オフェンスリバウンドを取った後は14秒

ルール改正ですが、めずらしくNBAルールが国際ルールに近づく改正です。

 

オフェンスリバウンドの後にショットクロックは24秒リセットではなく、14秒リセットになります。それによる変化を考えてみましょう。

 

30チームのスタッツを48分換算で平均した数字です。

〇オフェンスリバウンド 9.65本

 

つまり1試合でオフェンスリバウンドは19.3本あります。これが24秒から14秒になると大きく試合時間が短縮されそうです。

しかし、実際にはオフェンスリバウンドを取るとそのままシュートに行きます。各チームのプットバック数を合計すると1試合に2.5本はプットバックです。それ以外に着地してからのゴール下があるわけです。

 

〇ショットクロック2秒以内のシュート 4.9本

この数字はワンパス速攻のケースもあるので一概には言えませんが、オフェンスリバウンドのおおよそ半分はそのままゴール下になりそうです。両チームで10本ないくらいです。

 

つまり1試合で約10本のオフェンスリバウンドがショットクロック短縮の影響を受けそうです。各チーム5回ずつね。なんとなく、それくらいありそうなイメージです。リバウンド取って立て直す。

NBAは割としっかり立て直し気味です。オフェンスリバウンドよりもトランジションディフェンスを重視するのが最近の傾向なので、オフェンスをやり直す場合はトランジションディフェンスに備えていた選手達が再びオフェンスに参加するのを待つからです。戻ってきたところでフリーだから3Pも増えました。

 

24秒が14秒への短縮はその意味で非常に大きな変化です。

立て直すと本当に18秒くらい使うケースが殆ど。それを14秒以内となるとトランジションディフェンスから戻ってくるのを待つ余裕が殆どなくなります。そう考えると平均8秒くらいは短縮されると予想されます。

 

8秒×10オフェンスで80秒くらい創出されそうです。それは1試合でオフェンス機会が5.7回くらい増えそうです。各チーム2.4回のペースアップ。

かなりご都合主義の計算ですが、どうも確実に試合は目に見えて高速化しそうです。新シーズンに試合のペースが2くらい早くなっても、それは単なるルール変更の影響かもしれません。

 

しかし、結構恐ろしいのは試合展開は早くなるけど、ショットクロックの間違いで試合が止まる可能性があります。オフィシャルが間違えたからとか、リバウンドとみなすかどうかとか。展開が早くなっても試合時間が長くなったら意味ないなぁ。

icon
icon

途中に出てきた「プットバック」については、各チームのデータを1つ1つ拾い上げるめんどくさいものでしたが、中身は結構面白かったので上げておきます。

目立つのは意外や意外ホーネッツのプットバックダンクの多さ。そしてこれはほぼハワードのお仕事。クリッパーズもまた。

オフェンスリバウンドの多いサンダーが合計でトップなのはわかりますが、こちらも意外にもスパーズが2位。半分がオルドリッジです。

個人の力がばっちり出ているデータでした。

 

プットバック ダンク レイアップ 合計
Atlanta Hawks 23 97 120
Boston Celtics 13 62 75
Brooklyn Nets 10 113 123

Charlotte Hornets

43 82 125
Chicago Bulls 12 85 97
Cleveland Cavaliers 16 82 98
Dallas Mavericks 17 68 85
Denver Nuggets 16 87 103
Detroit Pistons 28 55 83
Golden State Warriors 17 42 59
Houston Rockets 10 52 62
Indiana Pacers 16 89 105
LA Clippers 37 80 117
Los Angeles Lakers 23 87 110
Memphis Grizzlies 17 92 109
Miami Heat 24 55 79
Milwaukee Bucks 27 77 104
Minnesota Timberwolves 31 76 107
New Orleans Pelicans 19 86 105
New York Knicks 28 88 116
Oklahoma City Thunder 37 136 173
Orlando Magic 23 58 81
Philadelphia 76ers 24 66 90
Phoenix Suns 24 114 138
Portland Trail Blazers 11 83 94
Sacramento Kings 21 56 77
San Antonio Spurs 13 130 143
Toronto Raptors 14 92 106
Utah Jazz 33 26 59
Washington Wizards 13 75 88

 

 

 

 

 

 

オフェンスリバウンドを取った後は14秒” への8件のフィードバック

  1. プットバック少なめなウィザーズにハワード加入は追い風ですね。そしてジャズだけダンク>レイアップなのが興味深いです。ボールを戻してやり直すことが多いということでしょうか?

    1. そう、ジャズも特殊ですね。単純にプットバックすることが少ないだけだと思います。
      もっといえばゴベールはプットバックはダンクだけで、あとは着地してからのゴール下ダンクなので。
      フェイバーズは半分ずつなので、インサイドプレイヤーの質に左右される数字でした。

  2. 短絡的に考えたらペースが速くなっても、ついて行けるだけの走力があって且つリバウンドからプットバックにつなげられるビッグマンがいればかなり有利なんでしょうか

    1. ビッグマンはトランジションディフェンスに戻らないので、あまり影響はないと思います。
      ただ、全体が早くなるわけで、走力の重要性は増しますね。

      むしろトランジションから戻ったところでフリーになりやすく、そこで積極的にロング3P打てないと苦しくなるかもしれません。
      サンダーとか苦しいなぁ。ラス&ロバーソン。

  3. 今回の改正は
    ・走れるチームと走れないチーム
    ・インサイドオフェンスが強いチームと弱いチーム
    ・インサイドディフェンスが強いチームと弱いチーム
    ・オフェンスリバウンドが強いチームと弱いチーム
    どちらに対して有利に働くんですか?

    1. あまりどちらとはいえないですが、少なくともオフェンスリバウンドが多いチームは選択肢が減る訳なので多少不利に働きます。

  4. 立て直しがうまくいかず焦ってシュートをして失敗することも増えそうで
    シュートセレクションが悪いタイプン選手が割りを食うような
    そこまで影響するほどの頻度ではないような
    そんな印象です

    1. 1試合で影響する気はしないけど、シーズントータルでは影響してきそうなイメージです。
      トラベリングの厳格化もありましたし。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA