2018/11/08 ヒートvsスパーズ

デリック・ホワイトとエリントンがスターターに。ファン以外は興味ないかもしれない情報

◉始まりはエリントン

観る度にドラギッチがいないヒート。ドラギッチ運がない管理人。代わりにスターターになるのがエリントン。SGみたいな選手だらけのヒートだけど、シューターなのはエリントンだけ。このエリントンはドラギッチとは違う形でオフェンスに変化をもたらしてくれます。

早速、3Pを連発するのですが、とにかくパスを受けてから打つまでが早い早い。しかもパスが出た瞬間に3Pラインの内側にいたのでキャッチ&シュートなのにステップバックしてクイックの3P打つんだ。尋常じゃないぞエリントン。

ヒートはあまりシュートが決まらない立ち上がりだったのが、僅かなスペースでも打って決めてしまうエリントンの3本の3Pによってスパーズはディフェンスを広げざる得なくなります。エリントンに張り付き。これでほぼ4on4になったので、ドライブコースが空くし、インサイドのホワイトサイドも1on1状態になって決めていきます。

バランスの良い形を好むヒートですが、突破口が少ないのが悩み。全員がちゃんと守ればそれなりに守れてしまうくらいのオフェンス力しかない。それをディフェンスがいても決めてしまうエリントンの3Pを突破口にしたのでした。

アウトサイドで決めてインサイドで押し込む。わかりやすい形。ただホワイトサイドの控えがデリック・ジョーンズのこの試合は代わりにオリニクをベンチから使っているけど、途端にインサイドが弱くなったよ。

スパーズは全く3Pを打ちません。その結果、ハードなヒートディフェンスの餌食になり、頼みのデローザンはミドルを外し、ゴール下ではホワイトサイドがブロック。頼みのオルドリッジはミドルが決まらず、リバウンドもホワイトサイドが抑える。このタイプのチームには超有効なホワイトサイド。

4点取った後でヒートの15-0のランになり、あっという間に二桁点差。困ったのでパートルを起用して高さ対策とかするけど、あまり意味はなく。困りに困ったポポビッチ。

解決策はホワイトサイドやエリントンが下がるまでガマンすること。いなくなったらオルドリッジが再び登場するとか。ヒートのドライブに対して4人でブロックに跳ぶなど、ディフェンス面でシューターとビッグマンの不在を利用でき、そして少しずつ得点していくベーシックな形で反撃したのでした。

1Qは27-20でヒートが7点リード。その中身はホワイトサイドとエリントンがいるかどうかでした。そしてスパーズもまたミルズのシュート力という武器で打開したので、インサイドを塞ぐ両チームがアウトサイドから決めなければいけない試合になりそう。

◉ハッサンショー

すっかりエースになったジョシュ・リチャードソンがレイアップを外しまくり、似た雰囲気のマグルーダーも外しまくるから2倍外しているようなリチャードソン。思い切ってアウトサイドから打てば良いのに。まぁでもスパーズもあんまり決まらない。速攻の形はあるのだけど、そんなに走るわけでもないし。

なので時間が過ぎてエリントンとホワイトサイドが戻ってきます。コーストtoコーストからのユーロステップを決めるホワイトサイド。ミドルも決めてご機嫌な試合。オルドリッジをフリーにするシーンもあるのだけどシュートを落としてくれているので助かっているし、ブロックも面白いように成功するし。

しかし、ヒートは速攻のパスを連続ミスして流れの良さを得点に出来ません。フリーの選手へのパスミスはつらい。その間に苦しみながらもバータンズの4点プレーがでたので反撃していくスパーズでした。

デローザンのミドル&ワンなどスパーズが難しいプレーを決めて点差を詰めても、その度に登場するのがホワイトサイド。ブロックしまくり、ゴール下押し込みまくり。なぜかリチャードソンvsバータンズなんてマッチアップも登場して、それはさすがに決めるよリチャードソン。

そんなわけで追いつきそうな雰囲気のスパーズだったけど、ホワイトサイドの壁を超えることが出来なかった前半でした。

〇ハッサン・ホワイトサイド

18点、15リバウンド、8ブロック

前半だけで8つはチーム記録だそうで。トリプルダブルはもう目の前!そして3P6/14と決まったスパーズだけどホワイトサイドの脅威の前に2P9/37でした。ブロックされたショートレンジが全部決まっていればそこまで変な数字じゃなかったけどね。

〇FG

オルドリッジ 1/7

フォーブス 1/7

リチャードソン 2/14

書く事が少なくなったのは、この3人の責任かな。それだけ両チームが最後の最後までプレッシャーをかけるディフェンスをしています。簡単にはイージーシュートを打たせてくれない両チーム。ならばミドル天国にするか、3Pで仕留めるか。

 

◉ホワイトとデローザン

エリントンの3Pとデローザンのミドルが外れて始まる3Q

先に決まったのはオルドリッジのミドルとミルズの3P。しかし、ウィンズローのドライブからホワイトサイドのゴール下押し込みで点差は変わりません。フリースローも決めるよ。ウィンズローはあまり上手くないのだけど、それでもドライブからホワイトサイドを使う方法を模索しているような雰囲気。殆ど自分で打つリチャードソンとは違うよ。

