まじかよ。
管理人の部屋にあるテレビは何故かフジテレビが映りません。他のところで録画予約していたのですが、録画に失敗しました。なので、ネットから探してきて動画を見ています。誰が決めたとか、今の点差がどうとかが良く分からない中でのゲームレポートです。
プレビューはこちら。先に書いて良かったぜ!
〇八村-ファジーカス問題
1Qは八村とファジーカスの同時起用でスタートしましたが、この2人のプレーエリアが被りまくっていた問題を修正していました。
2人がハイピックに向かうシーンは殆ど無く、必ずどちらかはエンドライン沿いにいました。序盤は八村の得点が目立ちましたが、ファジーカスがゴール下に構えることでハイポスト周辺に八村のスペースを作りました。ファジーカスの初得点はローポストで富樫のパスを受けてフローターだったので、それは韓国戦ではなかったパターンです。
なお、2Q終盤に再び2人が同時起用されますが、ファジーカスがハイポストから3Pあたりに出てくるシーンが目立ったので、それが本来の自分のプレーであり、試合開始直後は意図してエンドラインにいたと想像されます。
1Q残り2分半の時点で14-13だったのですが、ファジーカスから竹内に交代し八村パターンになると23-16とリードして1Qを終えることに成功しました。つまりはリードを得たのは2人が同時に出ている時間ではなく、八村パターンに移行してからでした。
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〇ゾーンディフェンス
その八村の時間ではまさかのゾーンディフェンスが効果を発揮しました。流れとしてはファジーカスがスピードを守れない部分を突かれたので、その対策だったのかもしれません。
ゾーンの良かった部分はガード陣が抜かれてもヘルプが用意されているところでした。また3Pは打たれるものの遅れてチェックに行けるので完全なフリーにはしない効果もありました。総じて効果があったわけですが、正直これは日本が良かったのではなくオーストラリアが悪かった。
前の2人が積極的にプレッシャーをかけるので、逆サイドに振られたときに八村が45°まで出るとポッカリとコーナーにスペースが生まれますが、そこに誰もこないオーストラリア。ドライブしてヘルプがくるということは、インサイドが空くのですが全く合わせが出来ていないオーストラリア。
というかデラベドバはろくなオフェンスしないし、メイカーはポジショニング嘘くさいし。2人のNBAプレイヤーが足を引っ張るオーストラリアという感じでした。
2Q終盤になるとビックマンをメイカー1人にすることでアウトサイドでのボールムーブで日本を振り回します。ドライブでぶち抜くとヘルプは間に合わなくなり、崩されているのでオフェンスリバウンドから押し込むシーンが生まれました。そしてコーナーから3Pも決まったのでした。
対応し始めたオーストラリアです。というか対応遅すぎ。
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〇アルバルクトリオと八村
八村パターンで得点を重ねた日本でしたが、2Q序盤にかけての篠山、八村に田中、馬場、竹内のアルバルクトリオのユニットは特に印象的でした。
まず明確にPG役となる選手がいなくなりました。オーストラリアが篠山にプレッシャーをかけようとしても他の選手が運ぶだけなので、オフェンスエントリーが楽になりました。ディフェンスの狙いを外していったと言えます。
また田中が竹内のピックを使ってからスキップパスで篠山に出し、そこからコーナーの馬場に展開するシーンがありました。韓国戦でみせた「スクリナーにしかパスしない」状態が解消されています。プレビューでも触れた通り「アルバルクはそんなプレーしないよ」ということです。
そして篠山、田中、馬場は3人ともコーナーまで幅広く動き回るタイプの選手です。この時間は特にフロアを広く使えました。それは即ち八村にスペースをもたらし、多くのドライブチャンスをもたらしました。プレビューで「八村のムダ遣い」とした部分が見事に修正されていたのです。それをもたらしたのがアルバルクトリオであり、まさかの篠山との相性の良さでした。
全員が動きながら広くスペーシングすることで八村がドライブするコースはしっかりと生み出され、それでいてスキップパスを活用しながら的を絞らせないパッシングが出来ました。ラマスもオフェンスの内容に満足したのか、田中と馬場のプレータイムをわりと引っ張った前半でした。
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〇ファジーカスパターン
