プレーオフチームを色分けする

バックスについて書いていたのですが、説明するためには色分けが必要になりました。どこかでまとめて書こうと思っていた内容を特出しして書きます。

 

「今季のプレーオフは個人vs組織という構図が多いですね」

そんなご意見を頂きましたが、その通りなのだけどちょっと違う面もあります。なので16チームを色分けしてみます。別にプレーオフじゃなくても出来そうな内容ですが、やはりプレーオフになって違うのは各チームが対策してくることです。そんな対策に対してどんな対処をするのかが重要ですが、中には全く違うチームもあります。

だから今回の分類は「相手が自分達のオフェンスにしてくる対策への乗り切り方」です。

 

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◉オレ達は強い

 

いろいろな対策を講じてきても、そこに冷静に対処できるチームは強いです。しかし、その逆もあってどんな対策をされても自分達を貫き通せるチームもまた強いです。このプレーオフで筆頭なのはシクサーズ。毎試合ヒートに前半は負けるものの、走って走って走りまくることで後半に逆転していきました。

ろくに相手への対策もしていないし、対策されても対処はしていません。ただし、自分達のパターンに持ち込めばそもそも対策を無効化できる強さがあります。なお、そもそもそれを実践したのはウォーリアーズです。走れば勝てるパターン。本家はそれだけではありませんが。

 

その対局にいるのが「対策への対処まで戦術を練り込んであるチーム」になります。これは強いチームあるあるです。ロケッツとウォーリアーズが先端を行きます。なんせハーデンが完璧に止められると大差で勝ってしまうチームとデュラントが大活躍すると負けるチームです。

とらえ方によって正確には違いが出てきますが、大きくこの2つに分類できます。

 

「オレ達は強い」

①シクサーズ、ペリカンズ、キャブス

②ペイサーズ

③ウルブス、ウィザーズ

 

「対策も万全」

①ロケッツ、ウォーリアーズ、スパーズ

②ジャズ、セルティックス

③ブレイザーズ、ヒート

 

それぞれを3つに分類しています。

①のチームが自分達のシステムの中に落とし込んでいるチームで、②のチームが同じ分類の中でも特殊系、③のチームがやっているけど不十分みたいなイメージです。

そしてこの中にバックスを混ぜにくいから悩んでしまうわけです。まぁ無理矢理わけるなら「対策も万全」の③ですが、実際には何が万全なのか?状態です。

 

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◉「オレ達は強い」

 

①シクサーズ、ペリカンズ、キャブス

 

この3チームは顕著な傾向があります。そこには相手のことを無視できる強さがあり「自分達はこうやって戦えば強いんだ」ということを全面に出してきます。

そしてペイサーズに止められたキャブスは非常に困ってしまい、何も出来なくなったのですが、レフリーすらも味方にするキングの力で何とかしました。だからアーヴィングがいなくなったことは部分的には痛いものの、結局の所いてもいなくてもやっていることが同じです。

 

シクサーズとペリカンズに共通するのは、エンビートとカズンズがいなくなって強くなったことです。個人的にはそれは「強くなった」のではなく「振り切った」と表現しています。実際に試合中に「カズンズがいれば・・・」という場面が頻繁に出てきます。それはシクサーズも同じでヒートがスローダウンしたときに「エンビートがいれば」というシーンが登場します。

しかし、実際にエンビートが登場すると見事に走り負ける試合が出てきてしまいました。セルティックス相手でも裏のスペースを使ったり、シモンズから始まるパッシングゲームが途切れてしまいます。ペリカンズと共にハイスコアになると強いのは、走り続けてもプレー精度が落ちないのが強みであり、後半になると相手のプレー精度が落ちてくる強みがあるからでした。

 

エンビートがいるから走れないのか、走り負けるのか、セルティックスのプレー精度が落ちないから走れないのか。そこの選択はHCしか知らないですし、もしくはHCすらも知らなかったりします。

 

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②ペイサーズ

 

