2018/12/04 ペリカンズvsクリッパーズ

負けたら首位陥落となるクリッパーズ

月間MVPはトバイアス・ハリス。コーチオブザマンスはドッグ・リバース。それだけの成績を残したクリッパーズですが、オフの間にもトバイアスを主役にした記事を書こうとして、でも特徴のあるデータがないから書けなかったんだ。ここまでの成績は21.6点8.4リバウンドと「月間MVP」としては微妙な数字。それだけチームとして良く、代表してのトバイアスって事です。

でもさ、試合内容的にはペリカンズの方が上回っている気がするよ。なのに成績は5割。僅かだけど大きな差があるんだ。特徴としてはアンソニー・デイビスがいまいちピリっとしておらず28点13リバウンド2.7ブロック。十分凄いじゃないか。トバイアスより良い成績だけど、試合の中の印象は違うし、ミロティッチやランドルのどちらかがいないだけでもチームとしてはかなり苦しい。

ペイトンが全く戻って来れないのでホリデーPG、ムーアSGで上手く行っていたペリカンズですが、そしたら4連敗してしまい、「ホリデーをオフボールからスコアする仕事に使いたい」ってことでフレイジャーをPGにしました。何が凄いって、5分くらいしかプレータイムがなかったのにスターターになると35分とかプレーするんだよね。

そう考えるとリバースの方がバランス取れているのかな。なんてことを考えながらの試合観戦です。前置き長いのはゲームレポートにするのが久しぶりのチームだから。全く見ていないわけではない。

 

◉守らない

アウトサイドのディフェンスが緩いペリカンズ。ガリナリとトバイアスを中心に対人のシュート練習みたいに打っていくクリッパーズ。ガリナリなんかディフェンスがいてもワンフェイクしておけば問題ないとばかりに決めていきます。2人が3Pを決めるとブラッドリーはオフボールで動いてのキャッチ&シュート。SGAはピックをつかってのミドルと楽勝なオフェンス。

ただ、インサイドがAD+ランドルだからそこを固めておいて、オフェンスにパワーを残しているだけのようなペリカンズは、時にスティールから速攻も出すし、インサイドはゴータットとADじゃ話にならないし。強いインサイドなんだから逆にアウトサイドにプレッシャーかけてインサイドは任せてしまう手段もあるけど、それをやらないのはスタミナなんだろうな。

ただ、この日はミロティッチが不在。そのためランドルがベンチに下がると、ハレルが登場していることもあって、クリッパーズはダンクも増えていきます。トバイアスもエンドラインをドライブで切り込んでダンク。焦点が絞れていないディフェンスは1Qだけでトバイアスに12点を許し、FG61.5%のクリッパーズは36点を奪うのでした。

ちなみに3Pは2/6しか決まらなかったのでアウトサイドが空いているけどミドルの選択の方が多かったよ。

 

一方でクリッパーズはインサイドがガラガラ。ADのマークを離せないので、どうしても空いてしまうし、トバイアスはランドルにオフボールで逆を取られるし。ゴール下を攻め込まれまくれ、ホリデーもドライブレイアップを決めます。

こっちも守らないから自由にやりあうような感じなのですが、さすがにミドルのクリッパーズよりはゴール下の方がプレッシャーがあるわけで、スマートシュートが思ったよりも決まらなかったペリカンズはFG50%で29点止まり。ADが5/9と圧倒は出来なかったね。普通には決めているよ。

3Pもランドルの1本のみだったのでクリッパーズリードで1Qが終わります。

 

◉ブロックが多くても

2Qになると軽いルーと力強いハレルのコンビで得点していくクリッパーズに対し、スルスル抜けていくホリデーと思いランドルで得点していくペリカンズ。守っていないと言うよりも守り切れない雰囲気に。特にクリッパーズはしっかりとチェイスするようになったのだけど、抗いきれない様子で、ホリデーを止めに行くとキックアウトでソロモン・ヒルの3P。

ただ本当に連携が良いのがクリッパーズのベンチ陣。ハレルにパスが通るとイージーシュートになります。貰い方も上手いけどパスもしっかりしている。そしてハレルがアウトサイドにいるとすかさずルーがイージーレイアップ。何でもないディフェンスリバウンドからハレルだけが走って速攻にしてしまいます。

