20180525 ロケッツvsウォーリアーズ 第5戦

王手をかけるのはどちらか

 

第3戦のロケッツは酷かったんです。ウォーリアーズへの対応云々の前にロケッツらしさを失ったので、これはもう勝てないなと思いました。それは第4戦でも継続されましたが、2Qにハーデンがチームを救う活躍で蘇らせました。

どちらに転ぶかわからない試合を最後はジェラルド・グリーンの奮闘から始まるディフェンス力で制しました。アリーザがオフボールで追いかけまくって見えないプレッシャーを与えていたのは素晴らしかったですし、ハーデンは見事にカリーとの個人勝負を制しました。どれもディフェンスの話ですが、それもロケッツらしさです。

そんなわけで第5戦。ここで勝ってこそ第4戦の奮闘が報われます。

 

ウォーリアーズからするとイグダラ不在の中でも守れた第4戦でもあります。一方でオフェンス選択ではタイムアウトコールをしなかった点も含めて、修正が必要な部分が多かったです。それはちょっと見えにくい修正です。「何をするか」には変更点はないはずですが、「いつ」「どんな場面」でそれぞれのプレーを実行するかは重要です。

特に指摘されているのはデュラントのポストアップです。もっとも効果的なプレーを辞めてしまったのは何故なのか。やらせないロケッツディフェンスも含めて勝負所の選択肢に注目です。もっともそんな場面になったのは第4戦だけなので、その前に勝負がつく可能性もあるのでした。

 

久しぶりに序文を書いたけど、それくらいドラマがあった第4戦でした。

 

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〇ゲームプラン

ファーストプレーからトンプソンがハーデンに対して激しいプレッシャーにいきます。バックコートから始まるのでディフェンスレベルをあげるのはゲームプランっぽいです。そしてカペラとの勝負を選択しないカリーというウォーリアーズ。これは第4戦から考えると重要なファーストプレーでした。徹底してデュラント。空いたらトンプソン。

ロケッツは通常通り、頻繁にvsルーニーになるハーデンです。もうウォーリアーズもそこのマッチアップに拘らないよね。初めからルーニーになる場面が結構あります。

 

頻繁にターンオーバーするドレイモンド。ハーフコートが組み立てられないウォーリアーズですが、ロケッツのシュートミスからデュラントが走ります。得点パターンはデュラントのポストアップとデュラントのカウンターのみの5分間です。

ロケッツは素晴らしいオフェンスの内容でカペラが決めまくるのですが、3Pが全く決まらずリードするチャンスを失っていきます。オフェンスリバウンドも抑えるのに決められない。

 

走れるけどハーフコートを組み立てられないウォーリアーズと組み立てられるけど3Pを決められないロケッツというスタートでした。プランが上手く機能していないけど、得点する方法論はあるともいえます。

 

 

〇ベンチメンバー

タイムアウト明けにスティールするウォーリアーズですが、ハーデンがリカバーしアリーザが3Pを決めます。初めての3Pが組み立て関係なしという皮肉。

ロケッツはジェラルドを、ウォーリアーズはベルをいれます。第4戦は結構課題のあったベルのオフェンスと見事に修正したジェラルドのディフェンスなので、それぞれの持ち味と逆のシーンで差がありました。ここでは見事なディフェンスをみせオフェンスでもプットバックダンクも決めたベルと、3Pを決めてカリーを止めたジェラルドになります。

第4戦でも思ったけど、元気な選手はやっぱり強いよね。弱点もあるけど、それをカバーする元気さという感じ。

 

残り2分でウエスト、クック、リビングストン、ベルを起用してくるウォーリアーズ。考え方を変えたようです。しかし、オフェンスでは頻繁にクリス・ポールとジェラルドがフリーになってしまいます。大失敗なのですが決まらない3Pで救われます。オフェンスはデュラントに任せておけば良いし。

本当に全く守れないベンチメンバーのウォーリアーズ。起用しなかったことが正解でした。ところが、それが時には差にならないのだからスタミナロスを抑えるって大切です。本当にシュートが決まらなかっただけのロケッツ。ギャンブルに勝ったといえるウォーリアーズ。

デュラントのスーパー3Pに救われたのでした。でも最後に打ったのクックだから、せめてヤング起用しとけよ。1Qは23-17ですが、本当に3Pが決まらなかっただけのロケッツ。3/14なのでウォーリアーズは何も守れていませんでした。だからツキはウォーリアーズにあります。