「組織で戦った」という筆頭みたいなチームですが、それは間違っていない反面で、「組織だったプレー」をしているかというと、かなり怪しいのがペイサーズ。個人の良さを組み合わせるような選手構成をしていて、誰かがあたればそれでよしみたいな雰囲気です。

気持ちと個人の強さ、そして団結力。メンタリティの強さで戦っているチームです。だってバリエーションは驚くほどに少ない。基本は個人が守る。だから7戦全て同じような試合していたでしょ。全部は観てないけど。

そしてピック&ロールなどの基本的な部分以外は、相手ディフェンスに合わせて対応するような部分は少なく、自分達がやりたいことをしていきます。強力なディフェンス力と波に乗ったときのラッシュ力。その根底にあるのは自由と団結力です。

選手個人の評価が高くないから違和感があるだけで、やっていることは「オレ達は強い」です。それだって十分に観ていて楽しいのです。自分達の流れに強引にもっていくのがペイサーズ。この「持って行く」タイプのチームは少ない、というかディフェンス面で強さを発揮するのが特徴です。

 

③ウルブス、ウィザーズ

問題はこの2チーム。やっていることは自分達しかみない戦い方です。しかし、簡単に対策もされてしまいます。やっていることは「オレ達は強い」だけど、「実際には強くない」みたいな。だから、メンバーをみると勝てないのが不思議になります。それでいて時に十分に強さをみせます。

例えばウルブスは個人個人の寄せ集めとしては強いので、基本的に個人アタックばかりしています。戦術がないというよりは連動性がない戦い方。しかし、タウンズはハーデンに止められたし、バトラーもスターだけどスーパースターではありません。

同じような戦い方でブルズが勝っていたというのであれば、そこにいたのはデリック・ローズ。「オレ達は強い」と言い切れたわけです。タウンズがジャバーに、ウィギンズがコービーになれるなら勝てるチームになるかもしれませんが、今のところ「オレ達は強い・・・よね?」みたいな段階。

 

そしてウィザーズに至ってはウォールから始まる連動性もあって強さは垣間見れるのだけど、それを振り切ってやる強さがありません。ある意味、ひとつ1つの勝負にしっかりと対応しすぎです。寝ても覚めてもガンガン攻めていけば、相手が困るはずですが、何というか考えすぎていて、結局はエース頼みになってしまいます。

だからオフェンスのチームがディフェンスを強化して失敗する結果になりました。センターが誰とか拘らずに速攻に走りまくるべきでした。相手に対応出来るほど器用ではなかったかな。

 

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結局の所、「オレ達は強い」パターンは戦略的な柔軟性に乏しいチームです。

それでも迷うくらいなら突っ切った方が良いというのは①と②の4チームが示しているし、③の2チームはそこまで出来なかったのが問題です。

メンバーや内容をみてもウィザーズがペリカンズやシクサーズに劣るというのは少し考えにくく、違いを感じるのは走ってオフェンスで打ち負かすことを徹底していること。振り切っている強さ。そしてPGはそのために存在していると言うことです。いろいろ出来てしまうウォールと、やることは決まっているロンドとシモンズ。だからといってワンパターンではないし。

 

ウルブスが抱えている問題は、個人が成長するしか打開しそうにないことです。まぁバトラーが82試合出ていたら50勝していたかもしれないので、ここにあげた他のチームより劣っていたかは微妙。成長する要素があるだけ有望。

 

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◉「対策も万全」

 

①ロケッツ、ウォーリアーズ、スパーズ

 

こちらの分類は「同じ戦術の中で相手が講じてきた対策に対して、システムの中でオートマティックに対処するチーム」です。ちょっと表現が難しいですが、要は「普段の戦い方をそのまますれば対策を無効化できるチーム」です。オフェンスの構成に穴が少ないとも言えます。

ロケッツは3Pを打ちまくっているようでディフェンスの細かい動きをみてプレー選択をしています。ヘルプの位置、ピック&ロールの守り方、などなど。などというか、ほぼその2点の気もしますが、あくまでもディフェンスがどんな事をするかで、オフェンスの選択が決まってきます