ペリカンズはランドル中心にしっかりとプレーしているはずなのに、点差は広がってしまう。2Qのクリッパーズはオフェンスで押し切るんだ。しかしランドル上手いな。ハレルが手も足も出ないじゃないか。ダリウス・ミラーが3P外していなければ。

 

スターターが戻ってくるとゴータットへの合わせで12点差になります。ハレルじゃなくなってもパスが通る。ADは確かにブロック数が多いけど、簡単に引き出されすぎだよね。失点の多いペリカンズからオールディフェンスチームが2人もいるのは違和感しかなかったけど、止めるけどイージーも打たれるわけで。

ペリカンズはフレイジャーの3Pが決まり、ランドルもゴール下で決めて少しずつ追い上げます。ホリデーのフリースローで6点差になると、ディフェンスが少し締まりますが、それをソロモン・ヒルが3Pで広げれば、オフェンスリバウンドからランドルのダンク。でもやっぱりゴール下が空いてダンクの次はミドルが空いてブラッドリーが決めていきます。中途半端なペリカンズの守り方。

さらにブラッドリー→ゴータット→SGAと中外で繋いで3P。最後はガリナリがランドルからファールを引き出してのフリースローで12点差に戻って前半が終わるのでした。77-65とハイスコアなのですが、クリッパーズのFG65%をキープしています。速攻を食らいまくっているわけでもないのに、そんなのありえるかな?せめてインサイドくらい塞いでおけよ。

 

◉追いつくときは一瞬

ミドルレンジのゴータットからトバイアスへのアリウープパスなんてものも飛び出してくるクリッパーズ。ペリカンズが取りかえしても、空いているからフリー3Pを決めるブラッドリー。そんな事もあるけど火力で押し切るのがペリカンズ流なのだと思うけど、一向にシュートを外してくれないクリッパーズなのでチャンスを得られません。サンダーならフリーにしたって怖くないのにね。ガリナリの3P、飛ばないジャンプシュートで18点差。

しかし、遂にフリーのシュートをブラッドリーが外すと、ホリデーはトバイアスからスティール。ムーアのドライブ、ADのミドルに加え、ランドルの3Pがバンクで決まるラッキーもあって追い上げます。さらにホリデーはゴータットをブロックすると、その速攻を最後に走ってきたホリデーがゴール下。またもランドルの3Pが決まれば、ホリデーも3P決めて5点差に。

あまりにも一気に反撃してしまうペリカンズ。笑うしかない。全然守れなかったのに、ちょっとシュートが決まらなくなり、そして恐らく危機感を抱いたホリデーが1人で守っていったのでした。ここまでずっとクリッパーズが良かったのに3分くらいで追い上げてしまうとか。

 

流れが来たからかADもハレルをブロックし、ランドルのアタック。ランドルが既に37点を超え絶好調のため自分がフリーでもランドルに渡すAD。ファールで止めるしかないハレル。フレイジャーのハッスルプレーも出てきて、攻勢を強めます。しかし、ルーとトバイアスがショートレンジを決めていき、流れを止めると得意技ハレルの1人速攻。2人囲まれるけどガード相手だからロブパスで通してしまう。

ADやランドルのシュートも決まらなかったので、苦しかったペリカンズでしたが、残り1分くらいから再びラッシュ。ホリデーがアーリーで決め、連続3Pが外れてもリバウンドを拾って最後はADがダンク。4点差に戻して3Qが終わります。あっちこっちに振れるQでした。

32-24とリードした3Qのペリカンズですが、クリッパーズのFG53%とやっぱり決まっていたしターンオーバーも3つなので多いとは言えない。24点に抑えたのが信じられないのですが、それだけペースが遅くなって優位にたったのでした。それもよくわかんないけどね。

 

◉追いかけるホリデー

ホリデーのアタック、ダリウス・ミラーの3Pも決まり良いスタートを切るペリカンズですが、クリッパーズはルーとスコットがミドルであっさり取りかえします。良く空くよね。ベバリーのコーナー3Pも決まって8点差。明らかにモードが違うホリデーがタフジャンパーを決めれば、ファールを引き出し、真ん中を突っ切ってレイアップと対抗して4点差。一進一退。

