ラプターズvsキャブス プレビュー

ペイサーズ敗退のショックが癒えないので、超簡単なプレビューです。

 

 

ペイサーズ強かったでしょ。キャブスに勝てそうだったでしょ。そこは予想通りだったんですよ。やっぱり問題は第4戦でした。あれはさ、ダメだよ。ボグダノビッチのシュートは決まらなくなるっていったでしょ。

などなど、ゴールテンディング以外にも愚痴りたくなる内容が盛りだくさんだったペイサーズのショックは大きすぎます。

 

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◉ペイサーズがやったこと

 

・タフな戦いに持ち込む

・レブロン以外を遮断する

レブロンを40点に抑えれば勝てたはずのペイサーズは45点取られて負けたわけです。30点なら作戦が悪いけど、40点で良かったのだから作戦では勝ったわけです。そして重要なのは「レブロン以外を止めてくれたこと」です。

猛威を振るっていたシューター達の大爆発ですが、タフでフィジカルな戦いが続き、さらにレブロンから有効なパスが出てこない形にしたペイサーズにより、まともに決めたのはラブとコーバーの40%だけにしてしまったペイサーズ。

本当に忘れてはいけません。4月のキャブスの3Pはヤバかった。でも勢いを止めてくれ、しかも疲弊しています。

 

ペイサーズによる圧巻の攻撃により、疲れ切っているキャブスに勢いはありません。あとはラプターズがそれを継続させれば勝てます。

 

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そもそもペイサーズにはオフェンス力がありませんでした。だから止めまくった割には勝てなかった。しかし、ラプターズには攻撃力があります。勢いにさえ乗せなければ、いやもしも同じクオリティで守れるならばレブロンを50点以内に抑えればラプターズは勝てます。

それが出来ないのもラプターズクオリティ

レブロンに30点取られた時点で慌てるであろうラプターズ

足りないメンタリティ

 

アヌノビーは40点に抑えることが出来る選手ですが、それを許さないのはラプターズのベンチです。そしてレブロンへのヘルプを用意しすぎて周囲のシューター達が勢いを取り戻すのがいつものパターン。

そうなる前に、キャブスが疲弊している間に、なんとか3連勝したいラプターズ。話はそれから。

 

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◉ウォールが示したこと

 

相変わらず一点突破に弱い部分をみせたラプターズ。ウォールにきりきり舞いでした。それでもアヌノビーとシアカムで最後まで手を出すことでなんとか対抗しましたが、そもそも高さ負けしないレブロンなので、あまり効果的には守れません。だから40点で良しとすべきなわけです。

ポエルトとバランチューナス、そしてノゲイラとリムプロテクターがいると苦しんだウォールでしたが、頻繁にスモールラインナップにしてくれる面でもウィザーズは助かりました。これもキャブスにはありがたい話です。

 

ラブが3Pを決めているので、ラプターズはスモールラインナップ合わせにしてくれるでしょう。それはレブロンの突破を助けてくれるし、ペイサーズほど徹底してレブロンの孤立は狙わないであろうラプターズです。

 

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◉最強セカンドユニット

 

一方で相変わらず強力だったセカンドユニット。目立ったのはハードワークです。

その点ではペイサーズに近いのはスターターよりもセカンドユニットなので、この時間にどれだけハードなプレーを続けるかは試合の流れを左右します。レブロンが長時間出てくるので得点面で差をつけることが出来ないかもしれませんが、スタミナロスは十分に狙えます。

激しいディフェンスと走りまくる機動力、そしてチームメイトのミスをフォローしていく献身性。どれもキャブスが持ち合わせていない武器なのでタフなシリーズを継続させるにはセカンドユニットは欠かせません。

 

しかし、相変わらず逆転できない空気があったのもラプターズらしさ。終盤になると落ち着きをなくすような雰囲気は、もうエース達の問題なのでしょうか。

デローザンが目立ったら負けるチームですが、目立つときは外すときです。7試合の内4試合はリードして迎えるであろう終盤戦にしっかりと勝ちきれなければ苦しくなってきます。

 

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レブロンは止められない

でも最強セカンドユニットも止められない

 

ならばステップアップするのはラプターズのスターターです。最後はそれが出来るのかどうかだけ。

 

ラプターズを信用できるか?

 

出来るならラプターズが勝ち、出来なければキャブスが勝ちます。ファンも含めたメンタリティの戦い。ペイサーズはメンタリティが強かったよ。もうそれだけで勝ってきたチームだったからね。

 

 

 

 

ラプターズvsキャブス プレビュー” への6件のフィードバック

  1. いつも読ませて頂いているのですが、ペイサーズ敗退の喪失感が激しいので、初めてコメントします。
    毎年のようにレブロンに沈められるペイサーズが今年こそは?の期待感を抱かせてくれただけである程度は満足しています。
    (シーズン前の期待値は更に低かったので)
    が、第7戦では前半から元々アテンプトの少ない3ptを比較的軽く打っていた時点で嫌な予感はしました。
    最後はプレッシャーなのか、全員のシュートがショートしまくっていましたし。
    やはりプレーオフを勝ち進むにはクローザーになれる存在も必要だと思いました。
    完全にペイサーズのペースでシリーズを進めただけに、それでも勝ち切ったレブロンの偉大さも痛感させられました。
    ペイサーズが更に上に行くためには何が必要だとお考えですか?

    1. 個人的にはペイサーズはこの体制で1年目なので継続路線で良いと思います。
      この1年でペイサーズは魅力的な移籍先になったはずです。

      ただ、オフェンス力はなんとかしないといけません。
      オラディポ頼みを初めからやるので、パターンが減ってしまいました。
      初めに補強すべきはオフェンスコーディネーターの気がしています。
      もっとオラディポを簡単に使えるようなパターンを増やさないと、終盤に苦しくなってしまいます。

      補強するなら理想は・・・ポール・ジョージ・・・。

      あとは、他のチームの成分を取り込むためにジャズやセルティックスを加えたいです。
      クラウダーなんかは良い補強だと思っています。

  2. ラプターズの方がいいチームであるのは間違いないと思います。
    でも自分たちを信じるという能力に関しては持ってないと思うのも事実
    キャブスを止める力はあるはずだけどどうなるか

    1. ラプターズほど信用がないチームも珍しいですからね。
      そこはフロントにも改善できなかったので、選手が脱皮するのを願うのみです。

  3. キャブスとの7戦で初めてオラディポのフルゲームを見ました。ハーフコートでのウエストブルック、ウォールクラスのスピードスターとい感じがして、いい意味で理不尽さも感じませんでしたし、来期は管理人さんが言うように戦術オラディポ以外の選択を織り交ぜて戦えると面白そうですね。

    1. ウエストブルック、ウォールをSGで使うとこうなるって感じですね。そこにシュートの上手いPGなので非常に巧みなロスターでした。

      しかし、オラディポPG状態になるとやっぱり良くないわけです。ウエストブルックほどの能力もありませんし。

      来季はそこの改善を期待しています。

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