カリーとトンプソンのオフボールムーブでスペースを広げてインサイドを使うウォーリアーズの全てを止めるのは無理です。あくまでもインサイドのイージーシュートと、アウトサイドの3Pが関係するから強いチーム。なので、インサイドの破壊力が微妙になってきた今シーズンはトンプソンを止める対策が流行しています。センターと戦術編で書いたように違うタイプのセンターを用意しています。

 

ロケッツは試合を通して同じシステムを出来るだけのメンバーを揃えました。だから相手の対応に同じシステムで対処します。それに対してウォーリアーズはロールプレイヤーをバラエティ豊かにしました。リビングストンやイグダラもスターターとは違うタイプなので、相手に合わせて対処出来るだけのメンバーを揃えるようにしました。

その意味ではスパーズも複数のメンバーを揃えて対応しています。ただ、ロケッツとウォーリアーズは「オレ達は強い」成分も多々持っていて、困ったら吹っ切って強さを存分に使えば良いと思っています。

スパーズにはそれがないので【負けない戦術】なわけです。

 

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②ジャズ、セルティックス

 

両チームは流行系でもあり、新型ともいえますが、HCが試合中に戦略を入れ替えて対処してしまいます。これって細かい部分では他のチームも同じなのですが、ジャズとセルティックスはそれをシーズン通して延々と繰り返してきました。だからベンチが出した指示を高いレベルで選手が実現します。

とはいえ、そこにはHCの高い状況認知能力と選手への指導能力の双方が求められるので、HCで勝っているチームなのです。なお、今季の内容で言えばジャズのスナイダーHCの方が上回っていると評価しています。ジャズには①の成分も混じっていますが、セルティックスには①はありません。

 

セルティックスは「相手の弱い部分をつく」のが真骨頂です。多くのウイングを用意し、誰もが個人で仕掛けられる能力があるのでミスマッチばかり利用します。ここで重要なのは、勝てるマッチアップを確実にみつけている事です。普通は好不調も含めて大きく動いている試合中に、そこまで正確に測れません。

もうひとつはそのための準備をシーズンの中でしていることです。目立つのはテイタム・・・ではなくベインズ。インサイドで押し込む担当をすることもあればコーナーで3Pも打つようになりました。これによりエンビートのルーズなディフェンスをついています。そのためにシーズン通じて鍛えてきました。

 

ジャズも同じように相手をみて対処していくわけですが、ここには能力の高い若手ではなく、いるのはイングルスやゴベールといった一芸さんです。相手の弱い選手とアイソレーションしたって勝てないけど、フリーで3P打たせたらリーグ最高だったり、ゴール下でダンクさせたら最高だったり。そんな選手達を抱えながら、相手の弱い部分を攻めていけるゲームメイク能力があります。

ウォーリアーズのようなストーリーだったゲーム運び、ロケッツのようなディフェンスの反応を見て行うオフェンスパターン、セルティックスのような相手の弱点を攻略する駆け引き。様々なものを混ぜ込んで戦っているジャズです。

なお、混ぜているから最高というわけではありません。ただ、これを選手に落とし込んだスナイダーが凄いなと。

 

要は両チームがやっていることは、多かれ少なかれ他の28チーム全てがやっていることです。相手を見て試合するなんてバスケやる上では極めて普通のことです。

ただ、それを異常に高いレベルでやっている。ある意味、この両チームも振り切っているチームです。「戦略性で勝つ」ということを極限まで求めようとしている両チーム。極限の要素はブラッド・スティーブンスの方が上です。

 

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③ブレイザーズ、ヒート

 

対策への対処法を用意してあるけど、それが完璧に機能するわけではないチームです。

ブレイザーズはわかりやすくて、選手全員が様々な形で貢献するようにしていきましたが、武器としては弱いので、あくまでも相手の出方次第です。そして最後はリラードとマカラムが決定力で勝るはずという計算です。そこに計算はあるけど戦術的な理論はありません

