ターナーin、リラードout

◎ターナーのこと

ターナーに関してはディフェンスだけをみてもブルックよりも動けるし、ヘルプのスピードや複数の守り方ができるなど、戦術の柔軟性も上げてくれます。その点では間違いなくアップグレードなのですが、柔軟性ないから特徴を活かせるのかわからん。

オフェンス側はブルックと同じような3P能力ですが、ミドル系はターナーの方が明らかに上手いです。それはブルックが3P&ドライブで構成されているのに対して、ターナーはミドルレンジでボールを受ける機会が多いからでもあります。

その一方でヤニスがいなくなるとポストムーブでチームを救う起点役になれるブルックに比べてターナーを起点にするのは無理があります。さらにゴール下のフィニッシュ精度もブルックが上回ります。ポロポロ外しがちなターナーはファイナルのFGが38%と苦しいものがありました。これがペイサーズが高いサラリーを提示しなかった理由じゃないかともいわれてます。

ただし、ターナーの方がスピードがあるのでブルックよりもゴール下に飛び込んでフリーになる機会が多くあります。そのためトータルで見れば成功率に大きな差は出ていません。ディフェンスがいても決められるブルックと、ディフェンスがいない形でシュートに行けるターナーってこと。

しかし、ここで大きな疑問が出てきます。「ディフェンスがいない形」をバックスで作れるのかどうか。

ターナーのFGアテンプトは11.3本でしたが、そのうち7.5本がハリバートンかネムハードのパスから生まれています。3Pに限ると5.5本のうち3.8本が2人からのパスなので、ほぼツーメンゲームからの3Pであり、ハンドラーがKPJになれば本数が激減する可能性があるし、ミチッチでも数は減りそう。

なによりシアカムと違ってヤニスはコートの真ん中を陣取るので、ターナーがツーメンゲームに絡む機会が減るでしょう。そうなるとサボニス時代みたいなコーナー担当が増え、打ち切れないメンタルが復活してしまうかもしれません。なお、ターナーは56本のコーナー3Pを打ち45%くらい決めていますが、コーナー以外で338本も打っているのでメインの武器ではありません。

ペイサーズのダブルPG、パッシング、トランジションではターナーのオフェンス能力は最大限に引き出されているように見えたし、だからこそターナーは重要なピースでした。バックスに限らずターナーの能力をちゃんと引き出せるチームの方が少ないと思います。これでゴール下で破壊力があればいいんだけど、パスキャッチのミスも多いからな。

個人での打開力が欲しくなってKPJの出番が増えて、ターナーが更に消えてしまう・・・そんな展開にならないといいけどね・・・。途中でペイサーズに戻ることになったりして。

逆にミチッチにとっては本当にチャンスだよね。理想はヤニスがベンチにいる時間帯にターナーとのツーメンゲームをやりまくること。そこまでいけるかどうか。

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