2019/01/06 シクサーズvsマブス

超雑感スタイルです。

現在、引越し準備が忙しく、試合観ながら作業しています。なので、試合は見ているけど、書くのは難しいから、まとめて雑感です。

◉バトラーいないってさ

ブレイザーズ戦が散々な内容だったので、ロッカールームでもめたとか。シクサーズのパッシングを中心にして、全員がポジションを変えていくスタイルに異議を唱え、ベーシックなパターンを導入したいとか。でも、あんたピック&ロールでパス出すの下手じゃん。
ちょっと何言ってんだって感じなのですが、さてさてどうなることかと思ったら、本日はバトラーさんがお休みです。うーん、連戦の時に休む選手がやりたいオフェンスを導入するなんて、非現実的も良いところです。

そして、シクサーズは超流動的なオフェンスを展開し、久しぶりに面白いバスケをみせてくれるのでした。昨シーズンにベン・シモンズが登場して、何度も何度も試合を見ていたことを思い出しました。その後、ギャンブラーになっちゃって、ひいたのだけど、今シーズンはフルツを取り込むために少しスローダウンし、ドライブが増えオフボールムーブが減ったのですが、その後にバトラーの加入でさらに3Pシューターとインサイド役が明確にわかれて、流動性がなくなっていました。
3段階くらい経てもめた結果、1年前みたいになっているって若手たちの無言の反乱なのか。

その中心はシモンズとTJマッコネル。高速バスケにもっていくシモンズとパッシングでスペースを埋めていくマッコネルの2人が織りなす展開力は絶品。そこにシューター達とエンビートが組み合わさることで、ボールマンを警戒したいはずのマブスディフェンスは次々にフリーを作られてしまいます。
シモンズを止めてしまえば、このパターンは生まれないのですが、そもそもドライブしてもリングにまっすぐ向かうのではなく、シュートを打たせるためのドライブなので、止めようとすると逆にインサイドに侵入されてしまいます。
だから止めにくいシモンズ。得点を取らせないのは簡単だけど、するとチームオフェンスが流動的で爆発してしまいます。苦しいマブス。

◉苦しくないマブス

しかし、実際には大して苦しまなかったマブス。高速ゲームになってむしろパスの本数が多かったのはマブスの方でした。このチームは4人のハンドラーと1人のビッグマンみたいなチームだし、必要なパスをしっかりと出すので2人のPG中心のシクサーズと大差なかったのでした。
帰ってきたデニス・スミスはスピードなら負けないし、ベンチメンバーにはクリバーやパウエルがいるのでビッグマンもしっかりと走れます。なんならパウエルはこっちの方が高さ負けしないので良いくらい。

人の動きが間に合わないくらいボールがフルコートを行き来して、カオスな状況になる試合は意外にも互角なのでした。まぁジョーダンは苦しそうだったけど。

ところが高速ゲームなのにお互いに得点が伸びません。シュートが全く決まらないから。

〇3P
シクサーズ 23%
マブス 29%

トランジションの連続なのでフリーで打つ機会も多かった割にはお互いに決めることが出来ませんでした。特にマブスはマシューズとブロークホフ以外は全然。読み方ブロークホフでよいのか?
ドンチッチは試合を通して1/8だったので、内容的には悪くなかったけど、やっぱり高速ゲームをやりあうとシクサーズが有利になるのかもしれません。慣れているというだけの理由で。

時にシモンズはドンチッチを止めてやろうオーラを出すのですが、逆を取られるシーンが結構あったのでした。ただ、シュートが決まらなかったこともあって、ボールをもらう前に消されている印象も。
レブロンのルーキーシーズンのようなスタッツのドンチッチと、キングに続くプリンスのシモンズ。全く違うタイプなんだな。

ということで、試合は時間がすすむとシクサーズがリードを得るようになります。高速ゲームでカオスだったけど、カオスの中でこそ自分たちが爆発する時間を作れるので3Qにリードを広げ、最大19点のリードを得ます。

◉ギャンブラー

しかし、前述のとおりシクサーズも3Pが決まらなかったので、4Qになると逆襲されました。シクサーズの高速ゲームにはエンビートがあまり含まれません。走れないしスタミナないから。
ディフェンス力を発揮し、オフェンスはリバウンドやインサイドでの合わせをしてくれれば高速ゲームに対応できると思うのですが、本人にもHCにもそんな気持ちは薄いよね。
ただし、シュートが決まらない時間にスローダウンしてエンビートのポストアップ利用されると、相手は溜まったもんじゃないとも思います。でも、まぁ延々と高速ゲームをしてしまったので、ミスにミスを重ね、猛反撃されます。

ここでシュートの決まっていなかったドンチッチは自分に引き付けて、周囲にしっかりとパスを振っていきます。ドンチッチは驚くようなパスをするわけでもないし、視野が広いわけでもないのですが、少し長めのパスがディフェンスがとれないギリギリに通すのが非常に上手い。
スペーシングしているマブスに対して、追い掛け回す形が増えてしまったシクサーズはスタミナロスが大きかったともとらえられます。自分たちが仕掛け、自分たちが有利になったけど、逆手にとられたような4Qでした。

◉一段階上へ

今シーズン18回目のトリプルダブルになったシモンズは終盤にハックされます。ハンドラーだから避けるわけにもいかず、ちょっとした弱点に。ここら辺の不安定さもクレームされそうだし、バトラーにクローズさせていたよね。
ただチームとしては次第にスローダウンして、少ないリードを最後まで守り切りました。思うのはこういう状況を繰り返していく事で、それぞれがやるべきことを経験していき、勝てるチームになっていくのだと。それをバトラーに託して解決しているのは、将来像として本当に良いのかどうか。

マブスの方はスピードでは負けないデニス・スミスですが、22分で2点しかとれませんでした。まだまだリハビリ期間といえますが、戦術ドンチッチみたいになってくるとシュート力がないので、イマイチ。ちょっと扱いに困ったことが敗因のひとつでした。ブロンソンの方がフィットしていると言いたくなってしまう。
これを乗り越えて、もう一段階強くなれるか、ドンチッチ仕様にしていくのかは判断がわかれそうね。

両チームの状況は大きく違いますが、それぞれがエース格の融合に課題があるようでした。しばらくシクサーズを見ていきたいと思っているのですが、バトラーがいないことで逆によい例示を知ることが出来たのでした。
あとボールデンやミルトンがなかなか良い活躍をしていたね。そういえばチャンドラーは良いプレーをしているけど、コーナー待ちのスポットシューターだから流動性を欠くのは事実なんだよね。バトラーがいるときのメンバーに流動性が足りないというか、向いていないのも事実かもしれません。

2019/01/06 シクサーズvsマブス” への2件のフィードバック

  1. ブルークホフよりはブルーコフに近いと思います。Googleで調べるとブローコフと出てきますが、YouTubeで試合のハイライトの実況など聴いた感じはブルーコフが一番近いと思います。
    ちなみに私は未だにアデトクンポアンテトクンポなのかアンデトクンポなのかわかりません。正直全部合ってると思います。

    1. ヤニスさんは「どれでも正しい」と発言されているそうで、アフリカの発音は難しいですね。日本語も難しいのでしょうが。

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