ヒートの方はもう少し厄介で、スポルストラは対策を無効化しにくるのが得意です。しかし、それが必ずしも対処として正しいわけではなく、「自分達のやりかたを手を変え品を変えるので、相手からすると対策しにくい」という形です。

だから相手の出方に対して選手が自主的にアクションできるわけでもなく、個人が高い判断力で動いているかというと微妙。選手が理解しているかわからないので、ホワイトサイドみたいな案件が生まれてしまいます。割と何事にも不満タラタラなゴベールだけど、戦術的な側面ではフェイバーズに譲ったりするでしょ。

つまり③はチームとして構成してはいるけど完成度が低くて不十分なわけです。理由は様々。選手を信頼しているテリー・ストッツだったりするので批判するのもちょっと違います。アイザイア・トーマス頼みを戦略的に構成していた昨季のセルティックスみたいなチームもあるし。

 

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そんなわけで「個人vs組織」という位置づけは同意する部分としない部分があります。レブロンvsペイサーズですが、ペイサーズって戦術的に組織だっているわけではなく、単純にレブロンに個人で挑むという繰り返しでした。でもみんなで信頼しあい、助け合う文化があります。

注目すべきはペリカンズで、個人のチームではないけど、組織のチームといわれても違和感がある存在です。それは多分、戦略性の違いです。組織でいろいろなものを用意しているチームと、絶対的に強い形を決めてきたチームの違い。

必ずしも戦略的な方が勝っているわけでもありません。それも重要なことです。迷うくらいなら振り切った方が強い。判断力に欠けるなら振り切った方が強い。

 

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バックス編を書くのに触れたかったのはこの部分です。

様々な特徴を持つチームに勝たなければ優勝できない

そう考えると「オレ達は強い」パターンはひたすら自分達を追い求めれば良いのだから、少し楽な部分もありながら、凄まじく強くならないといけません。相手を無視できるくらい強くなれるのかどうか。

「対策も万全」パターンは思慮深く、細部にまで戦術が行き渡る必要があり、それだけの指導力も求められます。HCの能力と選手の理解力の双方が必要になる戦い方。

 

で、バックスはどっちなのか?

分からないよね。分からないから問題なのです。

 

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◉わからないチーム

 

サンダー、ラプターズ、バックス

 

この中でラプターズは「わからないけど強いチーム」です。基本は「オレ達は強い」に分類されます。組織力のチームなのに意外な感じですが、勝負所になると迷走するエース達がそれを示しています。自分達が何をすべきなのかを理解し切れていないわけです。同じくらいレブロンにやられているけど、自分達を信じていたペイサーズとの違いは大きいです。

ただし、コーチングスタッフは優秀ではあります。

だから尚更、迷走するわけです。ただ、HCには前述の「状況認知能力」が不足しているのだと感じています。試合の中で相手と自分達を見比べて、そこに発生している問題が何かを正しく把握できるのか。

出来ていないから、プレーチョイスも変なことになります。でも相手のプレー自体は読めているから、止める事も十分にある。そして選手起用もルールがあるのか、ないのかイマイチ理解しきれないのも、「相手がこんなチームだからこの選手」という判断基準が働いているように感じ取れません。

 

ラプターズは自分達を信じられるか?