八村パターンからファジーカスパターンにスイッチすると、次に篠山から富樫、馬場から比江島にも交代していきました。富樫と比江島はパスよりもドリブルで打開することを目指します。自分で仕掛けておいてファジーカスを使うわけですが、そんなに内容は良くなかったと思います。ただ、フロアを広く使う意識は保たれており、コーナーで富樫が待つことも多くありました。
そしてファジーカスが3Pを連発し、柔らかなフローターも決めていくことでリードを保ちました。要はスペーシングが出来ている中でファジーカスのフィニッシュ力が活きたわけです。3Pは両方とも比江島のアシストなので、アタックする富樫や比江島からファジーカスに合わせた形です。
結局前半に辻は出てきませんでしたが、賢明な判断だったと思います。ファジーカスはあくまでもフィニッシャー。
再び八村が出てきたときは36-26でしたが、そこから3分半で42-33となって前半が終わりました。前述の通り、やっとオーストラリアが対応してきたことと、2人が同時に出ているとそこまで機能性を感じないのでした。前半終わり。
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〇個人技の3Q
後半になるとよくわからなくなります。まぁ多分準備してきたことが、疲労とともに薄まってきたのでしょう。ほぼほぼ個人技です。ミドルを連発して外す八村と、ひとりでオフェンスリバウンドを奪って決めきる八村。通用しているのかよくわかりませんが、少なくとも個人技でやり合おうとする選手がいるっていうのは大切です。
オーストラリアは4番が難しい3Pを連発して決めます。日本のゾーンに手こずっていた前半だったので、まずは外から積極性を取り戻しに行きました。ただ、まぁ全体としては連動しなかったので、何がしたいのかよくわからない。
ひとつ確実だったのは、前半に日本のスペーシングに振り回されたことでフィジカルな戦いに持ち込めなかったので、攻守にインテンシティを上げようとしてきました。それはボール運びの段階でスティールしてイージーシュートにもなって一気に追い上げて、一旦はオーストラリアが逆転します。
しかし、強くフィジカルに行き過ぎて、逆に日本のアーリーオフェンスに対してムダにファールをしてくれました。これで繋ぐことが出来た日本。デラベドバではなくメイカーの方がコールが軽すぎるとクレームしていました。単にイラついていただけかも。
つまりはオーストラリアが優勢だった3Qですが、八村が個人で何とかした部分と、焦っているのか自滅してくれた部分と。馬場へのハードファールでインテンションとなると痛んでいる馬場の代わりを辻にして確実にフリースローを決めに行ったラマスの細かさもありました。
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前半と違って先に八村をさげます。篠山も入れて東芝トリオにするのですが、なんかやっぱりよくわからない。ただし、ファジーカスが1人で決めまくります。困ったらセンター頼みってやつですが、オーストラリアは何も考えていなかったのかというくらい、ファジーカスを楽にしてくれました。
たまにメイカーが「あいつ止めなきゃ」という感じでマークにいこうとするのですが、ディフェンスの連携がとれていないから、フリーになった竹内がドライブを決めるシーンも出てきました。
このあたりから再びファジーカスの方がエンドラインを意識したポジショニングが目立つようになります。やっぱり韓国戦を経て準備してきたのは、適切なスペーシングでありローポストに高さのあるファジーカスを置くことを優先しています。
オーストラリアはデラベドバとメイカーをベンチに下げると驚くほどに改善します。両コーナーから巧みに打っていけば、そこからインサイドへのアシストを決めます。逆サイドへのパスも出てきて、オフェンスの循環が非常に良くなりました。ただ、コーナーの3Pが全く決まらないから、日本も対応を変えるほどではありませんでした。
コーナーを使えなかった前半と使ったけど決められない後半と。結局一緒じゃないか。
そんなわけで個人技の戦いとなった3Qは、64-58となって終わります。NBAプレイヤーがいなくなると連携も改善したオーストラリアが反撃したわけですが、逆転されなかっただけ良かったです。
いや、本当に八村&ファジーカス様々。
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〇メイカーの独壇場
