特にこれと言ってテーマが思いつかないけど、行き当たりばったりでクズマについて書いてみよう。ショートスタイルの良い部分は、テーマが小さくても書けるところであり、遂にはテーマがなくても書けるようになったことです。
◉レイカーズについて書かない理由
世の中にはレイカーズファンがいっぱいいまして、管理人もまた部屋にある唯一のユニフォームがコービーだったりします。ディアンジェロ・ラッセル(ネッツ)かディンウィディーも欲しいけど、グッズが少ない。
このブログでレイカーズの登場回数が少ないのは3つの理由があります。なお、ゲームレポートには普通に登場しているよ。プレーオフ争いから脱落したチームの平均よりも多いかもね。
1.ネットのオピニオンリーダー的な人が何人もいる
レイカーズファンの場合は選手にひっついてきたり、勝っているから応援しているご新規さんではなく、マジック時代やコービー時代などからのファンが多くいて、それだけメディア露出も多くて、語れるトピックが多いので、分析だったり評価だったり課題だったり、悲喜交々の意見が交換されています。
だから別にうちのブログでやる必要なくない?ということ。優先する必要もないし、勝ってもいないし。勝ってないけど語られるのは良いこと。
ファンが多いチームは他にもありますが、ちょっと違うのは管理人も他の方の意見を読んで「あぁなるほどね」みたいなことが多いから、何か書いても寄せ集め的になりそうです。だからわざわざ語るほどの内容がないし、レブロンが加入してそれが加速された。
2.シーズンの途中から内容変わりすぎ
とはいえ昨シーズンの前半は面白くて、良い部分も悪い部分も含めて楽しめるチームでした。ただルーキーも多いし、少しずつ変化するから「ある程度形になったところで書きたいなー」と考えていました。
そしたら途中から一気に様相が変化してしまったのです。なんというか、どう捉えて良いのか説明しがたくなってしまったので、もうそうなると「ランドル大活躍ですね」くらいしか表現できなかった。そんな大活躍のランドルは移籍
3.クズマの話ばかりになる
そしてここね。まぁ管理人はクズマを絶賛しているわけですよ。どれくらいかというと「レブロン来るのふざけるな。クズマのプレータイム削るな。クズマのプレー機会奪うな。優勝?関係ない、クズマにやらせろ。ていうか他のチームに移籍させろ」というくらい。
ドノバン・ミッチェルを筆頭に、多くのルーキー達が大絶賛過ぎて目立たないけど、クズマもまたお気に入り。で、レイカーズの事を書こうとするとクズマの話ばかりになり、あれもクズマ、これもクズマでコメント欄に「ロンドは?イングラムは?」みたいなことも多く、まぁそれはそれで、わざわざ書くこともないかなーと。
そんなわけでカイル・クズマはお気に入り。ここまでで1000文字になった。良かった良かった。
◉クズマの良い部分は何か?
〇昨シーズンの成績
31.2分 16.1点
FG45.0% 3P36.6%
6.3リバウンド 1.8アシスト
1.8ターンオーバー
素晴らしい数字を残したクズマ。しかし、まぁこの数字は「ルーキーとしては」という枕詞がついてしまうやつです。マルカネンを「シュートの上手いビックマンで済ませたくない」と書いたわけですが、クズマもまた同じような悩みがあります。
シュートが上手い(3P36%だけど)
ドライブが上手い(クイックネスに優れているわけじゃない)
リバウンドが強い(リバウンダーにはなれない)
などなど、どれもこれも「1流レベルの才能がある」というには苦しいものが多いのでした。「マルカネンは美しい」わけですが、そんな表現をするのもちょっと難しいのがクズマです。ちょこちょこ細かいフェイクをいれるのが上手いけど、球団社長のようにファンタスティックではない。
関係ないけどイングラムのFG47%、3P39%って凄い優秀だよね。でもクズマほど面白くない。
ロンゾの7.2アシスト、6.9リバウンドはクズマの上なんだよね。でもクズマほど楽しみにしていない。
仕方ないので、何を書くべきかハイライト観ながら考えましょう。
さて、これを観ていると1つの特徴が出てきました。それは「ハイライトだけど違うプレーばかりしている」ということ。特にドライブ&フィニッシュに関しては、抜いた瞬間に驚異的な身体能力を活かしてのダンクもなければ、シグニチャームーブみたいのはなく、ユーロステップ、ジャンプフック、フィンガーロール、スピンムーブ、ギャロップステップ何でもするわけです。
そう、
何でもこなすのがクズマの凄いところ
これが2P51%という高確率に繋がっていたのです。ハーデンに代表されるように普通は得意技を使うことで高確率を実現するのだけど、クズマには良い意味でそれがない。あらゆるスキルを使いこなしているのです。
そうだったのか!状況に合わせてスキルを使うのが上手いんだな!
