20171025 マジック vs ネッツ

早くも2試合目登場のラッセル&ネッツ。前回のホークス戦が良かったから楽しみです。相手はマジックで今季早くも2回目の対戦。
3試合だけとはいえ勝ち越したのは超久しぶり。リーグで2番目の得点を挙げていますが、オフェンスで爆発力あるというよりはディフェンス頑張って早くシュートに行きたい感じです。ちなみに自分達もたくさんミスするので失点も多いです。
マジック相手なら前回同様に積極的に行きつつもミスを減らす、そんな成長も期待されてそうです。



マジックは初見。ポジションバランス悪いロスターで何がしたいのかわからないと評してましたが、前回の対戦ではセンターのブセビッチが41点3P6本と爆発。ネッツには負けたけど、キャブスには勝ちました。
ケガの影響なのかスターターはバランス改善されたメンバーでした。
今の所、3Pとアシストがリーグ2位なので流行りのスタイルになっています。そんなチームじゃなかったはずです。マグレなのか、狙っているのかを確認しましょう。そこまで検証するかはわかりませんが。



好調なんだよ両チーム
時間間違えてセカンドユニット対決になってました。ラッセルの4連続3Pはみてなかった。ゴードンの得点ショーがあったらしくマジックがリードしてました。
両チームともに積極的にリングにアタックしていきますが、ネッツの方が決定力が高くリードを奪い返しました。不思議なのはマジックのディフェンス。かなり引いて外のシュートは捨てるかのように守るけど、ドライブされる。リムプロテクターが足りません。
むしろインサイド系ばかり集めすぎたイメージだったので意外でした。
ネッツはかなりしっかり守り、そこから早い展開を繰り出します。早いけど無理に攻めるわけじゃないし。
それでもマジックも得点が止まるわけではありませんでした。ポジションバランスが良いのでヘルプディフェンスを減らし、リングにアタック出来れば得点を重ねます。ネッツもリムプロテクター不足。
イメージとは違い良い感じになっていたマジックでした。



育てながら勝つ難しさ
ベンチ陣の頑張りによりリードしたネッツはラッセル他のスターター中心に戻ります。ここでセンターにはルーキーのアレンを使います。
ホークス戦で強力なブロックとリバウンドで魅せたジャレット・アレン。ルーキー豊作と言われるけど、こういう地味役が多いのも特徴だと思います。
サイズと能力の高さは素晴らしく、リムプロテクターとして機能しながらゴール下のフィニッシャーとしても怖いのですが、酷いくらいにシュートが入らない。打っているのほぼゴール下のみ。キャッチミスも出てくる。
良いプレーをしても最後の合わせでアレンがミスします。しまいにはキャロルはフリーで飛び込んでいったアレンを無視したくらい。
そうやってリズムが乱れると外のシュートも外れるもので、マジックの反撃を許し同点で前半を終えました。
若手を組み込むことに成功しつつあるネッツだけど、こうやって育てながら勝つというのは簡単ではありません。後半はダンクをぶち込んだアレンなので使っていくことは大切です。



バランス改善しているマジック
マジックはドラフト指名した選手を謎のトレードで放出したりして核がいつまでも決まりません。でも、アーロン・ゴードンへの期待は非常に高く中心に据えようとしてきました。
スピードもバネもパワーもあるゴードンですが、スキル面はさほど高くありません。SFなのかPFなのかという問題もありました。
昨季はイバカ、ビヨンボを獲得し強力なフロントコートにしましたが、イバカはともかくビヨンボも身体能力オンリーなので、インサイド渋滞でした。何をして良いのかわからない不安な顔をしていたゴードン。
◯アーロン・ゴードン
41点 FG14/18 3P5/5
12リバウンド
しかし、このバランスが大きく改善されたロスターでは自信のある顔をしています。とにかくオフボールで動き回る事で有利な状況を作ります。スピードで振り回し、パワーで圧倒する。そこにはペイント内のスペースが必要です。ブセビッチやモスの存在はスペースを作ってくれるのでゴードンを助け、ゴードンのムーブはブセビッチ達にシュートチャンスを作っています。
バランスって大切。41点のゴードンだけど、ボール持っている時間は極端に短いはず。



個の力で失敗したネッツとチームで決めたマジック
ネッツ優勢だけど、ビックリードにはなりません。マジックがバランスを保って攻めているから得点が停滞しない事、そしてクラブとラッセルのアウトサイドが決まらなかったためです。こればかりはゲームの中でも浮き沈みがあるので仕方がない。
その間にマジックが点差を詰めていきます。こちらは逆に大して入らなかったアウトサイドが決まりました。ゲームの中で浮き上がってきたわけです。



最後はゴードンがこの試合5/5となる3Pを沈めたマジックに対し、ラッセルが3Pを外し、リバウンドから再びアタックするもモスにスティールされました。
終始よく守っていたモス。ラッセルをスターにするのはまだ早いとばかりに止めました。



◯ディアンジェロ・ラッセル
27点 FG34.8%
◯アレン・クラブ
6点 FG20%
ネッツはラッセル&クラブのシュートで負けたのだから仕方ない。マジックはプレーメイカーにはなれないゴードンを周りがよく活かしています。最後の3Pもゴードンは全くボールに絡まずに3人がドライブ→パスを繰り返した先の4人目として初めて現れ、キャッチ&シュートを決めました。
変に個人技に頼らないチームになっています。



ラッセル&ネッツの評価は変わらないけど、マジックもしっり戦えるチームでした。プレイオフ外の戦いと思われていた両チームですが、チームで戦う姿勢は高く評価出来ます。真逆なのはニックス。
マジックのルーキーはアイザック。こちらは時間はかかりますが将来の中心になれる素材感はたっぷりと感じました。結局はウイングが重要というのが今のバスケなので10年後に今年のドラフト組でNo.1になっている可能性もあります。迷走を繰り返してきたマジックなので、そこまで育てられる可能性は低いですが。



ウルブズvsペイサーズ
サンダーの厳しいディフェンスに勝ったウルブズ。ペイサーズはそこまで厳しくないからと個人で攻め込んでシュートを外し、ペイサーズがやりたかったカウンターの餌食になる。
ウィギンズ&タウンズは確率悪くないのに、それ以外が攻めすぎる悪癖が出てしまう。
ティーグとクロフォードのゲームメイクは問題過ぎます。ルビオが恋しくなる季節だな。

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