お互い全くシュートが決まらなくなります。両方焦っているよね。
焦れた中で前半に良かったアルバルクトリオ+篠山と八村にすると早速篠山が逆サイドの馬場までパスを通してミドルが決まります。3分経って初得点でしたが、オーストラリアもフリースローでしか得点出来ませんでした。
よくわからなかったのは、ここで八村からファジーカスに交代します。これで日本のディフェンスが崩壊し始めました。守れる範囲が違うので後手後手になっていきます。ただし、あまりPGにプレッシャーをかけず待ち受けるような形に移行しているので抜かれないような工夫はみられました。
そしてしばらくメイカーの独壇場になります。
ゴール下で振り向きざまのオフバランスシュートを外し、何故かボール運びの篠山にダブルチームを仕掛けて竹内のフリーを生み出し、ファジーカスを徹底マークしていたはずが逆サイドにボールがあると油断してポジションを取られテンディング。それを決められると今度はヘルプを忘れるから八村のドライブコースが空きました。
そして最後はNBAプレイヤーらしい豪快なダンクを決めるのでした。
まぁ日本はそんなミスをしっかりとつけていたということでもあります。それってこれまでの日本のイメージからは全く想像できないので、ラマスの修正が上手くいった部分と、それくらいわかりやすく酷すぎたメイカーという部分と。
残り3分半で71-68の3点差となります。
日本代表目線でみているのに、メイカーの話ばかりになるくらい悪目立ちしていたのに、それでもなんだかんだで点差は微妙に縮まっているので、やっぱりオーストラリアの方が強いとは思いますよ。
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〇いなした日本
焦っているオーストラリアは滅多打ちしはじめます。そうなるとどうなるのか。リバウンドでもフィジカルな戦いになっていき、日本はファールでしか止められなくなります。サッカーで試合終盤になって、ゴール前に放り込みをやられると弱いみたいな状況に似ています。
ただ、これまでと違うのは日本もオフェンスで頼れる部分があるから、慌てずに組み立てられることです。とりあえずローポストのファジーカスにいれておけば、大ケガしないみたいな。だから落ち着きを保てているし、オーストラリアのプレッシャーをパッシングでかわしていきます。
追いかけるために前に出てくるので、逆を取りやすくなり、きれいにバックカットした馬場に篠山からのアシストが通り、追いつくことを許しませんでした。
ディフェンス面はかなり苦しくてゴール下まで運ばれるとねじ込まれてしまいます。少しずつ点差は縮まって来るものの、肝心なところでオーストラリアは外からのシュートが決まりません。
コーナーからのミドルがロングリバウンドとなり篠山の前に落ちると、そのまま走ってワンマン速攻となります。同じく八村の速攻ダンクも決まりました。全く戻っていないオーストラリア。
最後まで打ち続けたオーストラリアの3Pが決まって1点差になるものの、しっかりと逃げ切った日本がまさかの大勝利を得たのでした。マジで信じられないわ。
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〇基本的にはオーストラリア事情
オリンピックベスト4の相手に、それもNBAプレイヤーが2人もいる相手に勝利した日本。
その勝因は何かと言えば、基本的にオーストラリアが悪かったことです。22点取った4番が3P5/8と爆発していますが、それ以外は3P4/23です。まぁ日本も4/16だけどね。ゾーンを敷いた日本に対して割と楽に打てているはずなのに、全く決められないからゾーンを継続していったラマスです。
断言しても良いけど、ここまで長時間ゾーンをするのはゲームプランになかったと思うよ。それは多分、ファジーカスのディフェンス問題を隠してくれたと思うし、ガード陣も切り刻まれることがありませんでした。
デラベドバが8アシストもしたのは信じられないような内容で、効果的なオフェンスを構築できていませんでした。メイカーは散々書いたとおりですが、まぁそもそも連携がしっかりと出来る選手ならバックスでもスターターになっています。プレビューでは
NBAプレーヤーが2人もいる
そう聞くと怖いわけですが、実際にはそんなに気にすることもなかったりします。
と書きましたが、それどころか足を引っ張ったよ。
一方で共にオフェンス力があるのか疑問だらけです。