 

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〇ウエストで変化するカリーとハーデン

ターンオーバーが多いものの速攻すら簡単には決められないトランジションディフェンスをみせるウォーリアーズ。慣れてるよね。しかし、ハーデンのドライブダンクも決まり、タッカーの3P、ゴードンが3Pファールを引き出します。1Q不調分を取り返した感じ。

ウォーリアーズは引き続きウエストを起用します。何でかなと思ったら、問題があったベルと違い、カリーにスクリーンでコーナーでフリーを作るのでした。上手かったウエスト。ベルかウエストかは悩むね。結果的にはカリーがノってハーデンが3Pを外したので、ここでも成功したウォーリアーズの賭け。

 

ただウエストがいるからカペラのブロックが出るし、トランジションが遅くなる面もあるけどね。タイミングが合わないからターンオーバーの嵐。そしてトンプソンのフリー3Pが決まらず、ゴードンのロング3Pが決まったので、トータル同じかも。ベルとルーニー休ませることに意味はないし。

 

〇オフェンスに移行していく

カリーと交代でクックを起用するので、そこを狙うクリス・ポールからタッカーの3Pが決まりますが、クリス・ポールを狙うトンプソンのポストアップも決まります。

あえてルーニーをフリーにするロケッツですが、わりと器用なルーニーはドリブルしながらフリーのカリーに決めさせます。出てきたカリーは連続で決めますが、ハーデンのハンドリングに振り回されもします。

ルーニーのスクリーンを活用してトンプソンが3Pをヒットしますが、そのルーニーからドライブ&ワンのハーデン。

ディフェンスの戦いが続いた後で、オフェンスでやり合う展開になります。

 

バランスブレークしたのはカペラのブロックでしたが、またもフリーの3Pが決まらないクリス・ポールに対して、倒れ込むほどバランス崩したのに決めてしまったデュラントでした。残り2分で5点差まで追いつくとそこからはファールからのフリースローで稼いでビハインドをなくしたウォーリアーズ。残り30秒で追いつきました。

 

最後はターンオーバーを連発してしまったロケッツ。

 

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前半は完全にロケッツペースだったのですが、3Pが決まらず、ファールが増えて追いつかれるというもったいない展開でした。上手く休ませたウォーリアーズともいえますが、正直かなりのギャンブルでした。

おそらくその狙いは、デュラント徹底なのだけどカリーの時間も作りたいという意図だった気がします。だからウエストを起用してカリーの時間を作ったし、デュラントの邪魔をしないようにクックの時間もありました。

当然、それぞれディフェンス面で狙われたわけです。ロケッツの3P6/24はアテンプトの多さからわかるように、フリーで打てる場面が多くありました。シリーズここまではドレイモンドとルーニーのオフボールスイッチなど、そこは徹底して守っていたよね。

 

後半はロケッツがどれだけファールを減らせるかです。そして3Pが決まれば勝てるけど、前半と同じようなディフェンスをウォーリアーズがしてくるとも思えないのでした。実際に2Q終盤は止め始めたし、ロケッツは時間をかけすぎました。

ハーデンとクリス・ポールで3P0/10です。これで同点なのだから凄いよね。

 

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〇読めない展開

トンプソンのフェイクに飛んでしまったカペラ。ファールはだめだとハーフタイムに徹底されなかったのかな。そしてまたも苦しい所にパスを出しターンオーバーしまくるタッカーで後半が始まります。

この試合初めてのFGを3Pで決めたクリス・ポール。それを3Pで返すデュラント。少し調子が出てきたと判断したのか、ロケッツはクリス・ポール中心にしていきます。

ウォーリアーズは頻繁にインサイドが空くのでパスを通していきます。何故、こんなに空いてしまうのかわからないロケッツ。そのキックアウトからトンプソンも決めて流れが出てくるウォーリアーズなので互角の展開に。

 

クリス・ポールが追い込まれたタフ3Pを沈めれば、トンプソンもチェックにこられてもドライブで帰します。

クリス・ポールが決まり始めてロケッツが勢いに乗るかと思ったら、返してくるウォーリアーズだから、この勝負って本当にわかりません。そして前半ダメだった部分を修正してきてしまうから、試合の中での変化があって読めないわけです。

 

