タフショット・ブッカー

サンズは15位が指定席

◉スコアラー

勝てないサンズ。その理由は全てがダメだからなのだけど、プレシーズンくらいまでは方向性はわかりやすくて良かったんだ。ココスコフがHCになって遂にサンズも正しき道を進むと思われていたのだけど、凄まじい迷走っぷりに急激に評価を落としていくココスコフ。だけどサンズはバックスに勝ったりと時々凄いプレーをする。

違った。サンズが凄いプレーをするんじゃない。

デビン・ブッカーが凄いプレーをする。

 

23.5点 FG43.9%

今シーズンもブッカーは得点を取ります。しかし、3P31.3%とお得意のシュートはそんなに。これが決まっていれば25点にはなるだろうけど、次々にPGをクビにした結果、ブッカーがPGの時間が増えるので致し方ないというか

キャッチ&シュートの3Pは3.3本→3.1本と同じくらいの本数ですが、パスをくれるのがタイラー・ユリスやエルフレッド・ペイトンといったPGだったのが、今シーズンはエイトン、アリーザ、ウォーレンになっています。キャナーンはパスをくれたけどウェイブ。

NBAに入ったときのブッカーはシューター系スコアラーだと思っていました。シューターではなく、シュート力を武器に得点していくタイプ。それが昨シーズンの途中からハンドラーの役割が強くなると遂にはPGが定着してしまいました。パスそのものはそんなに上手くないよ。

タウンズと同じケンタッキーで6人が指名された年のプレーぶりから、今の姿は想像できそうで、想像できない。

ブッカーのFG%は褒めることが出来るような数字ではありません。ただし、アウトサイドシュートの割合が多いから確率が悪いだけで、3Pを除けば全体的にはそれなりにしっかりと決めています。

〇エリア別FG

ノーチャージ内 58.5%

ペイント内 47.8%

ミドル 48.6%

50%までもう一歩という感じですが、ブッカーのシュート力はミドルレンジでフリーになったら迷いなく打つべきレベルです。変にゴール下まで行く必要性が低いシュート能力は「ゴール下か3Pか」という戦術を止める事が普通になってきた中では貴重な能力。このレンジの正確性こそがエースたる選手に求められてきます。

10フィート以上の距離がある2Pシュートに関しては、ディフェンダーがどれだけ近くにいたかで分けられたデータがあります。

〇2P時のディフェンスとの距離別FG%

2f以内 50.0%

4f以内 43.1%

6f以内 57.1%

6f以上 60.0%

ちなみに2f以内と6f以上はアテンプトが5本程度なので参考にならない。4fを離れるとフリーとされるので、ディフェンスが離してしまうと57%決める事になります。4f以内の43%は悪い数字ではないのですが、中には異常に決めてくる選手がいるので、ブッカーもスーパースターはまだ遠い。

4f以内のアテンプトが多く確率の高い主な選手をアテンプト順に並べてみると

デュラント 47.9%

トンプソン 49.6%

レナード 51.7%

イングラム 47.2%

オラディポ 48.8%

マカラム 60.8%

デュラント、レナード、イングラムはサイズ(ウイングスパン)を生かしていますが、他の3人はシュート力勝負って感じです。恐ろしきはCJマカラム。段違いの性能を持つシューティングマシンはサイズも小さいのですが、ステップとシュートパターンの巧みさでブッカーのゴール下よりも高い確率でタフミドルを決めています。

ブッカーがオールスターレベルになるには、もうちょっと修行が必要です。だってマカラムがオールスターじゃないんだし。

 

◉サンズとタフショット

そんなマカラムはオープンのシュートが3.3本、タイトなシュートが2.7本のアテンプトです。高確率で決めるシュートですが、それは決められるから打つのであって、無理矢理打つわけではありません。それに対してブッカーはオープンが2.2本、タイトが3.6本とアテンプト数が逆転しています。確率的に悪くないブッカーですが、タフショットを打ち過ぎる問題が残ります。

そこにあるのがサンズが抱える矛盾でもあります。ブッカーがいなかったプレシーズンでサンズはこの10f以上離れたシュートは殆どタフショットになっていませんでした。なっていない、というか打たないだけです。それよりはしっかりとボールと人が動いてフリーを作る努力をし、ドライブでショートレンジまで持って行きながら、ディフェンスが寄ってきたらゴール下のエイトンを利用していきました。

昨シーズン、ブッカーについてタフミドルを打っていたのはTJウォーレンで平均2.0本。それが今シーズンは1.4本まで減っています。チームが目指していたのはエイトンを上手く利用する事で堅実なシュートを増やし、そこに3Pを組み合わせていく形でした。

