ラプターズvsロケッツという形で書く予定でしたが、両方負けると苦しいね。
NBA入門編のリクエストをいただきました。
1 選手交代のローテーション
NBAを見はじめた時、高校バスケのトーナメントのノリしか知らなかったので、なんで1Q終盤から両チームのスターターをほとんど全員引っ込めてしまうのか理解不能でした…
何人ローテーションが多いかとか、RSとPOでのローテーションの違い、ローテーションを固定するチームと柔軟なチームなど…選手の出場時間の目安などをテーマに教えていただきたいです。
今回のテーマはこれです。もともと書こうと思っていたテーマです。次のセクションから。
2 データ指標のトレンドと好み
コビントンがALL Defに選ばれた理由とかぜんぜん納得いきません…
EFG%、リアルプラスマイナス、レーティング…など、個人とチームにおけるデータ指標で重視されるトレンド、または管理人様の考える各役割の良い選手(好きな選手)に共通する指標などがあれば教えていただきたいです。
コビントンはこのブログでもいじっています。「お前抜かれまくっていたじゃないか」と。しかし、データ的には優秀な選手です。つまり本来このブログ的には優秀。
ディフェンスレーティング 99.0はプレータイムが長い選手としてはゴベールに次ぐ2位
ディフレクション 3.9は1位
ディフレクションとルーズボールは重要な指標だと思っているので、そこで活躍しているコビントンはデータで見れば悪くありません。試合の印象は悪いです。
あと、チャージング獲得数は考慮したいものです。ラウリーは毎年優秀ですし、管理人お気に入りのウィリー・リードはプレータイムが10分なのに上位にいますし、その上を行くのがスペイツです。何よりトップにいるのがまさかのカズンズです。
ガードの選手も多く、ヘルプの上手さが測れる指標なので、読みの鋭いタイプのディフェンスの良い選手を探せます。プレーオフだとタッカーとスマートですね。
3 ハードワーク、ハッスルを定量化するデータ指標
プレーヤーとしても、コーチやっていたときも、審判をやっているときも、ハードワークをしたり、ハードワークしている選手が好きです。
NBAではワードワークやハッスルと呼ばれる印象もデータ化していると聞きました。平均移動速度やルーズボール、ディフレクションなど、管理人様の考えるハードワークな選手を見分ける、あるいはハードワークの代表的な指標を教えていただきたいです。
ハードワークはルーズボールやディフレクションは重要ですが、絶対数が少ないので難しいのです。
平均移動速度は重視しています。きっかけはカリーとウエストブルックです。この2人はとにかく良く動く。カリーはオフボールムーブのシューターなのでウエストブルックよりも遙かに動くのですが、その数字が尋常ではありません。
一方でボール持つ時間が長い選手は動かない傾向にあるのに、ウエストブルックは別格の運動量です。ハードなプレーが多いのに驚異的です。
4 3Pシュート多投のトレンドと打たないけど価値ある選手
カリーたちウォーリアーズの初優勝から、NBAを改めて観出したのですが、アーリーオフェンスで3Pをポンポン打つのに衝撃を受けました。
現代NBAにおける3Pシュート多投のトレンドについて、すでに何度も触れていただいていますがスペーシングとの関係やビッグマンも当たり前のように打つようになった理由のほか、そんな時代に3P打たないけど価値を示す選手の特徴について教えていただきたいです。
『センターと戦術』と『FG低い人』を読んで下さい。でも、またやりましょう。現代NBAを知らない方には基本講座の気がします。バークレーみたいな昔のバスケしか興味ない人はこのブログ読まないか。
まぁそんな感じで、入門講座って何書くべきか、割と悩んでいたのでありがたいコメントでした。
今回はローテーションのお話です。
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◉NBAはベンチメンバーも重要
イーストファイナル第7戦でレブロンが48分プレーして話題になりました。NBAはフル出場がそれくらい珍しいリーグです。もちろん延長になれば、60分以上プレーする選手もいたはずですが、お互いに疲弊しているならば話も変わってきます。
まずはプレータイムが長いトップ15選手を並べてみます。
※スクロールが必要な場合があります。
選手 | 年齢 | チーム | プレータイム |
LeBron James | 33 | CLE | 36.9 |
Giannis Antetokounmpo | 23 | MIL | 36.8 |
Jimmy Butler | 28 | MIN | 36.7 |
Paul George | 28 | OKC | 36.6 |