頻繁に書く言葉ですが、ある意味「オレ達は強い」に吹っ切れということです。多分、戦略で勝つのは無理。キャブスに采配で負けるチームなのだから。

 

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サンダーに関しては、ウエストブルックの存在から「オレ達は強い」に分類すると思われがちですが、そんなことはありません。相手を倒したいチームなので、相手をみて調整しまくっています。特にディフェンスはエースキラーを抱えていて、毎試合倒しにいきます。

問題はプレーオフ前に書いたように、戦略がブレブレだったこと。要は最もどっちつかずのチームでした。それでも基本的には相手の動きに対してどうするか考えていましたが、そこの戦略が細部までは練れていませんでした。「ウエストブルックの判断が悪い」と言われそうですが、そもそもカーメロとポール・ジョージのポジショニングだって怪しかったわけです。そうじゃなければ、カーメロはもっと優秀なストレッチ4になれたはず。オフェンスパターンもやけに限定してくるし・・・さよならサンダー編はまだ書いてなかったか。

 

そしてプレーオフの最後に振り切ったのはハードワーク徹底です。それってどう考えても「オレ達は強い」パターンのはずです。ペイサーズに近い戦い方。正直、ウエストブルックとか戦術がしっかりと固まっているのならば、迷わず打てるので3P35%くらいは決まると思います。でも、チームとしては「打ちまくってリバウンドを拾いまくる」わけでもなく、「しっかりとプレーメイクしてフリーのシューターを作る」わけでもありませんでした。

肉でも魚でもないサンダー。ジャズでもペイサーズでもないのがサンダー。

 

違う言い方をすると「オレ達は強い」というチームなのだけど、どうやったら強いといえるのかを見つけられませんでした。答えはハードワークだったから、そもそもそこにカーメロの居場所はなかったよね。

 

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そして本題のバックスです。バックスは戦略性のチームで、そこは疑いようがありません。やっていることはセルティックスに近いオフェンスで5人が広がって、ミスマッチを活かしながら相手の苦しい部分を使っていき、誰もが3Pを打てるような構成をしています。

でも申し訳ないけどHCにそこまで緻密な計算をする能力も経験もなかったよね。しかし、問題はHCよりも集めてきた選手達にあります。

 

ブレッドソー、ミドルトン、メイカー、スネル、そしてアンテトクンポまで含めて、そんな戦略性を求める戦術に適した選手だったのか?

まぁアンテトクンポには成長の余地が存分にあるしHC次第だと思います。でも、ブレッドソーは言うまでもなく、ミドルトンも強気で勝負するのが持ち味なタイプです。選手としては輝くけれど、チーム戦術の中で輝いているかは怪しい。

 

だからそもそも苦しいと思うわけです。昨季はブログトンの登場により勝率をあげたように、戦略性を全面に出したければ、それに適した選手をつれてこないと。それなのに連れてきたのはブレッドソーだし、狙ったのはジョーダンだし。「カーメロがハードワーク出来なかっただけ」のサンダーとは全く違うレベルの失敗をしています。

そんな事を書こうと思ったバックス編。

 

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◉戦略性のあるHC

 

まぁそんなわけで、ジャズやセルティックス、ヒートの成功により求められる方向性が定まってきました。求めたいのはチームに強さを与えるタイプのHCよりも、緻密な計算で勝利をもたらしてくれるタイプのHCです。代わりにACの役割がより大きくなり、育成担当や攻守のコーディネイト能力を求めたりします。セルティックスがあまりに優秀だったので調べてみると、ACは参加のGリーグ経験があるなど組織としてのベンチ陣を構成するやり方です。

HCが求める能力を試合で発揮出来るようにACが育成するような環境でないと、HCの役割が多岐にわたりすぎます。

 

そしてフリーのHCで戦略型として実績があるのはグリズリーズで成功したフィッツデイル。書いているときにニックスに就任しそうと言う報道です。それはかなり意外な選択でした。フィッツデイルが好みそうな選手が全くいません。理解に苦しむし、他に引く手あまただったはずなので、フィッツデイル自身も好き勝手やりたいのか、それともニューヨークの魅力にやられたのか、レブロン獲得の算段があるのか。

 

そしてこのタイプのHCが増えてくるならば、求められる選手増も再び変化してきます。3&Dが流行りましたが、3だけじゃダメになってきます。知力と練習量が支える面も大きくなるでしょうから、精神的な側面も重要視されそうです。ブレッドソーとブログトン、選手として優秀なのはブレッドソーだけど、必要なのはブログトンになってきます。

