サンダーは5連勝中だけど、強い相手には勝てなくなっています。 相手に合わせなくなってきた。
ラプターズは11連勝中。その前は7連勝。相手がどことか関係ないぜ!ロケッツにだって勝つぜ!
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◉ディフェンスが強いチーム同士
ラプターズの特徴はディフェンスが優れている事。誰でもどこでもハッスルしながらもラウリーのヘルプが秀逸。ウエストブルックの特殊性に破壊されるかどうかが注目点です。でもアウトサイドでフリーにしても問題ないのはラウリーにはやりやすいかも。
アヌノビーのディフェンスは素晴らしい。対するはポール・ジョージ。しつこくついていき自由にしません。仕事は7割ディフェンスで個人を止めるだけです。
サンダーのブリュワーもそんな感じ。デローザン担当。ただサンダーは簡単にスイッチして行くので全員で守ります。ポイントはカーメロ。
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しかし、お互いのオフェンスが機能していく立ち上がりです。ラプターズはイバカ、ラウリーとあっさりとした3Pを決めていくので、その後にインサイドのバランチューナスが空く展開に。
サンダーはウエストブルックがインサイドを攻めてアダムスの得点に繋げると、カーメロが外から決めます。
それでもラウリーがテイクチャージしたり、ポール・ジョージがスティールしたりとシュートは決められるけどディフェンスの読みは優れています。
ちょっと差が出そうなのはヒューステスが3Pを外し、アヌノビーが決めた部分。この辺は単なるシュート力なのか、カルチャーの差なのか。まぁアダムスが拾ってくれるけど。昔はイバカも拾ってくれてたけどな。
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それにしても決まりすぎのラプターズの3P
◯1Qの3P
ラプターズ 6/9
サンダー 2/4
18点って取りすぎです。今季バージョンを遺憾なく発揮するラプターズ。既にバランチューナス以外のスターターが決めました。
それに対抗するのはサンダーの強すぎるインサイド。ウエストブルック&アダムス。なんとサンダーは開始からFG18/25という超高確率。しかし、難しそうなのはカーメロが決めたシュートくらい。
ヤバイってウエストブルック&アダムス
いつも通りなのかは微妙なんだよね。
◯ラッセル・ウエストブルック
6点 FG3/3
6アシスト
◯スティーブン・アダムス
14点 FG7/7
アダムスは1つのクォーターでのキャリアハイの得点らしいです。
思ったのですがウエストブルックってフローター打つイメージないね。打つ必要もない。
でもアダムスはフローター上手い。おそらくセンターで最も上手い。ウエストブルックの代わりに打っている感じ。
40ー34でサンダーリードの1Qです。
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◉セカンドユニットの強さ
例のセカンドユニットが躍動します。しかし、1Qでグラントに弄ばれたポエルトではなくノゲイラがディフェンスで活躍して、ヴァンフリートなしでパウエルがドライブを決めます。
デロン・ライトがスティールから速攻で、ドライブからアシスト、そしてロング3Pを決めてラプターズが逆転します。相変わらず。
サンダーのベンチメンバーはリーグで最も得点が少ないですが、そんなに弱くないです。ただ、得点面をビック3に頼ってしまうのが悪い傾向です。ポール・ジョージが外したので得点が伸びません。
なお、この時点でポール・ジョージのFG3/5です。他のスターターは4人全員が100%です。
ラプターズのベンチはマイルズが1/4で他はパーフェクト。
なんだこの試合。
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ディフェンスで働いたのはシアカム。ウエストブルックとフェルトンにアウトサイドから打たせてリードを得ます。
さらにウエストブルックのパスからレイアップを外したパターソンに対して、ノゲイラが2本のカットプレーを決めてラプターズが10点リードを得ます。
シュートが決まらなくなってくるサンダー。というかインサイドを集中的に守って、それでいてパスカットを狙うディフェンスを出来るラプターズの強さです。少しずつ阻害されるサンダーはタイミングよく打てない。
ディフェンスではアダムスによるブロックや全員でチェイスしてのスティールがあり、速攻は出せるものの、やはりシュートを落とさないラウリーの存在もあり、守れているような守れていないような。
次第にウエストブルック頼みになっていきます。カーメロは絶好調なんだけど、そこまでパスが回らない。回せって話もあるけど、本当にパスを回させてくれないラプターズのディフェンスです。