Damian Lillard | 27 | POR | 36.6 |
Russell Westbrook | 29 | OKC | 36.4 |
Khris Middleton | 26 | MIL | 36.4 |
Anthony Davis | 25 | NOP | 36.4 |
Andrew Wiggins | 23 | MIN | 36.3 |
Bradley Beal | 24 | WAS | 36.3 |
DeMarcus Cousins | 27 | NOP | 36.2 |
Jrue Holiday | 28 | NOP | 36.1 |
CJ McCollum | 26 | POR | 36.1 |
Karl-Anthony Towns | 22 | MIN | 35.6 |
James Harden | 28 | HOU | 35.4 |
当然、スター選手が並びますが長くて36分というのが目安ですね。ということは12分は休むわけです。ちょうど3Qでて1Q休む計算です。
そうなると前後半で18分ずつプレーし、6分休むので
9分プレー ~ 6分休み ~ 9分プレー
この流れが基本です。1Q残り3分から2Q開始3分までが休みです。
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さきほどの表でトップ15人を並べましたが、ひとつの特徴が8チームしかないことです。ウルブスとペリカンズは3人ずつがはいっています。それだけスターがいるわけですが、HCがスターター酷使タイプでもあるからです。目先の勝利に拘るタイプとも言います。
22チームがランクにはいっていませんが、33~35分くらいの選手が大量にいるので、こんなものです。ただ、キングスとネッツは30分以上プレーした選手が1人もいません。それだけローテーションを重視し、プレータイムを分け合うことで競争と成長を促しています。
今シーズンから日程緩和があり、連戦が減ったために個人のプレータイムは少し長くなりました。上位15人のチームが全てプレーオフに出ていることからも、36分が長すぎると言うことはなさそうです。(プレーオフ諦めたチームが短くなるという面もあります)
ただし、近年は20歳前にNBAにはいる選手が増えた事もあり、若手のプレータイム管理は重要視されています。ポルジンギスは昨シーズンから頻繁に話題になっていましたが、見事にケガをしました。ウィギンズ&タウンズが健康なのは頭が下がります。
36分の選手がいることに大きな問題はないものの、そんな選手が複数いると1人欠けた段階で非常に苦しくなります。そしてチームを作り上げる上では、若手の成長を促すだけでなくチーム力育成ためのプレータイム配分も必要です。
ベンチに良い選手がいるのにベンチの得点がリーグ最下位とイマイチだったサンダーとかね。個人能力を育てるだけでなく、それをチーム力まで上げないとね。
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◉ローテーションタイプは大きく3つ
「完全独立型」
上記のローテーション通りだとスターターユニットが36分、ベンチユニットが12分プレーするローテを採用する事も可能ですが、実際にはそこまでやっているチームはありません。しかし、ある程度分離させるチームはあります。
最も有名なのは「最強セカンドユニットのラプターズ」です。ヴァンフリート、ライト、マイルズ、シアカム、ポエルトの5人はリーグで最高の数字を残しました。ベンチメンバーとしてではなく、スターターも含めた中で最高です。5人の相性が良く、バランスが取れており、スタミナ的な優位性もあるためハードワークで上回るようなユニットでした。
この完全セカンドユニットパターンは、基本的には「スターターと同じ役割の5人」が揃っていることが前提です。そうしないとケガ人が出たときに困ってしまいます。ラプターズはケガ人がいたときに、11人目のパウエルをスターターにもってくることもありました。
試合中にはスターターと混ぜて起用する事がありますが、ポジション毎の役割が似通っているので優位性がありました。
普通は10人も揃えることが出来ないので却下される方法ですし、使える選手が10人目までいたら競争原理を働かせて、スターターを入れ替えていきます。つまり分離独立型自体はそこまで珍しくないのですが、シーズン通して同じセカンドユニットというのは珍しいです。
ラプターズは強豪なのにベンチに5人の優秀な選手を揃えたからこそ、独立したユニットに出来たので、かなりのレアチームです。
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「エース混在型」
