ウエストファイナル 展望

ウォーリアーズ(1位)とスパーズ(2位)の対戦。シーズン中はスパーズの2勝1敗。それぞれアウェーでも勝ってるよ。
3Pを打たせるウォーリアーズと打たないスパーズ
ウォーリアーズが3Pを打つ事はみんな知っているが、打たせた数も平均28本でリーグ20位と多い。その代わり3FG%が32.4%でリーグで最も抑えている。
対してスパーズは平均23.5本しか打たない(リーグ25位)。でも成功率は39%で1位だ。
シーズン中の対戦でも、44%、50%決めた試合に勝利し、37%で負けた。
というわけで、好勝負の期待に反し、単なる3Pの成功率で勝負が決まる可能性がある。そんなスパーズでプレイオフに入って確率が高いのはパーカー&レナード。なんという悲劇か。次がミルズで40%なので、ファンはレナードが万全で戻る事を祈るべきだろう。



レナード対デュラントのカギを握るもの
当然のエース対決。1on1のオフェンスで無類の強さを誇るデュラントに、ディフェンスで無類の強さを誇るレナード。矛盾ってやつです。
そんな2人のカギを握るのは、ウォーリアーズはトンプソン。凄い確率で決めているデュラントだけど、それはトンプソンが決まらないからでもある。不調のトンプソンが決め始めるとウォーリアーズは高速回転するので、デュラントを止める所ではなくなる。回転しなければインサイドが高いスパーズなのでレナードはプレッシャーをかけやすくなる。
一方のスパーズでカギを握るのはオルドリッジ。ロケッツとの最終戦で自分がリズムを掴むとともに、チームとしても前後のギャップを使えるようになった。ギャップが出来たらレナードは決めてくるよ。
更に言えば多分デュラントはオルドリッジのマークになり、レナードはイグダラが担当する。オルドリッジがデュラントに勝てるのかも重要。実は7フッターでウィングスパンの長いデュラントはオルドリッジには天敵な気もする。その点でもオルドリッジはキーとなる。



カリーとグリーンのホットラインは機能するのか。
3Pが少ないスパーズは裏を返せばインサイドで得点される事を嫌がる。ポポビッチはウォーリアーズのバックドアが1番嫌いだろう。それならグリーンに3Pを打たせるはずだ。ジャズ戦ではシュートが入ったのでゴキゲンだったけど、グリーンはやっぱり問題児なのでシュートを落とし始めたらファールも重みそう。
カリーはシュートを決めると思うが、その前のグリーンにトラブルを起こさせる事を狙うのではないだろうか。
リーグで最もアシストの多いウォーリアーズ。2位を5本近く離している。一方で負け試合の自分達のアシストも5本くらい少ない。
つまり普通のチーム程度のアシスト数に抑え込めば、ウォーリアーズの勝率を落とせる事になる。バックドアを優先して防ぐのは間違いではないと思う。



予想
ウォーリアーズの4勝2敗
カリーは自分のシュートでチームのテンポを急激に上がる事が出来る。スパーズもパーカーがテンポコントロールをするのだが不在。ミルズはパーカーよりも良い選手ではあるがテンポコントロールは出来ない。
お互いに相手への対策を取り難い展開の中ではテンポコントロール出来るのは重要になる。その差でウォーリアーズが勢いに乗れると考えている。
カリーが活躍するシリーズになればウォーリアーズのテンポ。

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