4試合目で初めてのホームとなるブレイザーズ。
プレシーズンの好調さはそのままだったけどバックスには負けちゃいました。課題はダイエットして動きは良くなったけど、シュートが入らなくなりゴール下で負けるヌルキッチ。ここまでFG35%ターンオーバー4.3とスタッツだけならスタータークビどころかGリーグ行きレベル。
初めてちゃんと見るペリカンズ。
ウォーリアーズ相手にも通用したオフェンスとレイカーズにも通用しないディフェンスで、ある意味安定している。どこにでも勝てるけどどこにでも負ける。
ブレイザーズも同じようなチームです。こちらは爆発したりしなかったりで、どこにでもってやつです。
ガードコンビvsセンターコンビの勝負です。
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目立つよヌルキッチ
ブレイザーズはヌルキッチを経由するオフェンスが多い。これがスタッツ関係ない重要性なのだけど、より動くようになったので更に存在感を増したのですが、シュートが入らないので帳消しです。
そしてカズンズに吹っ飛ばされてファールをとられ、オフェンスファールをとられ、ボールを叩いてファールを吹かれ、6分でカズンズに3ファールしてコートから出ていきました。
良くも悪くも目立つよヌルキッチさん。
センターはヌルキッチだけで、動けるPFがいっぱい出てくるブレイザーズ。ペリカンズはアンソニー・デイビスがケガなのか出てこなかったので、この動けるPF達に振り回されます。エド・デイビスとスワニゲンがゴール下で何度もリバウンドとシュートを繰り返し、ディフェンスでは見事なブロックをしてリードを作ります。
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ツインタワーであってツインタワーではない
こんな題名のセクションを作って書こうと思っていたのに、アンソニー・デイビスは出てきません。ツインタワーと言いつつ、2人ともアウトサイドまで出てきます。肝となるのはカズンズがスキル面で優れている事。アシスト多いのが特徴です。
いうなればデカくて強くて遅いレブロン。
PGみたいな位置に立っていてプレーメイカーになるのだけど、デイビスがいないとインサイドへのパスがないので怖さ半減です。何より高さの利が出ません。
そんな事もあって機能しないペリカンズなのだけど、新加入のジャミーア・ネルソンが救います。3Pにドライブからのキックアウトと本来のPGとしての能力をみせます。
この試合ではみれなかったけど、ツインタワーとしてのカズンズは面白そうですが、センター1人なら普通のバスケをするべきという事で、ペリカンズは戦い方に幅が必要です。
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ネルソンに続いてクラークやムーアが決めたことで前半は1点差でペリカンズがリードします。主役の穴を脇役が埋めました。
それ以上にダメだったのがブレイザーズの主役達。リラードはFGなし。スターターで4/24の13点しか取れませんでした。ベンチが34点!
期待していた内容は全く出てこないけど、サポートキャストが活躍した前半でした。両チームとも50点いかないのは自分達のオフェンスではありません。
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なんとなく3Q
変わらずにダメなリラードとマカラム。アミヌが決めたので先手はとったけど、カズンズが3Pにドライブと入れ返す。レブロンっぽい。
どつちも流れは掴めないけど、得点はなんとか繋いでいく感じ。中心選手がダメなのを周りがフォローするブレイザーズと、なんとかしていくカズンズ。
なんとか過ぎた3Q。カズンズの負担だけブレイザーズの方が期待もてるかな。
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マカラム連打
4Q開始してガードコンビにターナーもいるブレイザーズはリラードが休んでいる間にマカラムが3Pを決めてリードを奪います。
たまらずカズンズが攻めてやり返すペリカンズ。カズンズはボール運んでハンドオフでクラークに渡してフリーでドライブさせるし、完全にPGに。
しかし、マカラムが3Pを連打して一気にリードを奪ったブレイザーズ。カズンズへの負担が増えるペリカンズの構図。
カズンズは疲れてきたか、それまで決めていたフリースローを外すように。レブロンもフリースロー下手だけど、疲労の側面も大きいかな。
しかし、ブレイザーズもリラード出てくると失速。どちらが爆発するかではなく、どちらがよりダメになるか、そんな雰囲気になってきました。
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結局リラードは決めれば勝利が確定するフリースローを2本とも外すなど、最後まで爆発しませんでした。FG18.8%です。それでも一応4Qは8点とりました。
相棒のマカラムが4本の3Pを決めるなど4Qだけで16点と爆発し、周囲も役割をこなしました。
チームとしての力はブレイザーズの方が上だったという結果です。
◯デマーカス・カズンズ
39分 39点 FG52.2%
13リバウンド 3アシスト
10本の3Pを打つガードみたいなシュート構成だけどFG50%超えは見事です。デイビス不在の中で1人でチームを引っ張りましたが、チーム力では差がありました。
デカくて強くて遅いレブロン。スピードのないレブロンは怖くなさそうですが、進化するとこんな形になるのでしょうか。冷静さが課題ですが、最後まで奮闘している姿はキングス時代とは違います。
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キャブスのジェファーソン解雇の流れからペリカンズにやってきたネルソンは機能しています。多分、ロンドより良い。
しかし、このPGの存在が吉と出るかはツインタワー次第でしょう。セカンドユニットで1枚センターとしては有用です。
ブレイザーズはエースがダメでも全員が支える構図は、チームが上手く回っています。ボールを持っての個人技に優れたベンチ陣ではないけど、得点を繋げたのはチーム力そのものです。
観たいものはみれなかった試合ですが、プレーオフ争う中でダメな試合でも勝機を見出せるかのテストになったかもしれません。裏でペイサーズに負けたウルブズには足りないもの。