しかし、5人同じタイプを揃えるのはチームの柔軟性を失わせることになります。また、エースクラスが複数いるチームになると、全員を同時にベンチに座らせるのは勿体ない気がしてきます。そんなわけで一般的にはエース混在型が多くなります。
つまり、チームに2人の中心選手がいたら1人は常に試合に出ていて、その選手に合ったユニットを組んでいきます。例えばブレイザーズはPGリラードですが、リラードがベンチにいるときは実質マカラムがPGになります。
そんなチームの中で面白いのはバックスです。前半戦のバックスかな。
バックスと言えばアンテトクンポですが、そのアンテトクンポは他のスターターを残し、1Q中盤当たりで早々にベンチに下がります。スターター4人+ベンチ1人で戦う時間に突入です。
1Q終わりか2Qになるとアンテトクンポが再び出てきます。今度はアンテトクンポ+ベンチ4人になります。その後、アンテトクンポは短い休みを挟んで、2Q終盤に再び出てきます。正確ではないですが、前半で18分間のイメージはこんな感じです。
【アンテトクンポ】
6分プレー → 3分休み → 6分プレー → 3分休み → 6分プレー
【他のスターター】
9分プレー → 6分休み → 9分プレー
スマホの方は観にくいかもしれませんね。
要は前半開始と終わりの6分ずつにアンテトクンポは混じりますが、間の12分はズレていると言うことです。バックスのベンチメンバーは得点力に課題がある選手が多いですが、そこにアンテトクンポをいれて解決しているわけです。ジャバリ・パーカー前はその傾向が強かったのでした。
スーパーエースのアンテトクンポの得点能力を最大限に活かし、それでいてミドルトンが主役の時間も上手く構築できるローテーションでした。
この場合はチームの中で「メインプレイヤー」と「ロールプレイヤー」が別れています。
スターターに「メインプレイヤー」が並ぶ一方でベンチには役割が定められた「ロールプレイヤー」が配置されています。このロールプレイヤーにタイプの違う選手を揃えることで柔軟な運用が出来るのが特徴になります。
特に上手く活用していたイメージなのはピストンズです。イシュ・ギャロウェイ・ケナード・トリバー・モアランドと各ポジション毎に選手がいるものの起用法は様々でした。特にトリバーはPFではありますが、ドラモンド・トバイアス(グリフィン)と同時起用なんて事もありました。
ロールプレイヤーの使い方で相手への対応力をもたらすのは、チームに相対的な強さを与えてくれます。
そんなピストンズについては次回触れます。かなりのチャレンジ企画の予定です。
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「アンチスターター型」
最後は特殊なタイプです。基本的な考え方はエース混在型と同じで、選手を混ぜて起用します。やっていることはほぼ同じですが、1つ違うのは絶対的な6thマンがいることです。
有名なのはウォーリアーズ。スターターにはパチュリアやマギーが並びますが、彼らは前後半の頭しか出てこず、試合終盤はイグダラが基本です。これを3分ごとに区切って例示してみましょう。ウォーリアーズはデュラントとグリーンの使い方で変化するので、必ずこうなるわけではありません。
※白が休む時間
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— whynot! (@whynot_jp) June 13, 2018
イグダラをスターターにしないことで、5人が分散してプレーする構図を作りやすくしています。なんせこの5人がスターターで同時起用されたのは、このプレーオフが初めてでした。それくらい例年いなく追い込まれていたとも言えます。
スパーズなんかも最後にジノビリを起用する前提でローテを組んでいます。ベンチスタートの選手は少しプレータイムが短くなりますが、それでも十分な層の厚さがあれば使いやすさが増すローテーションです。
クリッパーズもルー・ウイリアムスを途中から出してきます。
得点力だけ飛び抜けた能力のある選手ですが、それはある意味アンテトクンポ的な起用方法でもあります。1人でも得点出来るのだから、スターターが休んでいる時間にこそ起用したくなります。クリッパーズの場合は、ガードの組み合わせを変えることでオフェンスを変化させることが出来るのもメリットです。
3番手~5番手の選手をベンチに置くのは、試合中にプレータイムをあまり気にせず柔軟に起用できるのがメリットです。ファールトラブルに困ることもありません。万能系のイグダラと得点特化のルー・ウイリアムスでは目的が異なります。その間にいるようなのがセルティックスのスマートです。
