昨年の経験から言うとそろそろ「ある程度まとまったら書こう」にすると、3日くらい何も決まらないことがあります。なので、小出しになっていきます。
◉ロケッツ
ジェームス・エニス
1年ミニマム
やっとウイングを補強したロケッツ。エニスはサイズもありカットプレーもするし3Pもまぁまぁです。シーズン33%でしたがロケッツシステムの中でコーナーからのスポットシューターになれば、もう少し確率良く決めるはずです。ディフェンスでもスイッチでオールラウンドに守ることを厭わないでしょう。データ的にはペリメーターを守れています。
その意味では良い補強となりましたが、これがアリーザの代わりにスターターと言われるとちょっと・・・となります。単純に昨季のメンバーに加わるなら良い補強だけど、アリーザとバーアムーテがいなくなったなら微妙なところです。
◉ナゲッツ
Reports: Isaiah Thomas will join the Nuggets on a one-year, veteran minimum deal. (Via ESPN) pic.twitter.com/z1kvFi6hzr
— NBA TV (@NBATV) July 13, 2018
アイザイア・トーマス
1年2M(ミニマム)
なんということでしょう。1年前のオールNBAチームがミニマムになってしまいました。恨むならカイリー・アーヴィングとダニー・エインジを恨みましょう。ドラフト60位からの成り上がりを1位に阻害された男。まぁ本当はキャブスによって価値を爆下げさせられたのですが。レブロンがこなければレイカーズも再契約しただろうしな。
◉トレード
Reports: Denver is sending Kenneth Faried to the Nets. (Via ESPN) pic.twitter.com/0Tkx0KGpmI
— NBA TV (@NBATV) July 13, 2018
【ナゲッツ放出】
ケネス・ファリード
ダリル・アーサー
2019年1巡目指名権(12位まではプロテクト)
いつかの2巡目指名権
ナゲッツが手に入れたのはアイザイア・ホワイトヘッド。それは解雇されるでしょう。
実際に手に入れたのはファリード+アーサーの約21Mのサラリー削減です。ヨキッチと大型契約し、バートンを残留させたことで総額が厳しくなったので処理したのでした。この前にチャンドラーも放出しており、人員整理を実施しました。指名権を多く放出しましたが、ヤングコアは揃ってきたので、とりあえず来年の1巡目を放棄するのは理解出来ます。12位までプロテクトだけどプレーオフに行けないとかダメでしょ。
ナゲッツを整理するとディフェンス能力のある選手を放出し、オフェンス勝負のアイザイア・トーマスを手に入れたことになります。クレイグは残留。
そもそも1番の問題はヨキッチに機動力がなく、守れないことです。オフェンスで打ち勝つことを目指したことは理解出来ます。加えてマイケル・ポーターがプレー出来るなら、人員過剰でもあったのでプレータイムの確保にも繋がります。直ぐに優勝を狙えるわけではないので、タックスを避けて若手を使うのは理にかなっています。
しかし、管理人はマイク・マローンをあまり信用していません。チームのロスターに反して、終盤になるとディフェンスを重視し、そして若手よりもベテランを信じるタイプのHCだと思っています。別にそれが悪いわけではないけど、ナゲッツのメンバー考えたら方針間違っている気がするわけです。
アイザイア・トーマスは毒にも薬にもなります。上手く扱う必要があるし、ルーズボールやリバウンドにしつこく絡む選手がいないと機能しません。ブラッドリーやクラウダー、そしてスマートですね。ナゲッツのメンバーはそんな選手が少ないので、毒になる可能性が高いけど、それでも期待したくなる部分もあります。
完璧な補強とさえ言われたミルサップの融合に失敗したナゲッツが、より難しいアイザイア・トーマスに何を求めるのか。吹っ切ってオフェンス勝負するしかない立場に追い込まれたHCです。
そんなナゲッツのトレード相手は「ドラフト指名権でサラリーダンプを引き受けます」でおなじみのブルックリンネッツ。もうひとつのトレードも成立しています。