スパーズは良いところが殆ど無く、デローザンも消されてします。ブロックの脅威があるからホワイトサイドを外しに行くのは良いのだけど、それが逆にムリしている風になっています。必殺のワンポイントセットプレーとか使ってこないかな。

ルディ・ゲイがいないこともあり復帰したホワイトとフォーブスにデローザンの同時起用なのですが、どうにもこれが上手く行ってないような。メリットを何も感じない。本来はデローザンのドライブからヘルプが来てキックアウトというパターンを考えるとオフェンス面は悪くないはずが、普通に1on1ばかりだから守り切られてしまうだけ。なお、それ以上にパートル君は何の役にも立っていない。

ある意味、こういう展開に苦しんだのが昨シーズンで、ディフェンスの穴を探してくれるジノビリおじさんに託すことになった感じでした。今シーズンここまで悪くないのは、こういう展開になるとデローザンが解決してくれること。1on1なら負けないポイントがあるのは頼りになるだろうな。ところがそこが止められているわけで、なかなか苦しい。

こうやって3Pとか決めると点差を縮めるのだけど、やっと抜いたらシュート前にファールで止めてくるヒートディフェンスにイラつくデローザン。あとやっぱりフォーブスだと簡単にパスを渡してくれて、しかもシューターとしての役割を果たしてくれるのに対し、ホワイトだとボールを持ってプレーメイクしてくるので、デローザン的には苦しいのかも。

パスカットしてカウンターしようとしたら、逆にパスカットされるしさ。多少の反撃はしていくものの、その度にちょこちょこ決め返されて全くラッシュできないスパーズ

3Q終盤に再びエリントン砲をくらってしまい、やっと決まったリチャードソンの3Pも続いて、75-64で3Qが終わるのでした。問題はホワイトサイドのブロックが伸びなかったこと。トリプルダブルの夢が。

スパーズは3Qになっても打開点が見つけられていないのね。最後にフォーブスが3Pを決めたけど、その思い切りが足りないだけの気も。なので最後にどんなユニットを組んでくるかはちょっと注目。デローザンを全面に出すためにシューターを並べるのかどうか。

 

◉終わりそうで終わらない

アデバヨのスティールからボールを回していくと、よりにもよってコーナーのエリントンを空けてしまったスパーズ。しかもそれを連発されます。どっちもバータンズだけど、その瞬間にエリントン優先するってのは簡単ではなかった。でも決めるよねエリントン。アーリーでもしっかりとコーなで待っているのが大切なシューター。連続3Pで19点差になります。これは諦める可能性が。

残り10分あるけどフルメンバーにするスパーズ。ミルズとベリネリ、カニンガムで全方位シューターのデローザンとオルドリッジ勝負かな。しかし、ベリネリが打ち切れずに戻してデローザンが打ったり、アーリーでパスミスと3Pになりません。オルドリッジはアデバヨが守っていきます。

ホワイトサイドが出てくると、やっと後半1つめのブロック。シューターだらけになったスパーズなので難しいのだけど、調子が良いからか足が動いている。ただウィンズローがピックを求めているのにミドルポストで待ったりと問題は色々。

そうこうしているとバータンズやフォーブスが出てきて3Pを決めていきます。狙い通りのオフェンスがやっと出来たスパーズ。これで追い上げに。ヒートも全くシュートが決まってないし。

なかなかドライブが決まらないデローザンが3Pを決めて残り3分10点差に長かった長かった。さらにフリーでベリネリとバータンズが3P打つのだけど決まらず。あっちもこっちも上手く行かないね。3本目でやっと決まっても、時間かかりすぎだし、2点返されるだけで苦しさが増す時間と得点差。

それでもデローザンのスティールからフォーブスの速攻で5分間を17-4でラッシュしたことで、残り40秒で5点差に。リチャードソンがハーフラインを踏む凡ミスでターンオーバー。これでチャンスが出てきたけど、やっぱりその後の3Pが決まらなかったスパーズでした。

なお、ホワイトサイドは後半はご機嫌になれず。11点5リバウンド1ブロックでトリプルダブルならず。凄い悔しそうにしていましたとさ。

 

◉振り返っても仕方ない

4Q20点しか奪えなかったヒート。チームでFG39%なんだけどホワイトサイドは10/18だし、エリントンは3P6/10なので、この2人の働きが良かったことで救われました。特にエリントンはここまでチームに足りないものをもたらしてくれたし、それがホワイトサイドの爆発にも繋がったのでした。お得意のドライブが全く決まらなかったけど、何とかなったのは1つの収穫。

まぁでもスパーズのオフェンスに助けられた感は否めない。ホワイトサイドの脅威が大きかったとも言う。

12本のオフェンスリバウンドを奪いながらペイント内が24点と散々だったスパーズ。ミドルレンジシューティングのチームなのにペイント内で得点出来ないのはね。オルドリッジはFG2/14とお手上げって感じ。チームで2P18/62で29%じゃ勝てるわけがない。

あれだね、この試合を映像で振り返ってミーティングする意味はないくらいの内容。次頑張りましょう。以上です。

 

勝つには勝ったけど、ヒートとしても楽な試合に出来なかったのは考えちゃうね。それでもホワイトサイドがトリプルダブルしていれば気分爽快な試合になっただろうに。簡単には勝てない今シーズンを現しているのかもしれません。

 

 

 

2018/11/08 ヒートvsスパーズ” への11件のフィードバック

  1. これを機にホワイトサイドのトレード価値がどんどん高まることを願うばかり

    1. ブセヴィッチとでもトレードします?

