20171024 バックス vs ホーネッツ

ブレイザーズにまで勝つとは思わなかったバックス。メンタリティの問題で勝てないと踏んでいたけど、昨季からの好調を維持している、というかやるべき事を守っている様です。
実はチームオフェンス徹底のベテラン大集合みたいなバスケを若手達にやらせています。アンテトクンポの個人技云々と言われそうだけど、プレーオフなんかはチームで攻めてフィニッシュに顔を出してくるから止められませんでした。
だから管理人はアンテトクンポPGには反対です。個人能力云々ではなく、ボールに絡まずブラインドサイドから現れてフィニッシュする形が最高に機能するからです。
キッドHCもそう考えているでしょうが、PGというのは速攻をやらせたいからでしょう。リバウンドとって自らミドルラインを駆け上がられると誰も止められないよね。
それってキッドの現役時代さ。



ホーネッツは多分不安定なんだけど、ディフェンス頑張るのが本領だから、そこが意識されているかが大事。ハワードとゼラーがいるから安定するはずさ!という設計になっているかを確認したい。
つまりこの試合は、
・バックスのチームオフェンス。強力なアンテトクンポによるフィニッシュを
・ホーネッツのセンターを中心にしたディフェンスがしっかり止められるのか。そして止められたならば
・アンテトクンポを中心としたバックスの速攻が崩せるのか
しかし、試合前に欠場が結構いると放送されていた。バックスはチームオフェンスの肝であるブログトン不在。つまらん。
ホーネッツはいろいろ不在。ゼラーがいないのは悪い意味でハワード劇場になりそう。
クリス・ポールがいないからロケッツvsグリズリーズの全勝対決じゃなくて、こっちにしたのにな・・・



なんかイロイロ酷い
試合始まって観るのやめようかと思うほどイロイロ酷い。まずはレフリー。今季からトラベリング厳しくなったけど、それは厳しくなったレベルじゃなくてルール変わるレベルでした。それ全試合で行われてゲームをつまらなくしいます。
この試合ではさらに目の前のレフリーがとらないのに遠い位置のレフリーがトラベリング吹くなど、理解に苦しみました。
次に酷いのがハワード周り。無双していたハワード。ソン・メイカーじゃ相手にならないし、モンローが出てきても楽勝。
でも、ローポストでポジション争うとパスが入らない。それをメイカーが早々に3スティール。ポストへのパスを3スティールってパサーが酷すぎる。
さらにドライブでリングにアタックするとバックスのインサイドはハワードに合わされるのが怖いから中途半端なヘルプにして、ハワードへのパスを優先して守る。そこで打てるレイアップを外しまくるホーネッツ。
1Qのホーネッツのフリースロー 2/9。全部ハワードに打たせた様な確率。
その結果、1Qはホーネッツ25ー18バックス。いや、なんでだよ?



好調だというアンテトクンポ。そしてブログトン不在。2つがもたらしたのはアンテトクンポの積極的なドライブ。抜けるけど決まらないし、パスミスをする。
観たかったのはバックスのチームオフェンスだけど、アンテトクンポがPGやっているとポジショニングが合いません。いなくなるとチームオフェンスが復活してました。



ゼラーの不在
2Qになるとバックスが一気に逆転します。その理由はハワードがベンチに下がったため、アンテトクンポとモンローがインサイド無双し始めたこと。2Qスタートから11/13なんて超高確率で一気に詰めました。守れないホーネッツのベンチ陣。
しかも、追いつかれそうなのでケンバとハワードを戻そうと交代待ちしていたら、全くゲームが途切れなくて逆転されるという形。いや、タイムアウトとれよ。
両チームともチグハグなのよ。



アンテトクンポvsハワード
ハワードは前半だけで14リバウンド。誰も止められませんでした。あぁ、でもフリースローは0/5だからオフェンスは怖くないか。
ハワードが出てくるとアンテトクンポはインサイドを攻められなくなり、そこからキックアウトしたのをケンバに狙われてスティールされるなど、ハワードは各所に効いていました。
ならばアーリーで攻めていくアンテトクンポ。ハワードが戻れないので止められない。
行われているプレーは予想とは違いましたが、流れは予想通りとなりました。



バックスのベンチ
アーリーは良いけど、それ以外はハワード怖いし、キックアウトのパスが不正確なバックス。困り気味なのだけど、それを救ったのはテレトビッチ。
◯テレトビッチ
15点 3P5/9
つまり全部3P。素晴らしいパスが回ってきたわけじゃないけど、Q終了間際に決めたりと効果的にいやらしく決めていった。
もう1人がヘンソン。メイカーがファールトラブルになった故に出てきた細身のインサイドはハワードを相手にしても引けをとりません。
しっかりとスペーシングして、ブラインドサイド側から飛び込んで合わせやリバウンドに絡むのでハワードは捕まえきれません。
ヘンソンになった事でバックスはなんとかオフェンスになるように。そしてハワードのリバウンドを後半は”たったの”8本に抑えました。



ハワードの弊害
ホーネッツは元々オフェンス力がないチームでFG%も低いけど、それをターンオーバーの少なさとフリースローの正確さで補ってました。
◯ターンオーバー 15(11.5)
◯フリースロー 58.3%(81.5%)
この試合はホーネッツの勝ちパターンだったと思うけど、ハワードへのパスミスとフリースローの悪さで落とした形です。ハワードの弊害。
後半はバックスが良かったというよりも40点しかとれなかったホーネッツが何してるのかわからない感じでした。
もっとケンバ押しだったチームのイメージですが、周りが攻めて外している感じでした。



前半だけならばゼラーの不在が響いた形。ハワードは大活躍だったけど、チームとしては迷いがあります。ハワードへの合わせが下手すぎる。
そしてウエストだとイマイチ通用し難くなっていた理由もヘンソンが示してくれました。ウエストだとデカくて強いセンターも普通にやるプレーだからな。
ハワード頼みになっている部分とハワードを活用出来ていない部分。それがホーネッツの課題です。



ブログトンが恋しい
アンテトクンポは個人としては大活躍だけど、チームとしてはブログトンがいないとオフェンスパターンがアンテトクンポ頼みに。
最後はミドルトンとヘンソンが試合を決めた感じなので、やっぱりチームオフェンスしてる方が怖いよ。
アーヴィングとのトレード話もあったけど、そしたらキッドHCもクビにしないといけないかもね。
ブログトンがいる時にちゃんと観たかったです。



お気に入りのモンクは全くシュート入らないのね。スーパーシューターがシュート入らないって意味ないな。
ただ、本当にターンオーバーしないわ。安パイなプレーはしてないし、厳しく追い込まれる事もあるのにギリギリで回避してしまう。なお1つやったのは何でもないパスをアンテトクンポが異様な手の長さでカットしてしまったもの。これはもう慣れるしかない。



グリズリーズ vs ロケッツ
最後少しだけ観た。ロケッツまでグリズリーズにハマってロースコアに。
非常に重要な局面でハーデンがトップの位置から45°のゴードンに出したパスをレフリーがカットし、アウトオブバウンズでグリズリーズボールに。
あり得ない位置に立っていたレフリー。そのプレーはロケッツの負けを決定付けました。

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