FA・トレード 20170717

終盤戦に入ってきた移籍関連は未だに煮え切らない&欲張りすぎなニックスや再建に舵を切ったとか言い訳して選手と契約しないだけのホークスをはじめとした動かない多くのイーストチームが売れ残った選手を集める時期なのでしょうか。
前回から割と間が空きましたが、目立った動きは少なかったような。





セルティックス
トレード
ブラッドリー 、2巡目指名権→ピストンズへ
獲得
マーカス・モリス
セルティックスファンがブーイングしそうなトレードですが、色んな意味があるそうです。
ヘイワードのためのキャップスペース
契約最終年のトーマスとブラッドリー両方は延長を打診出来ない
来夏ブラッドリーがFAで無償移籍の可能性
何れにしてもヘイワードの高額サラリーの問題でした。ヘイワードの実力に疑いはなくても、負の影響がデカすぎる気がします。
一方でモリスの獲得はポジティブです。ウィザーズでは双子の片割れが活躍しました。動けるインサイドとしてスモールラインナップでも使えるのは対戦相手だったセルティックスには厄介だったでしょう。
これで一応戦えるロスターにはなりましたが、ビッグマンは怪しい。
ピストンズは相変わらず意味不明です。トレード的にはプラスの内容とはいえ、ブラッドリーをチームに加えて何をしたいのか。レジージャクソンを放出するなら納得しますが。
そしてコールドウェルポープを引き止めることはしませんでした。キャップ不足なので。



レイカーズ
コールドウェル・ポープ 1年1800万ドル
待望の高額契約をゲットしたものの1年という短い契約。レイカーズからすると1年を凌ぐための契約で問題なし。
まぁニック・ヤングもいなくなったし、バックコート弱かったのでちょうど良いのかな。レブロンやPGに振られたら再契約すれば良いかもね。多分サラリーは下がるよ。1年だけのフィーバー。



ウィザーズ
オット・ポーター 4年1億600万ドル
あーあ、マッチしちゃったよ。ウィザーズはまたも貧弱なベンチに悩まされる事になるのかな。ボグダノビッチは2年2100万ドルでペイサーズへ。キャップスペースがあってもマッチしないだろうな。
GMは相当頭を悩ませただろう。
スペイツやディアウのどちらかを早めに抑えて、あとはバックコートの控えを取りたいな。SFは仕方ないのでウーブレイに期待しよう。



ニックス
ハーダウェイjr 4年7100万ドル
数年前に手放したハーダウェイjrに高額オファー。RFAなのでホークスはマッチする権利あるけど、パパならともかく息子には高過ぎるサラリー。
数年前にハーダウェイjrとのトレードで獲得したのはグラント。昨年グラントはローズとトレード。ローズはハーダウェイとの契約のために再契約見送りらしいです。迷走っぷりを示しています。
高い金払って弱いチーム作るの上手いです。カーメロ、ポルジンギス、コートニーリー、ハーダウェイjr、まぁ改めてみると勝てそうなんだけどな。この2年でそんな期待は吹き飛ばされているだけで。
ホークスはローズとの契約目指した方が面白いよ。
カーメロの処遇に迷っているそうですが、そもそもカーメロの価値を大暴落させたのはニックスなので、トレード相手に価値を求めるのは間違っている。
残留させるなら堂々とハッキリ意思を示すべき。「オレたちはカーメロと未来を作る。それは明るい未来だ!」くらいパフォーマンスでも言えるだろう。



グリズリーズ
何もしてなくてヤバかったグリズリーズは微妙な動きだけを見せる。
ベン・マクレモア 2年1070万ドル
ギリギリでスターターを務められるか、シックスマンとして活躍させるかくらいの選手だが、まだ24歳なので下手なドラフトルーキーよりよっぽど可能性がある。賢いサラリーだし。
タイリーク・エバンス 1年330万ドル
かつての新人王にしてルーキーで20点稼いだ27歳の選手には極めて安い契約。メンフィス大出身でグリズリーズという落ち着ける環境だから、再ブレークをして欲しいエバンス。
グリズリーズは微妙な選手達ではあるけど、ベテランズを放出して若返りを達成。昨季も誰かよくわからない若手達をチーム戦術の中で働かせた。コンリーとガソルというアンセルフィッシュな2人のリーダーなので、戦える集団を作ってくるだろう。
ライバル達が大型補強をしたので、昨季並みに勝てるかは怪しいが、一方でクリッパーズやジャズみたいなチームもあるので安定感を発揮出来ればプレイオフは大丈夫かな。ロケッツもフタを開けないとわからない。
いずれにしてもグリズリーズの最大の問題はケガ。モデルを高いサラリーで雇っている場合じゃないよ。



ペイサーズ
これまであまり触れていないので、まとめてみよう。
放出
ポール・ジョージ
ティーグ(FA)
CJマイルズ
モンテ・エリス(解雇)
獲得
オラディポ
サボニス
コーリー・ジョセフ
ダレン・コリソン
ボグダノビッチ
地味だけど、それなりに良いチームになっているよね。各ポジションに4番手スタータークラスを2人ずつ揃えました。みたいな。
お客さん呼べなそうな選手達だけど、インディアナはそんな事関係なしにファンは熱いし。
成長するのか微妙だけど、成長の余地はありそうな選手ばかり。それは特にシュートの部分なのでセレクションが良くなる事で誰かしらブレークして欲しいところ。
二桁得点が8人いれば最強!みたいなチーム作りなので、ビック3揃えられないならばそれも良いかも。



