2017 ファイナル第2戦

ウォーリアーズ 132
キャブス 113

ベンチメンバーを中心に動きが悪く、そしてデュラントにやられまくった第1戦を経て、どこまでコンディションを上げてきたか、どんな対策を実行するのか、キャブスの調整が注目される第2戦。

レブロン&アーヴィングで逆襲するのか、それともチーム全体でプレーするのか。



反省点から始まる両チーム

デュラントに対するレブロンが強気に出る。止められないなら攻めるまでとデュラントのところを攻めていく。ラブがキレてる。
ウォーリアーズも連続してグリーンが3P打った。打たされた第1戦と違い、空けたら決めるぜ!というメッセージ。こちらも反省点を活かそうとする。

先手をとったのはキャブス。アーリーで攻めていくレブロン。普通のチームならタイムアウトで立て直しだけど、ウォーリアーズは普通ではない。早い展開してれば勝てるはずって思っているよね。連続してクレイ・トンプソンが決めたのはウォーリアーズには良い流れ。
そんな立ち上がり。



走り勝つウォーリアーズ

キャブスもディフェンス意識高くなっているので、ターンオーバーをするウォーリアーズ。パチュリアの酷いミスはキャブスの激しさが生み出した集中力の欠如だと思う。
早い展開で激しいディフェンスをしていれば、どちらにもミスは生まれる。でも、ルーズボールやトランジションへの反応はウォーリアーズの方が早い。

キャブスの速攻は単独が多いけど、ウォーリアーズは必ず人数をかけている。その差が点数の差になっている。例えばリビングストンのダンクはキャブスも戻っているけど4人目まで走ってきたからダンクになった。カリーのハーフラインでファールされてフリースロー3本も前に走っている選手がいるから生まれたシチュエーション。

そんなわけでキャブスの出来は良かったし、レブロンは驚異だったけど、乗っかったウォーリアーズが40点まで伸ばした。1Qだけでカリーのフリースロー10本はズルい。



問題の多い2Q

キャブスにとってはレブロンのいない時間帯。でも今季はベンチの層なら負けていないはず。ところがファーストプレーでアクシデント。グリーンが3ファールになったのでデュラントが出てくる。

これってキャブスにとっては厳しいよね。まぁその分デュラントが疲れてくれれば良いのだけど。良いディフェンスから始まるオフェンスでウエストやトンプソンが決めて点差を広げた。

堪らずレブロンが出てくる。ビック3にコーバー、シャンパートというユニットは機動力で対抗出来るっぽい。デュラントにシャンパートがつくことでレブロンがヘルプサイドに回れる。これがディフェンスの強化に繋がった。

カリーのターンオーバーが目立つ形になり戦えたキャブス。カリーはプレースタイルが異様だからシュートを外すのはともかくミスされるとフォロー出来ないんだよね。



カリーの独演会みたいな前半。得点とっているけど、シュート確率悪く、ターンオーバー多いのが、そのままチームの数字に。他のメンバーは決めてるよ。
キャブスは3Pが入らない。アテンプトは12本。ちょっと少な目。つまり打たない方が良いのかもしれない。

後半に繋がりそうなのは、この辺だった。機動力で対抗出来れば戦える。しかしレブロン疲れていないか?



ベンチ陣への信頼度

スターターに戻すとまたも機動力負けするキャブス。連続でリバウンドとられたのなんかはロングリバウンドへの全員の反応速度で上回るウォーリアーズ。

でもキャブスが機動力合わせをしたら追いつきそうになるから難しい試合だ。戦いとして苦しいのはキャブスなんだけど、得点の取り方が難しいのはウォーリアーズ。なんか3P頼みになっていく。

何が難しいってお互いに中心の3人を代え難くなってきた。キャブスは機動力負けしちゃうし、ウォーリアーズは得点パターンが極端に減りそう。
この試合ではキャブスのベンチメンバーの方が良かったが、先に動いたのはウォーリアーズ。ウォーリアーズの方が苦しそうだったので意外。でも、その効果は時間が進むにつれ現れる。要はスタミナ的な問題。ほんの半歩の差が出てしまうのよね。

3Q途中まではオフェンスリバウンドも拾えていたキャブスだけど、次第に厳しくなったのはファーストポジションを少しずつリングから離されてたから。レブロンがボールを持つポイントがリングから遠すぎる。諦めて最後はレブロンを休ませたキャブス。

そんなわけでまたもウォーリアーズが走って先に得点を伸ばし事に成功し、14点リードで4Qへ。

ここの差はトランジション、ルーズボール、リバウンドといった部分でベンチメンバーを信頼しているウォーリアーズに対し、シューターやディフェンダーといったスペシャリストを並べているキャブスなのでビック3との交代を阻まれた事の差であった。



体力負け

レブロン休みでスタートするけどすぐにラブと交代。要はラブも休ませたいけど2人同時はムリ。勝ちたい雰囲気出てるキャブス。
でもオフェンスはアーヴィングの1on1くらいしか打開策がない。ウォーリアーズはクラークも走り勝ち始めて流れが良く、カリーも十分に休ませてもらえている。

ホームという事もあるけど、なんか異様な雰囲気になっていた。点差は10点程度なので3分もあればムリしなくても追いつくのに、もうこのまま終わりそうに見えてくる。

理由はやはり余力を残して4Qに入ったウォーリアーズと消耗しているキャブスだからか。最後はもう1つギアを上げようとしたけど、全く上がらなかった。
ウォーリアーズはグリーンのファールトラブルもあってデュラントの出場時間は長かったけど、それ以外は通常営業に近かった。キャブスもプレイオフと考えれば、レブロンとアーヴィングが長いのは当然なんだけど、これだけ走っていると厳しいのかな。



敢えて言えばレブロンの判断が敗因

結局、最初の印象に戻るのだけど、早い展開していれば勝てるよね、というウォーリアーズが貫き通した試合。アーリーオフェンスで得点され、ターンオーバー増え、3P外し、と各Qにそれぞれ修正したくなるシーンが出てくるのだけど、特別な事はしないで自分達のバスケを押し切り続けた。
普通はそんな事は出来ないのだけど、強いだけでなく3年目というのも大きいのだろう。というわけで、3戦目以降もひたすらに続けるよ。

キャブスからみると、反省すべきか、継続すべきか非常に難しい内容になった。まず機動力合わせにしたら意外と戦えたのは大きい。ビック3にコーバー、シャンパート、リチャードソンなら互角に近いよね。
でも、それは1試合続けるのは難しい。3Qには力尽きてしまった。今季は早い展開で勝ってきただけに、これからペースを落とす選択は勇気がいる。でも早いとウォーリアーズのミス待ちでしか勝てそうにない。

個人的には3Qに勇気を持ってデリック・ウイリアムスを使うべきだったと思う。キャブスの残りのメンバーでは最も早い展開に対応出来るし、オールラウンダー合わせでの対抗策にもなる。この試合なら失敗も許されたけど次戦での失敗は厳しいぞ。



そんな観点でみると敢えて敗因を言えばレブロン。いや、トリプルダブルして奮闘したから敗因ではないけどね。1つひとつのプレーは間違っていないかもしれないけど、もっとラブを使うべきだった。

この試合のラブは動きがキレてた。でも時間と共にボールを持つ機会が少なくなっていく。23本のシュートを打って5割以上決めるのは簡単ではないし、外でボールを待つのではなく積極的なポストアップが目立った。

グリーンはラブを止められなかった。デュラントですらファールせざる得ないシチュエーションが増えていたのだから、もっと使うべきだった。
まぁ本来はレブロンではなくHCなんだけど、キャブスはねぇ。



ウォーリアーズからみるとクレイ・トンプソンが攻守に効いた事が何よりも嬉しいだろう。理由は信頼し続けたからだけど、他にも思うところはあるので後で触れたいと思う。

またグリーンのファールトラブルも良い方向に転がった。ヘルプポジションではデュラントの方が効果的だったので、リビングストンやイグダラにメインのマークは任せ、ブロックに飛んできたり、リバウンドから速攻に繋げるのはグリーン以上の効率性だった。この試合に限るかもしれないけど。

ハイライトは好調のラブをブロックし、自分で持って行き、アンド1を決めた場面。デュラントの良さに加え、まず逆サイドが走り、次に手前にいたイグダラが全力でコーナーに走った事でディフェンスを両サイドに引きつけ、デュラントのコースが空いた。ここでも機動力で優位性を作れていた。



しかしまぁ2人がトリプルダブルって凄いな。カリーのリバウンドが二桁になったのが、この試合がどれだけ走りあいだったかを証明している。

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