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しかし、4本目の3Pで遂にラウリーが外すと、シュートを落としても拾ってブリュワーやポール・ジョージの得点にしてしまうアダムスにより3点差に縮まります。
ちなみにブリュワーさんはお互いに決めまくる中でイージーなゴール下を外すというなかなか出来ない技を見せますが、それも拾ってくれるサンダーの特殊な環境。
お互いにチームファールが5つを超えるとディフェンスし難くなり、よりフリースローを打てたサンダーが残り1分で逆転します。
◯前半のフリースロー
ラプターズ 5/6
サンダー 12/17
「レフリーが」というのではなくボールムーブで得点していくラプターズとインサイド攻めないといけないサンダーの差です。サンダーの確率は残念。
デローザンがドライブを決めて再逆転したラプターズですが、最後にポール・ジョージが3Pを決めてサンダー2点リードで折り返します。
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◯オフェンスリバウンド
サンダー 7
ラプターズ 4
◯スティール
サンダー 6
ラプターズ 4
この差でなんとかリードを得たと言えるサンダー。アダムスのオフェンスリバウンドは2つだけなのですが体感は6くらい。ティップして他の選手に取らせたり、ラプターズがルーズボールファールせざるを得なかったり。数字に残らないけど、オフェンスリバウンドといえそうなプレーが多くありました。
ラプターズはファールで止めちゃった方が効率的になってきたので、悪い選択ではありません。
◯前半のラプターズ
16アシスト
3P9/16
らしいラプターズはラウリーが6アシスト、ライトが5アシストとヴァンフリートの穴を感じさせません。ていうかヴァンフリートの穴ってなんだよ。
◯前半のサンダー
17アシスト
FG25/43
アシストの多さがらしくないサンダー。ウエストブルックは9アシスト。
もっとカーメロを使うべきなのですが、3Pラインの外にいるカーメロは使えるけど中に入ると狭くなってパスを通せません。好調なので活用出来るかどうか。
ディフェンスはラウリーが外すの待ち。
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◉ファールトラブル
バランチューナスがドライブを決めて同点になって後半が始まります。そしてアヌノビーが見事なステップで決めて逆転します。
ディフェンスではアダムスをファールで止めてフリースローを打たせたので狙っているかも。2回目はノーコールになったので良い作戦に。
ミドルが増えてきたサンダー。ポール・ジョージがエアボールまでして決まりません。ラプターズの作戦が機能する感じになります。しかもスティールから速攻になるのに凡ミスするブリュワー。
しかし、そんな速攻のミスでルーズボールになったところでラウリーが不運なファールをしてしまい4つ目となりベンチに戻ります。続いてバランチューナスも4つ目をしてしまいます。
ラウリーが外すの待たなくて良くなったサンダー。
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ラプターズの3Pが外れている間にウエストブルックがミドルを決め、アダムスのミスを今度はウエストブルックがティップアウトしてカーメロの3Pが決まりサンダーが逆転します。
ファールトラブルによりベンチメンバーが増えたラプターズですが、マイルズとデローザンの3Pで対抗します。
少しレフリーがバランスを取り始めます。あまり関係ないところで2つのファールをコールされると、イバカのドライブを止めに行ったアダムスが金的を食らって倒れこみます。
アダムスのファールがコールされますが膝を向けて行ったイバカにも責任があります。ロッカーに戻るアダムス。ここまで25点FG10/13でした。痛いサンダー。
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イバカがフリースローを決めて同点。
ポール・ジョージがデローザンを抜いてダンク、デローザンもミドルを決め返します。
カーメロが止まらずミドルに3Pを決めますが、高さの利があるポエルトがインサイドに飛び込みます。
今度はスピードの利があるグラントが&ワンで決め返します。
マイルズの3Pにポール・ジョージがファールしてしまいます。さらにオフェンスファールを取られて5つ目となり、サンダーもファールトラブルに。
ラストプレーはラプターズ。デローザンがロング2Pを決めて逆転して1点ラプターズリードに変わって3Qが終わります。
3Qの時点で98ー97なんですが、この両チームがこんなに失点した試合ってあるのかな?
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◉逆転逆転逆転逆転逆転
ラプターズはヴァンフリートのところにラウリーです。前の試合を休んでいたこともあり、ファールトラブルもありちょうど良くなった感じ。
前半はダメだったサンダーのセカンドユニットがアブリーネスとフェルトンの3Pで逆転します。ただ、シアカムとポエルトに苦労してしまい、すぐにラプターズも追いつきます。動けて高いコンビ。ライトのミドルで逆転。
すぐにパターソンからグラントのダンクで逆転。シアカムのダンクで逆転。フェルトンのミドルで逆転。ライトのフローターで逆転。
ウエストブルックとアダムスが戻ります。ウエストブルックのアシストからアブリーネスの3Pで逆転。ラウリーの3Pで逆転。
ラプターズもバランチューナスを戻しますがすぐにウエストブルックにファールします。フリースローを1本の外すウエストブルック
同点!!!
久しぶりだな。
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ウエストブルックのターンシュートでリードするサンダー。マイルズの3Pで逆転するラプターズ。ウエストブルックの3Pで逆転。ラウリーが3Pにファールコールさせ、フリースロー全て決めて逆転。疲れた。
カーメロが久しぶりにシュートを落としますが、ウエストブルックがリバウンド&シュート&リバウンド&シュート&リバウンド&シュートで逆転します。マイルズもダンクで逆転。
ラウリーが5回目のファールコールをされます。でもウエストブルックはまた1本外して同点に。
ポイントになりそうなラウリーのファールとウエストブルックのフリースロー。
そう思ったら、まさかのイリーガルスクリーンでラウリーが退場となります。
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残 ウエストブルックのドライブで残り3分サンダー2点リード。続けて決めて4点差に。
ライトのドライブをブロックしたカーメロですがファールコールされ、クレームのジェスチャーでテクニカル。気持ちはわかるけど、こんな接戦でダメだよ、それは。
チャージっぽいデローザンのドライブにブリュワーがファールコールされてフリースローで同点に。残り1分半。
ポール・ジョージからスティールしたデローザンですが、急いでしまいブリュワーにスティールされます。速攻からポール・ジョージのフリースローになり2本決めます。残り1分サンダーの2点リードに。
デローザンのアシストからライトで同点
ウエストブルックのドライブで2点サンダー
デローザンのドライブレイアップはミス
残り12秒でウエストブルックがミドルを決めて4点差となります。さらにタイムアウト中にケーシーHCがテクニカルでポール・ジョージがフリースロー決めて5点差に。
残り3分くらいから全くパスしなくなったウエストブルックですがほぼパーフェクトに決めています。ここで突然パスがきたらアダムスといえどもキャッチミスしそう。
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5点差なのでラプターズには選択肢が少ないです。そんな状況に少し気を抜いたのか、何でもないインバウンドパスをカーメロ&ブリュワーにスティールされます。
またもタイムアウト中にケーシーHCがテクニカルで退場します。イバカとデローザンも退場。そこまでやるか?