ロケッツ
ハーデン契約延長 6年2億2800万ドル
サラリーキャップどうするの、なんて発言も出るけどハーデンは数少ないマックス契約に本当に相応しい選手。ディフェンスはアレだけど個人で決定的な違いを作れてしまうし、ヒゲあるし。そんな選手が安いサラリーでプレーする事もリーグのバランス崩してしまう。デュラントが安い方が問題。
でもそんなハーデンだけど、オールNBAチームに選ばれれば(3年で2回)更に高額な契約を結べていました。
タイリーク・ブラック 1年
ルーク・バーア・ムーテ 1年210万ドル
ロケッツはウワサばかりで補強は進まないキャブス状態に陥っていたが、ディフェンス補強。バーアムーテはCP3と組んだ事で高いFG%を奇跡的に残せたのでロケッツに来たのは正解だと思う。
でもロケッツはまたもディフェンダー補強。マジでカーメロ取らないとハーデンしか攻めないチームになりそう。ベバリーの方がオフェンス力あったなんて冗談みたいな話。



クリッパーズ
ミロシュ・テオドシッチ
らしくない適切っぽい補強。成功するかどうかは別にしてガリナリとグリフィンを中心に据えるのにセルビアのPGというのは理にかなっている。いや、CP3ならなお良いけどね。
テオドシッチ
ベバリー
ガリナリ
グリフィン
ジョーダン
6th ルー・ウイリアムス
この布陣はバランスも良い感じ。やはり問題は親子にありそう。息子リバースを誰かと交代させたら一気に違和感のあるメンバーになってしまう。
ボール回して破壊力あるインサイドとシュート力あるアウトサイドで攻めますよ。息子出て来てドライブしますよ。アクセントですよー。にはならないでしょうね。
とはいえ、ディフェンダーにリムプロテクターも備えたディフェンスは役割整理できれば十分に機能しそう。選手の構成としては上手く立て直せたと思いますので、HCがケミストリーを生み出せるかが勝負。



ペリカンズ
レイジャン・ロンド 1年
問題児は1人でも2人でも同じかな。幸いカズンズと仲良しのロンド。ホリデーの控えとしては贅沢だけど、デイビスとカズンズを活かすにはパサーのロンドは正しいかも。あるいはツーガートにするのかもね。
補強出来ないペリカンズだけど、このチームは補強よりもケミストリーが必要。最強コンビなのは間違いないけど、インサイド2人を活かすのは現代的な戦術を超える必要がある。2PG+2Cってのはそんな可能性もあるよね。コート分断してツーメンゲーム多用するとか。



ウルブズ
ジャマール・クロフォード 2年890万ドル
シューターがとれなかったウルブズはクロフォードに手を出した。ボールハンドラー増やしてどうするのか。キャブスにあげれば良かったのに。このサラリーでもやや高いよ。

キャブス
ジェフ・グリーン 1年230万ドル
随分安売りしたグリーン。不遇な時を過ごし、優勝候補で目立つチャンスではあるが、個人技チームで成功するイメージないぞ。3.5番の選手として使えるけど、レブロンのパスからのシュートを外して不満言われるシーンは想像し易い。

ウォーリアーズ
パチュリア 1年350万ドル
ニック・ヤング 1年520万ドル
これでウォーリアーズはチーム構築は終わりかな。そしてマギーは純粋なお笑い要員に戻るのかな。失ったのはマギーとクラーク。得たのはカスピとヤング。
マコーはサマーリーグで25点取ったらしい。そんなタイプの選手ではないだろうに。やはりファイナルの経験は大きかったのかな。
73勝はしないだろうけど、それくらいの勢いで勝ちまくりそうだな。



ラプターズ
トレード
CJマイルズ 3年2500万ドル
ジャスティン・ハミルトン(解雇)
放出
コーリー・ジョセフ
デマーレイ・キャロル
パターソン
PJタッカー
選手足りない気がするけど、キャップスペースも足りてない。キャップスペースのためだけにキャロルにドラフト指名権を2つつけてネッツに放出し、獲得したハミルトンは解雇した。さすがにドラフト指名権はやり過ぎ。これなら他のチームもキャロルを受け入れてくれたはず。ホークスに渡せば良かったのに。



さすがに落ち着いてきた移籍。というかどのチームもキャップスペースがない状態に。ラグジュアリータックスが過去最大になる見通しらしい。
どこのチームも補強したい選手はいるけど、それがタックスに見合うかどうかというとムリなんだろうな。あとは冒頭の通り、イーストが溢れた選手を拾い上げる感じか。
ウィザーズ、ラプターズはキャップはないけど、中心はしっかりしていて実績はあるからミニマムで拾い上げたい。
バックス、ヒート、シクサーズ、ホーネッツ、ペイサーズなら自分の頑張り次第でチャンスも大きい。
ピストンズ、ニックスはキャップも空いてない。チームも弱い。最悪。
ホークスは論外な分、若手はチャンス。
ブルズは方向性不明。マジックはずっと不明。
ネッツならサラリー保証の大都会。
批判されてるけどキャブスってかなりまともなチームに入る。ウエストのオーナーからすると戦力格差よりも努力格差が大きすぎて不満を漏らすのも当然だと思う。



ローズをはじめ売れ残っている選手って如何するのだろう。多くのチームがスターターに大金払っているから低い条件しか提示してくれなそう。ローズはお金稼ぎたいなら海を渡るべきだな。

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