ココスコフがジャズ出身ということもあり、そのイメージはドノバン・ミッチェルとゴベアーの関係性を意識するものでした。3Pが決まらなくて困っているジャズですが、そこまでの流れ自体は悪くありません。そしてエイトンはそんなゴベアーの役割に加えてシュートの上手さがあり、ペイント内のスペースを的確に利用し、高いFG%を残すルーキーとは思えない活躍ぶりです。

輝かしい未来を持つエイトンと光の見えないサンズ、勝てない状況をどう打開するか

ドノバン・ミッチェルはエースとしてタフショットを打ちますが、タフミドルは殆ど打ちません。ショートレンジまで持ち込んでのタフショットが多く、それが決まることでキックアウトを有効に使えることになります。オフェンスを構成する要素として有効なタフショットということです。これが大して決まらないから困っているシーズン序盤。

一方でブッカーが打つのは距離のあるタフショットが多く、そのシュートが決まることは評価出来ても、オフェンスの潤滑油になるかというとそうでもありません。ヘルプディフェンスを動かし、全体を収縮させているわけではなく、1on1の難しいシュートを決めているだけに。

ブッカーの超人的な活躍で勝利を手にすることがあるサンズですが、その活躍度はチーム戦術を強化しているとは言い難く、プレシーズンまでは良かったサンズの内容と大きく異なります。加えて、現在チームで2番目にタフミドルを打つのがジャマール・クロフォード。つまり、サンズはプレシーズンにはなかった2人のタフショットメイカーを加えていることも、期待を裏切る要因になっています。

今見ると開幕戦マブス戦ハイライトは良いプレーが多く、そこに4Qをクローズしに行くブッカーのスーパーシュートが加わった形でよかったのにね。迷走が続くよ。

マカラムのブレイザーズはディフェンスのチームとして失点を抑えながら、高確率のミドルショットを有効活用していますが、やっぱりそこから展開するわけではありません。決めきるからこそ価値のあるマカラム。それはウォーリアーズの2人も同じ。デュラントに得点させて勝つブレイザーズの戦法がここにあるわけです。

タフミドルを打つというのは、それを決めきらないとオフェンス効率は上がってきません。タフミドルを打ち過ぎるブッカー。超高確率の選手になるのを目指すのか、それは1つの方向性かも知れないし、結果を求められないチームだからこそ、このプレーで成長してきました。ならば、それに耐えうるディフェンス力をチームとして求めるべきだったのが、迷走しているサンズ。

論理的なオフェンスを目指すのか、個人が決めきるオフェンスを目指すのか。HCとエースは共通理解があるのかどうかを考えさせられる数字になっています。特にエイトンがしっかりとインサイドで働いているだけに非常に気になるところなのでした。ブッカーが活躍するけどチームは低調になりがち。

◉タフ3Pシューター

タフショット好きのブッカーは3Pもタフショット。1試合に2.5本もタフ3Pを打ちます。ところがこれが決まるんだ。マカラム19%、デュラント24%、トンプソン31%とそんなに決まらないのに3Pだけは上回るブッカー。カリーはもっと決めるけどね。

〇ディフェンスの距離別3PFG%

2f以内 25.0%

4f以内 41.5%

6f以内 21.0%

6f以上 34.5%

どうみても確率がおかしいブッカーはタイトにマークされているのに40%を超えるけど、フリーだと決まらない。要するに徹底して自分のタイミングで打つことが大切で、ディフェンスの状況があまり関係ないタイプ。アマチュアバスケだとたまにいますが、NBAレベルでこれをやるのは珍しい。というかフリーでの確率が低いぜブッカー。

ちなみに同じような事をしているのがポール・ジョージ。オープンだと29%なのに4f以内が45%くらい決めています。昨シーズンはそんなことなかったんだけどね。

 

単にタフミドルが意味ないということであれば、それはブッカーに辞めさせるべきシュートセレクトなのですが、3Pの確率を考えると安易に否定するわけに行かないのがブッカーのシューティング。自分のタイミングで打っていくことを辞めさせたら、どんなプレーになるのか想像がつきません。

今シーズンのブッカーはアシスト6.7本とキャリア最高になっており、それも45本のパスから生み出す確率の良さが際立っています。ちなみにレブロンとほぼ同じ。プレーメイカーとして機能しているのだから、自分のタイミングでシュートを打つことを止めさせる意味が低くなります。

 

ただし、ターンオーバー4.1はリーグ3位。上にいるハーデンやアンテトクンポ、あるいは下にいるウエストブルックに比べると大きな仕事をしているとも言い難く、非常に微妙な位置づけです。

自分のタイミングで打ちたいブッカーを、それもタフミドルに3Pを厭わず打ってしまうブッカーをPGにしておくのはオフェンスとしては論理的ではありません。ターンオーバーが多い上記の3人はいずれもドライブで切り崩してディフェンスを引きつけるタイプなのに比べるとブッカーが生み出すオフェンスリズムはチームに波及しにくい。

