ホーネッツのダブルスタンダード

ホーネッツはプレーオフレベルにあるのか。それとも再建するべきなのか。

【ホーネッツのオススメ指数】

攻撃力 ☆☆☆

守備力 ☆☆

勝利の美酒度 ☆☆

先行投資度 ☆☆

スター選手度 ☆

若手有望度 ☆☆☆

戦術期待度 ☆☆☆☆

チーム成熟度 ☆☆☆

スーパープレー度 ☆☆

+アルファ度 ☆☆☆☆

総合的に低いチームです。「これが魅力だ」というものが不足しています。強いて挙げれば蜂をモチーフにしたロゴは六角形で柔軟性が高く良さげなのと、オーナーの1人がスーパーレジェンドです。オーナーとしては・・・。

◉オフの動き

 

トップ6人で87Mほどを払う(しかも、その中にケンバは含まれない)ホーネッツには、補強をする余裕が殆どありません。しかも、彼らはトレードされたハワードを除き複数年の契約が残っていました。他のチームからすると、それなりの対価(ドラフト1巡目指名権)がないと引き受けられません。ハワードを放出できた理由は残り1年だからなわけです。

 

一方でドラフト指名権を放出したくなかった理由には、チームは再建しなければいけない事情もありました。とはいえ弱いといってもドラフト上位指名権を獲得するほど弱くはありません。

要はこんな構図です。

高額な選手を放出→ドラフト指名権も放出してしまい再建が遅れる

高額な選手を残す→それなりの指名権と安い補強しか出来ない

結局選んだのは後者でした。指名権はキープして、それなりの若手有望株を手に入れ、でもサラリーの高い選手達も残すことになりました。

 

ホーネッツのダブルスタンダードとは、主力選手を残しながら、若手有望株も揃えることです。

 

このホーネッツの動きは致し方ない決断だったわけですが、あまり評価されない一面もあります。シクサーズを例に出して「再建するならしっかりと切り替えた方が良いよね」と。でも、あれはシクサーズくらい長い期間低迷する勇気を持つ方に問題あります。

時にそれはホーネッツがプレーオフに出れないチームだから起こる不合理に過ぎなかったりもします。なぜならこんな事をいう人もいるからです。

「若手有望株で経験を積ませるにも、勝利を積み重ねる経験でなければ意味がない」

要は成長と勝利はセットだ派閥です。サンズみたいなことをしても何も意味がないという理論です。

 

どちらが正しいかは別にしてNBAのルールだと、若手有望株揃えまくって全員が成長して勝てるようになり始める頃には、次々にルーキー契約が終了してサラリーキャップを圧迫してしまい、結局は3人くらいしか残らなかったりします。ジャバリ・パーカーは残せなかったバックスみたいな。

そう考えると「勝つことで成長に繋げる=若手達が勝ち方を覚える頃にベテランはお役御免か安いサラリーで再契約」でも結局は変わらなかったりしてね。

 

ホーネッツはそもそも若手有望株が少なくて、ドラフト指名権とベテランを放出したら手元に誰も残らない状況でした。結果的に手に入れた若手達は絞られており、全員がスターになれるなら悪くない人数であり、周囲のベテランが支えてくれる構成です。

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◉ホーネッツの選手達

ホーネッツのロスターは大きく2つにわかれます。

【中堅&ベテランズ】

ケンバ、バトゥーム、マービン、ビヨンボ、ゼラー

ラム、ギルクイスト、カミンスキー

【若手達】

モンク、グラハム、ベーコン、ブリッジス、エルナンゴメス他

 

そしてここにまさかの大ベテラントニー・パーカーを加えたのですが、チームとしては非常にバランスの取れた年齢構成になっていることがわかります。ベテランズで3年後も活躍してくれそうなのがケンバしかいないのが大いに気になるわけですが、実はギルクイストとエルナンゴメスは同じ年齢だったりして。

いずれにしても「理想論」で語るのであれば、経験のある選手と若手有望株を揃えて、直近の試合に勝つべき戦いながらも将来へのチーム作りをスタートさせたといえます。

 

あくまでも理想論なのはベテランズのプレーが若手達の手本になるとは思えない選手ばかりだから・・・。その意味では手本になりそうなトニー・パーカーを加えたのは良い判断なのかもしれません。理想を言えばジノビリの方が良かったけど。

