2017 ファイナル第4戦

キャブス 137
ウォーリアーズ 116

ショックの大きそうな敗戦からの第4戦。舞台はクリーブランド。試されるのはプライド。


これまで、もっとウォーリアーズ対策すべきと述べてきたけど、この状況では自分達を貫く方が大切だと思う。でもそれはアイソレーション万歳作戦でもあるので、ちょっと引くよね。



わかりやすい立ち上がり

JRスミスの連発でリードを奪えたキャブス。好調さが積極性を生み出している。でももっとわかりやすいのはウォーリアーズ。バカみたいに早打ち。こちらも関係ないって感じ。

目立つのはグリーンとパチュリア。見えるミス、見えないミスを連発。まぁ明らかにフリーにされてる。キャブスのリードはここの賭けに勝ったこと。

JRスミスがシュートを決め、トリスタン・トンプソンがオフェンスリバウンドをものにしたキャブスとグリーンがミスを続けたウォーリアーズ。それぞれ主軸にはマークが付いているので空いた選手の差が現れた。第3戦までも同じだったよね。

 

そんなわけで先手を取ったキャブスだけど、その時間がこれまでより長かった。6分で30点近くまで行くのだから当たりすぎ。JRスミスが攻守で効いていた。

堪らずイグダラを出したウォーリアーズ。イグダラがいるとグリーンがボールを持つ時間が減るので攻めやすくなる。そこでデュラントがボールを持てたため追いつきそうなウォーリアーズ。



ファールファールファール

しかし、酷いファールトラブルに陥るウォーリアーズ。まぁでも全部ファールだよね。正当なレフリング。

キャブスで驚異的にシュート入っているのはラブくらいなのだけど、ここは冷静さを欠いていたウォーリアーズ。1Qで49点て何?
キャブスは徹底的にハイピックを使ってきた。第1戦で成功を収めていたプレーは何を生み出すかというとスクリナーがリングへ飛び込むプレー。ど真ん中割られるのでウイングのヘルプが寄ってくる。

そこでJRスミスとラブに両サイドから決められたのが止まらなかった要因。

でもウォーリアーズも30点は超えてきた。ディフェンス機能しないと追いつきはしないけど、カリー&トンプソンが爆発すればオフェンスは全く問題ないよ、くらいまでは持ってこれたのがキャブスへのプレッシャーに繋がるのか。



アイソレーション?

2Qになりレブロン休みの時間にアイソレーションだらけのキャブス。なんで?せっかくの良い流れをぶった切りそうなオフェンス。決めるアーヴィングだけど、同じだけのミスもしている。案の定、ウォーリアーズが追いつく流れが再び生まれる。

でも、今日はちょっと違うぜ、アーヴィング。とんでもない3Pを決め続ける。さらにJRスミスまでとんでもない。ラブも落とさない。
これだけ決め続ける事が出来たら、どんなチームも勝てないよ。ここに関してはウォーリアーズを責めても仕方ない。悪いとか言ったら可哀想。

 

ここで第3戦を振り返ろう。ウォーリアーズディフェンスは3Pを打たせて落とさせたよ。コーナーへ猛追するイグダラすげー、と評しました。
でもハイピックから攻められるとリングを背にしているので追いかけるのは難しく、またレブロンはあまりドライブしません。これでは追いかけるのは難しい。

またシリーズ通じて3Pが入らなかったキャブスだけど、スターターはそこそこ決めていた。この試合ではベンチメンバーに打たせなかったキャブス。リチャードソンはスクリナーとしてダイブする役なので空けるわけにいかないのが成功している。

つまりウォーリアーズからするとフリーにする選手を見つけられていない状態。あっちもこっちも守らなければいけないワナにハマっている。



まぁこんだけスーパーに決め続けられたら、手の打ちようはないです。普通なら早々に諦めてしまう試合。でも諦めるような点差まで開かない。
これまでウォーリアーズがリードを奪っていた時って短時間で決めてしまっていたけど、これだけ決めても20点差には出来ないキャブス。というかウォーリアーズのオフェンス。最後にデュラントがブザービーター3P決めて18点差の前半でした。

ラブとアーヴィングが後半も決める事が出来るのかが全てな気がする。幸い前半はほとんど動いていないレブロン。これで疲れたら問題ありすぎるわ。速攻が6点しかないのに、前半だけで80点なんてそんなトンデモナイのはキャブスペース。