クズマはお気に入りだけど、いまいち自分でも何が心を引くのか理解していなかったりして。そこでシューター系と言うこともあり、最近流行のシュート別のデータを使いましょう。
〇クズマの細分化
シュートアテンプト/確率
アリウープ 10本/80%
カット 30本/80%
ドライブフック 37本/65%
ドライブレイアップ 79本/53%
フローター 33本/58%
ターンアラウンド 47本/51%
はい、結論が出ました。「素晴らしくシュートスキルに秀でている」のがクズマです。以前のテーマになったペリカンズのムーアに近いものがあります。ありとあらゆる形で高確率のシュートを沈めていくクズマは、そのドライブ&フィニッシュの能力を遺憾なく発揮しています。
しかし、シュート力があるかというと、ちょっと違う部分もあります。
2Pジャンプシュート 226本/39.4%
2Pのキャッチ&シュートでも41.7%しかなく、プルアップは40%を切っています。決してシュート力があるわけではないのがクズマの特徴でした。
多彩なステップワークとフィニッシュパターン
それがクズマの最大の特徴であり、しかも高確率で決めています。実はちょっとコービーに近い気もしてきました。スキルベースの多彩さこそがクズマの真骨頂です。気も強いし、学ぶ姿勢も、リーダーになろうという姿勢も良いよね。やっぱりコービーっぽいのか?
ジェイレン・ブラウンの回で触れたようにテイタムよりもブラウンの理由は、そのシュートセレクトの部分にありました。確率は高いもののミドルが多すぎ、3Pとドライブの思い切りが足りなくてテイタムはブラウンに負けたわけですが、そのミドルのアテンプトは全シュートのうち25%くらいありました。では、クズマはどうなのか。
〇クズマのレンジ別アテンプト/確率
ゴール下 322/59.0%
ペイント内 158/48.1%
ミドル 125/34.4%
3P 434/36.6%
ミドルの選択は12.5%のみで、3Pとゴール下が多く、ショートレンジも得意なのがクズマです。セレクションの良さなのか、思い切りの良さなのかは微妙なラインですが、個人的には思い切りの良さを買うので後者です。ブラウンと同じ。
ただ、そこに前述のフィニッシュパターンの多彩さが加わるのがクズマの良い部分。
こうみるとミドルが多すぎたであろうコービーに対して、現代的なセレクションに改善されているのがクズマな気がします。ものすごく個人的な感情だけど。もう引退しているから書かないだけで、「コービーはクズマのセレクションを見習え」と書かれた可能性もあるのでした。ウエストブルックはドノバン・ミッチェルを、カーメロはテイタムを、若手の方が現代的になるのは致し方ない流れ。
注:コービーは大ケガをしてインサイドに侵入しなくなっているので、現代に乗り遅れたかどうかは微妙な時期までしか過ごしていません。
無理矢理コービーについて書き加えたことで3000文字を突破したので、これで立派な記事になったよ。ショートスタイルの恩恵。
"The Mamba Mentality: How I Play" book comes out October 23, 2018! Learn how I approached the process and the craft, accompanied by 20 yrs of photos from the incomparable @ADBPhotoInc. Intros by @paugasol & @PhilJackson11 https://t.co/Na41sWLmtp pic.twitter.com/POFZnOwZPm
— Kobe Bryant (@kobebryant) May 29, 2018
◉何故かPFのクズマ
クズマについてテーマがないといいつつ、ここまで書いてきましたが、明確に良いポイントがあって、それがPFであることです。これだけのアビリティを持っているのにポジションがPF扱いされているのでした。それだけサイズとウイングスパンがあるのが大きな利点になっています。
SGみたいなクズマを止めるのはかなり難しく、それでいてサイズのない選手とマッチアップすればターンアラウンドで決める能力があります。いわゆるポジションの万能性がクズマの良い部分。オフェンス面のユーティリティ性ももっているわけです。
それを意識して磨いてきたと思えるのが、ハイライトのように多彩なパターンを持っていることで、マッチアップの相手に合わせてプレーを変えることが出来ます。
多彩なオフェンスパターンとそれを有効活用する判断力
フィニッシュパターンの多いクズマはディフェンスの状況を観て、どのスキルを使うか判断出来ているからこそ高いFG%が実現されています。この判断の部分こそが他の選手との違いを感じさせてくれます。
