知っていたけど、層の厚さがなくなって困っていたところにマシューズ加入で強化できました。注目すべきはオフェンスで貢献できていなくてもチームディフェンスで試合を有利に進められることです。
各チームにオールスタークラスが加入したイーストですが、ディフェンスだけでオールスターを選ぶなら、まぁギリギリでオールスター「クラス」な選手なわけで、地味で堅実なペイサーズらしい補強になっています。

途中で書いたように、マシューズ加入でタイリークまで機能するわけだから、本当に層の厚さとコリソン&ジョセフのゲームメイク、3人のPFの機動力は秀逸。でもエースなのはボグダノビッチだし、タイリークなわけだ。
あとはマグダーモッドとマシューズがシュートタッチを取り戻せば・・・って、並べても地味なメンバーだけど、みんなそれなりに知られたメンバーなのでした。

◉ボレゴはどうなる

チームに論理性をもたらし、選手の個性を生かしたボレゴですが、選手の方が伸びてこないジレンマが続いています。これがHC職の難しいところですね。
明らかに良いHCなボレゴだけど、時間の経過に応じて選手が伸びていないのであれば、それが本当に良かったのか疑問が出てきてしまいます。MKGは良く守っているけど、それ以上の何を生み出すのかって話。

一方で伸びないってのはモンクやブリッジスらの若手個人の問題な時もあるよね。ただ今のホーネッツは次第に彼らのプレータイムを減らしているので、最後まで信じ切ってもいません。プレーオフにも行きたい中での決断ですが、今のメンバーがシーズン終盤までに伸びるかな?
ボレゴがもたらしたものは大きかったし、マクミランよりもはるかに論理性があります。だけど、選手を信じて任せるマクミランは長い目でみると今のボレゴよりも成功しています。成功した理由には勝率が伴っていることもあるわけで、ほんの1割の勝率差がもたらす大きな差異かもしれません。

ネッツとヒートが苦しむ中でチャンスが巡ってきているホーネッツですが、プレーオフに拘るのも大切だけど、プレーオフに出るためには、もう一歩チームの何かを伸ばす必要があります。
それをどこの何に設定するのか。どうするどうなるホーネッツ。

ペイサーズは、大体わかったからしばらくは他のチーム優先。でも次がバックス戦なので、それを観てからにしようかな。そしてボグダノビッチで1つ書いても売れないかなぁ・・・。

2019/02/12 ペイサーズvsホーネッツ” への2件のフィードバック

  1. 試合に関係なくて申し訳ないですが質問失礼します。現在バイアウトされてるマーキフモリスはロケッツに合うと思いますか?まあ代理人がリッチポールなのでレイカーズに行ってしまうと思いますが

  2. マシューズで全てが良くなるとは思えませんが、誰も出さずに最善の補強ができたように感じます
    。フロント優秀。
    ターナーの働きはオフェンス面とリバウンド面でずっと不満だったんですが、最近はこれがチームバランス的には良いように思えてきました。ヤングの外はいまいちですし、ボグダノビッチは割とゴリっとインサイドに侵入しますし。案外ターナーの外がスペーシング面でも、相手Cのリバウンドとブロック対策にも役立ってるのかもと。当然、ターナーのORは期待できないですがその分ヤングかサボニスが働くので収支は悪くないように感じます。
    そしてEASTで一番旬の男、ボグダノビッチ!新エース、ボグダノビッチ!是非お願いします。 地味なのは世間のイメージ通りですが、プレイ内容は多分イメージと解離してると思うのです。

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