やはりPGが他の選手がするべきなのですが、オコボもそしてもちろんジャマール・クロフォードもタフショットを打ってしまうタイプ。実はオコボも多いんだよね。ボールを持ったら自分のタイミングで全てを決める状態にブッカーを置いて上げた方がよっぽど効率的なサンズ。シャキール・ハリソンで良かったし、それ以上にペイトンで良かったじゃないか。

◉シャック&コービー2.0

エイトン&ブッカーをそんな風にしたいという話。エイトンは合わせるタイプなのでシャックとはかなり違うけど、高確率で押し込むことが出来てシュート力もあるので、まぁそれが2.0だとしよう。コービーとブッカーはタフショット打つので似ているかもしれません。しかし、2人はどちらもエースでいたいが故にコービーが成長すると共に同居できなくなったわけです。まぁ仕方ないね。

ブッカーが目立つほどに消えているようなエイトン。タフショットでも決まりまくっていれば、打ちまくるから尚来ない。キャナーンがいなくなって、更にパスが来なくなりました。多分、キャナーンはあんまり関係ないけどさ。サンズはチームとしてパスをしない方向になり、キャナーンのウェイブと前後してシーズン序盤よりも30本近くパスが減りました。オフェンスセットはハンドオフしまくるのに、結局選ぶのは1on1みたいな。パスの本数ほど、パッシングゲームではないチームです。

 

個人的にPGをシャキール・ハリソンで良いじゃないか、としたのはディフェンスが良いから。タフショット好きなブッカーがエースなら、チームに大切なのは守り切る能力だと思うわけです。(働いていないけど)アリーザが加入し、ルーキーのミカル・ブリッジスも3&Dタイプ、TJウォーレンに、一応ジョシュ・ジャクソンもいるわけで意識をディフェンスに向ければ、かなり改善しそうなサンズです。その匂いもあったしね。

しかし、ガードがブッカー+ジャマール・クロフォード、さらにオコボまで加えてしまうから、ズタズタに切り裂かれています。オフェンスもディフェンスもリーグ28位。

このままタフショットメイカーとして育ててしまうのか、それともプレー内容を見直すのか。全くもって統制がとれていないようなサンズの未来を背負うはずのエースは、それでもしっかりと成長を積み重ねてきました。積み重ねた先が「戦術的にどうなの?」と言いたくなる現状に。

 

地味すぎるけどしっかりと働いているデアンドレ・エイトン。難しいシュートを決める派手なプレーを決めるけど本当にそれで良いのか考えたくなるデビン・ブッカー。シャック&コービー2.0は何処へゆく。

 

 

タフショット・ブッカー” への11件のフィードバック

  1. サンズのPGといえばニリキナ獲得に興味を持ってるという話もありますね。自分はあまり彼を知らないのですがどう考えますか?

    1. ニリキナはディフェンス力が高く、その点ではブッカーとコンビは良いです。
      でもサンズがチームとしてPGに何をさせたいのか?
      シュート能力は低く、ドライブやパスで結果を残しているわけでもないので、即戦力にはならないし、育成方針を立てないといけないタイプなので、サンズ向きとは思えません。

  2. 全く関係ない上に失礼なんですが、タフショットの確率ってどこで見れますか?
    やっぱりテイタムとカイリー辺りは気になっちゃいます。
    てかマカラムおかしいだろ、おかしいですよね?
    エイトンとブッカーだけで割と価値のあるチームな気がするんですけどねサンズ。
    このままだともう1人トッププロスペクトが増えるがそれは誰なのか。

    1. 本当はタフショットの確率ってわけじゃないのですが、表現しやすいのでそう書いているだけです。
      https://stats.nba.com/players/shots-closest-defender-10/?Season=2018-19&SeasonType=Regular%20Season&CloseDefDistRange=2-4%20Feet%20-%20Tight&TeamID=1610612738

      予想通りですがカイリーはそこそこ。テイタムは酷いです。ちなみにテイタムについて書くために下調べしていて、エイトンの記事にあわせて目立っていたブッカーを書いた感じです。もっと目立つマカラムは3Pが決まらない。
      セルティックスは決まらない割に良く打ちます。もっと悪いのはスパーズなのですが。

      https://stats.nba.com/teams/shots-closest-defender-10/?Season=2018-19&SeasonType=Regular%20Season&CloseDefDistRange=2-4%20Feet%20-%20Tight&sort=FG2A&dir=1

      1. ありがとうございます!
        カイリーは及第点だけどあと5パーセント決めてほしいですね。
        テイタムは単純にこう見るとシュート入ってないですね、もうちょっと去年は決めてたと思うので復調に期待ですね。