これは当たりね。特にNBA選手なのでゾーンへの対応が甘かったとも言えます。チームとしての連携が出来ないとオフェンスが停滞してしまいました。ただし、メイカーの高さと運動能力はやっぱり脅威になっていたので、ゴリ押しされたら日本は苦しかったと思います。でもゴリ押ししていたら世界では勝てないよね。
基本的にはオーストラリアがオリンピックベスト4とはほど遠い内容だったのが勝因です。フォローしておくとメイカーが出ている時間は得失点差+10です。徐々に強みを発揮はするけど、チームに勢いをもたらすことはありませんでした。
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とはいえ、ここまで書いたように日本の内容も良かったわけです。特に前半は韓国戦からのラマスの修正が見事だっと言えます。理由も結構凄いところにあったりして。
〇プレータイム中の得失点差
ファジーカス -5
八村 -11
竹内 +18
どうにも信用できないスタッツではありますが、調べてみたら「八村+ファジーカス」の時間は本当に得失点差-16でした。つまりは2人同時に出すよりも、1人ずつの方がチームのバランスがとれています。竹内の方がかなり優れているわけではないけど、チームバランスはしっかりとってくれます。これはウインドウ2から書いているよ。
こうしてスペーシングが適切に出来るようになったことで、八村が活きることになりました。フロアを広く使える田中、篠山、馬場、竹内との相性が良かったのでした。
ファジーカスでの富樫、比江島を起用してドライブからアシストする部分との対比がありました。ツープラトンではないけど考え方が全く違うユニット構成をしていたので、ラマスの作戦勝ちです。
一方で後半になると、ドタバタしているオーストラリアに対して、上手くいなしていった日本でした。これは不思議も不思議です。なんでそんなことが出来るようになっているのか。
強いて言えば、やっぱりファジーカスの所でボールが落ち着いたのが大きかったです。八村の方はメイカーにマークされると困っていたけど、それでも渡しておけばチーム全体が一息ついていました。
あとはBリーグの経験と言うことにしておこう。
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日本がコロンビアに勝ったことよりも衝撃的だった勝利でした。次はアウェーとはいえ、これで台湾に負けるとかシャレになりません。
大きく改善したフロアバランスと単調にならなかったパッシング。これを繰り返せるならば負ける姿は想像できませんが、3Pはやっぱり決まっていないし、リードを奪われたときにどこかで苦しくなることはあるので、展開の難しさはあるでしょう。
ほぼ8人のローテーションにして上手く機能したわけですが、八村とファジーカスで49点なんだよね。2人が頼りになる部分もあるけど、やっぱりフィニッシャーでしかないのだよ。そこをオーストラリアが止めきれなかった理由はなんでしょうか。ちょっとよくわからないから消化不良でもあります。
メイカーを27分も起用しなければならなかったのが、オーストラリアにある事情だったのかも知れません。諸刃の剣だったNBAプレイヤー。
結構、ちゃんと書いたな。やっぱり試合数を重ねると見えてくる部分が変化してきますね。
ここに渡邊雄太が入ったらもっと面白くなるかもしれないと思える良い試合でした。
いや、渡邉はいらんだろ笑
まだまだ国際舞台で通じるレベルじゃない。
昔nbaにいたイジャンリャンの下位互換だなー
渡邊が通用しないなら、日本は誰も通用しません。
いやー勝っちゃいましたね!
オーストラリアが舐めてくれていたというのはさておき、ファイナル制覇したデラベドバと日本選手たちが普通に戦ってることに感動しましたし、勝ててうれしかったです。
竹内もTOあったけど、チャレンジしに行ったからこそだし、メイカー相手に仕掛けたシーンは声をあげちゃいました。
竹内はずっとこんなプレーを続けているのですが、あまり評価されていなかったから可哀想です。
ラマスと並んで最も掌返しされている印象があります。
デラベドバは何も言われなければファイナル経験しているとは思えない・・・。
オーストラリアの3ptがあまりに入らなかったのが勝因ですかね?
しかし高さは正義ですね。ハーフコートトラップも困った時のファジーカスの上に出せば何とかなるからノーミスでしたね!ボール運びであんだけオロオロしてた篠山はどこへ?!
終盤のチャージとレイアップ最高に盛り上がりました!
八村は別格ですね、すっかりファンになっちゃいました。
連れにあのガードがキャブスにいたやつだよって教えてあげたら、さすがレブロンとチームメイトなだけあるって最後まで4番の選手褒めてましたよ笑