こうやってベンチにこそ重要で安心できる選手を置きたいHCもいます。
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◉ペイサーズとロケッツとプレーオフ
そんなわけで今回はローテーションの基本でした。これらを混ぜるような形で各チームが起用しています。その性質はベンチメンバーの質次第になりますが、揃え方も難しくなってきたと言うことです。
その意味ではペイサーズとロケッツの方法論は少し面白い部分がありました。
ペイサーズは完全独立型です。スターター同様の役割の選手をベンチにも揃えています。
しかし、全員の個性が強すぎて選手が交代するとチームの雰囲気がガラッと変わってきます。ディフェンスの良い選手を集めているので、その個性を使い分けやすく、ベンチメンバーオンリーでも、スターターと混ぜても、どんなパターンでも面白いチームになっています。
ロケッツはトータルゲームです。クリス・ポールかハーデンが試合に出ています。
ロケッツはその意味ではポジションの概念を減らしました。ハンドラー、ウイング、ビックの3つしかなく、それでいてビックを起用しないこともあります。ポジションが2つしかないならローテーションは簡単かつ柔軟です。ダブルPGが目立ちましたが、こうやって柔軟な起用が可能になる仕組み作りも行われていました。
前述のキングスとネッツはある意味柔軟すぎるくらい柔軟に交代していきます。それでもポジションの概念が強いキングスに対して、概念が殆どないネッツなので、中身が大きく異なります。
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各チームそれぞれのパターンを持っていますが、固定系と柔軟系に別れてきます。
今回のコメントの中に「プレーオフで変化する」という部分がありましたが、よりスターターを長く起用していくのがプレーオフになります。それはペリカンズやウルブスではより傾向が強まります。
ペイサーズはレブロンに苦しめられるわけですが、ボグダノビッチとランス・スティーブンソンを交代で起用してフィジカルな削り合いを選びました。同じポジションに選手を揃えているから出来るやり方です。
一方でラプターズは同じくレブロンに苦しめられたわけですが、SFのマイルズのディフェンスが問題外に酷いのでアヌノビーに頑張ってもらうしかありませんでした。一方でイバカとシアカムをレブロンに当ててバランスが崩れたり、ポエルトを起用しなかったりと、同じポジションに選手を揃えているはずなのに機能しませんでした。柔軟性が足りなかったのです。
ウォーリアーズとロケッツは柔軟な起用するので、セカンドラウンドまでは何も困りませんでした。しかし、ウエストファイナルになるとお互いにスターター酷使になります。その理由はお互いのオフェンスに対して対抗出来ない選手を抱えていたからです。
ここでウォーリアーズは奇策に出ました。対応出来ない選手を4人同時に起用してしまう作戦です。デュラント以外全て穴。でも1つの穴が苦しいのだから4つ穴が空いていても同じでした。そしてデュラントのオフェンス力で離されない事を狙ったのです。つまりはバックスパターンを突如採用したのでした。柔軟。
ロケッツは起用しにくくなったネネイを最後まで諦めました。しかし、ネネイはウルブスやジャズ相手にはカペラには出来ないインサイドのプレーメイカーとして機能しています。つまりウォーリアーズとは相性が悪いけど、相手によっては必要な選手です。柔軟故に相性で起用できなかったわけです。
こうやってプレーオフでは「自分達のパターン」の中でスターターを長く起用するだけでなく、「相手との相性」によってスターターが長くなる事もあります。同じ相手と戦うからこそ相性も重要です。
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入門編と言えるのかどうか微妙ですが、些細な事を掘り下げているようで、良くある部分を説明しているので、ちょっと面白い回でした。
レイカーズはアイザイア・トーマスが加入したことでクラークソンよりも安定した選手をゲットしました。これで戦い方が変化したわけですが、それは6thマンだからこそ活きたとも言えます。スターターにしたらバランスがメチャクチャになったでしょうが、得点に特化した選手を起用しやすかったと言えます。
ローテーションの組み方ひとつで、試合展開も変化してくるわけですから、HCの采配は重要です。
まぁその意味ではプレーオフで最も効果的なユニットを組んだのはキャブスで、その理由は「レブロンを出す」という至極簡単な方法論でもありました。レブロンを最強セカンドユニットに当てて破壊したのでした。
早速ありがとうございます!