HCがスパーズからきたボレゴということで、ケンバを除いて特定の選手を中心に置くことはせず、状況に応じてベテランも若手も横一線で活用していくのでしょう。チャンスがあればベテランを売るでしょうが、買い手がいなそうなので来年以降のお話かな。

 

いずれにしてもベテランを残したまま、若手達もしっかりと揃えることに成功しています。どちらに軸足を置くのかわからないようなメンバー構成は、どちらも重要視しながら進むボレゴの決意の表れと信じています。

ホーネッツのダブルスタンダード。今を大切にしながら将来を重要視するのです。

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◉戦力を考えよう

 

とはいえボレゴHCのお好みを全く知らないので、たまにはポジション毎に戦力分析的に進めてみましょう。良くありそうなやつにして、このブログではやらないやつ。やらない理由はあまり意味がないから。

 

【PG】

ケンバ、トニー・パーカー、グラハム

おそらく3人体制でくるであろうPGのプレータイム配分はグラハム次第ですが、若いPGを信用しないスパーズらしさを出してくるでしょう。信用しないというか、じっくりとゲームを学ばせたいはずだし、そのためのトニー・パーカーです。

ケンバに関してはこれまでエースとして得点面の仕事を請け負ってくれていましたが、よりゲームメイクに徹するのではないでしょうか。それはスパーズらしさだし、トニー・パーカーの仕事ってケンバはハイレベルでこなせる気がします。何よりシュートも上手いから、ゲームメイクして戻ってきたパスで打つ形。

 

ボールムーブをしっかりと行い組み立てる司令塔役としては、軸の出来たチームになりそうです。「PGが定まらないとオフェンスが構成出来ない」みたいなスパーズの空気を感じずにはいられません。安定感のあるガード陣ですが、一方でディフェンス面は苦しすぎるでしょう。まぁイーストだからウォールにさえ気をつければなんとかなるのかな。

つまりはなんとなく「チームを成長させるためのPG」という図式が感じられます。ケンバなので今を捨ててはいないけど、何故トニー・パーカーかというとはチーム全体のレベルアップのため。それだけを考えれば良い構成のPGです。

 

 

【SG】

モンク、ラム、バトゥーム

もっとも充実しているポジションにしてマリック・モンク以外は不要な選手達。それは選手として不要なのではなく、システムとして中心には置けないという予想です。

 

モンクはスクリーンを活用してフロア全体を動き回るようなオフボールムーブをしっかりと行うシューターです。それはスパーズのオフェンス向きだし、PG達との相性も良さそう。それでいてターンオーバーが少なく逆サイドへパスもすれば、スピードのあるカットインも魅力です。欠点は線が細すぎるディフェンスとシュートの乱調。

ボレゴがどんな判断をするか不明ですが、モンクを中心にするのであれば、その悪い部分をバトゥームで補う発想はありえます。状況に応じて使い分けるのです。サイズやディフェンス、シュートの安定感などなどの問題が出たときにバトゥームで解決するのは悪い流れではありません。なおシュートはバトゥームも不安定。

スパーズのオフェンスではあり得ないくらい打つモンクですが、それでもスクリーンを使ってオフボールムーブするタイプはボレゴHCにハマるのではないでしょうか。ボールを持つ時間の短いスコアラー。それを補うバトゥーム。ドライブオンリーのラムはわからん。

 

ただし、問題はバトゥームが納得しなそうな事です。割とふて腐れそうなんだよね。

そもそも管理人お気に入りのモンクはルーキーシーズンから同じようなプレーをみせていたのですが、クリフォード前HCがモンクを信用しなかったことと、スクリーンをセットしてオフボールムーブする形を採用せずドライブ中心だったことが問題でした。そっちの方が自分の良さを活かせていたようなバトゥームです。これらの問題は次のポジション以降でより大きくなります。

 

 

【SF】

ブリッジス、マービン、ベーコン

一応、SFに当てはめたけどポジション的にどうなのでしょうか。ブリッジスとベーコンはまぁこのポジションだけど、マービンがPFでギルクイストがPF扱いだったりするよね。

ここも出来れば期待のブリッジスをメインにしたいところです。ただ、個人的にはマービンは悪くないと思っています。あくまでも悪くないレベルであって、サラリーが4Mくらいの価値だけどね。なのでプレータイムを分け合うか、もしくは3人の内2人が同時に出場すると考えます。