〇白熱

タイムアウト明けは1人決まらないハーデンとこちらはノってきたトンプソンの3Pでウォーリアーズがリードしますが、ハーデンはドライブで返します。譲らない。

トンプソンを止めるために2人でチェックにいってインサイドが空くものの、パスを読んで2対1を守り切ったゴードンが、そのまま自分でドライブに。それをリバースレイアップで返すカリー。カリーのなんでもないレイアップが上手すぎる。

そのカリーをブロックしたけど、ファールコールされるゴードン。3点差になったけど、自ら3Pで返し、さらに次はカリーをクリーンブロックします。

 

激しいディフェンスを前にトンプソンもエアボールになり、カリーもドライブから打てずにトラベリング。

残り3分になっても同点ですが、クリス・ポールを休ませているロケッツに対して、4人が出場し続けているウォーリアーズです。スタミナロスを嫌った前半でしたが、得意の3Qにロケッツよりも疲弊する展開です。

 

〇パクソンを信じろ

再びデュラント+ベンチメンバーにするウォーリアーズ。カーがデュラントに出した指示は「積極的にアタックしていけ。でも、ジョン・パクソンを信じろ」でした。でも信じるも何もそもそもヘルプが来ないから自分で打つよね。

ウエストを狙っていくロケッツ。またも守れていないベンチメンバー。ファールで止めるしかない。

しかし、アリーザは何もしていないのにファールコールされます。そんなのコールするくらいなら何も吹かない方がマシだわ。フリースローの差で1点リードしたウォーリアーズ。

最後はクックを信じてパスを出したデュラントだけど、クックが外してしまうのでした。パクソンにパスしなきゃダメだよ。

 

3Qで走れなかったウォーリアーズととるか、ハーデンが後半になっても3P0/9のロケッツととるか。

 

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〇クリス・ポールとスプラッシュ

ウエストを狙ったクリス・ポールのフローター。カリーの3Pで始まる4Q。

クリス・ポール徹底と見せかけて決めたジェラルド。カリーとの1on1からスイッチしてトンプソンのラインクロスを誘ったカペラ。カペラへのアリウープとみせかけてフローターを決めるクリス・ポール。

細かいところを抜けてレイアップのカリー。アーリーオフェンスで3Pのトンプソン。

ダブルクラッチで3Pを決めるクリス・ポール。

 

全ての中心にクリス・ポールがいるけど、全員が働くロケッツとスプラッシュブラザーズで対抗するウォーリアーズ

4分間の攻防が互角で終わりハーデンにスイッチします。

 

 

〇ハーデンの時間

そのハーデンのドライブにファールでロケッツリードに。

アーリーオフェンスの流れから空いたデュラントだけど決められず。逆にゴードンのアイソレーションでフェイクに引っかかり3ショットに。絶好調ってわけじゃないけど飛び込まざるを得ないプレッシャーがあるゴードン。

しかしデュラントを守るレフリー。どうもバランスをとるように簡単にコールしていきます。その次はハーデンのドライブに対してドレイモンドがコールされます。やっぱりバランスとっているよね。

ハーデンの時間に4点リードしたロケッツ。カペラ→クリス・ポールになります。細かい交代が難しい判断を強いるわけですが、基本はデュラント。

 

コーナーに追い込まれたトンプソンがタイムアウトをコールします。第4戦の反省にしかみえない。そのタイムアウト明けのスローインでパスミスからハーデンのダンクになります。このセットの弱さを指摘している人もいたね。

 

〇ディフェンスの成功と失敗

オフェンスパターンが抑えきられ苦しい中でドレイモンドが機転を利かせてドライブからルーニーのアリウープ、そしてカリーのフローター。

ゴードンが見事なパスフェイクからレイアップ。ハーデンの3Pはやっぱり決まらないけど、リバウンドルーズボールをタッカーが奪い、クリス・ポールがルーニーを抜いてヘルプのドレイモンドから逃げながらフローター。再びウォーリアーズがタイムアウトに。

 

おそらくウォーリアーズは前半の反省とこれまでの流れからキックアウトを嫌がっています。それはドレイモンドで成功していたインサイドヘルプの強さから考えれば正しい判断だと思います。しかし、ゴードンとクリス・ポールが見事に難しいシュートを決めたのでした。計算的には合っているけど守れなかったウォーリアーズ。

 

タイムアウト明けはデュラントvsクリス・ポールにしてポストアップでしたが、まさかのハーデンヘルプでブロック。しかし、トンプソンのフェイクに引っかかったゴードン。守れているようで守り切れていないロケッツでもあります。