Reports: The Brooklyn Nets have traded Jeremy Lin to the Atlanta Hawks. (via ESPN) pic.twitter.com/2EfNbL57zt
— NBA on TNT (@NBAonTNT) July 13, 2018
2巡目指名権を交換してジェレミー・リンをホークスに引き取ってもらいました。この指名権が2025年らしいのですが、なんでそこまで未来なのかよくわかりません。25年になって「この指名権は18年のリンのトレードで・・・」とか言われても困っちゃうなぁ。
ここでネッツをまとめましょう。
【指名権の動き】
ゲット 1巡目1つ、2巡目2つ
ロスト 2巡目1つ、2巡目交換権利
【サラリーの動き】
増加 ファリード+アーサー 21M
減少 リン+ホワイトヘッド 14M
要するに7Mで1巡目指名権を購入したことになります。金とキャップスペースはあるけど指名権はないネッツらしさ全開です。実質的に三角トレードみたいなものでした。実は同じ事をホークスが出来なかったのか疑惑もあります。選手の質を無視したら、ネッツが2つのトレードで大きく得をしました。ホークスとナゲッツが損したわけではありません。
ジェレミー・リンの放出はオーナーからクレームされるのではという問題以外は適切な処理です。ディンウィディーの成長により、ラベートも起用するには人が余っていました。全体のサイズが小さいのが悩みなのでガードを減らすのは必要なトレードでした。スマートという噂もありますが。
ナゲッツでのファリードは働けるのに、なんらかの問題で上手くいかなかったみたいです。アトキンソンにより再び改造される可能性がありますが、引き取り手は出てこないでしょう。しかし、今のところ替えが効かないデマーレイ・キャロルの役割をしてくれる可能性があり、ネッツとしては戦力として計算しているのではないでしょうか。実際、大きなスペースとスピードを求められるネッツはファリードに適した環境です。
全盛期(というには最近)のキレを取り戻せば、大いに働いてくれるはずです。ちょうどインサイドの人数が足りてない(契約していない)ので、指名権をとったうえで働かせる想定ではないでしょうか。アーサーは再び動かすかも。
そしてこのトレードの恐ろしいところは渡邊雄太の必要性がほんの少し下がったことです。「控えにはガードを優先しよう」といわれるとほんの少しね。まぁでもネッツはロスター枠を空けているので、本当に欲しい選手がいたら狙っていく姿勢はずっと変わらないだろうな。
あとネッツはラッセルとの契約延長話をしていないそうな。RFAになりますが、他のチームがマックス提示するとは思えないので適正価格を探すのでしょう。ディンウィディーも契約切れるので来年のオフは現行のチームを成長させるのか、FAを狙うのかで大きな分岐点になります。
◉ホークス
ホークスからするとリンを手に入れたことは・・・よくわかりません。2巡目指名権を有利するのが目的とも思えませんから、ひょっとするとシュルーダーのトレード話が成立しそうなのかも。トレ・ヤングを指名したのでさすがにシュルーダーとリンの両方は要らないと思います。そしてどちらかというとリンの方が新しいシステムに適合しそうです。
ベイズモアをキャブスに引き取ってもらう作戦が失敗したと報道されていましたが、商売上手になろうとしているっぽいので、まだ動きたい可能性は大いにあります。
◉ヒート
ウェイン・エリントン
再契約1年6.2M
残せないと思われていたエリントンですが、残留となりました。他の契約を考えると良いオファーが届かなかったのでしょう。レイカーズにでも行くかと思いましたが、ヒートは現行戦力のキープに成功しました。
おそらく2020年まではこのままのチームで行くのでしょう。そこで一気に高額契約が精算されます。それまでにトレードが出来るなら良いし、出来なくても今のイーストならチャンスもあります。ただシクサーズが天敵過ぎて、同じ内容を繰り返すなら勝ち目はありません。
オフェンスを何とかしよう。
レイカーズはロペスがいなくなってしまいましたが、センターのスターターは誰になりますかね?