しっかりと走れて飛べて守れるブリッジスは、やはり動きのあるオフェンスでこそ輝きます。それはモンクと2人で動けば価値が高まるタイプであり、より力強くフィニッシュ出来ます。

マービンもタイプとしては似たような部分がありますが、動きのあるオフェンスに対応出来ません。これがホーネッツの大問題なわけで、動きながらフロアバランスがとれないのです。どうにも誰もが足を止めたり、インサイドが渋滞したり。この問題さえ解決できれば両ウイングの役割をこなせるマービンは他のチームでもプレー出来るはずです。それが出来ないから困ったちゃんです。

 

フィジカルのあるベーコンも含めてSFは悪くはない。悪くはないけど相手を上回る迫力もありません。そこにあるのはオフェンスシステムの問題なので、より賢く動ける選手がプレータイムを増やしていく気がします。それが一番若いブリッジスの気がするというホーネッツらしさ。

現代的に言えばウイングとして3人で2つのポジションが正解だけどね。スパーズもまたそんなタイプのチームじゃないという。

 

【PF】

ギルクイスト、カミンスキー

地獄のようなPF達。合体してやっと1人前で、それを丸く固めて捨ててやりたいレベル。アウトサイドで何も出来ないギルクイストとインサイドで何も出来ないカミンスキー。そして共に違う意味でスペーシングの概念が欠場している選手です。

なお、ホーネッツのロスターには6-8以上のサイズがあるフォワードとして紹介していない4人の若者達がいます。わかりやすくチームとしても弱点という捉え方をしているわけです。ホーネッツのオフの動きを評価していたのは、こんな部分にも現れています。

 

そんなわけでPFに関してボレゴがとる選択肢はいくつかあります。

・バトゥームも含めてSF達を2人起用する

・集めた有象無象の若手の成長に期待する

・2人を改造する

1番上が現実的にとりやすい選択であり、そこに真ん中を合わせていくのが普通のやり方です。だから敢えて最後を考えましょう。そういえば先日のカーメロ改造は意外とウケたなぁ。自分で書いておきながら全然響かないと思っていました。

 

MKGことギルクイストを改造する。あっ一応ご存じない方に紹介しておきましょう。

マイケル・キッド・ギルクイスト 2013年のドラフト2位!!2巡目じゃないですよ全体2位。トップ10にはアンソニー・デイビス、ビール、リラード、ドラモンドなどがいます。6年目の24歳はなんと3Pが皆無のSFで変なシュートフォームをしています。このフォームは確率問題の前にそもそもロングレンジで狙うのが難しいので、修正して3Pを決めさせる改造はあまり意味がありません。それをするなら他の選手を連れてくるべき。

 

個人的にはやるならセンターにします。良い例はミドルと合わせで勝負するフェイバーズや、まさかのセンターでスピードを活かしまくったグラント。その中間みたいなことが出来る気がします。フロアをスペーシングして合わせで飛びこむ。フォワードとしてはシュートレンジが狭いけど、センターとしてはむしろ十分なミドルを持っています。スモールラインナップで走れるし割とオフェンスリバウンドも頑張れます。

現代バスケではインサイドの方が適正がありそうなMKGですが、スパーズはそれを好まないし、何よりホーネッツはセンターを厚くしてしまいました。

まかり間違ってカイル・アンダーソンに変身したりして。

 

カミンスキーを改造する。15年のドラフト9位というこちらも高順位にして、シュートが得意なタイプですが3P38%もあるのに、FG43%という困ったビックマンです。特に酷いのがミドルの確率なのがまた困ったちゃんです。

お得意の3Pですが、全274本のアテンプトのうちコーナーから21本しか打っていないカーメロもビックリのあり得ないストレッチ4です。シュート力のあるビックマンといえば現代的に聞こえますが、スピードも突破力もないけどフロアの真ん中辺りでウロウロと邪魔になり、挙げ句に決まらないミドルを打っているアンチ現代っこです。ここ重要です。一見現代っぽいけど違うのだ。

そんなわけで改造は簡単です。コーナーにピン留め。ミドルを打つな。以上。目指すはバータンズですが、ドラフト9位でバータンズって・・・。

 

この2人はある意味、ホーネッツを代表していてドラフト戦略でいうと、ギルクイストの失敗をカミンスキーで極端にカバーしに行って両方が失敗という状態。そして何よりオフェンスシステムとしてスペーシングの概念が欠如しています。オフェンスの目的が意味不明なのでした。