 

〇ドレイモンド・グリーン

 

緊迫し続ける残り3分。落ち着いてフリースローを決めたトンプソン。ロケッツ3点リード。

ハーデンのレイアップが外れるものの、24秒オーバーに追い込むロケッツ。デュラントのブロックで24秒オーバーで返すウォーリアーズ。

ドレイモンドのレイアップが外れるものの、リバウンドを取れなかったロケッツ。ドレイモンドが自分で押し込んで残り1分40秒で1点差に。

 

ロケッツはハーデンのアイソレーション。ウォーリアーズはオーバーヘルプする選手がいるけど、巧みにローテーションして3Pのフリーを作らない守り方をしています。

特にドライブへの警戒でドレイモンドがインサイドでヘルプポジションをとります。するとタッカーが空くのですが、さすがに片方のサイドに4人vs3人だとフリーにはなりにくいです。そこのローテーションをみてオフボールでポジションを変えていくロケッツ。敢えてボールサイドのコーナーに寄ったり、マークがボールを観ている間に2人の位置を入れ替えたり。

その動きが功を奏し、ハーデンのドライブから最後はキックアウトするとフリーになっていたゴードンが3Pを決めます。見事だったウォーリアーズのローテーションディフェンスを上回ったロケッツのスペーシング。残り1分20秒4点差。

 

ウォーリアーズは3Pのないリビングストンをやめてクックにします。そのクックが空きますが躊躇って打てず。しかし、パスを受けたドレイモンドが値千金の3Pをヒットします。ここまでの苦しい流れの中で考えればそこからボールを動かして打つのは難しいはずなので、打った判断は正しかったし、良く決めました。他の選手を考えると空けるしかなかった2人が決める流れで1点差に。

 

そのクックを狙って仕掛けたクリス・ポールがシュートミスした上にモモ裏を痛めて動けなくなります。チャンスだったもののドフリーになったのは、当然クック。今度はあまりにもドフリーなので躊躇った雰囲気の中で打ちますが、決まらず。どうみても緊張していました。ヤングで良かった気がするけど。

ハーデンが3Pを打ちますが決まらず。リバウンドはレビューの結果ウォーリアーズに。ここで動けないクリス・ポールがベンチに下がります。

 

1点ビハインドのウォーリアーズ。勝負はカリーのドライビングフローターですが、かなり苦しく落ちまる。カペラとの激しい争いの中でドレイモンドがリバウンドをティップするも、その先で抑えたのはアリーザ。反応できなかったデュラント。

なお、そのアリーザにファールゲームをしかけたのもドレイモンド。周囲の動きが減る中で動けているドレイモンド。アリーザのフリースローは1本外れてしまい、残り6.7秒で96-94でウォーリアーズボールに。

 

まぁデュラントだよね。きっと。しかし、アリーザがコートの外までぴったりとくっついています。

フルタイムアウトがなかったのでバックコートスタートでボールを受けてフロントコートに運ぶカリーがドレイモンドにパス。なんとそれをキャッチミスします。おそらくデュラントにアリーザだとシュートを打つのが難しいので、ドレイモンドに預けてリターンをもらってカリーかトンプソンの狙いだったはず。痛恨の凡ミスをしたドレイモンド・グリーン。

終盤に素晴らしい活躍をみせたものの、ターンオーバーが多い今シーズンを象徴するようなラストになりました。まぁでも責めてはいけない。終盤になり完全に周囲の足が止まっていたのでドレイモンドの活躍がなければ8点差で負けていました。

 

最後はボールをとったゴードンがフリースローを2本決めてロケッツが見事に逃げ切ったのでした。

 

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◉ロケッツはどうなるのか。

 

またもディフェンス勝負になった第5戦。シュートで上回ったのはウォーリアーズでした。

〇FG

ロケッツ 37%

ウォーリアーズ 44%

 

〇3P

ロケッツ 13/43

ウォーリアーズ 10/26

 

結局最後まで3Pの確率が上がらなかったロケッツ。ハーデンが11本全てミスしたのが響きました。そんな状態でシュートが決まらなかったのに勝てたのは、ターンオーバー16を促しつつ、第4戦で16奪われたオフェンスリバウンドを僅か4つに抑えたからでした。

 