そしてディフェンス面でもSGからPFまで守れるユーティリティ性があるのも魅力です。正直、あまり注目したことないから、どの程度のディフェンス力かわからないですが、まぁ万能系と言うことは間違いないのでした。
こんな部分も現代的で絶賛できてしまうわけです。まぁでも、こういう部分があるのはよくわかる。ウエストブルックにもやられてたよね。
最近はルーキー達に「シュートの上手いビックマン」が増えているし、「PFをセンターにコンバート」も普通に行われます。それに対してクズマは初めから「PFだけどSGみたいなスキルベース」をもっているわけです。このタイプは意外といません。
クズマが賢いかどうかは別にして、ボールを持ってからの判断の速さと、選択肢の堅実性があります。それはボールを貰う前に状況判断が出来ているのですが、おそらくそれを生み出したのはギャップが生じやすいポジション特性だと思います。
クズマにはエース的な立場で成長して欲しい
と書く事が多いわけですが、その内容はアイソレーションみたいな形ではなく、クズマの好きなオフボールムーブをやらせて、ボールを持ったときの正しい判断力でチームを形成するところをみたいから。それはクズマの動きをメインにしてくれないといけないのでした。
昨シーズンのレイカーズはメインキャストが定まらない部分もあって、使い勝手の良さと強気なプレーで可能だったクズマのアタックですが、それがファーストチョイスになり、そこから2次的、3次的に連携していくのが好みです。
例えばブレイザーズならエースはリラードでも、ファーストチョイスはクズマみたいなことが可能なので、ちょっとレブロンとは違うんだよね。
1on1ベースではないドライブをするから確率が高くなっているし、エースタイプと共存できる良さがあります。
◉クズマは伸びるのか?
そんなわけでクズマ編でした。絶賛する内容は数字で見るとわかりやすかったです。ドライブからインサイドに飛び込める選手が好きなわけですね。しかも、パターンが多彩なので観ていて飽きない。ボールを持っての判断も良くて、しかも結構強気だから、なんか燃え上がるようなところもあるし。
メンタルで負けないような強気な姿勢を保とうとしているので、長期的にみても活躍を続けてくれそうです。
1on1の強さよりも試合の中で有利性を見つけ出して、多彩な得点を狙っていくエースタイプがどんな選手に成長していくのかは楽しみな反面、伸び代を想像するのが難しいのも事実です。
「シュート力のあるウイング」
というのが一般的な表現の仕方になる気がしますが、実際にはドライブからのフィニッシュに特徴があるので、そこをどれだけ伸ばせるのか、というかこれ以上伸びたら手がつけられなくなってしまいます。
クズマがお気に入りの管理人
レイカーズの話をするときはクズマだらけになってしまうよ。
クズマと相性の良いセンターとなるとどんなタイプが良いのでしょうかね?もちろん、G〜SFの選手のタイプとの兼ね合いで決まるとも思いますが。ゴリゴリローポストでプレイしてダブルチームを引きつけられるタイプ。ポストからパスを捌いてくれるタイプ。ストレッチ5で、クズマがドライブしやすくしてくれるタイプ。カペラやハレルみたいに合わせやP&Rが上手いタイプ。
まぁオフェンスの相性よりリバウンドやDFで補ってくれるタイプの方が良いか。
まぁ割と万能なのでどんなタイプでも良さそうですが、リムプロテクト能力は欲しいですね。
オフェンスはストレッチ系かスピード系なので、ロペスとナンスは良いチョイスでした。
ドラモンドみたいにリバウンドが強くてパスも出来てハンドオフの起点になってくれるのも有り難いかな。
いつも楽しく読ませて頂いてます。
今回のブログを読んで、どうもレイカーズが好きになれない食わず嫌いな理由は①にあったと気づかされます。
昔からの顧客が多くて、それも皆結構、頭が硬くハードクレーマータイプなイメージ。あくまでイメージですが。
でも好きな選手は多いです。クズマも好きです。
素人なのでプレー内容は詳しくわかりませんが勝気な性格が好きなんですよね。
結局はどの世界でも自分が出せる人が活躍するんだなとしみじみ思いながら今日も仕事頑張ろうと思ってます。
どこのファンもそんな人はいます。ただ母数が多いから目立つだけで。
今のレイカーズは勝っていないだけ、むしろ穏やかだと思います。
そもそも、内容関係なくブログにクレームしてくる人もいるので気にしてても仕方がないのです。
NBAプレイヤーは勝ち気なタイプが多くいますが、その殆どが判断力が追いつかなくてチームに残れないので
勝ち気だけど、冷静に判断出来る選手が残っていくと思っています。
クズマはルーキーの中で1番のお気に入りです。
アシストが少ないですが、割とパスが下手な印象はない(視野はそんなに広くはないか)なのでドライブから捌けるようになればもっと止められなくなるんじゃないかな。
そう考えるとセンターはストレッチタイプの方が合うのかなと思います。
エーシーとかいいかも知れないですね。
理由はホーフォードかな?