まぁギルクイストはともかくとしてカミンスキーに関しては何とかするはずです。スパーズには良い例が沢山あるし、ルーキー契約だからサラリーも重くないし。・・・いないと思うけどカミンスキーファンがいたらブログ断絶されそうだな。

 

【センター】

ビヨンボ、ゼラー、エルナンゴメス

層が厚いと言えば聞こえは良いものの、本当にどうしたいのか不明なのがこのポジションでした。3人ともPF役は出来ません。そして一番伸ばしたいのはエルナンゴメスだよね。どうせサラリーが高すぎるならビヨンボかゼラーは違うタイプのメイヤーズ・レナードと交換でもしておけばよかったのに。他にもゼラーとラプターズのパウエルの交換とかどうだろうか。

 

さて器用さやシュート力の足りないセンターを並べたので役割そのものは簡単です。インサイドでフィニッシュし、リムプロテクトすること。純粋なセンターを求めたわけでビヨンボはその役割を果たすでしょう。それなりに。

しかし、ここまでの内容を見るとより重要になってくるのがスクリナーとしての能力です。ビヨンボがスクリナーとして優秀かどうかは怪しいものの、強さはもっています。スクリーンから合わせのプレーはエルナンゴメスの方が上手い。センターに関しては単純にプレータイムを分け合うのではないでしょうか。そこには単なる競争しかない。

モンクとエルナンゴメスのコンビは結構好き。

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◉もう少し予想しよう

 

さてダブルスタンダードが今回のテーマですが、ベテランズと若手を並べたチームはポジション毎にみても、ケンバ以外は誰がスターターなのかもわからなくなります。ロスター的にはポジションバランスも取れており、生き残りをかけた戦いがありそうです。前HCは競争原理の存在しない人だったので、非常に健全な争いが出来ることを期待されます。

競争原理がなくなったら観ないよ。

 

管理人的にポジティブにみれば、ケンバとモンクを中心に考えたシステム構成をもってくるはずです。まずはケンバの特長から考えてみましょう。超絶ハンドリングスキルを持ち、アシスト/ターンオーバー率2.5と堅実なタイプのPGです。

 

〇ケンバ・ウォーカー

22.1点 2P46.8% 3P38.4%

割と2Pを積極的に打つタイプなのですが、その確率は普通。3PはPGとしてプルアップが多い中では優秀な数字。

5.6アシスト ターンオーバー2.2

パスは特別な視野やトリックパスはないけど、周囲を見回す能力は高いです。

 

さて、これだけのスピードとハンドリングを持ちながら、インサイドの人数が多くスペーシングの概念が足りなすぎるチームにいます。サイズの小さいケンバには似つかわしくない環境でした。それがミドルの選択を増やしていたのですが、ボレゴHCで全体がオフボールムーブして、これまでよりもドライブが有効になるでしょう。

そしてアシスト/ターンオーバー率を考えると、前述の通りトニー・パーカーはお手本になるはずです。個人のアシスト数は伸ばさなくてもゲームメイクに徹し、周囲に得点を取らせるはず。それはケンバの3Pをより有効にするし、クラッチタイムに自分で勝負するのも効果的になるでしょう。

ケンバを活かす

それはケンバの得点を減らしつつ、アシストを増やし、それでいてドライブや3Pの威力を高めるはず。周囲はオフボールで動くのが効果的で、それはこれまでなかったスペーシングでドライブがし易くもなります。

 

そして出来ることならば、スコアリングリーダーをモンクに譲ることが将来への布石にもなります。

こいつを平均13分しか使わず、しかも19試合はプレータイム0にしたHCって問題あるでしょ。使わないなら指名するな!!!

モンクの良さはあらゆるパターンで得点出来るシュート力があり、余計なプレーが少なくてシンプルにパスを回せることです。一番良いのはちゃんとスクリーンを使う技術があること。クレイ・トンプソンもそうだけど、これがあるとオフェンスに絡む人数が増えるし、スクリナーも仕事した感じがあるので個人が決めたようでチームが決めたことになります。モチベーション的に大切です。

ファーストチョイスといってもボールを持つ時間は短く、PGのパスが来なくても仕事が出来るのは魅力的です。30点はいらないけど23点くらい取ってくれ。

 

別に管理人の好みだからモンクを活躍させて欲しいわけではなく、その動きに引っ張られことでフリーになる選手が増えることが重要です。それをブリッジスやらなんやらが使っていこうぜ!そしてそれだけ引きつけることが出来るならケンバのドライブはより楽になるはず。要するに

HC交代したから希望を抱くのは自由だぜタイム

に突入しています。ボレゴHCはスパーズ出身ということで、パスとオフボールムーブをすると考えれば、このケンバとモンクの使い方は現実味がある変化です。これまではインサイドの人数が多く、パスを回さないチームだったので少なからず良い方向に回るでしょう。

やっぱりPFが問題なんだよなぁ。センターがガチガチインサイドということを考えてもSF2枚起用の方が現実的。

 

こう書くとプレーオフも現実的みたいに思えるけど、まぁそんなわけはなくモンク次第。エースが足りないチームだから、まずは中心点が確定する必要がある。チームにはケンバとパーカーがいるのだから、スコアラーの部分を指名して次のステップに進みたいのです。

 

しかし、ケンバとモンクが中心になるとわかりやすい弱点があります。

ディフェンスをどうするのか?

ブリッジスには期待するとしてもチーム全体として、どんなディフェンスをするのか。ここもスパーズと比べてみましょう。

 

ホーネッツvsスパーズのディフェンス(順位)

レーティング 107.0(16)-102.4(4)

被FG 46.8%(22) - 45.3%(8)

被3P 37.5%(27) - 34.8%(4)

被アシスト 24.7(26) - 21.8(8)

リバウンド(率)80.7%(1) - 78.6%(8)

スティール 6.8(28)- 7.7(14)

 

並べてみましたが簡単ですね。

ホーネッツはペリメーターディフェンスを軽視しました。その代わりにリバウンドを確保しています。しかし、これはいくら何でもアンバランス過ぎることは言うまでもありません。ケンバのいるチームがアウトサイドを守らないという勇気を超えて無謀な選択でした。

これでレーティング16位はある意味凄いのですが、両チームに共通するのがファールをしないことです(2位と1位)それはフリースローを与えないことに繋がるので、ボレゴはここは継続しやすくなります。

 

不安のあるディフェンスですが、改善点が明確でペリメーターでプレッシャーをかけることになるはず。ディフェンスは運動量で追いかけておきヘルプで潰すのがスパーズ流。さすがにこれまでが酷いので、改善してくれないと困ります。リバウンドに課題がありそうなときはベテランズが、ペリメーターでプレッシャーかけたいときは若手達にしてくるかもしれません。ダブルスタンダードはチームに新しい戦術を流し込んだときに、以前の戦術と使い分けが効く良さもあります。

 

ねっ、クリフォード前HCを罵倒する気持ちもちょっと理解出来るでしょ。

オフェンス面のあれこれもあるけど、ディフェンスのコーチのはずがリバウンドを取ることしか頭にないような数字が並んでいます。それでいて試合中にはポルジンギスvsモンクのマッチアップにしちゃうような繊細さも欠いていました。

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◉期待度まとめ

 

そんなわけでホーネッツは昨シーズンよりはかなり良くなるはずです。それは36勝からの上積みと言いたいところですが、ダブルスタンダードは言い換えればチームとしての形が決まっていないということです。ある意味、インサイド重視でわかりやすかったし、ハワードが無双してくれた試合もあったことを考えると、勝ち星を減らしてもおかしくありません

そもそも36勝もイーストはタンクするチームが多かったから、そこに勝ったという事情もあるのでした。

 

シーズンスイープしたチーム

ホークス、マジック、サンズ、グリズリーズ、キングス

シーズンスイープされたチーム

ラプターズ、キャブス、シクサーズ、セルティックス、ヒート、ブレイザーズ、スパーズ、ロケッツ、ペリカンズ

 

イーストのプレーオフチーム8つのうち5つにスイープされています。実は格下のチームに強さを発揮したに過ぎず、ウィザーズみたいに下位チームに取りこぼしまくるチームと比較すると実力ほど成績の差異は広がらなかったに過ぎません。

ターンオーバーが少なく、インサイド重視という戦い方は格下相手の取りこぼしを減らしました。それは格上に対して一発逆転みたいな強さを発揮することもないのでした。唯一ハワード無双の時にウォーリアーズに勝ったりしたけど。

 

新たなスタートではさすがにここまで格上に通用しないと言うことはないでしょう。ケンバとモンクの爆発をベースにすれば勝つチャンスは膨らむはずです。同時に若手を増やす面も含めて負けるリスクも膨らみます。でも、それは必要な変化です。

そんなこともあり内容を改善させても、それが勝ち星増に繋がるとは限りません。だけど、確実に前へは進むことでしょう。ピストンズとキャブスが落ちてくる可能性も否定できないのがイーストだし。

 

 

〇チームオススメ指標〇

攻撃力 ☆☆☆

守備力 ☆☆

ケンバとモンクを並べる前提でいけばオフェンスはそれなりに楽しめそうです。楽しめるけどシューティングの調子次第ではダメダメです。ハワードがいなくなり安定感は減ります。

しかしディフェンス面はSFとセンターしか期待できません。ミスを減らしてムダな失点を避けるのがチームカラーなので、数字はここまで悪くならないでしょうが、守れるわけではない。

勝利の美酒度 ☆☆

ドアマットにはならないけど、勝ちまくるというのも考えがたい。プレーオフへの多大な期待は禁物

先行投資度 ☆☆

ダブルスタンダードなので未来型というわけでもない。モンク、ブリッジスには期待して良い。

スター選手度 ☆

ケンバしかいない。

若手有望度 ☆☆☆

管理人のお気に入りのモンクがいる。他にもブリッジスやエルナンゴメスがいるので観る価値はあるが、スーパースターになるかはちょっと・・・。

戦術期待度 ☆☆☆☆

ボレゴはわからないけど新HCなので新しいものはみれるかも。そしてダブルスタンダードで変化を楽しむことは可能

チーム成熟度 ☆☆☆

新HCだから本当は?だけど、ターンオーバーとファールが少ないというカルチャーがあるので、余計なミスは少ないはず。

スーパープレー度 ☆☆

ケンバの超絶ハンドリングとモンクのスーパーシューターくらい。ハワードもいなくなり叫びたくなるダンクとかはレア度満載です。

+アルファ度 ☆☆☆☆

ロゴの良さ、ファンの熱さがあり、チームを構築し直すタイミングなのでゼロベースで観戦できる面白さがあるはずです。

 

どれも平均的で4星が未知のHCだからという理由です。総合的に低いけど、ゼロベースだと思えば楽しめるとも言えます。負けすぎないのと、ムダなミスが少ないから嫌みな感じにはならないでしょう。

 

ホーネッツのダブルスタンダード

今を大切にしつつ、未来への投資が出来るのか?

二兎を追う者は一兎をも得ずになるのか?

ホーネッツファンは期待して良いけど、他のチームから敢えてホーネッツに気移りすり理由はないかなぁ。

 

ホーネッツのダブルスタンダード” への12件のフィードバック

  1. 日々拝見しながら、データを扱う仕事をしているファンとしては、非常に分析が面白いと感じています。NBAのユーイング、オラジュワン、シャック全盛の時代からしたら、7footerまでが3Pを打つなんて、信じられない世界になりました。しかし、3Pの有効性が高いというのは目から鱗でした。さて、私は20年以上、Orlandoのファンであり続けているのですが、BambaやIssac,Gordonなど結構面白い6-8以上の選手はいるのですが、ビッグマン過多でどうなんだろうと思っているのですが、敢えて、ホーネッツのように、面白みは無いかもしれませんが、しかもクリフォードさんがHCになり、更に訳がわからない状態かもしれませんが、Orlandoも分析して頂けませんでしょうか?
    マグレディー、カーター、ルイス等オールラウンダーを擁していた頃と変わり、HCも変わりですが、BambaとIssacは何かサマーリーグでは変えてくれそうな僅かな期待もしています。PGとSGが心もとなく、でもまた強くなってほしい。ぜひ何卒宜しくお願い致します。

    1. 最近はデータよりも自分の感想で書いているんですよね。というか、それだけで字数が多くなって終わってしまう。
      あまり観ないチームだからこそデータが使えて良かったりします。

      マジックはちょっと意味不明だからこそ、想像を膨らませる部分もありそうです。
      リクエストがなかったら書かなかったかもしれません。そのうち書きましょう。
      なお、次回はブレイザーズです。

  2. キャリアでプレーオフ2回しか出たことないんですねケンバ……。年齢考えるとかわいそうです。
    MKGが2位指名ってのも、現状みるとほんと疑問しか沸きませんね。笑
    大学時代はよっぽど良い選手だったんでしょうか。