壊される流れ

たった2本決められてでタイムアウトをとるキャブス。早めと言えば慎重な対応だけど、それは不安の表れでもある。オフェンスは1回失敗しただけなのに。

でもこれがウォーリアーズに影響するからよくわからん。流れに乗ってそのまま強気に出ると思ったらシュートよりもパスの選択を増やしてしまい、それがミスに繋がる。カリーが打たずにオープンのグリーンにパスをして、さらに嫌がったグリーンがデュラントへパスをして難しい3Pを打たせた場面は象徴的だった。

ウォーリアーズは別に悪くないのだけど、グリーンが勝手にフランストレーションを溜めていく。ディフェンスもそうだけど、オフェンスでもカリーにパスを通せない。やっぱり空けられてるのに上手くいかないのはフランストレーション溜まるかな。

難しいのは壊れていく試合はどちらに好ましいか、という事。大量リードしているのはキャブス。グリーンが1人でゴタついてるけど、それでキャブスの流れが切れてシュートが外れてくれれば儲けものだよね。

なので、特別感なく推移していく得点は若干ウォーリアーズに優位に働く。若干ね。
ところが最後にコーバーとデロン・ウイリアムスが決めてしまい流れを取り戻したキャブス。これで試合は終わったね。得点差としてもベンチメンバーが続けて決めた点でも試合は決まった。



終わったと思ったけど4Qに再び詰めるウォーリアーズと再び決め返したキャブス、いやアーヴィング。まさか1試合通してバテずにやり続けるとは思わなかった。

カリーがこなかった。

カリーが来なかったの初めてじゃないか?

来なかった理由は2つ。1つはグリーンが潤滑剤の役割をこなせなかった事。ブレーキだった。本来はマークの緩いグリーンが自由を活かしてカリーやトンプソンにパスを供給するのが役割なんだけど、迷いがあるのか供給出来なかった。

もう1つはキャブスが3Pを60%も決めた事。ディフェンスリバウンドからの速攻こそがウォーリアーズの真骨頂。そこのアーリーで3P打つのがカリー。でもシュート落としてくれないから、そのシチュエーションが生まれない。

苦しいけれどボールを回し、オープンなカリーが3Pを打った。コーバーが遅れて追いかけてきた事で外したシーンは、前3戦のキャブスっぽかった。普通ならワンドリでコースズラして打つのだけど、ちょっと余裕ありませんから打ちます、みたいなシーン。

トンプソンは数値は悪いけど、それなりだった。悪かった理由はそんなカリーとグリーンの関係からムリして打つべきシーンが多かったから。負けているから早打ちすべきだっただけで、第1戦の不調とは意味が違う。



キャブスからすると、これで勝てなきゃルールがおかしい。
ウォーリアーズからすると、これだけ決めたらルールがおかしい。

人に寄って評価は別れるだろうけど、もしも3連敗していなければ試合としては面白みに欠ける試合でした。悪い意味ではないよ。
キャブスの3Pが決まれば試合としての面白みには欠けるけど楽に勝てる、そんなレビュー通りの試合だった。予想外はこんな展開なのにウォーリアーズが得点取れていた事。

110点以上とったチームのオフェンスリズムが酷いとか言ったらNBAの全チームがオフェンス力不足になっちゃうよ。こんな事で次戦からもリズム失うなら、3試合もダメだったキャブスはどうして復活したんだ。

それよりもディフェンスに力点置かないとマズイという印象は難しい。ウォーリアーズのディフェンスは個人の対決が基本で、その中で狙いを決めてチームディフェンスを組み立てている。その個人の対決であまりにもアーヴィングにやられていると、特に対策出来ない。



こんな日もあるさ。キャブスだもん。

それぐらいの感覚で良いと思うけどね。むしろテクニカルの累積とか荒れた雰囲気とかの方が響きそうだった。
スティーブ・カーになるとグリーンを出し続けるのは、こういうシチュエーションではマイナスだよね。クラークとマコー、マギーをもっと出しても良い試合だった。



この試合ではお互いに変なマッチアップがたまに現れた。デュラントにトリスタン・トンプソン、デロン・ウイリアムスにグリーンなど。
狙いはヘルプポジションの強化だと思う。これが成功したのがキャブスだった。ある意味レブロンを休ませつつも存在感を強調した作戦。

どうせデュラントにやられるなら、トリスタン・トンプソンを犠牲にして抜かれるのを前提にヘルプ待ち。さすがのデュラントだってレブロン&トンプソンにゴール下で勝てるわけないという算段は、デュラントにミドルシュートを強いる事に成功していた。

24のディフェンスリバウンドに対し、11もオフェンスリバウンドをとられたウォーリアーズ。カリーやデュラントが稼いでいたディフェンスリバウンドが取れなかった負け方は昨季を思い出させるし、それは速攻不足に繋がった。

どこを修正してくるかに注目しよう。

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