マギーはないと思いますが、そうなると補強するのでしょうか
門戸を空けてはいるでしょうが、ズバッチとワグナーがいるので、どうしても狙いたいポジションではないでしょうね。
センター以外でもプレーする選手の方が欲しいのではないでしょうか。ファリードとか良かったかもしれません。
いつも楽しく読ませていただいています。管理人さんが応援しているネッツの一応公式ライバルであるニックスの補強はヘゾニャのみですが、その補強についてはどう思いますか?また今後どのような補強をしていけば上手くいくと思いますか?
ニックスは何気に無名の若手が豊作です。グリズリーズでも集めまくったフィッツデイルなので、スポルストラと同じく手を替え品を替え作戦で乗り切ると思います。
チームの課題は3Pでフィッツデイルは極端なくらい「3Pかゴール下」で戦っており、その基準ではヘゾニャとノックスは優秀なのだと思います。
目先の勝利よりも戦術整備と若手育成だと思うので、変に補強するよりもわかりやすいです。
ちょっと気が早いですが、来季の西1〜5位はどうなると思いますか?
また、INDはうまくいけばファイナル進出も夢じゃないと思ってるのですがどう思います?
ウォーリアーズ
ジャズ
ロケッツ
ペリカンズ
サンダー
イーストは大概のチームは上手くいけばファイナルにいけるでしょうね。
オッズで言えば5番手じゃないでしょうか。
ラプターズ、セルティックス、バックス、シクサーズの次。
LALの評価低いんですね、個人的にはGSW、HOU、UTA、LAL、OKCの5つがベスト5に入るんじゃないかなと思ってます。
まぁシーズンだとこんな感じかと。
レイカーズはプレーオフまでに上げてくるんじゃないですかね。
ランスとかマギーとかロンドとか、あいつら結構厄介ですよ。なんならランスが1番扱いやすいくらい。
確かにクセの強い選手が揃いましたね、個人的にはHCが気がかりです。ウォルトンがしっかりやれれば結構上を目指せると思いますが…。出来なければ来年クビかな笑笑。
この心配はINDにもあります、マクミランの手腕が試されるロースターかと。
ペイサーズはマクミランであれだけ勝てたのは驚きでした。上手くマネジメントしたのだと思います。だから決して戦術的な側面だけではないHCの重要性がありますね。
なんかロケッツがジェレミーリンに興味があるみたいなんですけどどう思いますか?
「悪くはないけど、そんな金あるならディフェンダーを揃えろ!」ですね。
ロケッツは中国マーケット重視なので、そんな意味もあるのだと思います。
もしかしたら、すでにこの質問された方がいるかもしれませんが、レブロンに合う選手って、どんなタイプなのでしょうか。
プレイスタイル変えるってニュースもありましたし、やはりシューターなのですかね?
ペリンカはディフェンスの良い選手を集めたいと言っていますが同感です。
チームが守れるならばレブロンの決定力で差が生みだしやすくなります。
ロケッツのウイング達は良かったですし、クリッパーズの面々もレブロンに合っていると思います。
勉強不足な上、ろくに試合も見てないのですが、ファリードとクリッパーズのハレルが、アンダーサイズだけどリバウンドが強く、走れてハッスルのあるフォワードとして、能力が似ている印象があります。whynotさんが考えるに、両者それぞれできること、できないことで違う部分がありますか?
ハレルはそこまでアンダーサイズのイメージはないです。数字上は同じサイズですが。
ハレルの方がシュート技術があって、個人で突破してからのフィニッシュが多彩ですね。
どちらもハッスルするイメージですが、多分ハッスルの部分はファリードが上回ると思います。
基本的にハレルの方が様々なプレーが出来て、ファリードはもっとシンプルにアジリティや反応速度で勝負しているイメージです。