  3. 記事とは関係ないけど我がスパーズのエースでオールスターのデローザンについて、ブッカーと同じスタッツを調べてみました。

    エリア別FG%
    ノーチャージ内 65.7%
    ペイントエリア 45.0%
    ミドル 45.6%

    2P時のディフェンスとの距離別FG%
    2f以内 42.9%
    4f以内 37.8%
    6f以内 52.2%
    6f以上 46.2%

    調べ方が間違っているのでは?と思うほど良くない結果。特に4f以内はデュラント、レナード、マカラム達とは比べるまでもなく、ブッカーよりもかなり低いのです。
    ミッチェルはエースとしてタフショットを打つがそれはショートレンジだけでそこからのキックアウトが有効とのことでしたが、デローザンにはその印象もありません。まあそれはデローザン個人の問題だけでなく、周りがデローザンに合わせられていないということもありますが。でもデローザンもオルドもいるからインサイドには合わせるスペースがないと思うんですよねぇ…。

    1. デローザンは次のテーマです。
      が、全体の数字は良いけど、このあたりの悪さが目立ってしまい、エースなのか・・・って感じに。そしてそれ以上にオルドリッジが悪すぎて。

      じゃあデローザンで負けているのかというと、それよりもディフェンスが大問題ですよね。
      スパーズは書きかけの記事もあるのですが、不安定すぎて書きにくくて完成に至りません。困った困った。

  4. ブッカーは、昨シーズンくらいから、随分とプレースタイルが変わって来ましたよね。
    PG過剰状態から、ブレッドソーを放出して、一線級のPGが居ない状態とマクドノウを始め、チームの方針に大きく左右されていますね。
    ロケッツでのハーデンのPG起用の影響も大きいのでしょう。
    今の状況では、PGをやらざるを得ない感じでしょうか。
    ドライブには、ディフェンスをそれなりに引きつけられるので、パスはそれなりに捌きます。
    ただピック&ロールやら、アリウープパスやらは荒いので、エイトンも不満を持っているはずです。
    ブッカーがPGをやるようになってからは、ボロ負けのゲームは格段に減りました。
    それは、ライアンアンダーソンを外して、TJ、ブリッジズをスタートにして、攻守ともに安定感が出て来た部分が大きかったように思います。
    それにしても、ブッカーは今シーズンはケガが多過ぎます。
    無事是名馬じゃないですが、名選手はケガに強いです。
    来シーズンからの高額契約に備えてるのか思えるほどです。笑
    ココスコフの采配もどうなんでしょうねぇ。
    サマーリーグでは、期待を抱かせるようなものでしたが。
    ブッカーのハムストのケガで、長期離脱が確定的となり、何十連敗するのか恐ろしいです。
    クロフォードなんて入れず、クリス、ベンダーをもうちょい育て、ナイトの復活に賭けても良かったのかなぁと思っています。
    同じ負けるにしても、代わりに得るものがあれば納得出来るのですがね。
    サンズの場合、サーバー、マクドノウの責任は大きいですね。

    1. マクドノーがどうしようもない訳でしたが、解雇劇からオーナーの無能さが際立ちました。そもそもマクドノーを雇ったところからね。

      ブッカーは一人前になってきましたが、チームがどんなバスケをしたいのか不明なのが問題です。ココスコフが解決してくれると思ったら、わけわからないチームになってしまいました。ケガの多さの1つにはブッカーの負荷が大きすぎる事もあるでしょうし。

      今の内容ならトリアーノに続投させて、ブッカーシステムを構築した方が良かったですね。

  5. ホイバーグが解雇されましたね。
    ココスコフも他人事ではないでしょう。
    プロは、結果が全てですから。
    アリーザとシクサのフルツを含めたトレードの話が出ています。
    お互い、新天地でという意味では期待が持てます。
    アリーザは、現在のサンズでやっているようなマルチな役割は担えないと思っています。
    スリー&Dでこそ生きてくると思いますので。
    シーズン前、ブリッジズ、TJ、ジョシュとSFは十分にいるのに、何故?と思っていました。
    これもマクドノウの奇行の一部でしょうか。
    フルツもシクサでSG的な使われ方で苦しんでいたので、サンズに来た方がいいかもしれませんね。
    如何思われますか?

    1. アリーザはウイングの動き方の手本になるのでサンズが契約したのは若い選手達に合っていると思います。
      ウイング3人起用するのは良くある話なので、その形にもっていけば特に問題なかったかと。

      だからやっぱりブッカーをPGにするのかどうかの方が中途半端
      システム的にも3ウイングの意味があまりないシステムだし。プレシーズンは悪くなかったので急激にバランスを崩しています。

      崩しているときにフルツがきても、意味はないかな。フルツはPGといっても得点を取りに行くタイプなのでブッカーとのコンビが機能するのかどうか。そしてウイングに求めるのは3&Dになるから、人員整理が必要になるかもしれません。どっちつかずかな

SUNSファン へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA