さようならウルブス

シボドーが嫌いな管理人。寂しい終わり方だったなぁ。

 

◉嫌いなだけの部分と責任がある部分

 

個人的に嫌いだからといってダメなHCというわけではありません。それは区切らないと変な話になるよね。嫌いだった部分は濃縮すると「ウィギンズが有効活用されないから」という点にたどり着きます。個人頼みのオフェンスは全体の流動性を欠くし、バランスをとれる選手ほど損をしていきます。

とはいえ、バトラーでかなり勝ってきたことを否定してはいけません。バトラー頼みにすることで間違いが起こりにくい形を養成し、きわどく勝ってきた事でチームは自信を得てきたわけです。昨季は強かったけど自信不足で勝てなかったわけだから、そんな部分も必要だよね。

 

その意味では全体の連動性が欠かせないルビオでは勝てないHCなわけだから、「ルビオをとるか、HCをとるか」だった気もします。どちらが正しいかではなく、単純にルビオの方が人気あっただろうね。とは思うよ。ジャズは変化に富んでいて全員が連動するから魅力的だし。

あとさ、シクサーズのタンク作戦の成功があれやこれやあるけどさ。ウルブスも昨季に勝てなかったからマルケネンの指名が出来て、それでバトラーを手に入れたわけだから、こっちもこっちである意味タンク。タンク狙ったかは知らない。

 

ここまでは単に管理人がシボドーを嫌いなだけ。ここからは少し違う話。

 

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ロケッツに負けたことを恥じる必要は全くありません。ファーストラウンドがロケッツなんてアンラッキーとしか言いようがない。内容的にもハーデンを止めに行く部分と、タウンズのミスマッチを活用する部分は上手くいきました。それを決められなかったタウンズというだけなので、失敗したから責めるのは筋違い。カペラに止められるならまだしも、ハーデンに止められてしまうのは「修行をつめ」としか言いようがないよね。

負けたことで無能とされたらケニー・アトキンソンなんてバッシングだろうし、ティロン・ルーは大絶賛だよ。

 

しかし、このロケッツとのシリーズは凄い展開でした。

〇得失点差

5試合合計 △44

第2戦2Q △20

第3戦3Q △50

つまりこの2つのQを除くと合計の得失点差ではウルブスが勝っていたそうです。それは当然、ロケッツの試合巧者ぶりが光ります。耐える部分を耐えて、流れを掴んだら一気に試合を決めてしまうロケッツスタイル。

これは正直、ウルブス以外もやられるパターンなので、そこを責めては可哀想。しかし、明らかに止められなかったシボドー流の戦略でした。両方ともタイムアウトを1回しかとらずに、為す術もなくやられました。これは絶対的に責められるべきポイントです。

 

もうひとつはウルブス自体が点差が離れるとお手上げになることです。それは個人頼みのチームを作り上げた故に爆発力も足りないし、ターンオーバーを促すようなディフェンスオプションもありませんでした。とにもかくにも圧倒的なバリエーション不足のチームです。それは現代的ではない。

 

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トータルでまとめると今シーズンはこんな感じです。

・自分達の強さを勝率に反映させることで自信がついてきた

・個人技の部分ではトップチームに及ばない面がある

・強さはあるものの戦略的には非常に弱く、シーズン中からオプション不足

・根底に浮かんでしまうスターター酷使

 

個人の好き嫌いも込めてですがシボドーの役割は終わった気がします。もちろんタウンズ&ウィギンズが伸びてくることでチームは強くなるでしょう。しかし、時代がトータルゲームに動こうとしている中で、戦略性の弱さは致命的な弱点になるし、バトラーの全盛期を考えたらこの3年間は勝負の年になるはずです。

未来のチームだったウルブスは現在のチームへと方針転換しました。そして周囲を見回すと未来のチームが増えてきました。先に大きな目標に手を届かせるためには、HCと戦略を入れ替えないといけないと思っています。

 

多分、続投だけどね。そして問題はタイムアウトの件すらもHCに進言するアシスタントがいないこと。ACがタイムアウトコールしているとしか思えないラプターズとは組織力に差があります。

他のチームでも「何でも自分で決めたいタイプのHCはNG」という基準で新しいHC選びをしているチームがあるので、組織としても時代遅れになりそうなのでした。タウンズとハーデンのマッチアップは作れるわけだし、HCではなくACの方が向いているタイプだと思います。ゲームトータルでのマネジメントが出来ないし、部分的なことに拘るタイプ。管理人と正反対(笑)

 

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◉ウィギンズとタウンズ

 

今季もプレータイム3位のウィギンズと7位のタウンズには頭が下がります。多くの若手がケガで欠場していく中で健康なだけで高く評価して良い2人。ただ、昨季はワンツーフィニッシュだったのですが、2人が減っただけでなく、他のチームが主力のプレータイムを長くしている傾向があります。連戦を減らした故の結果だとは思いますが、少し危険な匂いもするのでした。

今季も大活躍だったタウンズに比べ、低空飛行となったウィギンズ。12月に出ていた25歳のプロスペクトではシュルーダーより下の16位とされましたが、今ランキングを見直されたら更に下がるでしょう。なんせドノバン・ミッチェルを25位までにすら選んでいない目隠しランキングです。

 

ウルブスをよく観る方からするとディフェンス面の成長やバランスをとるプレーを評価するでしょうが、そんな部分を理解していても今季のウィギンズは少しばかり寂しいのであります。戦術的に活きる形ではないし、ボールは回ってこないし、賢くプレーするからこその停滞ではある事は重々理解した上での寂しさです。

環境的に恵まれていないのは確か。しかし、だからといって見過ごせないわけです。もっと強烈なマインドで自分を出せなかったのかと。これってコービーが好きか嫌いかで判断が分かれそうです。強烈な個人でチームを引っ張るタイプのエースが良いか、賢くチームプレーを最優先するエースが良いのか、ウルブスファンの気持ちはどちらでしょうか。

なお、賢いエースならもっと戦術的なHCにすべきで、自分の力でチームを引っ張るタイプならシボドーでも良いというのがウルブスが抱えている矛盾です。バトラーもローズも後者でしょ。

 

結局の所、シボドー体制で行くならばウィギンズにもタウンズにも、これまで以上に個人で得点することが求められます。求められるというか選手としての価値をあげたければやるしかない。バトラーのことなんて無視するようなマインドがなければ活躍できません。

もしも2人が強烈なマインドで攻めて頼りになる存在まで上がったら、コートにどちらか1人いれば事足りるからプレータイムが逆に減るかもしれません。この夏に2人はどんなトレーニングを積んでくるのか注目です。

 

ちなみに関係ないですが、堅物っぽいキングスのイェーガーHCの下では戦術無視して個人でやっている選手の方が得しています。HCのプレー選択無視して決勝3P打った選手もいました。

 

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◉ウルブスに強者は集まるのか

 

嘘か本当か、スターの存在が他のスターを集めるとしたときに、ウルブスにFAで選手は集まるはずです。しかし現実問題としてティーグとかクロフォードとか、今の段階で嫌になっていないのでしょうか。夏の補強は進むのでしょうか。

シクサーズにレブロンとかレナードなんていう話もありますが、シクサーズは強さだけでなく選手を引きつける魅力があります。特にシューター系の選手にはありがたい存在のシモンズがいます。一方でウルブスにきたがる選手がどれだけいるのか、こんなブログ書いている身としては大きなクエスションマークが浮かびます。

サラリーキャップも苦しくなるので、昨季のような動きが出来るのか不明です。ノアを連れてくる以外の補強策があるのかどうか。そもそもどんな選手が欲しいのかも見えてこないチームなので、変な意味ではなく、こんな感じのチームに加入する選手がどれだけいるのかは、知りたかったりします。

 

ルビオ、ダン、ラヴィーンが活躍する中で手元にあるカードが強くても価値を上げられない現状ではウィギンズを放出するのもひとつの手段です。是非、ブルックリン・ネッツになんて心の底から祈っていますが。レナードとウィギンズのトレードとかさ。

 

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個人的には非常に難しいチームでウィギンズもタウンズも好きなんです。しかし、そんな2人を観ていても面白くなくなってしまいました。そして時に面白くないというのは壮大なフリになることもあります。来季になって突然、覚醒してしまうことがあります。

例えばウィギンズがPGみたいになって1人で突破とパスを担えば、変革してくる可能性がありますし、プレーオフでも少し出ていたみたいにローズがアーリーオフェンス連発して、そこに走ってくるウィギンズ&タウンズなんて構図だって考えられます。

今あるものがあって、なかったものが加わる事で発生し始める偶発的なケミストリー

 

ウルブスの今季はそこそこ勝ちました。その内容は正直、全く面白くない。

面白くない理由はウィギンズとタウンズが輝かないシステムを採用しているからだし、そのシステムで補強が進むのかは大きな疑問です。だから来季に関しては、ウィギンズとタウンズがぐいーんと伸びるかどうかだったりします。

自分達を輝かせてくれないシステムのはずなのに、自分達が輝いてしまうケミストリーが発生するのであれば、異次元のシステムが生み出されるということです。

 

シーズンでエースとして活躍したのはバトラー

チームを変革するカギを握るのはウィギンズ&タウンズ

 

さようならウルブス。また会うときは面白くなっていてね。

 

 

 

さようならウルブス” への4件のフィードバック

  1. オールラウンダー集めりゃいいってもんでもないってことですかね。

    ロールプレイヤーってちょっと今まで馬鹿にしてたけど、ウルブズを見たあとシクサーズとか見るとロールプレイヤーってのも大事だなって思いますもん。

    1. オールラウンダー集めるのは良いのですが、ウルブズの場合は結局は1人が勝負する大前提なので、オールラウンダーの意味がないんですよね。だから集めた選手と戦術が乖離してます。

      1人で何とか出来る優秀な選手であるほど、その選手に合う役割を果たしてくれるロールプレイヤーが欲しくなります。
      ウィギンズがシューター役なら、単純にシューター連れてきた方がサラリーも含めて効率的ですからね。

  2. 主観ですが、ウィギンスがデビューしたとき、「コービーやジョーダンみたいなプレイヤーになるのでは?」と期待しました。あくまで主観です。
    なんかかわいそうというか、宝の持ち腐れというか、なんだかなぁといったシーズンでした。
    Kガーネットが数年前に「ウルブスはフロントから変わらないといけない」みたいなコメントを出していましたが、トップが替わると組織が変わりそうな気がするチームです。
    「レナードとウィギンスのトレード」←とても見てみたいです。

    1. コービーやジョーダン系ですが、そんなタイプになりそうだったのを良く分からないシューターになってしまいました。
      特にバトラーとの相性が悪いんですよね。今はある意味ピッペンになろうとしています。
      フロント含めた組織の弱さを改善するためのシボドーだったのでしょうが、独裁になってしまったのでは時代遅れなんですよね。ここ2年ぐらいの流れなのでシボドーと契約時の流行ではなかったかも。

      スパーズはウエストのチームとは取引したがらないらしいので成立しないでしょうね。

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