新シーズンでレブロンやロンドの恩恵を受けて個人成績を上げると思いますか?
その前にシステムの問題か。
パスが必要な場面ではそもそもドライブしない傾向があるかも。1on1タイプじゃないので、アシストが大幅に伸びることはなさそうかな。
個人成績はあまり変わらないのではないかと。伸ばすとしたらシューター的な役割で決めるくらいかな。
ブレイザーズはドラフトで獲得するチャンスありましたね〜。
いやむしろほとんどのチームがチャンスあったんですけどね。
ミッチェルといい、将来性を見抜くって難しいです。
チーム状況や運などそれだけじゃないですけど。
どのチームも獲得するチャンスがあったけど、ブレイザーズは1巡目指名権を3つもっていて
クズマ、ハート、アヌノビー、アレンのうち3人をとれたと考えると、特に寂しいチームです。
なんか神格化されてるけどコービーってデータで見ると大したことないですよね
外角上手くないくせに打ちすぎ
レブロンと比較対象にすらならない格の選手でしょーと
それが時代の違い
あの時代でも微妙って言いたいのでは
優勝出来る形を作っているのに否定は出来ないでしょう。もしも現代でアレをやっていたら問題外だけど、当時はみんなあんな感じだったし。
PFなのにガード並みのスキル、得点力、サイズもあるってそれはネクスト・デュラントなのでは!?
レブロンがいる間にしっかり成長して世代交代してくれるといいなぁ。ワンマンチームになるのだけはやめてほしい
デュラントは腕の長さとシュートの正確性が武器なので、ちょっと違いますが、可能性はなくはないですね。
レイカーズとニックスは特別ですよ。
やっぱ現地観戦するならステイプルズセンターかマディソンスクエアガーデン行きたいですもん!
バークレイセンターで!
クズマは多彩ですよね、ドラフト下位でクズマとハートを手に入れたLALはすごいです、ロンゾにも期待したい・・・。
LALで心配なのはルークなんですよね・・・果たしてこのLALを上手に形にしていけるだろうか・・・。
完成されてきたチームを穏やかに動かしていくのは上手いけど、プランニングが上手い印象がないです。
毎年チームが変わっていくので、HCとしては大変でしょうね。
管理人さんから見てロンゾの悪い所はスリーの精度と親父をのぞいてどこでしょう?
レイカーズはロンゾとクズマ次第だと思っております……
3Pの精度というか、打たないとオフェンス構築出来ない所です。ロンドとレブロンがメインになって解決しちゃうかもしれません。
イメージ的にはラリーナンスjrより身体能力に劣るが、スキルは全般的に上と思ってます。
クズマの目処が立ったのでラリーナンスjrを放出できたのかなと。あくまでもイメージですが。尚、ラリーナンスjrも27位です。
ナンスは契約が軽かったので放出してドラフト指名権に変えたのだと思うのですが、ランドルとIT放出したので動きとしては良く分からないですね。
クズマは輝いていた頃のグラント・ヒルに印象が近いように感じます。
ヒルも当時、ジョーダンに近い人気でしたがクズマもなかなかの人気者ですね。
もうすこしワイドにパスが出来ると良いですが、今のレイカーズではその役割は不要かな。
ちなみに、レイカーズについて書いているおすすめのブログやサイトがあれば教えてくれませんか!