2019/01/12 シクサーズvsホークス

エンビートがいないけどTJマッコネルはベンチから

バトラーがいない試合で流動性アタックをして面白かったシクサーズ。本日はエンビートがいないので、ムスカラがスターターに。ボールデンはどうした。インサイドでは弱いけどアウトサイドならエンビートの上をいくムスカラだからチーム的に大きな違いはないはず。
しかし、シクサーズのオフェンスは流動性アタックにはなりません。インサイドはベン・シモンズとバトラーが攻略し、残りの3人はスペーシング。特にチャンドラーとムスカラは動かないスポット系

前回はマッコネル&シモンズによるパッシングから生み出されるリズムだったので、ちょっと違うんだよな。
ただそれは「流動的ではない」というだけで、機能的にはなっているわけで、しっかりとしたスペーシングとシモンズ&バトラーによるフィジカルアタックによって成立しています。
それはギャンブル性が低いわけですが、一方でこのメンバー構成は誰がトランジションディフェンスに対応するのかが不透明。ボールを奪われてのカウンターを結構食らいます。

エンビートのいない最大の懸念はインサイドをボコられること。でもデッドモンはアウトサイドが好きになってしまったから、そんなにデメリットがありませんでした。ジョン・コリンズには困らされるけど、それは別にエンビート不在とは関係ないだろうし。
ホークスはハーターがしっかり3Pを沈めるのが目立ちます。トレ・ヤングは決まらない。そこにデッドモンも3Pを決めるので先にリードします。

しかし、やっぱり守れるチームではないので、マッコネルが登場すると押し負けていきます。というか、ベンチメンバーの差かな。ジェレミー・リンはドライブで得点していくけど、有効にスペーシングしてくれるシューターがいない。ハーターがもう1人欲しい。プリンスが欲しい。そんな1Q。

1Q終盤から2Qにかけてホークスは全く得点がとれなくなります。機動力のあるシクサーズディフェンスに対して、誰も抜けないから崩すポイントがない。
なのでヤングとリンを同時起用しますが、ヤングのマークをバトラーにする手の入れよう。コリンズが戻ってくると裏抜けしたり、ゴール下で粘ってダンクに行くけど、それすらも外れるのでした。

タイムアウトからハーターが3Pで6分ぶりに得点すると、今度はシクサーズがミスを連発してタイムアウト。似たり寄ったりの両チームは昨シーズンまでシクサーズのACだったロイド・ピアーズの指導が行き届いているかのよう。
せっかく見事にボールを回しても打ち切れなくてミスになれば、ドライブしてのレイアップは決まらないのに、あっさり打った3Pが決まるしな。

シクサーズのインサイドはビッグマンがいないけど、バトラー、シモンズ、チャンドラーとフィジカルの強いウイングが揃っていることでリバウンドを取られても簡単には打たせません。
攻略できそうだったのに出来なかったことで流れはシクサーズへ。速攻も出して良い感じにリードを奪ったけど、3Pが全く決まらず、残り2分くらいからアレックス・レンのゴール下に対抗できずに互角で前半が終わるのでした。眠い。

◉なぜか互角

後半もグダグダな展開になりますが、遂にトレ・ヤングが3Pを決めホークスがリードします。でもタイムアウトからシクサーズは6-0のランをし、シャメットがスティールから&ワンで同点になります。
うーん似たもの同士だ。そんなに3P頼りのオフェンスじゃないし、特にホークスはインサイドでも見事に合わせるし、シクサーズはシモンズが押し込むのにさ。

3QはホークスがFG68%だけど5つのターンオーバー
シクサーズは56%で3つのターンオーバー
お互いに外したシュートの多くは3Pになっていて、やっぱり互角だし、似たような雰囲気になってしまいました。気持ちよくオフェンスを展開出来ているようでいて、決めきれていない戦いはソフトではないけど粘り強さが足りない感じかな。

いや、違うか。メリハリがないんだな。試合の中でやり方を変えていくチームが多い中で、どちらも開始から同じような狙いをしていくので、上手くいく時に畳みかけるけど、対応されるとピタっと止まる。
そんな時に走って解決していたのがシクサーズだったけど、エンビートがいなくてシモンズがリバウンドを取る機会が多いはずなのに走れないね。やっぱりもう少しフリーランニングする選手を加える必要がありそうです。

◉ゲームを動かすシクサーズ


コリンズのゴール下で始まり、シモンズがレイアップで入れ返して始まる4Q。バトラーがディフェンスでファールしたり、ドライブからフローター決めたり、派手にぶつかってフリースロー貰ったり。ホークスもヤングがプルアップ3P、ハーターがミドルを決めるもレディックの3Pが決まります。
この試合は16回リードが入れ替わり、21回の同点がありましたが、どちらかに流れがいっても必ず戻ってきます。ただ4Qになったら、それまでの同じようなパターンではなく、これまで見なかったプレー、決まらなかったプレーが増えてきました。寝落ち寸前だった管理人の目が覚めます。

再びハーターでリードするホークスですが、シモンズがマッコネルのフリーに出さずにレディックを動かしながらの3Pを打たせて同点。ディフェンスの動きを読んでのプレーが増えてきたわけで、次にレディックは3Pを打つポイントにいくとみせかけてリングにダイブするなど工夫されています。