どちらもファールが多くなっていて、それも腕を引っかける系の騙されるようなやつ。これまで殆ど守れていないのに、1on1だと手を出したくなるのは仕方ないのだろうね。ハレルのフェイクに引っかかり身体ごとハレルに乗りかかったランドルがバランスを崩して着地すると足をつったような感じに。ミドルもエアボールしてしまいます。キャリアハイの37点で大活躍だったけど限界を迎えた様子で4Qは無得点でファールアウトしベンチに下がります。

それでもホリデーがプルアップ3Pで1点差に。さらにドライブを止められたけどキックアウトするとダリウス・ミラーが3Pを決め、残り5分で2点リードになります。ずーっとクリッパーズペースだったのに、殆ど守れていなかったのに、3Q終盤からホリデーが攻守に1人で働きまくって逆転してしまうのでした。

 

クリッパーズはシュートが決まらなくなります。この決まらないはこれまでのフリーで外しているのとは違い、ホリデーの圧力で上手く行かなかった中で、少なくなったチャンスを外したって感じ。気楽に打ちにくいよね。そんな時はエースの出番ってことで、トバイアスのドライブとガリナリのフリースローで残り3分同点です。

ホリデーのドライブをスティールするブラッドリー。ルーとのピック&ロールで簡単にゴール下を決めるハレル。ミドルで返すAD。ステップバックミドルのガリナリ。ホリデーがドライブ。決めては決め返される展開が続きますが、ちょっと苦しそうなのはホリデー。なんせオフェンスの中心としてブラッドリーにマークされ、ディフェンスの中心としてルーを相手にしています。

残り1分半でルーのフリースローでクリッパーズ2点リードになると、そこからガマンの展開に。ウィスリーとホリデーのシュートが決まらず、リバウンドを抑えたハレルがファールを貰うもフリースローを2本ともミス。2本目のフリースローが外れたリバウンドでトバイアスが痛恨のファールでADがフリースローになりますが、1本目をミスして残り30秒クリッパーズ1点リード。

タイムアウトで時間いっぱい使うクリッパーズは、ショットクロック4秒くらいでガリナリがトップでワンフェイクしマークを外して打とうとしますが、チェックが来たのでルーへパス。ルーもまたフェイクで追いかけてくるホリデーを外し、ロングミドルを沈めて勝負が決まったのでした。最後まで粘ったペリカンズだったけど、運がなかったね。

 

◉ホリデーvsクリッパーズ

クリッパーズのFG59%と何も守っていないようなペリカンズでしたが、3Q終盤からプレッシャーディフェンスをし始めることでシュートを外させていくことに。そういえば昨シーズン後半もペリカンズはこのパターンだった。お互いにシュートが入るような試合展開をしておいて、4Qになると凄いディフェンスをし始めるから相手は驚いて困ってしまう。

ただ、それを出来るのがホリデーしかいませんでした。ロンドがいれば、と言いたくなるわけです。途中でバテるとおもったホリデーですが、4QだけでFG6/10の16点、4アシストと凄まじい克也くっぷり。ペリカンズが決めたFGは10本なので全てホリデーから生み出されました。役者が違いすぎたホリデーでしたが、周囲はついてこれなかったね。

 

4Qのペリカンズが逆転しきれなかった理由をスタッツに求めるとフリースローが5/10と半分外したこと。加えて苦しみ始めたクリッパーズに12本のフリースローを与えたことです。大活躍だったランドルが4Qだけで4つのファールをしたのは、やっぱり体力の限界なのに起用し続けたことかと。退場しているのに39分のランドル、同じく39分のAD、42分のホリデーということでミロティッチがいないとはいえ、さすがに他の選手をもっと信じようぜ。

クリッパーズはトバイアス以外はプレータイム配分されていたので、苦しくなっても最後まで走り切れました。基本はホリデーの怖さだからブラッドリーとルーで分け合えたのも良かったかも。守っていないようなペリカンズ相手でしたが3Pアテンプトは20本だけで、インサイドで合わせきってしまうのも凄い。パスワークで崩したりプルアップミドルを決めたりと堅実に決め続けることで、カウンターもされなかったのでした。それでも19点もとっているペリカンズだけに、3P打って外していたら危なかったかも。

チームワークのクリッパーズが、ホリデー・ランドル・ADのペリカンズを返り討ちにした感じ。昨シーズンはカズンズが獅子奮迅の活躍をして5割を保たせたけど、ケガで棒に振ったことを忘れていないと良いけどね。

 

 

 

 

 

 

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