ウォーリアーズはベンチメンバーを多く起用し、スタミナロスを避けたように感じましたが、結局4人は40分オーバーです。つまり結果的に減ったのはルーニーだけ。そのルーニーがオフェンスリバウンドを奪っていた第4戦なので、スティーブ・カーの失敗だった気がします。

ベンチメンバーの時間自体はロケッツのシュートミスに助けられて十分に対抗していましたが、明らかにそこで上回る戦略ではありませんでした。これをどう捉えるかは非常に難しいので、第6戦でどうしてくるのか。

基本的にはデュラント頼みにして、その間にカリー、トンプソン、グリーンをまとめて休ませたわけですが、この3人で13ターンオーバーです。結果的には失敗に終わったと思っています。

 

果たしてどんな修正をしてくるのか。いくつものパターンがあり得そうです。イグダラ復帰次第もあるしな。

 

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対するロケッツは7人で戦いきった苦しいローテーションでしたが、第4戦に続き全く穴にならなかったジェラルド・グリーンが3P3/5と奮闘しました。そしてゴードンがチームハイの24点とたった2人のベンチメンバーが輝くことに。

その結果、40分以上働いたのはアリーザとタッカーの2人だけです。ベンチを多く使ったのはウォーリアーズだけど、疲弊したのもウォーリアーズという感じでした。

 

そしてバーアムーテさえ、本調子ならばアリーザとタッカーのプレータイムも減ったはずなのですが、この試合で起用しなかった以上、もう出てこないかな。ただ、ウォーリアーズが側の動きがベンチメンバーを使うパターンだったので、合わせて起用することは出来るはずです。それは次戦では十分に考えられるので、アリーザとタッカーをバーアムーテかライアン・アンダーソンかも。

 

〇ジェームス・ハーデン

19点 FG5/21 3P0/11

4アシスト 6ターンオーバー

 

叩かれまくってもおかしくないMVPのスタッツ。それでも勝ったロケッツ。

しかし、クリス・ポールの次戦はかなり怪しい。ハーデンの大爆発にかける残り2試合になるかもしれません。

 

王手をかけたロケッツ

しかし、追い込まれたのもロケッツ

 

第6戦でギャンブル的な選手起用をして、打ち勝つ勇気があるかどうか。

チームを救ったクリス・ポール。ハーデンはクリス・ポールを救えるのか。

 

 

 

 

20180525 ロケッツvsウォーリアーズ 第5戦” への18件のフィードバック

  1. 最後のグリーンのキャッチミスは痛すぎますね。時間はあったので、焦る必要はなかったのかと。
    CP3はまた怪我ですが?POの肝心な時に毎年居ないので、あーまたなのね。やっぱりCP3はチャンピオンには縁のない負の何かを持って生まれたと思ってしまいます、王手を掛けて逆に苦しくなったHOUですね。

    1. 時間があったとはいえ、グリーンはあそこからパスしたかったと思うんですよね。そう考えると時間がなかったかと。
      またその前のカリーのパスの判断が正しかったかどうか。
      スティーブ・カーがデザインしたプレーが何だったのか、結構怪しい気がします。

      クリス・ポール離脱になると、ちょっとしらけちゃいますね。

  2. シュート確率が悪いのは、ディフェンスよりも両チームの選手疲労が蓄積されてるのではないかと思います。仰る通りバーアムーテかライアン・アンダーソンを出せばいいのに。ロケッツは7人で回しているツケがCP3にきた気がします。ここから2連敗したら、選手起用が敗因かも。

    1. 疲労でシュート確率が落ちているのは間違いないです。
      ところがフレッシュな選手で決めているのはヤングくらいなんですよね。

      加えてこの試合でも全く守れなくなりました。
      だからやっぱり起用しにくいベンチメンバーとなり、結果的にウォーリアーズの方がプレータイムが長くなっています。
      7人だけどローテーションを確立していたダントーニが上回ったといえます。

      ただ、バーアムーテは穴にならないので、守り合いの中で起用する選択肢はあったはずです。
      特にドレイモンド・グリーンがいない時間ならば効果的な気がします。
      ※ブロックされまくっているので。

  3. クックがフリーで3Pを何本か打っていましたが、そもそも何故クックを起用したのか理解に苦しみます。ヤングでは駄目だったんですかね。
    クックは明らかに緊張していましたし、カーのここ数試合の起用方の狙いがわかりません。

    1. そこですよね。ちょっとカーに問い詰めたい。
      唯一考えられるのはヤングのディフェンスが悪い点です。しかし、別にクックが優れているわけでもないし。
      ここまで活躍していたヤングを30秒しか起用しなかったのも敗因でしたね。

      捨て試合といえばかっこいいですが、主力を40分起用して捨て試合はないですし。

  4. ロケッツのアイソレーションに関してなのですが、第5戦はカリーを狙う場面がほとんどなく、ルーニーやベルなどインサイドの選手を狙っているように見えました。
    この修正の目的についてはどう思いますか?
    オフェンスリバウンドやインサイドの合わせで優位に立つためでしょうか?

    1. 第4戦の前半にカリーに抑えられまくっていました。完全に読まれた形でした。それによりターゲット変更した可能性があります。
      ただ、そもそもウォーリアーズ側もルーニーに守らせようとした印象があるので、ちょっと難しいですね。

      また疲労が現れる時間帯になるとカリーを狙っていた面もあります。ピックにいく選手の気分次第な面もあるかもしれません。

  5. ドレイモンドは終盤最後まで動いてチャンスをつないでいたのでキャッチミスを責めるのは酷だと思いますね…。
    それよりドレイモンドを経由する必要があったのかどうか疑問が残ります。そんな余裕なかったような。
    クリス・ポールが長期離脱でないことを祈ります。ここまできてケガが決め手でシリーズ決着してしまうのはちょっと…

    1. ドレイモンドは責められません。twitterに書いたのですが、そもそもカリーのパスも危険だったので、デザインプレーだったのか疑問でした。

      クリス・ポール次戦は出られないという・・・

  6. たぶん今日も勝敗はほんの少しの差なんだと思うんですが、ここまで後手に回るカーは見たことないかもしれないです。落ち着いてもらいたいのはクックじゃなくカーの方。次戦でポールが欠場ならある意味、落ち着いて立て直すチャンスだと思うんですが、どうなるか。

    1. その通りですね。クックはパクソンじゃないのにそこに置いたのが問題でした。ラストプレーもクックは無視されてました。

      この試合のウォーリアーズのゲームプランは完全に崩壊していました。
      ローテーションの狙いは何だったのか?
      タイムアウト明けのミスが多かった理由は何だったのか?

  7. ウエストやクックをこの重要な第5戦に使うあたりが昔のスティーブ・カーらしい采配だなあと思いました。正直イグダラとか、マコーがいたら本当に助かるのにと思いました。

    おっしゃる通り、もしクリスポールが欠場で、イグダラが戻ってきたらと思うと、ロケッツは逆に追い込まれてます。ロケッツがリングを獲得できるかは、MVPハーデンにかかってますね!

    1. 「昔のスティーブ・カー」ってどんな意味ですか?

      そういえば昨季のプレーオフで不在だった時には、相手に合わせるよりも通常ローテーション重視になっていましたが、戻ってくると采配が柔軟になりました。

      柔軟というと聞こえは良いですが、特定の選手を重視しているとも捉えられます。

      ウエストやクックを起用しただけでなく、それは通常ローテーションでもなかったというのもポイントかもしれません。

      1. 昔のスティーブ・カーの采配のイメージ、記憶は定かじゃないのですが、例えば一昨年ファイナルとかですかね。ここでマカドゥ?誰?無理でしょ、え、バレジャオ使うの?、みたいなシーンとかですかね。もしそれやるなら、普通に考えたらこっちの選手使えよ!みたいな状況でも、あえて違う選手を試すというか、チャンスを与えてベンチ全体で戦う印象がありました。まあ采配的にはダメなんですけど、でもまさにStrength in Numbers、ロスター全体で戦う一体感、雰囲気の良さを作ってる感じがして、嫌いじゃないです。説明分かりにくかったらすみません。。

  8. クリス・ポールが欠場決定のようですが、そうなるとGSWの選手起用はかなり変わってくるのではないでしょうか。それこそ、全く出番のないマギーやザザら、ビッグマン起用もありうるかと思うのですが、どうでしょうか。

    1. 追い込まれているのはウォーリアーズの方なので、あえてリスクをとる必要がないですよね。
      そもそもビックマンを起用する意味が特にないので、ルーニーの方が安定しているし役に立ちます。

      むしろロケッツの方が冒険するだけの意味があるはずです。
      バーアムーテ、ライアン・アンダーソン、ジョー・ジョンソンとリスキーだけど当たれば大きい選手がいます。
      それに合わせるような起用ならばあり得るかなと。

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