とても面白く読ませていただきました!
なんだかNBAの常識を知るというか、データを突き付けられると、レブロンは際立ちますね。TOP15で唯一の30歳以上、それも1位で全試合出場…プレーヤーとしては好みじゃないんですけど、すごさは認めざるを得ないというか…
ポール・ジョージはレギュラーシーズンからこんなに長時間出てたんですね…ウェストブルックより出ているとは意外でした。
プレイオフの最後の方はスタミナ切れなのかメンタル折れなのかわかりませんが、見ていてかわいそうなくらいでした。たぶんどっちもなんでしょうね。
OK3いるのに、プレータイムシェアできないってどうなんだよって突っ込みたくなります。
そうですね。ただ、この指標はちょっと難しくて、今シーズンはそれだけキャブスが苦労したとも言えます。
ウォーリアーズの選手がいませんが、楽に勝つ試合が多いので終盤に出ないことが結構ありました。
ロケッツもハーデンしかいないのはそんな理由があります。
ウエストブルックは昨シーズンよりも2分長くなりました。OK3にしたのに伸びたわけです。
HCが同じなのにチームとしては悪くなったので、起用方法が上手くいかなかった空気がありますね。
なるほど、プレータイムの偏りはチーム状況の悪さと比例することもあるんですね。
タイムシェアは勝利や調子の良さが解決してくれる部分もありますが、勝利を得ようとエースを出し過ぎると疲弊したり、若手が育たなかったりして中長期的には勝利が遠のく可能性もあるという二律背反、主力を休ませるのと同時に若手を育てるためにタイムシェアして、それでも勝利を求めるってHCはもう大変ですね。
上位チームの多くが若手の台頭で成績を伸ばしていますが、そう言えばルーは誰一人育てられていないような…w
キャブスにきた若手達は輝かないですからね。
サンダーは伸びているけど活かせてない。
ラプターズみたいに伸ばすのは簡単ではありませんが
たかが2分とはいえ、その2分で損する部分の方が大きい気がします。
シーズンは勝ちながら育てることが出来るチームが強いです。
そうなるとHCだけでなくフロント全体のパワーが必要というのもラプターズが示してくれました。
ヤニス型の類型で他に思い浮かんだのはサンダーとジャズです。
カーメロをセカンドユニットの柱に据えようとしてコケたサンダー。
ミッチェルをセカンドユニットで目立たせてハンドラー3人の支配力を分散させたジャズ。
どっちも前に解説いただいたテーマですね。
サンダーはコケすぎです。ウォーリアーズ型が1番フィットしたでしょうね。
3人並べるよりも2人ずつから解決した方が良かった気がします。
ウエストブルックがいないときにフェルトンが攻めてどうするんだと。
ジャズはこの枠に当てはめることすら躊躇う異分子でした。
インサイドの2人はロケッツ式だし、ベンチからスコアラーが出てくることもあるし。
結局どんなユニットでも機能させてしまいそうでしたが。
お疲れ様です。
いつも楽しく読ましていただいております。
去年の11月からNBAを見始めたにわかなので、こういった記事はとても為になります。
次の入門編楽しみにしております!
そういって頂けると入門編書いたかいがあります!
POになり2ndユニットの時間が減ると何が困るってDF力に課題があるオフェンスマシンが使いにくくなるんですよね
相手が2ndだから出しやすい選手っていると思うんですよ
そうなんですよね。結局はプレーオフだと「相手次第」な部分があるので、完全分離にしているとプレーオフになって「あれ、上手く使えない」みたいな事が多発してしまいます。