アンドレ・ドラモンドとイシュ・スミス

ピストンズに触れたのでオマケ企画です。

 

ハードワーカーは誰なのか?

その指標は何か?

 

その絶対的な基準はないので難しいのですが、前回ピストンズについて触れたのでそこから2人をチョイスしましょう。なお、管理人が好きなのはモアランドとトリバーです。ケナードも良いな。

 

◉脅威のドラモンド

 

前回も触れましたが16.0リバウンドは20年以上前の記録を掘り起こすものでした。ドラモンドは6-11と圧倒的な高さがあるわけではなく、高いジャンプ力というわけでもないので試合中には高さの面で負けるシーンも結構あります。

今回はこの内容を掘り下げてみましょう。ちなみに78試合で1247リバウンドなので、正確には1つ足りないので、16リバウンドを下回っています。

 

〇リバウンドの内訳

オフェンス 5.1

ディフェンス 10.9

ともにリーグ最高ですが、注目すべきはオフェンスリバウンドの多さです。アダムスと並んで5本を超えました。これをもう少し分けてみましょう。

 

合計 競り合い
OF DF OF DF
Miss 2FG 3.7 6.0 2.5 2.4
Miss 3FG 1.2 4.0 0.9 1.2

ドラモンドは平均でリングから4フィートでリバウンドをとっており、広い範囲ではリバウンドを奪えないタイプです。ゴール下専任という形ですが、目立つのは競り合いで奪うオフェンスリバウンドの数です。身体を張ってポジションを奪ってリバウンドを確保しています。

 

競り合いでのリバウンド=コンテステッドリバウンドの数は574本でした。2位はタウンズで451本です。2位に120本の大差をつけています。これが圧倒的な強さの理由です。周囲と身体をぶつけ合いながらリバウンドを確保する強さはリーグ最高です。

ちなみにアダムスだけはウエストブルックにディフェンスリバウンドを譲るため少ないだけで、オフェンスリバウンドで比べればドラモンドと同じくらい強いタイプです。

 

・・・・・・・・

いわゆるハードに頑張っているということですが、同時に「リバウンド機会」でもNO.1なのがドラモンドです。ボールが落ちた近くにいてリバウンドをとるチャンスの数が最も多かったと言うことです。

その数は2002回。2位のジョーダンが1839回なので、ドラモンドは単に強かったのではなく、誰よりも献身的にリバウンドを取りに行った選手でもあるのです。

 

ピストンズの速攻での失点は9.9でリーグで2番目に少ないチームでした。

チームで10.1しかないオフェンスリバウンドの半分をドラモンドが奪い、その献身的な飛び込みにより相手の速攻を防ぐことも出来ています。

 

圧倒的な高さはないものの、誰よりも多くリバウンドに飛びこみ、誰よりもハードに奪ってきたリバウンダー。それがアンドレ・ドラモンドなのです。

・・・・・・・

 

◉走るイシュ・スミス

 

そんなドラモンドですが、あまり動かないという欠点もあります。まぁ一般的なセンターに劣るわけではないので、これだけハードワークしているなら許される話です。ちなみにオフェンスでペイント周囲にしかいないのでデータとして動いていませんが、ディフェンス面は一般的なセンターよりも動いています。

 

さて、この動いている量を示す平均移動速度なのですが、リーグで最も動く選手がピストンズにいます。それがイシュ・スミス。細身のガードです。

「ビックマンが動かなくて、ガードが動くって普通でしょ」

そう思われがちですが、この指標はスピードを示すわけではなくて、移動距離を時間で割っているだけなので、動き回っているかどうかを示すだけです。そうなると実はセンターの次に動かないのがPGだったりします。自分が起点としてボールを保持するので、あまり動かないわけです。

 

試しに比較してみます。

 

平均移動速度 OF DF
Ish Smith DET 5.6 4.2
Dejounte Murray SAS 5.3 4.5
T.J. McConnell PHI 5.3 4.3
Stephen Curry GSW 5.2 4.0
Jamal Crawford MIN 4.2 3.8
Chris Paul HOU 4.2 3.5
LeBron James CLE 4.1 3.7
Jeff Teague MIN 4.0 3.7
James Harden HOU 4.0 3.4

 

ガードの中で上位陣と下位陣をいれています。マレー、マッコネル、カリーも良く動くのですが、その3人を0.3も上回っています。オフボールムーブしてシュートするタイプではないのに、非常に良く動いていることがわかります。

 

ちなみにドラモンドはオフェンス4.1なので動かないと言ってもハーデンよりは動いています。なお、ディフェンスでは4.0なのでカリーくらい動いているドラモンドです。ディフェンスは素晴らしいよ。

 

イシュ・スミスは4.4アシストに1.3ターンオーバーとアシスト/ターンオーバー率も3.3と非常に優秀。ベンチメンバーですが、レーティングで見ればイシュ・スミスがコートにいるかどうかで、ピストンズの成績は大きく変わってきます。出ていればプラス、ベンチならマイナス。

 

誰よりも動き回り、パスを回しながら、ミスも少ない。汗をかきチームを支えるPGなのでした。

・・・・・・・

そんなわけでピストンズのオマケ編でした。

全く違うタイプのハードワーカーがいるのがピストンズ。先頭をきるイシュに引っ張られ、チームとしてよく走り、そしてドラモンドが激しい争いを制していく。

そんなチームカラーだったですが、そこにグリフィンっていうのもねぇ。

 

やっぱりハードワークは大切です。

アンドレ・ドラモンドとイシュ・スミス” への8件のフィードバック

  1. いつも楽しく拝見させていただいております。
    時間的にいろいろな試合を見られないので、大変参考にさせていただいております。
    テーマとは離れてしまいますが、いよいよレナードが本格的に移籍希望かと、騒がしくなってきました。レナード移籍の話題について(どこがフィットする?具体的なトレード案等)取り上げていただけたらと嬉しいです。お忙しい中かとは存じますがご検討くださいませ。

    1. 書きました。

      レナードはどこでもフィットします。
      というか、レナードにフィットするようにチームが調整するはずです。

      1. さっそくの対応ありがとうございました。
        タレントレベルで言えばBOSなんでしょうかね。同カンファレンスでない方が良いでしょうし。ちなみにトレードって今でもできるんですかね?ドラフト以降はトレードされている話は聞きますが…。

        1. シーズンが終わらないとトレードできないはずなので、ファイナル第7戦が終わってからじゃないですかね。

  2. ドラモンドは15点取るオフェンスにまだ改善の余地があるのが楽しみです。Twitterにハーデンみたいなムーブをあげたりしてますが、それよりフックの精度を上げてほしいところです。

    1. あのフックは高い相手に通じないんですよね。
      そんなに高さのないドラモンドなので、ハイポストから仕掛けないと意味がないみたいです。
      ハーデンムーブは不要ですけど。

      フリースローなんとかしてくれ

  3. またしてもDET!
    ありがとうございまーす!!
    記事がUPされてることを知りながらじっくり読みたいので
    ついさっきまで我慢してました 解放ー

    レジ―さんより彼の方が好きです
    ドラモントって見方が少し変わりました
    なんか期待できそう
    低迷シーズン特有の流し見してたんですが
    これからはきちんと?応援しながら見よう

    いつもありがとうございます!

  4. NBAシーズン終わって久しぶりに見ましたがいい記事ですね。
    Cはチームカラーによって違うの企画はドハマりしましたよ。

    密かに1ブログファンとして更新楽しみにしてますよ。

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