サラリーの平均、中央値

NAWの適正額っていくらぐらいなんですか?

どんどん膨れ上がっていくキャップスペースに、GMと代理人はうまく適応する中、ファンだけがついていけてない感覚があります。

FA解禁ということで契約額が気になるところですが、質問に答えることと、今の適性額についてみていきましょう。まず24-25シーズンですが

NBAのロスターは15人+ツーウェイ3人の18人です。ツーウェイは無視して15人でカウントするとタックスライン170M÷15=11.3Mなので平均サラリー11.9Mとニアリーです。というか、ほぼファーストエプロンを15人で割ったくらいかな。

来シーズンは10%ほど収入が増える予想で、それに伴って平均サラリーも勝手に想像すると

こんな感じになります。ちなみに平均サラリーを超えている選手は全部で210人(527人中)らしく、1チーム当たり7人ということになります。概ね主力ならば、この額を超えるってことになりますが、ルーキースケールだと平均よりも安いので、若手が多いほど主力も多いっていうサンダー理論です。

3年40M~4年55Mくらいであれば主力として認められたって感じでしょうか。ナズ・リードは5年124Mなので平均サラリーの倍くらいとなり、シックスマンであることを考えると高めの設定なわけです。

◎主力に分配してみよう

さぁここからはお気に入りチームのロスターをみて、自分でサラリーを配分してみましょう。ルーキーとか関係なく、誰にどれくらいを払うのが自分の中で納得いくのかを考えていくと、整合性が取れてくる気がします。

25-26シーズンは次の通りです。
サラリーキャップ 154.6M
ラックスライン  187.9M

マックス契約は6年目までは25%、7~9年目は30%、10年以上は35%で、スーパーマックスであれば+5%になります。わかりやすく30%でみておき、その選手がスーパーマックスレベルなら35%にしてください。

「ビッグ3は機能しない」というのがNBAの常識になっていますが、その理由はマックス契約が3人いると他の選手に配分できないからでもあります。一般的なチームとしてエース1人がスーパーマックス、セカンドエースがマックス契約だと仮定しましょう。

こんなイメージになってきます。そもそもセカンドエースにマックス契約は払い過ぎなんですけどね。まぁ標準モデルとして考えているだけなので、オールスタークラスの選手でなければ30%も払う必要ありません。そこはお気に入りチームの事情で考えてください。

さて、問題は残りサラリーが半分を割っていることです。サラリーの中央値が6.7Mしかないっていうね。カリーは55.8Mもらっているので8.3倍くらいもらっています。人気と貢献度を考えると、もっと貰ってもいいくらいだけどね。

サラリーの平均、中央値” への2件のフィードバック

  1. すごく分かりやすくて面白い記事でした!
    この前提を踏まえた上だと、高いと言われがちなデローザンの3年75Mも優秀な三番手と考えると妥当な契約感ありますね。
    そしてルーキースケールをまもなく終えるキーガンとキーオンの契約に頭を悩ませる形に…

    1. デローザンは別に高くないですよね。
      あと安い2番手✖️2人が1番合う気もします。
      そのサラリーが浮くだけで3番手をいっぱい雇えますし

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