そしてバックスでいえばブラッド・スティーブンス流なら誰もが仕掛けられる今の体制が良く、クイン・スナイダー流なら判断力に欠けるからダメだと思います。どんどん難しくなってくる今後のチーム作り。

 

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余談

 

本当はまとめてファーストラウンドの所感として書こうと思っていましたが、こういう内容をしっかり書こうと思うと、やっぱり苦しいですね。数字使わないで頭の中だけで整理しているから、まだ書けますが情報を整理していったら、1週間はかかりそうなテーマでした。

でも、こうやって小出しの方がテーマが絞れていて良い気もしてくるのです。

 

さて舞台はセカンドラウンド。「オレ達は強い」タイプで勝っているのはキャブスのみ。

このブログの好みがどこにあるかは、いうまでもありません。

 

 

 

 

 

プレーオフチームを色分けする” への6件のフィードバック

  1. 大変楽しく読ませて頂きました。ありがとうございます。
    本筋とは少し逸れるかもしれませんが、これからの選手により求められるのが知力と戦略的理解力だとするのなら、日本人のNBA挑戦は更に困難を極めますね。
    それこそ中学ぐらいから留学させないと日本ではどうやっても身につかないのでは・・・

    1. いや、ところがアメリカも育成は能力主義が横行しているらしいので、日本にいてもやっていけそうです。ただ、コミュニケーション能力が重要になるので、異文化に飛び込まないと苦しいですね。
      高校まで日本で主役を張っていて良いと思いますが、1つのチームに3年間というスパンは長すぎると思っています。

  2. 管理人さんが今までNBAを観てきた中で1番お気に入りのチームと言いますか、観ていて面白かったチームはどこですか?ちなみに、私は2013年のマイアミです。

    1. 迷いますが新しいものが好きなので、今季のネッツにしておきます。弱くても楽しめるというのは大きな発見でした。

  3. とても興味深く読ませてもらいました。
    ペイサーズをずっと追いかけていて他のチームをじっくり見れていないので、とても参考になります。特に西のチームは。
    確かに、ペイサーズは組織で戦っていても組織的な戦術を実践できているわけではないんですよね。特にオフェンス面。今季はトランジションとオラディポが全てでした。今日はラプターズとキャブスのGame2を見ていましたが、負けたラプターズでもオフェンスが多彩で羨ましくなりました。
    ディフェンスについては、ジャーニーマンだったサデウス・ヤングがターナーとサボニスのことを「今までのどのチームのセンターよりもヘルプディフェンスのコールが適切」と褒めているインタビュー記事がありました。そういう互いの信頼感が全員ディフェンスにつながったのだと思います。

    HCを中心にチームを考えるのも面白いですよね。テリー・ストッツ、ドウェイン・ケイシーはジョージ・カールがソニックスのHCだった時のACで、その時選手だったのがネイト・マクミランということで、彼らは全員「選手を信じたい」タイプのHCのような気がします。
    クイン・スナイダーは経歴を見るとラリー・ブラウンとブルデンホルツァーの影響を受けていそうなので、ポポビッチの孫弟子と考えると、相手に対応する戦術を駆使する毛色というのも納得。
    ブラッド・スティーブンスはNBAでのAC経験がないので、大学での経験から今のチームを指揮しているのであれば、やはり天才なんでしょうねぇ。

    1. ターナーのコーチングは放送でも話題になっていましたね。

      HCとACの師弟関係は弟子が師匠の影響を受けているだけでなく、どんなACを集めるかという視点なのかもしれません。
      ブーゲンホルザーの弟子たちが師匠よりも優れた部分を見せてくるので、自分にない部分をACに求めている気がします。だから各自が独特のシステムを組んで来ます。

      大学の方が偏った内容のバスケが出来て、選手も集めやすいので、若いHCならば成功者が増える気もします。ブラッド・スティーブンスは弱いセルティックスで助走運転出来たのも良かったですね。

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