逃げ切ったサンダーでした。
見所に溢れた素晴らしい試合でしたが、会場からはブーイング。そりゃそうだろうな。
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◉勝敗を分けたもの
勝敗をわけたというかポイントになっている部分を上げていきましょう。まず何よりもレフリーコールです。この試合の難しいのは、レフリーはそんなに酷くなかったし、とはいえ両チームが平等に損をしていました。細かい部分は触れませんが、損は間違いなくしていました。
◯カイル・ラウリー
22点 10アシスト
3P5/7
27分しかプレー出来なかったラウリーですが、最後までいたら試合はわかりませんでした。だから退場した事が勝敗を決定付けました。そしてラプターズで1人損を全て受け持ったようなラウリーでした。
だからラプターズの方がレフリーにクレームしたくなるのは理解できます。
◯ラッセル・ウエストブルック
37点 14アシスト 13リバウンド
FG15/22
サンダーの勝因はウエストブルックが高確率だった事ですが、3P1/1とほぼペイント内で勝負しました。
4QFG7/11ですが自分で落として自分でリバウンドとっていたので、実質1本しか外していません。
そして4Qのアテンプトが異様に多いのは、ラウリーを攻め立てるものでした。逆転に次ぐ逆転だった中で違う意味での優位性を作っていったウエストブルックだったと言えます。
その代償はボールが回ってこないカーメロの確率が落ちた事なので負けていたら批判集中させていました。
良くも悪くもウエストブルック
そしてこのクラッチ勝負になる展開は完全なウエストブルックの試合になるパターンでした。
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◯平均得失点差
サンダーのスターター +18
ラプターズのセカンドユニット +5
わかりやすかった構図です。強かったサンダーのスターターとラプターズのベンチメンバー。そしてヴァンフリート不在が大きく響いたといえます。
サンダーだってロバーソンがいないのでより大きな痛手ですが、ラプターズはセカンドユニットで勝ってきたので、そこの差は響いてしまいました。
◯FG
ラプターズ 46/81
デローザン 8/18
イバカ 2/11
サンダー 49/88
ヒューステス 0/4
活躍した選手を挙げればキリのない試合で、ある意味活躍が足りなかったのは3人だけ。だけどヒューステスは6分しか出ていません。
しかし、このデローザンを活躍していないというのはフェアではありません。24点は十分な活躍なのだけど、お互いに50%を大きく超えてきたので確率不足になったという事です。
そこにはブリュワーとポール・ジョージの存在がありました。あとでマッチアップデータを見てみよう。
ラプターズはいつも通りアヌノビーを4Qに起用していないのですが、3Qにデローザンへの徹底マークで空いたからドライブを決めています。
そう考えるとディフェンスとドライブ両面で起用する価値がありました。前も同じような事を書いたのですが、この段階で起用しないとプレーオフでは絶対に使わないでしょう。それはオプションとして勿体ない。
余裕のあるラプターズだからそんなテストをしても良かったよね。
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プレーオフ争いが気を抜けないサンダーはとりあえず1番の強敵を倒せました。次はセルティックス。
まだブレイザーズ、ウォーリアーズ、ロケッツが残っていますが、ケガ人問題を抱えるセルティックスとウォーリアーズが手抜きできて、1位確定しているロケッツも手抜きなら楽な日程です。
そんな美味しい話にはならないだろうけど。
ラプターズは久しぶりに負けましたが、ラプターズに負けたハーデンと同じ感想を抱いているかもしれません。強者の論理があるので負けても前を向いて進んでいけそうです。
「自分達が良いプレーをしたのに負ける」
それでも一喜一憂しないで次の試合に同じように良いプレーをしましょう。
それが出来なくて苦労したのが昨季のプレーオフでした。だからメンタルタフネスって重要。
一方でウエストブルックに破壊された感じは、レブロンに破壊されたのと似ています。そこへの迷いを思い出しちゃダメよ!
レブロンにやられても打ち勝てば良いのさ!
でもデローザン個人技は違うよ!
チームで攻めるんだチームで!
言葉では簡単だけど、これをしっかりと実行するのは難しい。それが出来るのが今季のラプターズのはず。
それにしてもブリュワーって今季のロケッツ向きだね。ある意味ロケッツがあったから活きているのかもしれません。
結果を見た時オーバータイム?と思いましたが、そうではなかったので驚きました。両チームのオフェンスが冴えたんですね。珍しい。あとハイライト見た限り、カーメロが15ptしか決めてないのが意外でした。
カーメロはとても良かったのですがボールが来ませんでした。
共にディフェンスが良いチームですが、ラウリーとウエストブルックが個人で破壊してしまいましたが、そんな方法論に弱いディフェンスシステムなのかもしれません。
特にラプターズはラウリーがあんなにやられるのは想定外でしょう。だからレブロンに弱いのかも。