20171020 サンズvsレイカーズ

あまり興味はなかったけれど、同じ時間にやっている試合がなかったのと、両方弱いから違う姿がみれそうだったので。両チームとももう観ないかもしれないし。
でも退屈で1Qの終わりから3Q終盤まで寝てました。中抜けの適当な感想です。



スタイルが噛み合い過ぎる両チーム
「ショータイムしたいから早い展開するよ」のレイカーズに「先ずは個人が頑張って成長しようぜ」のサンズは噛み合い過ぎました。
オープンコートでコーナーまでワイドに使いシュートチャンスがあればガンガン打っていく。ストリートの草バスケ見せられている気分で飽きました。
そんな試合はスタッツが高くなるわけなので、他の試合と同じ基準ではみれません。同じような試合でも開幕のウォーリアーズvsロケッツとは雲泥の差があります。



◯ロンゾ・ボール
29点 9アシスト 11リバウンド
もう少しでトリプルダブル。相手が相手だから大した事ないと書こうと思いましたが、レブロン以来の若さで達成した記録だとか。
まぁ流石にここまでの数字を残すのは簡単ではないので、よく考えたら凄いなと思いました。
かなりブロックされてたし、アレックス・レンやベンダーなどのビッグマンを抜けない場面もあったのですが、1人かわすとフィニッシュまでいけました。さらにアシストも素晴らしいパスというわけではなく、周囲が簡単に決めてくれました。
◯FG
レイカーズ 51.1%(40.7%)
サンズ 48.9%(31.5%)
()内はどちらも一蹴された開幕戦の数字です。要はこの試合はどちらもディフェンスしていませんでした。チームで守る意識も希薄なら個人も大して守れない。
ロンゾが良かった以上にサンズが酷い。
ただ29点という数字は評価出来ます。パスが持ち味のロンゾですが、殆どはゲームメイクというより球離れを早くしているだけで、その後の展開に繋がりませんでした。
しかし起きた時からは積極的に自分で仕掛ける事で得点を生み出していました。ヘルプがくればパスしたはずですが、ヘルプが来ないんだもん。



そんな状態なのでロンゾよりもイキイキと仕掛けていたイングラム。明らかに自分よりも弱い相手さ!
◯イングラム
25点 FG64.3%
ロンゾよりも遥かに信用出来ないスタッツです。
レイカーズの問題はこのバスケが実際にやりたいバスケだという事。ある意味理想形がこの試合です。それには相手がサンズでなくても同じだけ高い確率で決めなければいけません。ロンゾとイングラムが相手に寄らずこのスタッツを残せるまで成長待ちです。



やりたい事ではないサンズ
一方でサンズは違います。ブッカーしか中心になりそうな選手がいないので,個人のレベルアップのためにやっています。
◯ブレッドソー
28点 FG55.6% 2アシスト
しかし、問題はPGがブレッドソーだという事。アシスト数が示すように基本的に自分がアタックするPGです。
サンズは高い指名順位でビッグマンを指名しては外していますが、ワイドに広がってオープンコートで攻めるので、ボールハンドラーしか育たないのは当然です。
ブレッドソーにピックに行っても、全速力でリングにアタックして困ったらパスなので、スクリナーもタイミングバラバラ。レンやベンダーに可能性があるとか以前に、合わせようがないから困ります。ユーロでのベンダーはもっと輝いていたよ。



◯TJウォーレン
24点 FG50%
8リバウンド 4アシスト
そんな中でも頑張っていたのはTJウォーレン。この数字だけど、まともにパス貰わずに合わせと自分のリバウンドだけで稼いだので大したものです。同点になるフリースローを外してトリプルダブルを阻止しました。笑えない。
◯デバン・ブッカー
25点 47.4%
8アシスト 11リバウンド
6ターンオーバー
そしてエース(のはず)のブッカーも仕事します。こちらももう少しでトリプルダブル。
でも6ターンオーバーはマズイ。
何がマズイって本来はシュータータイプのブッカーだから、キャッチ&シュートのシチュエーションを増やせば、そもそもターンオーバーしないはず。PGが突っ込むだけだから、プレーメーカーをやらされています。
そんな感じで今季も負ける気満々のサンズ。問題は育てたいならブレッドソーはマズいという事。でも弱いチームは同じく要らないし、強いチームはブレッドソーレベルに高額サラリーは払いたくない。だからトレード出来ない。



誰だ?お前は?
PGの控えで出てきたマイク・ジェームス。ドラフト外のGリーグ育ちの苦労人。
彼が出てくると状況は一変しました。スクリーンを使いビッグマンへのパスを匂わせながら、ディフェンスの状況に合わせてシュートを決めました。1アシストしかなかったけど、それはヘルプが来ないから自分で打った結果です。
こっちのPGの方が遥かに良いです。ピック&ロールのトレーニングにもなれば、ウイングのオフボールムーブに合わせるパスもします。
しかもディフェンスはブレッドソーより良かったし。



サンズはブッカーにオフボールムーブさせて、そこに合わせる形とピックからレンやベンダーを活用する形をメインに据えていかないと、何の価値もないシーズンになりそうです。TJウォーレンとジョシュ・ジャクソンはウイングで働いてくれそうなので、そろそろちゃんとやりましょう。
それでも勝てないだろうから上位指名権は得られるよ。



レイカーズに戻るとそんなサンズの攻撃を止められないのだから厳しい。しかもレイカーズの場合はロペス、ナンス、ランドル、ボーガットとインサイドはそれなりに人がいるので、どうやって守るか次第で機能するはず。
ブレッドソーにあまりにも簡単に抜かれすぎ。
なお、ウォーリアーズのディフェンスはスティーブ・カーではなく前任のマーク・ジャクソンに鍛えられたものだから、ウォルトンが理解しているかは怪しいよ。



この形で育てたいけど育つのか不安なレイカーズ。
この形では育つわけないよのサンズ。
レイカーズの方が遥かにマシに映った試合でした。
観客は半分くらいレイカーズファンなんじゃないかと思った。



ウォーリアーズvsペリカンズ
一瞬だけ見た時にカズンズがボールを運びデイビスにフィニッシュさせるというとんでもない速攻をしていた。そのあとカズンズが自分で打ちにいきブロックされた速攻もあった。
あんなの続けられたら止められないわ。
その時点では大量リードしていたけど、多分、続くわけないから負けた。

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