シクサーズはディフェンスの動きもよくなって、しっかりと追い込むのですが寸前でファールコールされたり、的確に飛び込んでくるホークスに逆を取られたり。
シモンズからバトラーへのアリウープで&ワン。レディックの3Pが外れたのをカウンターでコリンズのダンク。全般的に動かしているのはシクサーズなのだけど、スキをつくのが上手いホークス

残り2分半でマッコネルの3Pでシクサーズが1点リードになると、そこからディフェンスが効くようになり、シモンズが走り出しますが、レディックのシュートが決まらず。
デッドモンのポストプレーをバトラーが守り切ってしまうし、ドライブからねじ込んでクラッチの強さをみせつけて残り1分3点リードにするも、ショットクロックなくなったところでハーターがロング3Pで同点に。
うーん、やっぱり動かしているのはシクサーズなのに、追いついてしまうホークス。

バトラーにダブルチームに行って止めたホークスはタイムアウト。タイムアウトが終わってスローインを待つ間に、シクサーズのディフェンスを見てベンブリーに何度も指示を出すロイド・ピアース。
リンを経由してハーター勝負を狙いますが、チャンドラーを抜けないのでポストでポジションを取ったコリンズへ。コリンズは意外にもフェイダウェイターンシュートを選び、これが決まって残り9.5秒で2点リードします。
コリンズのフェイダウェイとか決めていた記憶がないシュートでした。

シクサーズに来てから嫌というほど決勝シュートを決めている戦人。無事にボールをもらうとダブルチームを仕掛けられますが、パスは出さずドライブしファールをもらいます。
この場面はバトラーよりもホークスのディフェンスが個人能力で止めるべきシーンでした。

しかし、フリースロー1本目を外したバトラー。残り2.4秒なのでバトラーは少し右側にうってリバウンドを狙いますが、はねたシュートは左に落ち、後ろから走りこんできたシモンズがティップしたもののリングに嫌われたのでした。


◉守れなかったね

終わってみれば123-121と守れなかったシクサーズ。ホークスが守れないのは通常営業です。さすがにエンビート抜きでは苦しかったと言えます。代役のセンターもいなかったしね。
しかし、振り返ってみれば昨シーズン終盤はエンビート抜きでの連勝でした。そこにあったのはシモンズ仕様のランニングゲーム徹底でしたが、今のチームはそこまで走れないし、3Pシューターも足りません。

前の試合で大爆発したシャメットは16分、コルクマッツは4分とあまりプレータイムをもらえず、シモンズを43分も起用した割にはシモンズっぽい試合にならなかったような。
ただし、エンビートがいない分、シモンズ&バトラーでインサイドを攻めていくオフェンス面はしっかりしていました。しっかりしていただけに、ちょっと厄介なんだよね。

〇ベン・シモンズ
23点 FG10/14
15アシスト、10リバウンド

ケチのつけようがない大活躍なので、このままでも形にはなっています。だけど、これで勝つにはディフェンス力が必要でエンビートがいないとね。エンビート抜きなら走った方がディフェンスの欠点が出てこない、というか、ミスを誘い込めそうです。

〇ジョン・コリンズ
25点 FG10/17
6オフェンスリバウンド

コリンズに蹂躙されてしまったゴール下。ここを守ることが出来ればホークスのオフェンスは全く機能しなかったと思いますが、止めようとして止められるのか、よくわかんないんだ。合わせるのが上手すぎる。
そしてインサイドに困っただけでなく、シューターにも困らされました。

〇ケビン・ハーター
29点 3P5/8

難しいシュートまで決めていったハーター。途中からハードにマークされていたのに、最後まで活躍してしまった。キラーディフェンダーを揃えている割には、止めきれていないシクサーズ
ホークスのオフェンスは結構良いと書いたけど、それが得点として示されるためには3Pが決まるようにならないといけません。ハーターが1人でその役割を果たしてしまったような試合でした。

シクサーズを集中的に見てみようの1試合目マブス戦は「バトラー抜きで流動的で楽しい試合」だったわけですが、2試合目はバトラーが戻ってきて30点も「守り切れない試合」になりました。
違う中心選手を欠いていたとはいえ、あまりにも印象が違います。このままだと「チームカラーが定まらないシクサーズ」と定義されてしまいそうな。
そして次回の3試合目は因縁のウルブズ戦を予定しています。トレード後の変化が正しかったのかどうかを問われる試合です。



2019/01/12 シクサーズvsホークス” への3件のフィードバック

  1. バトラーは全く走る気がない感じですか。

    エンビードとバトラー両者共走らない属性だけど前者のが走り合いやシモンズへの理解が大きいみたいな。

    1. 走る気がないのではなく、攻守の切り替えが遅いくらいです。そしてバトラーのポジションに走るのが特徴の選手を置きたいというだけかな。

  2. 管理人さんは切替の速さ巧さを重視しますもんね。

    チームとしてメリハリがないという指摘には残念でした。走る時間帯の5人と走らない時間帯の5人が造れそうなもんですけどね。選手層は悪くないでしょう。人数はいますよね。

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