      ホワイトサイド型を欲しがるチームには既にそういうセンターがいる気がするのも難しいのかな。

  2. 1Qからホワイトサイドは凄い働きでした。スパーズはミルズいなかったらひどいことになってましたね。ホワイトサイドと勝負したくないからミドル、3ptを狙っていくもののリズムを掴めずって感じでした。リム周辺では勝負できないプレッシャーがあったんでしょうか。
    オフェンスではあまり有効活用されてないように見えるのでチームで方法を見つけてほしいですね。もったいない!
    アダムスみたいになれるとすごく面白そうです。

    1. アダムスっていうかアデバヨのマネしてくれると助かるんですが。
      それにしてもホワイトサイド周辺に侵入してくるスパーズもアレでしたが、周辺に来たら高確率で叩き落としまくっていたのは凄かった。3Pを打てば決まるじゃないけど、ブロックに跳べば当たるみたいな。

  3. いやー、今日のスパーズは酷かったですね笑
    なんかポップも途中から新しいこと試すのもやめてた気がします。
    ゲイがいればちょっとは変わってたと思うんですけどね。

    ガード陣は、
    PG フォーブス→ホワイト
    SG デローザン→ミルズ
    で回すのがいいと思いました。

    とりあえずホワイト復帰おめでとう!!

  4. こんにちは!
    いつもブログ拝見しております。
    今日のナゲッツ対グリズリーズのレビューとグリズリーズの今シーズンの分析を聞きたいです!
    今シーズンはタンクして渡邉の出場機会も増えると考えていましたが、ディフェンスの硬い、スローペースの試合で意外と勝っていて驚いています。ハイペースでオフェンス全盛の時代にヒートやグリズリーズのディフェンス全振のチームがかき回してくれるのではないかと期待してます。

    1. いやー、本当にねグリズリーズは何なのか。ちなみにナゲッツはディフェンスで勝っているけど、得意のオフェンスは調子悪いです。

      先日のサンズ戦で書きましたら、ディフェンスのローテーションは非常に素晴らしく、それが勝てている要因ですね。
      オフェンスはそんなに。リスクを減らしてケガをしないようにしています。それがトランジションへの対策って事で、自分達は走らないし、相手に走らせるスキを与えない狙いかな。でも勝率的には上手く行きすぎていると思っています。

  5. 今後マレーが帰ってくることを考えるとPGのホワイトがボール持つ時間を取って序盤はオルドリッジで作っていく形がいいのか
    もしくは、デローザンがらコントロールしてフォーブスとホワイトが外で開く形をとる方がいいのか
    でも今日の試合を見ると自分としてはPFをバータンズでオルドリッジ、カニンガムで揃えた方がよさそうに見えました。

    1. SFはゲイとカニンガムが良さそうですが、デローザンがいないと攻撃力不足なのでベンチこそガード増やしたいかな。
      パートル君が使えないのが痛そうです。

  6. スパーズのケガ人地獄と人材不足はどうしようもありません。ゲイも調子が怪しくなってきましたし。ポートルは今のところ出場しても毎回いい所なしと言っていいような状態です。チームが変わったから当然といえば当然でしょうが、昨シーズンTORのセカンドユニットで活躍してたはずなのにえらい違いです。

    今シーズン一番強いのはオルド&デローザンにベンチからミルズ&ベリネリを合わせたユニットだと思っていたので、これ以上離されたくない1Qになぜそれをやらないのか疑問でした。ホワイトサイドが下がってからオルドとデローザンで追い上げるという狙いがあったからなんですね。結果的に狙い通りにはなりませんでしたが納得です。オルドの代わりにホワイトサイドとマッチアップするのがポートルというのが辛いところです。

    しかし、一番謎だったのは序盤、ホワイトサイドが強い部分で勝負しにいってブロックされまくっていたことです。ホワイトサイドの弱い部分を出させるような狙いは考えていなかったのでしょうか。

    1. 本来はベリネリとミルズが出てきた時点でホワイトサイド周辺では攻めない構想だったと思いますが、そこはヒートの術中にハマってしまいましたね。
      思い切ってセンターをバータンズとカニンガムにした方が良かったのかも。でも、そんなディフェンスを後回しにするのはポポビッチには難しかったかな。

      試合の中盤以降も3Pやミドルが連続で決まるシーンが少なく、ホワイトサイドを困らせることが出来なかったが痛かったです。
      オルドリッジがミドルを決めていれば、展開は大きく違ったでしょうし、やっぱりオルドリッジのシュートが決まらないのが全てだったかなと。

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