PGランキングを作ってみた

この夏はPGの大移動が発生する可能性がある。クリス・ポールが口火を切れば、クリッパーズはラウリー、ティーグ、ローズあたりを取りに行き、連鎖していくはず。そんなオフの移籍に先駆けてPGをランキング形式で評価してみた。

でも、今のPGは昔みたいなゲームメイカーとは限らない。カリーみたいなほぼシューターもいれば、ジョージ・ヒルみたいにゲームメイクすらも放棄してるけどチームには貢献するタイプもいる。

そんな幅広い選手をどうランク付けするのか? その基準はなんなのか?

となるわけだけど、管理人の基準は《PG同士がトレードされたら、チームが強くなるか》が基本。つまり自チーム以外の29チームの中でより多くのチームを強くできる選手が上に来ます。

○勝 → ○チームを強くなる
△引分 → △チームは微妙
◇敗 → ◇チームは弱くなる

という表記でやっていきます。異論は多々受け付けます。

1位〜3位
ラッセル・ウエストブルック
27勝2敗

ジェームス・ハーデン
27勝2敗

ステフ・カリー
23勝4敗2引分

この3人は三つ巴の関係。全てがウエストブルックで成り立っているサンダーはリバウンドからゲームメイク、フィニッシュまで全てをやらなければならず他の2人にはムリ。
ロケッツはシュート力が劣るウエストブルックには厳しいし、1on1でペイント攻めるのと広い視野でアシストするのはカリーには厳しい。

ウォーリアーズにウエストブルックが入ったらチームは崩壊するし、ハーデンみたいにミスが多くてボール持つのもダメ。

そんな中でカリーについては、ブレイザーズ(リラード)とウィザーズ(ウォール)の代役も厳しいので3位。でもカリーが入ったら他の2人よりも成績上がるチームもあるでしょう。特殊性の高いカリー。

ウエストブルックなら優勝狙えるチームは多いけど、ハーデンだとそこまでは難しいのでウエストブルックが1位。

なお、勝ちにしているけど、スパーズはこの2人は受け入れないだろうな



第2集団

ジョン・ウォール
23勝5敗1引分

ダミアン・リラード
22勝4敗3引分

クリス・ポール
22勝6敗1引分

次のグループがこの3人。ポイントの1つがセルティックス。リラードが引分で2人は負け。トーマスの役割はタフに得点することで、それをこなせるのはリラードだけなので。

リラードは得点力がありCJマカラムを引き立てもしているので、割と汎用性が高い。でもクリッパーズやキャブスも引分にしており勝てる程突き抜けてもいない。

ウォールは逆にアシスト能力が高い分勝ちが多くなっている。レブロンのいるキャブスはアシスト不要なので負け。

そしてポール。大事な場面で強いけど、2人のように常に自分が仕掛けて崩さなければいけないチームだと厳しいよね。でもそんなPGを求めるチームが増えているので負けが多くなる。

ちなみに大事な場面で強いのはリラードも同じ。チームが厳しい状況で得点するポールと常に得点するリラード。プレイオフでよりチームを勝利に近づけてるのはリラードじゃないだろうか。



トップ10

カイル・ラウリー

シュート上手くて、ドライブ出来て、リーダーのラウリーは多くのチームを強く出来る。個人技重視でも戦術重視でも機能させられるであるう汎用性の高さは貴重。しかし、来季もおなじクオリティを発揮するかは微妙。このランキングでは高いけど市場価値としてはそこまでではないだろうね。

マイク・コンリー

推し量れない人No. 1。でも主役のいるチームにいけば、相当チーム力あげるタイプ。オデンと育って来ただけある。そしてクラッチショットもプレイオフで見せつけた。公式サイトのコラムでも紹介された。(良いコラムだが勝負強さが足りないと結んだのは大いに不満)

スタッツ残さないだけでクレバーなガード。後述するカイリー・アーヴィングの逆で露出が少なすぎて評価が追いつかない感じ。

アイザイア・トーマス

同率8位。PG同士がトレードされたら、という前提ならこんなもの。今のチームへの貢献度や重要性ならトップ3に入るかもしれないけど、欲しがらないチームが多いだろう。というか、セルティックスでは実質SGだしね。
ケンバ・ウォーカーも同じような理由でランク外。こちらもチームにおける重要性は高い。

 

カイリー・アーヴィング

アーヴィングもっと上だろ、と言われそうだけどキャブスにいるから過大露出されてる。評価ではなく露出。

そしてこのランキングではレブロンと共にいる事で不利に働く。なんせ今は単なる1on1ファイターだから。ゲームメイクやアシスト能力が伸びない環境に置かれているので、汎用性の点で損をします。



その他の優秀層

ゴラン・ドラジッチ

勝ち負けハッキリしたマイアミの主役。得点取りながらアシストもして非常に優秀。何でも出来るけど格上には何も勝てない感じ。

 

ジョージ・ヒル
ジェフ・ティーグ

今季のジャズとペイサーズ比べたらヒルを上にせざるを得ないよね。でも総合的にはティーグが上。どちらも1人では頼りない。

ケンバ・ウォーカー

ドライブと得点に優れたタイプでエースとしては良いけど、コントロールする司令塔を求めるチームにはつらい。

バックスのブログトンなどの若手は測りかねています。チームの顔になるほどではなく、でも仕事はしているタイプ。そしてサンズのブレッドソーあたりもチームが弱いから活躍しているのか、弱いけど活躍しているのかの判断がつきにくい。スタッツは素晴らしい。

個人的にお気に入りはシクサーズのTJマッコネルです。出場時間短いだけで、実はアシストがスゴく多い選手で、今季はブザービーター決めて勝利を掴んだりしています。

でも他のチームに比べれば弱いのは否めない。というか多くのランキングで最下位。でも勝てるチームのガードはこういう選手だと思う。えっ?シクサーズは勝ててないって。



そんなわけでPGランキングにしてみました。今回の基準はチームが変わったら、なのでイメージするランクと大分違うかもしれませんね。

異論は多々受け付けます。参考までに一応いくつかのサイトでどんなランキングになっているか調べました。当然、人によって違うわけですが特徴をまとめると

・トップ3は大体同じ。カリー1位だとハーデンはPGとみなされずランクされないパターンが多いかな?

・トーマスの評価はバラつく。数字だけみたらもっと上だしね。ケンバも同じく。トーマス高いとケンバも高い。このランキングの逆ですね。

・リラードを5位にするのはここぐらい。一般的な評価とズレているかも。それは認める。かなり高く評価しているので。

・カイリーアーヴィングはこんなもの。むしろもう少し評価低いかも。ウォールより上はほとんどない。日本だと露出多いし、プレースタイル的にも目立つけど総合的には他の選手のレベルが高いので。

・ブレッドソーも評価バラつく。でもトップ10はないかな。



夏の移籍に向けてランキングにしてみたけど、トップ10で動きそうなのは、クリス・ポールとラウリーくらいなので11位から20位の方が大切だったかもしれない。

でも、その辺はチーム事情が大きく響いてしまうのであまり意味をなさない気がしました。

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