◎ドイツvsモンテネグロ
予想通りというか、予想以上にシュルーダーとフランツのアタックでオフェンスを作っていたドイツ。ユーロの中では強烈な違和感がある上に、オフェンスの構築としてはイマイチな内容となりました。これに対してブーチェ中心にチームオフェンスで対抗したモンテネグロ。前半は接戦だったけど、後半に一気に離れましたとさ。
それにしても、ハイパーだったフランツ君。やべーよ。やべーよ。異次元だよ。
ドライブで「ペイントに入ってしまえばどうにでもなる」と言わんばかりのステップワークと強引さ。3P1本も決まらないのに、インサイドだけで点を取れてしまうガード。本当に外のシュートさえ安定すればトップOFトップの一因になりそうなんだけど・・・バンケロが・・・
さて、ドイツはタイスとヨハネス・フォウクトマンのツービッグがスタートなのですが、この2人はスクリーン&シューター役みたいな感じで、空いたインサイドをシュルーダーとフランツが利用するのがセオリー。ビッグ2人を起用してのスモール戦術みたいになっています。
ところがベンチメンバーになると兄ワグナーが不在なので、ティーマンとダ・シルバのウイング2枚がビッグ兼任になるスモールラインナップになります。やっていることは似ているけど、PGローにウイングがボンガなので、あんまり意味がないスモール戦術になっていました。途中からフランツ君をいれましたが、かなり苦しかった。
相手によってはベンチユニットも効果的なのでしょうが、長きにわたって作ってきたチームと考えれば、兄ワグナーの不在はチームバランスを大きく崩していました。タイスをベンチスタートにして、スターターにダ・シルバを入れた方がバランス良さそうだったよ。
それはブーチェの存在に悩まされたディフェンスでもありました。PGオールマンとブーチェの2人で崩してくる形にドイツは苦労し、特にブーチェのパスで振り回されるわ、オフェンスリバウンドを押し込まれるわ。前半はブーチェで均衡を保ったようなモンテネグロでした。
ただ、そのブーチェからの展開でシュートが決まらなくなると終わり、って感じの後半。ディフェンスが慣れてきた時間帯に打開するウイングが1枚いれば、かなり違うのでしょうが、どうしてもオフェンスが単調になってしまったのでした。
ドイツが一気に突き放したのは3Qのオブスト連打。散々、ドライブオフェンスしていた中でオブスト・オブスト・オブストは効果的だったし、そこは個人技ではなく連携での崩しなので、そりゃそうか、って感じでした。なんかドイツなら定期的にシュルーダーみたいな選手は出てきそうだけど、オブストは貴重な人材にみえたよ。
まぁということで、順当なスタートとなったドイツ。でも、オリンピックまでの強さはHC交代もあって感じなかった。1つの中期計画が終わったばかり感。だけど、ここにはフランツがいる。ハイパーすぎてフランツの存在だけで進化した感すらあったのでした。