    1. MKGはリスク承知で指名したのでしょうが、どんな選手にしたかったのか意図がわかりませんね。
      3Pがなくてもカイル・アンダーソンみたいな選手もいるわけですから、チームとしての育成方針が悪かった気がします。

  3. ホーネッツのドラフトにジョーダンが絡んでるか分かりませんが
    彼の指名した選手は軒並み活躍していない…
    呪いですかね。

    1. クワミ・ブラウンの呪いですかね。
      ジョーダンの関与は不明ですが、全般的に一芸を高く評価しすぎている傾向で、育成できない感じですね。

      「オレが試合に出て手本を見せてやる」という姿勢もなぁ・・・。

  4. 題材として面白ければニッチな話題でも取り扱うのが当ブログの真髄だと感じています。
    まさかCHAが1チーム目とは。待ってました!

    CHAはサラリー高騰によるベテランの不良債権化や、非現代的な選手によるスペースの欠如など、今のNBAでの問題点をわかりやすく抱えているのでファンでなくても当記事は興味深いと思います。
    PF辛辣すぎて笑いました。カミンスキーファンはいないので安心して下さい。

    ただこれは前任のフロントスタッフの問題点でもあったので、大きくフロントが変わった今、どの様にチームが変わっていくかを見るサンプルとしては良いかもしれないですね。管理人さんのいうとおり、競争原理がキーになりそうです。

    一つ質問なのですが
    ブリッジスの項目で「モンクと2人で動けば価値が高まるタイプ」とありますが、今後この二人を中心としたロスターを構築する場合、同じように相乗効果を期待できるのはどんなポジションの、またどんな選手なのでしょうか?

    やはりコントロール型で守れるPG(SGA!)などになるのでしょうか。エルナンゴメスは許されましたし。PFはとるとしてもこのふたりに合うPFってどんなタイプなのでしょうか。
    まだシーズンも始まっていないので難しいとは思いますが、今後FAやドラフトで選手をみる際に基準があると面白いので、是非お願いしたいです。

    それにしても、モンク君のおかげで記事も書いてもらえて、本当モンク君様々

    1. モンクがいてもセンターとガードばかり補強する方式だったら書かなかったです。新しいフロントが働いた印象があってダブルスタンダードが面白いから題材になりました。そしてマイナーだから需要もあれなので・・・。

      PFというか、ムービングオフェンスの中でスクリーンをしっかりかけて合わせることが出来たり、周囲の状況を観てパスの判断が出来る選手が欲しいです。
      イグダラだったりサボニスだったり、あるいはネネイだったり。タイプやポジションは拘らなくても動く選手達の中でフロアバランスを取れて、必要ならボールを持てると良いですね。FAでトレバー・ブッカーが残っているので狙っても良いけど将来性が・・・。

      エルナンゴメスはその辺の器用さがないので、もう少し動けてオフェンスリバウンドをとれないとダメですね。

  5. 動く選手達の中でフロアバランスを取れて、必要ならボールを持てるような選手ですか。
    モンクがスクリーンをつかうのがうまくて二人共運動量の多い選手だからそうなるのですね。なるほど
    確かにうちにはその手の器用な選手はいませんね。今年はマービンに頑張ってもらうしか無さそう。

    FAやドラフトのみならず、上記の点を考慮しながら試合を見てみるという楽しみがひとつ増えました。ありがとうございます!

  6. こんにちは
    楽しく読んでます

    LALのデン+1巡目とビオンボをトレードするみたいな噂が出てますが…
    CHAが損しかしねーだろと思ってましたがこのPFの有り様を見るとありえるかもですかね??
    しかしMKGは酷い、なぜ二位なのか

    1. 噂は知りませんが、それは考えました。ホーネッツはデンが欲しいだろうし、レイカーズはビヨンボが欲しい。
      お互いの利害が一致するでしょうが、ホーネッツは出来ればビヨンボよりもゼラーを売りたいはずです。

      そして「デンを引き取る」みたいな空気なら、むしろMKGやマービンを、というか誰よりもバトゥームを売りたいはずです。
      おそらくチーム内の優先順位を加味しながら決めるのではないでしょうか。

  7. バトゥームにそんなわがままなイメージないなあ…
    そうだとしてもパーカーもいるしそこはなんとかなりそうな気がしてます

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